投稿日:2016.09.06
8月30日(火)、小学2年生がお店づくりと商品づくりを手がけたさいきょう商店街が開かれ、講堂いっぱいに12のお店が並び、1年生をお客さんに迎えて大きく賑わいました。
生活科の授業の一環として行っているさいきょう商店街。単なるお店屋さんごっこではなく、売り上げ1番を目指してしのぎを削っていく中で、働くことの大変さや喜びを肌で感じ、一生懸命作った品をお客さんが喜んで買っていくことを通じて、働くことが社会貢献につながることを学習の目的とした活動です。
お店を出すにあたって、商品を作る・売る、店構えや陳列を考える…など、自分たちで企画・作業を進めながら、普段買い物で訪れるお店側の工夫や苦労を、身をもって知ることができました。1学期の終わりには、お店ごとに作成した計画書を校長先生に提出。出店許可をもらい、さいきょう商店街への熱が高まっていきました。
商品は牛乳パックやアイスクリームのカップ、包装紙など、捨ててしまうものを材料にして作られたものですが、ところせましと並べられた商品は、不用品とは思えない程に子どもたちのアイデアが詰め込まれた立派な仕上がりでした。
開店中は、元気な「いらっしゃいませ!」の声に誘われ、メインの1年生に加え、2年生の保護者のみなさんと3年生も思い思いに買い物を楽しみました。2年生はお客さんの質問にやさしく答えたり、イチオシの商品をおすすめしたりと奮闘し、どのお店でも商品が飛ぶように売れていきました。去年さいきょう商店街の売り手側を経験した3年生からは、「自分達のときよりいい商品がいっぱいあり、すごいと思った。」「2年生がとても頑張っていたし、1年生がみんな喜んでいてよかった。」との感想が寄せられました。
当の2年生も、「商品づくりは大変だったけど、完売できてほっとした。」「目標の売り上げに届いたかは心配だけど、たくさんのお客さんが来て商品を買ってくれてうれしかった」と、高揚した様子で話していました。
8月23日(火)、本日より2学期が幕開けです。始業式は、「夏休みを終え、元気なみなさんに会えたことに感謝します。」という校長の言葉で始まりました。
校長講話 「心震える本物の感動への努力を」
今夏のメインイベントであったリオデジャネイロでのオリンピックで、金メダル12個を含む過去最高の41個のメダルを獲得した日本選手団の活躍について言及した校長は、この感動がどこから来るのかを全校に問いかけ、「我々が本当の感動を味わうことができたのは、選手がたくさんの汗と涙を流し、努力を積み重ねてきたことはもちろんですが、それと同時に選手を支える多くの人の感謝の思いにも触れることができたからなのだと思います。」と話しました。
また、2学期には3大行事のひとつであるさいきょう祭が待ち受け、これからの約2か月、児童生徒は多くの時間を練習に費やしていくことになります。
校長は、「ホールに集まってくださる多くのみなさんに感動を与え、そしてその感動を自分も共有できるようになるためには、決して妥協をしないこと。どれだけの苦労を克服し、どれだけの努力をしたかで本当の感動を与えられるかが決まります。やり遂げた暁に得られる感動と感謝の気持ちを求め、切磋琢磨してください。自分の可能性にふたをすることなく、自分を高めるために全力を尽くしてほしい。」と、児童生徒の気持ちをかき立てる話をしました。
7月21日(木)、1学期終業式を行いました。 校長講話「二宮尊徳の教え」 校長先生は講話の中で、二宮尊徳(二宮金次郎)について話されました。江戸時代後期、苦しい農耕生活を送りながらも「論語」などを学び、のちに農政家・思想家として農政改革に尽力した尊徳は、農民に対し「分度」「勤労」「推譲」などの教えを説きました。「分度」とは、贅沢をせず身の丈に合った生活を送り、ある程度の資源を残しておくこと。「勤労」とは、単にまじめに労働するということではなく、周りや人々の動きを見ながら、自分の知恵を使って新しい価値を生み出せるように働くこと。そして「推譲」とは、分度ある生活の中で余った資源を、世のため人のために差し出すこと。 自分ひとりでの小さい行為も、周りの人たちを巻き込んで少しずつ大きくしていけば、やがて地域全体、国全体が豊かに潤って幸せになる。「積小為大」というように、小さいことを積み重ねて大きなものに変えていこうと農民たちに教え、尊徳は600もの農村を立て直しました。 才教生を「大地の恵みを受け、無明の闇に光を灯し、希望の花を咲かせる子」と表現する校長先生は、「尊徳の教えはまさに才教学園の児童生徒が実践しなければいけないこと。