投稿日:2017.04.18
普段からお世話になっている芳川消防署に見学に行ってきました。
普段は見られない、備えをしているところや、職員の方の仕事を見せていただき、安心を守る消防署員の皆様の高い志に触れることができました。
4月8日(土)、1学期始業式を行いました。生徒たちは清々しく「おはようございます」と声を揃えて挨拶をしました。
校長先生は1年生に対し、「1日も早く才教学園に慣れ、お兄さんお姉さんを目標にして元気に頑張って下さい。」と声をかけ、進級した2年生以上の生徒には、「才教生となった1年生を助けてあげてください。第Ⅱ期のみなさんは新しい制服になり、とてもとても大人びて見えますね。」と話しました。
【校長講話】品格と見識を高めるには、高い目標を掲げ頑張ること
講話では、福沢諭吉の著書のひとつである「学問のすすめ」に触れ、「17章からなるこの本には、なぜ学ぶのか、そして学ぶことの本質とはどういうことなのかが書かれています。」と紹介しました。第12章には「品格を高めよ(人の品行は高尚ならざるべからざるの論)」とあり、「品格と見識を磨く」ためには、常に高い目標をもって努力を続けていくしか手立てはない、と福沢諭吉は説いています。
校長先生は、「『才教の心得』にも自らの品格と見識を磨くという一節があります。高い目標に向かって、汗を流し、涙を流し、歯を食いしばって、泥まみれになって努力する姿が一番美しい。才教生としての心根を忘れず、みんなの力を合わせ、1年間頑張りましょう。」と結びました。
4月7日(金)、まつもと市民芸術館にて平成29年度入学式を行いました。新入生は家族のみなさんと会場前で写真を撮ったり、在校生から胸に花をつけてもらったりして笑顔を見せていました。
大きな拍手に迎えられて入場した新入生は、校歌「我ら地球の子」を元気に歌い、先生から名前を呼ばれると大きな声で「はい!」と返事。新入生代表の挨拶をした1年生の新保芙佑香さんは、「大好きな本『つるのおんがえし』に出てくる鶴のように、人に親切にしてあげられる人になりたい。人の役に立てるようにはいろいろなことを知っていなくてはいけないので、学校でたくさん勉強したい。友達とも仲良くして、思い切り頑張ります。」と、学校生活への抱負を話しました。
在校生からは、9年生の大日方謙太くんが「周りの上級生が大人に感じられ、学校生活に不安を感じているかもしれないが、新しい友達、先輩、先生との出会いが不安を消してくれるはず。才教学園の先輩として、皆さんを支えていく準備はできているので、一人で悩まず周りの人に相談してください。」と頼もしい言葉で新入生を迎えました。
新入生代表挨拶
年度末の3月15日、才教学園では中学校卒業式と小学校課程修了式を行いました。会場のまつもと市民芸術館に集まった卒業生、修了生と保護者のみなさんは、晴れやかな面持ちでこの日を迎えました。在校生から胸に花をつけてもらい、友達同士、また先生と楽しそうに話す姿があちこちで見られました。
式が始まり、入場してきた卒業生たちは、担任から一人ずつ名前を呼ばれ、校長から卒業証書を受け取りました。
小松校長は式辞で、「みなさんの志は、まだまだ芽吹き始めたばかりのものです。この志をどう成長させるのか。根を深くし、幹を太くし、枝葉を張りめぐらせ、やがて花を咲かせることができるかどうかは、今後の皆さんの生き様にかかっています。貪欲に、謙虚に学ぶ努力を続けることこそ、才教学園を卒業するみなさんの歩むべき道です。挫折を味わうこともあるでしょうが、困難にも果敢に挑戦し、それを乗り越えた経験は、皆さんの大きな財産であり、人生を切り拓く原動力となるはずです。才教生としての自信と誇りを持ち、新たな風を肌に受け、明日へ向かって、未来に向かって、旅立ってください。」と励ましの言葉を贈りました。
卒業生代表による答辞
修了生の記念撮影
8月に東京で行われたピアノコンクールの全国大会で、長崎葵さんと牛山あずみさん(ともに小3)が、優秀な成績を収めました。
