小学6年生の神農光黙君が、第20回長野県少年・少女柔道チャンピオン大会中信予選会兼中信柔道整復師会少年柔道大会中信予選会において優勝し、これにより第12回全国小学生学年別柔道大会(8月30日・山梨県甲府市)への出場が決定しました。
昨年も全国大会に出場しましたが、1回戦敗退という悔しい結果に終わりました。それから一年の練習を積み、小学校最高学年で臨む今大会は、かける意気込みも一層熱いものになっています。
「道場の畳の上は、緊張もするし、反対にリラックスもできる場所です。練習で大切にしているのは、礼に始まって礼に終わるという当たり前のこと。その当たり前のことをずっと続けています」と話し、日々の練習に余念がありません。
全国レベルになると自分よりも体格の大きな選手も多いそうですが、「全国のトーナメントはひとつひとつを確実に勝ち抜いて決勝まで進みたい。得意の内股で一本勝ちすることが理想ではあるけど、どんな選手が相手でも常に攻めの姿勢で戦いたい」と抱負を語ってくれました。
また、神農君が所属する柔道クラブ・克己塾は、6月に行われたマルちゃん杯中部少年柔道大会で3位となり、団体戦での全国大会も控えています。この全国大会は、9月22日に東京武道館で行われます。
神農君、そして克己塾のみなさんの健闘を祈ります!
7月8日(水) 安曇野ちひろ美術館の方にお越し頂き、小学5年生対象に出前授業をして頂きました。
まず、いわさきちひろさんの人生や作品についてお話しして頂きました。平和への願いを作品に込めて描いていること、信州を愛した思い等聞くことができました。
その後、ちひろさんの作品で使われている水彩技法”にじみ”の体験をしました。水でぬらした画用紙に3色の絵の具をのせてオリジナルの画用紙を作りました。乾かしてできた画用紙を型で切り取り、カードに貼りました。
「同じ型でも場所によっても見え方が違う。」「3色しかないけど、いろんな色ができる。」と技法を楽しんでいました。
ちひろさんの作品の技法や生い立ち、作品への思いを学んだ後の子どもたちは、「繊細なタッチの絵が平和への願いを訴えているような気がしました。」「ちひろさんの祈りの気持ちが伝わりました。」「私たちも自然がゆたかになるようにしたいです。」などの感想を述べ、ちひろさんを身近に感じられたようです。
自分の思いを作品にすると人へ思いが伝わることを知りました。新しい技法をこれからの作品作りに生かしていってほしいです。
安曇野ちひろ美術館の皆様ありがとうございました。
7月4日(土)小学3~6年生は、総合の授業で英語の森を行いました。
英語の森は、いろいろなシチュエーションで英語を実践的に使うことを主体とした活動で、日頃の英語授業で学んだことが実際に使え、相手と意思疎通ができる喜びを感じ、さらに英語への学習意欲を高めることを目的としています。
今回は、縦割りの班に分かれて、月の名前神経衰弱、単語づくりゲーム、なんでもバスケットin English、単語づくりゲーム等8つのゲームに取り組み、獲得したポイントを競いました。
子ども達は、リーダーの指示や班の仲間の協力により、楽しく活動に取り組んでいました。ゲームの説明や話はすべて英語です。わからない言葉を推測したり、教え合ったりする姿が見られました。ゲームを通して単語を新しく覚えたり、会話力を高めることができました。また、異学年間のつながりを高めることができました。
子ども達からは、「英語がわかった。」「英語のゲームが楽しかった。」「他の学年の人たちと仲良くなった。」といった感想が出ました。
これを機会に、ますます英語に興味を持って取り組み、コミュニケーション力を高めていって欲しいと思います。
6月26日(金)、小学3年生は、塩尻市奈良井と木曽郡木祖村藪原を結ぶ鳥居峠に登山遠足に行きました。
登山遠足の目的は、
・木曽路で栄えた宿場町の歴史に触れる。
・自然に親しむと共に登山中の決まりを実行する。
・不便な状況や辛い思いをしながら頑張り抜く心を鍛える。
です。
登山前に全員で「弱音を吐かずに頑張ろう」を目標に掲げました。
順延された登山遠足でしたが、当日も雨が降っていました。しかし、子どもたちは笑顔で出発しました。
悪天候も重なり中山道随一の難所と呼ばれた峠を越えるのは、苦労するだろうと思いましたが、子どもたちは、元気いっぱいに進みました。お互いに「がんばろう!」「もうちょっと!」など励まし合っていました。歌を歌ったり、体育祭の応援歌で応援したりと気持ちを高ぶらせていました。
奈良井宿では店先やすれ違う人に挨拶をすると、「こんな雨の中でもよくきたね。」と温かい言葉をかけてもらい、元気をもらいました。
子どもたちは、弱音を吐かずに目標を達成し、全員でゴールすることができました。悪天候の中頑張り抜けたことは、自信にもつながる経験になったと思います。