長い夏休みになるが、自分を律して、小さなことをひとつでも多く積む努力をしてほしい。いっぱい楽しみ、いろんな経験をし、充実した夏休みを過ごして登校する2学期初日を心待ちにしています。」と呼びかけました。 講話に続き、賞状の伝達式が行われたほか、10月末に行われるさいきょう祭の全校合唱の曲が発表されました。 初めての通知表 始業式が終わり各教室へと戻った児童生徒たち。小学1年生は初めての通知表を受け取り、1学期の学習や生活を振り返りました。担任の先生から、「大きな声のあいさつで教室を元気にしてくれました」「いつも笑顔で登校していましたね」など、一人ひとり声をかけられ、嬉しそうにしていました。
7月、松本市内の3つの幼稚園・保育園に通う年長児と本校の小学生(6年・5年・3年)が交流会を行いました。バスが学校に到着すると、子どもたちは窓越しに元気よく手を振り合っていました。
〈7月6日 松本南幼稚園と6年生〉
リーダーがタンバリンをたたいた数だけ人数を集めてグループをつくる集合ゲームを全員で行いました。6年生は、「○人そろったから、もう座れるよ」「こっちにあとひとり入れるよ」と、年長さんに積極的に声をかけていました。弟や妹のいる児童も多く、明るく優しく接する姿は、さすが6年生という感じでした。年長さんからのプレゼント、ひまわりの描かれたしおりは、みんなで大切に使います。
〈7月14日 松本神映幼稚園と5年生〉
5年生は、年長さんと10人ほどのチームに分かれ、新聞タワーづくりにチャレンジし、タワーの高さを競いました。使う材料は新聞とテープだけというシンプルなもの。新聞で土台を作ったり、細長い棒状にしたり、完成間近で倒れてしまったりと、苦戦しながらも工夫を凝らしたタワーができていきました。一番高くできたタワーは、なんと160cmを超えるもの。文句なしの大作でした。
〈7月15日 やまびこ保育園と3年生〉
集合ゲームは、先生が吹く笛の数の人数でグループをつくり、早く揃ったところから座っていきました。惜しくも最後になってしまったグループの子どもたちには、「好きな色はなんですか?」など質問し合ってもらい、はにかみながらも元気に答えていました。先に座れたグループでは、3年生からの「ゲームは楽しい?」という問いかけに年長さんが笑顔でうなづく光景が見られました。
各回とも、学年ごとに準備したゲームのほか、児童から年長さんにびゅんびゅんごまをプレゼント。自己紹介をしながら、小学生のお兄さんお姉さんからこまにサインをもらうのですが、なんと13人分も集めた年長さんがいて大きな拍手が起きました。
約1時間という短い時間ではありましたが、とても楽しい時間を共有することができました。交流会の実施にご協力いただいた幼稚園・保育園の先生方、ありがとうございました。
びゅんびゅんごまにサインを書く6年生。コマの面はカラフルなサインでいっぱいに。
5年生と年長さんの新聞タワー。優勝チームに拍手!
3年生の集合ゲーム。そろったところから手をつないで座ります。
5月29日(日)、12回目となる体育祭を開催しました。会場であるやまびこドームに集まってくる子どもたちは一様に目を輝かせ、今年もとことん勝負にこだわり、真剣勝負に臨もうとする意気込みでいっぱいでした。
競技は、赤組と白組が自分たちを鼓舞する応援からスタート。全員がこれでもかというくらいに体を反らせ、高く遠く声を響かせました。徒競走やリレーではゴールを切るその瞬間まで、全力で走り抜けました。3年生と4年生による棒引き「この一本にかけろ」、そして5年生・6年生によるムカデ競争と9人10脚で襷をつなぐ「TRAIN-TRAINは団結力が試され、チームごとに大きな掛け声を出して息の合った走りを見せました。
綱引きや一球入魂(玉入れ)とおなじみの競技が行われる中、トランスポーター(中学1年)とタイヤライダー(中学生)は、どちらも新競技。トランスポーターは、男女混合4人のチームでフープとボールをリレーでトランスポート(運ぶ)します。フィールド内のコースは互いに交錯するポイントがあり、あわや接触かというほどの激しい走りを見せながらも、それぞれの戦術で連携をとった戦いとなりました。そして、タイヤライダーは、3つの学年の壁を越えて構成したチームで、ロープのついたタイヤに人を乗せ、4人ずつで引っ張ってリレーしていくというものです。コースの中間地点にはコーンが置かれ、それを回旋するときに遠心力で飛ばされないよう、タイヤにしっかりしがみつくライダーたち。白熱した戦いで会場を大いに沸かせました。
