9月20日(水)、今年も英語劇団White Horse Theatreの公演がありました。
1~3年生は“Goggie(ゴッギー)”。「退屈でつまんないなぁ…」というモニカの前に現れた変わり者ゴッギー。モニカは、彼の魔法で北極へ行ったり、アフリカで動物を見たり、海の中でマーメイドに会ったり! 数名の生徒と西中副校長もゴッギーに誘われ、海の仲間になって劇に参加しました。楽しい旅も終わり、お別れの時間。旅を通じて「想像すること」を学んだモニカのように、生徒たちにもいろいろな活動の中で楽しみを見出してほしいと思います。
4~6年生の“Lizzie and the Pirate”は、リジーとキャプテン・ポリッジが宝を目指して海に漕ぎ出し冒険をするストーリー。でもこのポリッジ、「右を見ろ」と言いながらなぜか左を向いて「そっちは左!」とリジーに注意され、幽霊や骸骨を怖がるなど、ちょっと間抜けな臆病者。2人の楽しい旅に引き込まれながら、ラストでは生徒も一緒に海賊の歌を歌いました。劇の最中にリジーたちが席の間を通り抜けたり、生徒と対話したりするたび、大きな歓声が上がりました。
7~9年生には“The Dark Lord and the White Witch”、「指輪物語」をベースにした劇が上演されました。小さな村に暮らす少女ガーラは美しい魔女に諭され、世界支配を目論む悪者の住む城へ…。旅の途中で親切なスライトリーと出会い、醜いグループの助けも借りて進みますが、このスライトリーが実は悪者。魔女から託された鏡と花飾りの力で、悪者を退治したガーラ。グループも元の立派な姿に戻り、平和な結末を迎えました。
それぞれの劇が終わると、俳優のみなさんと交流する時間があり、”Which do you like, lion or tiger?”(低学年)と劇の内容にちなんだものや、さいきょう祭で発表するミュージカルについてアドバイスを求める質問が出ていました。俳優のみなさんからはどの質問にも丁寧な答えをいただき、とても充実した鑑賞会でした。
”Goggie”
”Lizzie and the Pirate”
”The Dark Lord and the White Witch”
9月15日(金)、今年度2回目の防災訓練を行いました。 「地震が発生。これに伴い校舎1階から出火した」との放送で訓練が始まると、出火場所には消火器を持った教職員が駆けつけて初期消火を試みました。訓練は普段開放されている防火扉を閉めて行ったため、避難経路となる階段・廊下はいつもよりずっと狭い状況でした。教職員の声がけで頭上と足元に注意しながら校舎の外へ移動する生徒たちには、緊張の色が見えていました。 全員の避難が確認された後、芳川消防署の方からの講評で、「火災が発生した場合は、煙に巻き込まれないように注意すること。避難経路は煙の通り道にもなってしまうので、身をかがめ、壁をつたって進むのがいい方法です。また、初期消火に有効な消火器の使用手順もおぼえ、いざというときには勇気をもって安全に使ってください。」とのお話がありました。 さらに、5年、7年、教職員から2名ずつによる初期消火訓練を実施。消火器の使い方はもちろん、風向きや退路を確保して消火活動にあたることなどに気を付けながら、全校の前でデモンストレーションを行いました。 当日の朝はJアラートも発動されました。校長先生は「災害はいつ発生するかわからない。恐怖でパニックになることもあるかもしれないが、自身の安全を確保するためにも、できるだけ冷静な対応が必要。そのための訓練と心得て、“もしも”に備えた行動を家族とも話し合っておいてほしい。」と話しました。
足元注意!