6月に行われたグレンツェンピアノコンクール全国大会の小学1・2年生コースに出場し、長崎さんは銅賞、牛山さんは優秀賞(4位相当)を受賞しました。また8月、ピアノコンクールとしては国内最大級となるピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会では、2人で連弾初級部門に挑戦。連弾での参加は初めてながら、入選という好成績でした。
5才から同じピアノ教室でレッスンを受けている2人ですが、連弾は今回が初めてとのこと。牛山さんは「(長崎)葵さんはいつもたくさん練習をがんばっていてすごい。」 長崎さんは「(牛山)あずみさんはとてもきれいな音を出せる。」と話し、「連弾はお互いのメロディを聴いて、音をしっかり合わせることが難しかった。練習は大変だったけど、応援してくれたおうちの人に『ありがとう』と言いたい。」と、コンクールを振り返りました。
2人は「もっと難しい曲にも挑戦して、またコンクールを目指したい」と同じ目標を持ち、これからの練習に意欲的な姿勢を見せていました。長崎さんはさいきょう祭で3年生の合唱伴奏をすることが決まっていて、「みんなのためにいい演奏ができるように頑張ります。」と話していました。
9月21日(水)、イギリスから来日中の劇団White Horse Theatre(※イギリス英語表記)による英語劇鑑賞会を行いました。全編英語ですが、リズミカルな英語やわかりやすいストーリーが展開され、どの学年も大いに楽しみました。
小学校1~3年生は「Spot the Dog」を鑑賞。人間の言葉を話せる犬のSpotと、それを知らない飼い主の女の子Hilary。Spotは花壇をめちゃくちゃにしたり、庭から逃げ出して川や道路を渡ったり、果てはプレゼント用のチョコレートまで食べてしまいます。児童の間まで走り回るいたずら好きなSpotの行動に、歓声が上がっていました。
4~6年生には「Jack and the Beanstalk」を上演。貧しいジャックが大きな豆の木を登った先で見つけた国。そこに住む巨人は人間の子どもを食べてしまうといいます。巨人の持つ金や宝物を持ち出して逃げるジャックを応援する気分で、ドキドキしながらの鑑賞となりました。
中学生向けの「The Slug in the Shoe」の登場人物は、ひとり親家庭の2家族。それぞれの子どもたちは同じ学校に通っていますが、仲が良くない様子。それに反して親しくなっていく親同士の仲を阻止しようと、あの手この手(お酒の味をまずくさせたり、靴下にナメクジを入れたり…)で奮闘する子どもたちの姿が楽しいホームコメディでした。
劇終了後には、俳優のみなさんとの交流の時間があり、子どもたちは英語で「どうして俳優になったのか」、「どんな日本の映画が好きですか」などの質問をしました。中でも6年生が「(さいきょう祭で)ミュージカルに挑戦しますが、何かいいアドバイスはありますか」と聞くと、「セリフをしっかり覚えること」「演技が自然な感じになるまで何度何度もリハーサルを重ねる」など、役者としての助言をいただきました。
英語劇鑑賞は、生きた英語に触れ、英語への学習意欲を高めることを目的に行っています。三宅至くん(中3)が「もっと英語を勉強しなければいけないと思った。」と言っていたように、学習により磨きをかけ、今以上に理解を深めていくことを期待します。
舞台では、身振り・手振りのジェスチャーや顔の表情に加え、言葉のやり取りが生まれます。演技とはいえ、役者間で本物のコミュニケーションが必要であるということが分かりました。また、上演中、後方ではディレクターの方がメモをたくさん取っていました。「観客の反応やおもしろいと思ってもらえたポイントを探りながら、より楽しめる舞台を目指してどんどん工夫を重ねる」のだそうです。英語学習と同時に、小道具の使い方など参考になるところもあり、「魅せる舞台づくり」という意味でも大いに刺激を受けることができました。
Spot the Dog(小1~3)
Jack and the Beanstalk(小4~6)
劇団員との交流会(中学生)