困難なことを乗り越える経験を通して、助け合う心、諦めない気持ち等たくさんのことを学んだようです。
日本の文化を体験する茶道の授業が行われました。茶道の先生にご来校頂き、本校2階の作法室で、小学校1年生から中学校3年生まで、各クラス2回ずつ行います。
一人ひとりが、正座をしてご挨拶をし、茶道の先生が点てて下さったお茶を頂きました。
立ち方、歩き方、向きの変え方、座り方、お辞儀の仕方など一つひとつご指導頂き、心地よい緊張感の中、きちんと正座をして、手をついてお辞儀をし、お茶を頂くことができました。
お茶を頂く時は、隣の人に「お先に。」と声を掛けます。声を掛けられた人は、「どうぞ。」と答えます。このように隣の人に気配りをしたり、部屋に飾られている花や掛け軸を拝見してお茶を点ててくださった方へ感謝を伝えるなど、日頃の生活で大切にしたいことが詰まっていることに子ども達も気付き、教えて頂いてとてもうれしかったようです。
先生からは、「とても落ち着いていて、礼儀正しいですね。」というお褒めの言葉も頂きました。
これからも、茶道を通して、日本人としての心を学んでほしいと思います。
6月15日(月)、小学校1・2年生は信州スカイパークへ遠足に行きました。
スクールバスで信州スカイパークへ行き、信州スカイパーク内を散策して、松本空港を目指しました。1・2年生がグループになり、2年生が1年生をリードし、注意事項を教えたり、手を引いて歩いたりしていました。
空港では、空港の管理事務局の方からお話を伺いました。松本空港が日本一標高の高い空港であること、飛行機は翼のところに燃料を積んでいることなど、お話に興味津々でした。送迎デッキからFDAの金色の飛行機が着陸、離陸するところを、間近で見ることができました。3月に登場したばかりの金色の飛行機を見られたことが、とても嬉しかったようです。
グループでお弁当を食べた後は、遊具で思い切り身体を動かしました。
広いスカイパークを歩くと、日陰が少ないこともあって、足が重たくなる子もいましたが、2年生に手を引かれ、最後まで全員で歩き切ることができました。大きなけがもなく、全員が無事に帰校できました。
遠足の翌日には、2年生に優しくしてもらったことが心に残ったようだったので、1年生から、お礼の手紙を書きました。2年生との交流も、自然の中で身体を動かせたことも、とても有意義でありました。
集団行動を通して、協力することや決まりを守ることの大切さを学び、自然の心地よさを感じながら、身体を思う存分動かすことができました。
6月9日(火)、信濃毎日新聞社から講師の方をお招きし、本校小4対象に新聞作り講習会を行って頂きました。
新聞作りで抑えるべきポイントをわかりやすく説明していただき、早速、実践しました。
今までの総合的な学習で、長野県について各自でテーマを決めて調べてきました。それを新聞にします。
記事の作り方は、まず一番伝えたいことを挙げ、それを詳しく説明する3つのことを書きだします。書く時には5W1Hを使います。その3つをまとめて一つの記事にします。
記事が出来たら、一番重要な見出しを考えます。見出しの出来が記事の良し悪しを左右するので、時間をかけて考えます。(見出しの作り方のポイントを書く)
やり方がわかり、子ども達は目を輝かせて記事を書き出しました。手の止まった子どもがいると、講師の先生が助け船を出してくれました。みるみる記事が書き上がり、2時間の授業はあっという間に終了時刻になっていました。
新聞は多くの工夫が凝らされ、限られた文字数で的確に事実や意見を伝える文章の宝庫です。自ら製作することで、新たな視点から新聞に興味を持った子ども達は、これから新聞をじっくり読むようになるに違いありません。
信濃毎日新聞社の講師の先生、長時間にわたり授業をしていただきありがとうございました。
6月11日(木)~12日(金)、小学5年生は、こだまの森へ1泊2日でキャンプに行きました。
こだまの森へ到着して、まず、イワナつかみどり体験を行いました。実際に川に入り、ビショビショになりながら魚を捕りました。泳いでいるイワナは、速く泳ぎ回るため、捕ることが難しいのですが、子ども達はコツをすぐに覚え、協力して追い込み、たくさんのイワナを捕ることができました。
その後は、自分で捕ったイワナを焼いて頂き食べました。頭から尻尾まで丸ごと一匹食べたことのない子も、「おいしい。」と言って残さず頂いていました。
次に、箸作り体験を行いました。地元の講師の方に教えて頂き、木を小刀で削って作りました。始めは小刀で削ることが慣れなかった子ども達も、少しずつ小刀の使い方に慣れ、箸を作ることができました。「お父さんにあげる。」、「お母さんにあげる。」、「妹にあげる。」などと言って、時間の経つのも忘れ、夢中になって家族のために作っていました。