グラウンドに避難
初期消火訓練
9月11日(月)から14日(木)にかけて2学期の授業参観を行いました。学級担任や教科担任による授業を、多くの保護者のみなさんに見ていただきました。生徒たちは、教室後方からの視線を意識して緊張しつつ、しっかりと授業を受けていました。
8年生の保護者は、来月のさいきょう祭で披露するミュージカルの練習を参観。理科の授業を行っていた7年生のある教室では、生徒が順番に黒板の前に立ち、光の屈折や反射などについて学んだまとめを発表していました。また、保護者のみなさんも席についてもらい、一緒に数学の問題に挑戦している教室もありました。
8年生(さいきょう祭ミュージカルの練習)
9年生(数学)
1年生
9月2日(土)、学校の講堂で演劇鑑賞会を行いました。公演してくださったのはまつもと市民芸術館を拠点に活動する「まつもと演劇工場(シアターファクトリー)」のみなさんで、 “工場長”加藤さんが手がけた「モノガタリ」と宮沢賢治の「注文の多い料理店」の演劇作品、そして作品の世界観があふれるソング2曲を鑑賞しました。
「モノガタリ」は、昔話「シンデレラ」に代表される継子いじめをテーマにした海外のお話と下伊那郡に伝わる民話が交互に展開され、セリフには南信の方言が使われていて親しみを感じました。結末はそれぞれ違うものでしたが、お話が終わるまで生徒たちはすっかり引き込まれていました。
音楽劇「注文の多い料理店」では、顔に化粧を施した猟師役の俳優さんのコミカルな掛け合いや、何とか彼らを迎えて食べてしまおうと策をめぐらせる山猫軒とのやりとりに、生徒たちの笑い声が上がっていました。
舞台は、俳優のみなさんの息づかいまで感じられるほどの近さ。生徒たちにとっては、視線の向け方や話し方、道具の使い方など10月のさいきょう祭に生かせるところがとても多かったと思います。
まつもと演劇工場の皆さん、すばらしい公演をありがとうございました。
お話「モノガタリ」の一場面
音楽劇「注文の多い料理店」より
授業公開日
日程:10月4日(水)
時間:10:00~12:00
1~4年生の授業公開 10:00~10:45
5~9年生の授業公開 11:05~11:55
場所:才教学園小学校・中学校
才教学園でどのような授業が行われているのかを実際にご覧いただける良い機会です。
是非ご来校ください。
8月30日(水)、2年生がお店作りと商品づくりを手がけた、恒例の「さいきょう商店街」が開かれました。講堂いっぱいにお店を並べ、1年生をお客さんに迎えた商店街はとても賑わっていました。
さいきょう商店街は、生活科の授業の一環として行っています。単なるお店屋さんごっこではなく、売り上げ1番を目指してしのぎを削っていく中で、働くことの大変さや喜びを自ら実感し、一生懸命に作った商品をお客さんが喜んで買っていってくれることを通じ、働くことが社会貢献につながることを学習目的とした活動です。
店構えや陳列の仕方、商品を作って売ることなどを、自分たちで企画し進めていきます。この一連の作業の中で、普段の買い物で訪れるお店側の工夫や苦労を体験して学ぶことができました。7月にはお店ごとに企画書を用意し、校長先生に出店許可をもらいに行きました。無事承認されると、みんないっそう活気づいた様子でした。
商品は牛乳パックの新幹線やSL、ジャムの空きびんで作ったスノードーム、ふわふわ毛糸のケーキなど、どれも不用品で作ったとは思えない出来栄えのものばかりです。
「いらっしゃいませー!」
「楽しいおもちゃがありますよ。見に来てください!」
2年生は、お客さんである1年生に声をかけ、おすすめの品を買ってもらおうと熱心にアピールしていました。1年生も買い物袋を手にしてあちこちのお店をめぐり、お財布事情(お金は牛乳びんのふた)と相談しながら、好きなものを買い求めていました。
どんなお店を出してどんなものを売ろうかな…。
買ってもらいやすい値段はいくらかな…。
お客さんをたくさん集め、売り上げを伸ばすためにはどんな工夫をすればいいかな…。
グループごとに話し合い、協力して作り上げた商店街は、どのお店も大好評でした。
「商品を作るのは大変だったけど、1年生がたくさん買ってくれてうれしかった。本当のお店で買い物をするときは、お店の人にありがとうって言いたい。」
「自分たちで作ったものをどんどん買ってもらえて、はたらくことが楽しいと思った。」
さいきょう商店街の目的である「働くこと」の意義がしっかり学習できたようです。
7月21日(金)、1学期終業式を行いました。
【校長講話】
〈 良いことも悪いこともしっかり受けとめ、整理する夏休みに 〉
登校日数が約80日だった1学期、それぞれどのように過ごしたでしょうか。1年生のみなさんは、ワクワク、ドキドキで学校生活を始めました。9年生は修学旅行、6年生は研修旅行、6月には7年生と8年生の合同宿泊研修もありましたし、Ⅰ期のみなさんは青空に恵まれて遠足にも行きました。
夏休みは、1学期の事柄を吸収して2学期への準備をする期間です。良かったこともそうでないことも、しっかり受け止め、整理して、元気に2学期を迎えましょう。
〈 「すみません」と言える大きな人間になろう 〉
アメリカに生まれたデール・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie:1888–1955)が、こう言っています。
『恨みを抱くな。大したことでなければ、堂々と自分のほうから謝ろう。頑固を誇るのは小人の常である。にっこり握手して自分の過ちを認め、いっさいを水に流して出直そうと申し出てこそ、大人物である。』
新聞を読んでいると、国を引っ張るべき立場にある人たちが、自分の言動に対して謝罪できないという内容が目につきます。なぜ謝ることができないのでしょうか。私は、人間は再生できる生き物だと思っています。非を認め自分の言葉で真摯に謝ること、また、謝罪された側もそれを素直に受け止めて、大きな人間になってほしいと思います。
【表彰・壮行会】
今学期に実施した試験や速読検定の成績優秀者と、吹奏楽コンクールに出場した吹奏楽部の表彰を行いました。
また、北信越中学校総合体育大会陸上競技大会(8月3日・4日 佐久市)に出場する河野統徳くんと、中部日本卓球選手権大会(8月25日 愛知県岡崎市)に出場する笠原崇くんの壮行会を行いました。ふたりの健闘を祈ります!
