3月15日(木)、卒業生と修了生を除く生徒が集合して行われた終業式。校長から学年ごとにメッセージが送られました。 【校長講話】進級後の姿を思い描く ◇1年生へ 「才教生とはこういうものだよ」「これが才教生の学校での過ごし方だよ」と、新入生の見本にふさわしい2年生になりましょう。みなさんが3階に上がってしまうのは寂しいですが、先生が顔を見に行ったときには元気に迎えてください。 ◇2年生へ 3年生になると1クラスの人数が多くなる。ということは、今まで以上に他人のことを思いやって過ごす必要があります。このことを常に胸の内にとどめ、充実した1年を過ごしてください。 ◇3年生へ 個性あふれるみなさんも4年生。2~4年生が過ごす3階を君たちの力で引っ張っていく中で、全体のことを思い、どういった働きかけができるかを考えて立派にフロアリーダーを務めてください。 ◇4年生へ Ⅱ期は制服・生活が大きく変わります。4月初めに生活リズムをしっかりつかみましょう。部活や生徒会は裏方に回ることが多くなります。裏方に回る人、陰で支える者の気持ちが分かってこその「真のエリート」。先輩から多くを学び成長してください。 ◇5年生へ 小学校課程の最上級学年として、1年生から5年生までをまとめる機会が多くなります。東北への研修旅行、さいきょう祭でのミュージカルへの挑戦。チームワークを整え、「これぞ才教生だ」という姿を見せてください。 ◇7年生へ 8年生がどれくらい身を粉にして9年生を助けるかで、平成30年度の才教学園の1年が決まります。「9年生になったときにどう学校をまとめるか」を常に念頭に、先輩を支え、先輩の行動に学んでください。 ◇8年生へ さいきょう祭のミュージカルで見せたチームワークを活かし、一人ひとりが自覚を持ってすべてに取り組むこと。ものを作る力、人を引っ張る力を遺憾なく発揮し、まずは4月のオーストラリア修学旅行、そして5月の体育祭をしっかりまとめあげてください。
9年生の卒業証書授与式および6年生の小学校校課程修了式が3月14日(水)、まつもと市民芸術館で行われました。多くのご来賓と保護者の方々に見守られ、素晴らしい巣立ちの日となりました。 卒業生は担任から名前を呼ばれると、大きな声で返事。校長から一人ひとりに卒業証書と修了証書が手渡されました。 修了生代表による「感謝の言葉」と卒業生代表による答辞には、どちらも、日々の学校生活や行事の思い出、今まで支えてくれた保護者の方や先生への感謝の言葉があふれていました。 卒業生、修了生のみなさんの新しい生活が、より実り多いものになりますように。在校生も、先輩の背中を追いかけ、気を引き締めて頑張っていってくれるはずです。 卒業おめでとうございます!
卒業証書授与
答辞
2月6日(火)より3学期の授業参観が始まりました。今週は第Ⅱ期5~8学年の授業参観が行われました。 5、6、7年生の授業は来週開催されるプレゼンテーションコンテストの予選となっていて、保護者のみなさんには生徒一人ひとりの発表を聞いていただき、内容のわかりやすさや発表の工夫などについて審査をお願いしました。 8年生は英語の授業。来年度の修学旅行でオーストラリアの姉妹校などを訪問することから、ホストファミリー役、現地学生役などに分かれ、英会話の練習を行いました。多少の照れが垣間見えたものの、いろいろな場面でよく使われる会話を想定し、笑顔で対応していました。 来週は第Ⅰ期、第Ⅲ期の5つの学年で参観が行われるほか、17日(土)にはプレゼンテーションコンテストの本選があります。各クラスの予選を通過した生徒たちによる発表をお楽しみに!