自分が競技に出ない時間も、応援団が中心となって全力の応援が繰り広げられていました。赤白それぞれの入退場門では、競技を終えて戻る選手をハイタッチで迎えたり、勝った嬉しさで抱き合ったりする生徒たちもいました。
全力で果敢に挑戦し、勝ちにこだわった熱い一日。正々堂々と戦いを終え、今年の優勝を手にしたのは赤組でした。赤組の陣地では笑顔がはじけ、喜びを爆発させていました。一方で、勝利を逃した白組も、全員が最後まで大健闘したことは紛れもない事実です。悔しさに涙する姿に、見ている方にもこみあげてくるものがありました。
本番を迎えるまで続いた練習も大変でしたが、そういったことを残らず吹き飛ばすようなすがすがしい体育祭となりました。
タイヤライダー
トランスポーター
4月22日(金)から27日(水)にかけて、午後の授業を1時間公開し授業参観を行いました。学年別に4日間の日程を設けましたが、いずれの日も多くの保護者の方に参加していただきました。特に小学校1年生にとっては、学校で初めてとなる授業参観。始めはやや緊張した面持ちに見えましたが、授業が進むにつれ活気が出てきました。つい先日まで園児であったことが嘘のように、しっかりと授業を受け、才教生としての仲間入りができたようです。
授業参観のあとは会場を講堂に移し、小松校長から、9年生(中学3年生)と修学旅行で訪れた屋久島でのトレッキングの感想や、学校使命と教育目標についての話がありました。
今年度も、子どもたちの日々の成長のため、教職員一同全力で取り組んでいきます。
保護者の皆様には様々な場面でご協力をお願いすることがあると思いますが、よろしくお願いいたします。
4月18日(月)、学校内での火災発生を想定した避難訓練を行いました。
報知器が作動すると、まず出火場所に近い教室の先生たちが消火器をもって初期消火に当たりました。
消火活動と同時に119番への通報を行い、児童生徒はグラウンドへの避難を開始しました。使用できる階段はひとつに限られましたが、「おさない、はしらない、しゃべらない、もどらない」という約束ごとをしっかり守り、安全に屋外へ逃げることができました。
芳川消防署の方から、「緊急時の避難はありの行列をイメージしてください。先頭の人がペースをつくり、最後尾の人が周囲を確認しながら行動してほしい。」とのお話がありました。
その後、教職員と児童生徒から6名が実践形式の消火訓練を行い、消火器で火に見立てたコーンを狙い水をかけました。一般的に粉末が入った消火器の放射時間はわずか15秒程度。退路を確保したうえで消火器を使うことや火元を的確に狙うといった説明のほか、「火は生き物であり、消そうとする人に向かってくることがあります。火が自分の背より高く上がっていたり、危険を感じたりしたときは、まず自分の安全を守って下さい。周りの人にも助けを求め、無理な消火活動は行わないように。」と話して下さいました。
被害をできるだけ少なくするためには、ひとりひとりが社会の安全を保とうと意識すること。その重要性をこの避難訓練でしっかり学ぶことができました。
ご協力いただいた芳川消防署のみなさん、ありがとうございました。
4月7日(木)、平成28年度入学式を行いました。あいにくの雨模様となってしまいましたが、新入生も在校生も晴れ晴れとした顔で会場に姿を見せ、久しぶりに顔を合わせた友達や先生との会話がとても弾んでいました。
いざ入学式が始まると、厳粛な雰囲気の中、小松崇校長が新入生に向け、「心に秘めていることをぜひ実行し、学校生活の中で数多くの感動を体験して下さい。ひとりひとりが自分の力を信じて理想を求め、何事も全力で取り組んでほしい。」と式辞を述べました。
当日は多くの来賓の方々にご臨席を賜り、県議会議員 本郷一彦様、校友会保護者会より、新入生を歓迎・激励するご祝辞をいただきました。
新入生代表として登壇した加藤くん(小1)は、「たくさん勉強をして、たくさん友達をつくって、なんでもできるお兄さんになりたい。上級生のお兄さん、お姉さん、学校のことをいろいろ教えてください。先生方、立派な才教生になれるように応援してください。お父さん、お母さん、ぼくたちが頑張れるように見守っていてください。」と、堂々と挨拶をしました。
そして、中学校の新入生代表挨拶を務めた五十嵐くん(中1)も、「医師になるという夢を叶えるため、才教学園で学び、心身を鍛えたい。いろいろなことにチャレンジし、仲間と協力して何かを作り上げる喜びを体験し、充実した中学校生活を送りたい。」と抱負を述べました。