7月15日(土)、本校でオープンスクールがありました。
前半の部は本校の1~4年生による「わくわくひろば」。まず2年生が「探検クルーズ」と銘打って、各教室を紹介しながら、3階のわくわく広場へ来場された皆さんをご案内しました。1年生は普段行っている授業を見学していただきました。3階では、3・4年生が各教室で「びゅんびゅんごま」「折り紙」「紙テープごま」「スタンプ」「けん玉」「つり」「ボーリング」「輪投げ」等のブースを作り、参加者の皆様と楽しみました。
後半の部は、市民タイムス様主催の「キッズコンサート」が行われました。
ピアノ、フルート、ヴァイオリンによる演奏で、途中、楽器の紹介をしていただいたり、馴染みの深い曲の演奏に合わせて歌ったりと、大いに盛り上がりました。
ご来場の皆様、素敵な演奏を披露してくださったVision Music Entertainmentの皆様、市民タイムス様、本当にありがとうございました。
7月7日(金)、「ピアニカの魔術師」が来校し、コンサートを行いました。映画「となりのトトロ」のオープニング「さんぽ」に合わせて登場した「魔術師」のみなさんを、1年生から6年生が拍手と手拍子で迎えました。生徒たちには音楽の授業でなじみのある鍵盤ハーモニカですが、ダブルタンギングやビブラートなど、初めて耳にする奏法と演奏に「こんな音が出るんだ!」と新鮮な驚きがありました。
コンサートでは、クラシックからアニメ音楽まで多種多様なジャンルの曲を披露していただきました。中でも、音当てクイズの問題から始まった「スーパーマリオブラザーズ」のテーマや地上・地下BGMを聴いて、一層盛り上がる生徒たち。コイン獲得の音が鳴り、マリオとルイージがぴょこんとジャンプするたびに、大きな歓声が上がりました。
また、「シンコペーテッド・クロック」という曲では、ミッチュリーさんと生徒が一緒にパフォーマンス。生徒の叩くウッドブロック(=時計の速さ)が速くなっても遅くなっても、しかもフェイントがかかっても、それに合わせてメロディーを弾いてくださるミッチュリーさんは、とにかく「すごい!!」の一言に尽きます。
最後の「この素晴らしき世界」の演奏の前には、ミッチュリーさんが「目には見えないけれど、耳で聴いて心で感じられる音楽にはすごい力があると思う。自分たちはここで楽しい1時間を過ごしたけれど、世界を見れば今も戦争中の国がある。そこで使われている“武器”が“楽器”に変わったら、音楽が人をつないで笑顔がいっぱいになったら、世界は平和になると思う。みんなも音楽を好きになってください。」と話しました。
アンコールまで約1時間、歌ったり踊ったり、自由に音楽を楽しむ時間をくださった「ピアニカの魔術師」メンバーのみなさん、本当にありがとうございました
6月16日(金)に、1年生から4年生までの遠足が行われました。 1年生と2年生は信州スカイパーク内を散策しながら、信州まつもと空港へ。管理事務所の方から空港の説明を聞いたり、送迎デッキから飛行機の離着陸を見たりしました。抜けるような青空に吸い込まれていくように飛び立つ飛行機を、大きく手を振って見送りました。 3年生は、塩尻市奈良井と木祖村を結ぶ鳥居峠の山道を歩き、「峰の茶屋」で昼食。奈良井宿まで下り、木造家屋の連なる古い街並みを見ながら、博物館の見学もしてきました。 4年生は学校から東に位置する内田地区へ向かい、牛伏川(うしぶせがわ)水系源流登山に挑戦しました。「牛伏鉢伏友の会」の方の案内で、牛伏寺近くの連岳橋から片道約3キロメートルの行程を進みながら、重要文化財であるフランス式階段工の技への理解を深めることができました。飛び石を伝って川を渡ったり、極楽平からの素晴らしい眺めを見たりと、自然の大きさに親しんだ一日となりました。
1・2年生 信州スカイパーク・信州まつもと空港
3年生 奈良井宿
4年生 牛伏川