迷路や長さ100mの巨大うんていもやりました。迷路は、走り回って汗だくになりながら、タイムを競いました。100mのうんていは、手の豆をつぶしながらも最後までやりきった子もいました。
夜は、キャンプファイアーをしました。「未来の火」、「感謝の火」、「健康の火」、「友情の火」の4つのトーチを持った子ども達がキャンプファイアーに点火し、フォークダンスを行ったり歌を歌ったりして楽しみました。小雨が降ってきましたが、雨か汗かわからなくなる程、一生懸命踊っていました。心に残る一生の思い出ができたと思います。
2日目は、野外炊事を行いました。薪に火をつけ、協力してカレーライスを作りました。薪に火をつけること、飯ごうでご飯を炊くこと、カレーの具材の切り方、煮こむ時間など、細かいことはわからないことばかりでしたが、友だちと話し合いながら作りました。とてもおいしくできた子、ご飯が焦げてしまった子など出来も様々でしたが、野外で苦労して自分で作ったカレーライスは、おいしかったようです。
1泊2日の集団活動を通して、日常生活ではできないことに挑戦し、仲間意識を高め、各自が責任を持って役割を実行することができました。
キャンプで学んだことを今後の生活に活かしてほしいです。
6月6日(土)、中学3年による修学旅行報告会が行われました。オーストラリアケアンズでの調査結果を考察し、パワポにまとめ、保護者の方と小3~中2の児童生徒の前で発表しました。
修学旅行の事前学習では8班に分かれ、調査課題を検討し以下の8つのテーマを決めました。
① オーストラリアの人は自国に満足しているか
② オーストラリアの交通事情についての調査
③ 日本とオーストラリアの相違点~異国の地から学ぶもの~
④ INFLUENCE OF THE COLOR
⑤ 日本とオーストラリアの国民の意識
⑥ 日本とオーストラリアの環境問題
⑦ 私たちが環境汚染の加害者にならないために
⑧ オーストラリア人の本当の性格
中でも、8班はオーストラリア人の人間性を調べるために心理テストを用意して、現地でインタビューする計画を立てました。今までにない試みでした。
帰校後すぐに体育祭がありましたが、忙しい中でも時間をやりくりし、しっかりと調査結果をまとめ、結論を導き、原稿を作り、練習し本番を迎えました。
どの班も普段から培っているプレゼン力を発揮し、堂々と発表していました。
観客の後輩たちは頷きながら目を輝かせて発表に聞き入り、先輩達の興味深い体験に、いずれ自分たちも同じ経験ができるという期待に胸を膨らませていました。
保護者の方は、事前学習でのテーマや現地での調査内容、そこから導き出された結論を聞き、改めて子どもの成長を実感した様子でした。
修学旅行後、体育祭を経てどんどん逞しくなる中学3年生の今後に大いに期待を抱かせる修学旅行報告会でした。
6月2日(火)、松本警察署のご協力のもと、不審者侵入対策訓練を行いました。
不審者の侵入を想定し、職員の対応や、児童生徒の避難誘導を安全に行うための訓練です。警察の方が不審者に扮して乱入し、校内を歩き回り、先生たちが不審者を取り押さえるという内容で行いました。
直接の侵入があった教室では、不審者と距離を取りつつ、先生と生徒がすばやく教室から逃げていきました。
また、ほかの教室では、ドアの内側から机と椅子でバリケードを作り侵入を防ぐ対策をとりました。児童生徒は、窓側で落ち着いて待機することができました。
スクールサポーターの方から、「すばらしい訓練でした。でも、本当に悪い人が入ってくることがあるかもしれませんので、今日の訓練を活かしてください。」と話がありました。
その後、児童生徒の代表2名と警察の方で、知らない人に声を掛けられたり、車に乗っている人に声を掛けられたりするロールプレイングを行いました。不審者と1.5m以上の間合いをとって逃げること、車の進行方向と逆の方向に逃げることが大切だそうです。
不審者と遭遇した場合は、「いかのおすし」です。全校児童生徒で、復習をしました。
いか → いかない
の → 乗らない
お → 大きな声で叫ぶ
す → すぐ逃げる
し → 知らせる
最後に、声掛け訓練を行いました。「助けて!」と学年毎に大声で言う訓練を行いました。体育祭をやったばかりですので、応援団で鍛えたのどで、しっかりと言うことができました。
訓練だとわかっていれば上手に対応できますが、不審者は、服装ではわかりません。年齢も決まっていませんし、男とも女とも限りません。日頃から十分に注意して、いざという時は、教えていただいたことを守り、危険から自分の身を守れるようにしてほしいです。