5年生
6年生
8年生
1月9日(火)、3学期始業式を行いました。
【校長講話】
〈まとめの3か月、本気の取り組みを〉
いよいよ今日から3学期がスタートです。今まで培ったことを自分自身の成長に結びつけ、次へのステップとなるように全力で頑張ってください。
さて、年が明けてすぐに、星野仙一さんという方が亡くなったというニュースがありました。中日ドラゴンズの指名を受けて入団した彼の目標は、常に「打倒ジャイアンツ」。長嶋茂雄、王貞治らスーパースターを揃え日本一のチームだった読売ジャイアンツを倒すために、厳しい練習に耐え、投手として全力で真っ向勝負を挑む星野さんは、まさに闘争心の塊で、逃げない姿勢を貫いた選手でした。そんな気持ちも通じてか、1974年、ジャイアンツが10連覇なるかというところを阻止したのが中日ドラゴンズでした。星野さんは、選手としてすべきこと、できることに本気で取り組み、夢を成し遂げました。
その後、中日、阪神、楽天の各球団で監督を務めますが、ここでもとにかくジャイアンツを倒して日本一になるという思いで指揮をしていたそうです。中日、阪神では叶わなかった日本一の夢は、楽天イーグルスという球団で2013年、東日本大震災の傷が深く残る本拠地、東北で現実のものとなりました。
星野さんは、勝負に厳しい反面、選手に対する愛情が非常に深く、本当に素晴らしい人で、このような言葉を残しています。
『やるべきことだと思っていることを、本気になってやっていかなければ、自分の人生も何ひとつ変わっていきはしないのである。本気か、本気でないのかが、人生の分かれ道だ。』
2学期終業式で、「自分のすべきこと、できること、したいことを明確に」という話をしました。あとはきみたちの「本気」です。勉強も、日々の生活も、部活も、人を想うことも本気でやりましょう。自分の志を打ち立てるために本気になること。それが、きみたちが心に秘めている「すべきこと、できること、したいこと」を実現できるかどうかの境目ではないでしょうか。
【表彰】
1月7日(日)、キッセイ文化ホールで開催されたアンサンブルコンテストに出場した吹奏楽部の表彰が行われました。金賞をいただいたフルート五重奏のグループは、14日(日)に行われる中信ブロック大会に出場が決定しました。
第43回長野県アンサンブルコンテスト松本地区大会 中学の部
フルート五重奏 金賞
クラリネット六重奏 銅賞
サクソフォーン五重奏 銅賞
12月19日(火)、2学期の終業式を行いました。
【校長講話】
〈 凡事を徹底し、メリハリのある生活を〉
いろいろな行事があった2学期が終わります。終業式の講話としていつも言っている通り、これまでの学習内容を振り返り、新たな学期に向かう準備をしてきてください。
さて、来年2月に韓国の平昌で冬季オリンピックが開催されます。日本人選手の中で一番金メダルに近いと言われている選手が、スピードスケートの小平奈緒選手です。茅野市出身で、中学生当時から注目を集めており、最近は連勝記録を20以上に伸ばしています。その記録も素晴らしいものですが、彼女の強み、心の強さ、精神力は、やっぱり積み重ねからきているのだと思います。才教の心得にもあるように、「凡事を徹底する」ことがひとつひとつの積み重ねであり、強い心を持つことにつながっているのではないでしょうか。
先週、7~9年生がLIVE先達で法船寺の近藤住職のお話を聞きました。才教学園で高い志を持つために君たちが育てるものと併せれば、「すべきこと」は「役割」、「できること」が「才」、「したいこと」が「夢」になります。メリハリをつけて新しい年を迎え、またこの場に元気な顔で戻ってきてください。
【表彰】
式後には読書感想文コンクールや絵画コンクール入賞者への賞状伝達があったほか、2学期の成績優秀者の特別表彰が行われました。
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全校で取り組んだ大掃除では、毎日使っている机やいすの脚についたほこりまで丁寧に取り除きました。1年生の教室では引き出しの中も空にして、角までピカピカに拭いていまし。また、Ⅱ期生、Ⅲ期生ともなると、普段は手が届かないエアコンのフィルターや棚の後ろ側なども積極的に掃除してくれ、「さすが高学年」という頼もしさが感じられました。
その後、各教室では担任から通知表が渡され、冬休みの過ごし方などについて話がありました。特に9年生は、いよいよ高校入試本番を見据えて実践的な準備に入る大切な時期。
校長講話にあったように、1分1秒を大切にして、「すべきこと、できること、したいこと」を常に心にとどめ、価値ある冬休みにしましょう。
「小さな親切」運動長野県本部などが主催する作文コンクールの入賞作品が決まり、2年生の中島麟香さんが長野県知事賞に選ばれました。「ことばが出なくても」という題名で、地域の活動を通じて友達になったお兄さんと一緒に電車通学をしていたことを紹介し、会話が少なくても中島さんの通学を見守り、サポートしてくれていたお兄さんのやさしさについて綴っています。
なお、この作文は全国大会(小学生の部)でも入選しています。
ことばが出なくても
才教学園小学校 二年 中島 麟香
わたしは、小学校一年生の時から、一人で電車をのりかえながら学校にかよっています。初めて電車にのった時は、のりかえ方がよく分からず、ドキドキしていました。