入学式終了後、新入生はクラスごとに集合写真を撮影しました。この一年をともに過ごす仲間たちと肩を並べる姿は、いよいよ始まる学校生活への期待と緊張に包まれていました。
翌日8日(金)は1学期始業式。元気な「おはようございます」の声とともに、今年度の学校生活がスタートしました。
校長先生は、「在校生のみなさんは、新入生のみなさんが来るのをとても心待ちにしていました。才教学園の一員として一緒に頑張っていきましょう。」と話をはじめ、特に小学1年生に対し「ランドセルはドラえもんのポケット。その中に入っている教科書は、みなさんに無限の知識を与え、将来の夢や希望を叶えてくれるもの。家族の願いもたくさん詰まっているものなので、大切に使って下さい。」と話しました。
また、真新しい中学の制服に身を包んだ中学1年生には「入学式の記念撮影のときの凛々しい姿が印象的でした。才教学園の中学生として、みんなを引っ張っていくような活躍を期待します。」と話しました。そして、「みなさんが世のため人のために尽くす高い志をもつ真のエリートとなるためには、高い知性を身につけ、心と体を強く育てることが必要。初心を忘れず、仲間や家族のために行動できる人を目指し、自分を磨いていきましょう。」と、才教学園で学ぶ児童生徒のあり方について話す校長先生に、全員が真剣に耳を傾けていました。
2月9日(火)、小学5年生が松本市里山辺にあるテレビ松本ケーブルビジョン本社を訪れました。社会科で『情報とわたしたちのくらし』を学習した5年生は、「情報」がどのように作られ、どのように伝えられるのか、テレビ局の現場を見て放送の仕組みへの理解を深めました。また、最新の4Kテレビや映像にまつわる技術、災害発生時の放送などについて詳しい説明を受けました。
ところで、視聴者は「正しい情報を映像と音で早く知りたい」と思うもの。しかし、実際はそうすることが叶わない場合もあります。東日本大震災では報道現場も大混乱にみまわれました。この教訓を生かし、テレビ松本ではテレビに加えラジオ放送のシステムにも力を入れています。
例えば県内で地震が発生したとして、松本市周辺の被害が少なくても他の地域では大きな影響が出ているかもしれません。速やかに現地に向かい、状況を確認しながら正しい情報をテレビやラジオの中継で知らせるという報道の仕事は、時に危険も伴う大変な仕事。災害時や停電が起きた場合でも放送が滞らないように、年1回の訓練で、放送にまつわるいろいろな準備を入念行っているのだそうです。
2月13日(土)、才教学園三大イベントのひとつであるプレゼンテーションコンテストが行われました。2月上旬には小学4年から中学1年生の各クラスで予選を行い、そこで選出された代表者が、本選の場で発表しました。審査員のみなさんには、調査の深さ、考察の適切さ、メッセージが伝わってきたか、発表のわかりやすさ、発表の工夫の5つの観点から採点をしていただき、学年で一人最優秀賞を決めました。
考察の深さや自分の想いを伝えるには、実際にアンケートをとったり、その場に足を運んで体験したりという活動が不可欠です。発表では、自分が訪れた場所の写真やアンケート調査の結果が披露され、聞く側にとっても興味深いテーマ・内容が多く、様々なことを学ぶことができました。
そして、発表のしかたも十人十色。小学4・5年生は、画用紙と模造紙に調べた内容を簡潔にまとめ、身ぶり手ぶりを加えたパフォーマンス性のある発表で聞く人を楽しませました。小学6年生と中学1年生はパワーポイントを使い、図や絵、写真などをわかりやすく効果的に見せていました。
プレゼンテーションコンテストは、本校独自の取り組みとして毎年行われているものです。日々の「先達に学ぶ発表会」や授業中の発表の機会も生かされ、発表者は大勢を前にしても堂々とした姿勢で考えを述べていました。
【本選テーマ一覧】★…最優秀賞(学年ごと)
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★松本平広域公園 信州スカイパークの㊙情報
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★カップラーメンは毒ラーメン?
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~パック詰めの牛肉の真実~
成長期に無茶なダイエットをするとどうなるか
本番に強くなる方法
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