ある日の夕がた、とよはし行の電車にのりかえようとすると、駅のホームで、○○君に出会いました。○○君は、○○ようご学校にかよっていてダウンしょうと言うびょう気なのだそうです。わたしがすんでいる岡谷市には、ともだちプラネットと言うかつどうがあり、そこはしょうがいがある子どもと、しょうがいのない子どもがいっしょに工作をしたり、えん足に出かけたりする場しょです。わたしは、休みの日になると、いつもお兄ちゃんにつきそって、その場しょに行き、そこで○○君と友だちになりました。○○君は、ダウンしょうなのでほとんどしゃべることができません。でも○○君はそれからまい日、わたしが電車をのりまちがえたり、電車をおりそこねることがないように、いつも駅のホームでわたしをまってくれていて、いっしょに電車にのり、おりるときは電車のドアボタンをおしてくれたりしました。わたしと○○君は、電車をおりてからは、いつも駅のホームのかいだんを二人できょうそうしながらかけおりてあそびました。
二年生になってじゅぎょうの時間が長くなってしまったため電車にのる時間がかわり、今はもう○○君に会うことはなくなってしまいましたが、今ふりかえって見ると、一人で電車をのりかえるよりは、そこに○○君がいてくれただけで、わたしは一日の疲れも一気にふっとびとても楽しかったです。学年がかわって電車にのる時間がかわってしまったことを、わたしは○○君につたえることができませんでした。○○君も高校生になったので、ともだちプラネットのかつどうにほとんどこなくなってしまいました。
雨がふると、わたしは駅のホームでまっていてくれた○○君を思い出します。○○君はきっと学年がかわってわたしがのる電車がかわったことをしらずに、きっとあの場しょでしばらくまっていたにちがいない。ことばが話せなくても、わたしは○○君と会えていっしょに電車でつう学できたことがとてもうれしかったし、○○君はとてもしんせつなお兄さんであると思います。高校を出たら○○君はどこかではたらくのだと思いますが、わたしは、○○君にこれからもまわりのみんなにやさしい大人になってほしいと思います。わたしも、○○君のことをわすれません。わたしもまわりのみんなにやさしい大人になりたいです。
※作文の掲載にあたり、表記を一部変更しております。
11月に行われた第49回ジュニア優秀選手招待公認記録会において、2年生の清澤龍翔くんが8才以下・男子50m平泳ぎで第1位となりました。2017年度の強化選手(長野県)にも選ばれている清澤くんは、200m個人メドレーにも出場、全国から集まった選手たちと競い、この種目でも堂々2位の成績を収めました。 2年生ながらスイミング歴は8年という清澤くん。「スイミングを始めたのは1才前からのことなので自分は覚えていないけれど、もともとは体を鍛えるために家の人が習わせてくれていた。今回はメドレーで2位、そして一番得意な平泳ぎで1位になり、2種目でのメダルをもらうことができてとてもうれしかった。」と、感想を話していました。 1月の大きな大会での上位入賞を狙い、週5日の練習に熱心に取り組んでいるそうです。「あこがれの萩野選手、中村選手たちと同じプールを使えるのでわくわくしている。苦しいなと思うときもあるけれど、応援してくれる人がいること、それに練習をたくさんすればいい結果が出るので、もっと頑張りたい。」と頼もしい姿をのぞかせました。
〈大会情報〉
第49回ジュニア優秀選手招待公認記録会
会場 東京スイミングセンター
会期 平成29年11月22日~26日
[2日目…11月23日]
クラス・種目 8才以下 男子200m個人メドレー
順位・記録 第2位 2分50秒82
[4日目…11月25日]
クラス・種目 8才以下 男子50m平泳ぎ
順位・記録 第1位 41秒61
12月6日(水)に3年生が、松本市の環境政策課の方から食品ロスについての授業を受けました。
食品ロスとは、食べ残しや調理されずに賞味期限が切れた食べ物のことです。実際に調理されずにごみに捨てられてしまった食べ物の写真を見せていただきました。家庭から出される生ごみのうち、食品ロスはおよそ3分の1を占めているとのことです。
授業の中では、食品ロスを少なくしていくことや食品ロスをたい肥にして新たに野菜を育てるなど循環させることで環境を守っていくことを学びました。また、身近な話題として、買い物をするときに、家の冷蔵庫の中身を確かめてから行くことや、スーパーでの買い物の際は手前の商品から買った方がよい理由をお話しいただき、みんな納得の表情を浮かべていました。その他にも、日本の食料自給率の話や、食べ物に困り栄養不足になることで世界の多くの子どもが亡くなっている現状など、具体的なお話を聞くことができました。
生徒たちは興味をもって授業を受けていて、食品ロスをなくしていくために自分ができることは何かを考えるきっかけを得られました。毎日の給食も大事にいただこうと心に決めた授業になりました。
12月5日(火)に電車の乗り方教室に行ってきました。アルピコ交通と松本市交通安全・都市交通課のご協力のもと、電車の乗り方やマナー、上高地線の歴史について学びました。
新村駅から新島々駅まで乗車し、電車内の様子を見学しました。平日の昼間なので乗客の姿は少なかったのですが、ワンマンで運行している運転士さんが、大きな荷物を抱えた方の荷物を運んでいる姿に気づいて感動している子もいました。
新島々駅では、アルピコ交通の方から電車内でのマナーについて学びました。より多くのお客さんが座れるように荷物を置く場所に気を配ることや他のお客さんの迷惑にならないように静かに過ごすことを中心に話していただきました。また、優先席でなぜ携帯電話の電源を切らないといけないのか質問し、丁寧に答えていただきました。駅では、停車中の運転席に座ったり、待合室で旧島々駅舎を見たりしました。旧島々駅舎は昔の山崩れの影響で廃線になった駅舎だと教わりました。
帰りは再び電車に乗って新村駅まで戻ります。切符の買い方を教えてもらい、実際に窓口で「新村駅まで子ども一枚お願いします。」と伝え、切符を買いました。改札口を通って、新島々駅から新村駅に戻りました。
マナーを守って気持ちよく電車内を過ごすために必要なことを学べた教室になりました。
アルピコ交通の皆さま、松本市交通安全・都市交通課の皆さま、ありがとうございました。