11月6日(水)、小学5年生は安曇野市にある長野県水産試験場で社会科見学を行いました。
現地に着くと、たくさんのいけすがあり、いけすの中には普段塩焼きにして食べているニジマスとは比べ物にならないほど大きなニジマスや信州サーモンが泳いでいました。いけすの中には、珍しい魚も多く、特に子ども達の目を引いたのが突然変異体の黄色のニジマスです。この黄色のニジマスもバイオテクノロジー技術により、突然変異体を継続させているというのです。
子ども達はすでに社会科の水産業の単元で、魚の養殖について学んでいます。信州サーモンも四倍体のニジマス(メス)とブラウントラウト(オス)をバイオテクノロジー技術によって交配させた一代限りの養殖品種なのです。誕生までに約20年もの歳月をかけて、研究され、病気に強く、誕生した信州サーモンはすべてメスで、信州サーモンは卵をもたないなど、様々なことを教えていただきました。説明を聞きながら、子ども達も必死でメモをとり、多くのことを学びとろうとしていました。
さらに、エサやりと実際にニジマスに触る体験をさせていただきました。子ども達が大きな池に向かってエサを投げ込むと、大きなニジマスたちが我先にとエサに群がります。その様子を子ども達も興奮してみていました。ニジマスに触る体験では、ニジマスの名前の由来を教えてもらいました。ニジマスの腹の部分が虹色なことから、「虹色のマス→ニジマス」となったそうで、子ども達も「感触がヌルヌルしている」「結構やわらかい」「お腹の色が変わっていく」などと歓声をあげながら、貴重な体験をすることができました。
また、質疑応答の場面でも実際に水産業に携わる職員の方々の話を聞いて、多くの苦労と努力、そして工夫をして生産していることを知り、普段何気なく食べている魚でも生産者の思いを知ることで、子ども達の中に、感謝の気持ちが湧いてきたようです。
長野県水産試験場の皆様、楽しくて有意義な時間をいただき、ありがとうございました。
11月11日(火)、5年生はトヨタ自動車の皆様をお招きし、トヨタ原体験プログラムを受講しました。
これは、トヨタ自動車が「自動車会社として子どもたちにできること」に取り組み、子ども達の五感を刺激し、ワクワク・ドキドキする体験を伝えてくれるもので、トヨタ自動車の社会貢献活動の一つです。
前半は自動車と環境をテーマに、トヨタの工場の映像や四択クイズを通して自動車産業の基礎や自動車ができる工程について学び、後半はチーム対抗によるボードゲーム版「カー&エコゲーム」に挑戦しました。「十年間の自動車会社の経営者となり、いかに収益を出すか」というもので、稼いだお金を開発、社会貢献、増産体制のどれに回すのかを考え、経営判断をしていかなければなりません。収益だけを考え、自動車を大量生産しては環境に悪いなど、知らず知らずのうちに利益優先ではない現在の自動車工業のあり方を学ぶことができ、楽しみながら「自動車をつくる工業」の学習を深めることができました。
さらに、屋外でプリウスPHVを実際に見せていただきました。CMなどで子ども達も見たことはありましたが、実物を見せていただき、目を輝かせ質問をしていました。現在の自動車会社は環境や社会貢献活動を一体であること、そして何より、世界的企業のトヨタに触れることができた貴重な時間となりました。
トヨタ原体験事務局の皆様、貴重な機会を与えていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
11月2日(日)、新潟県南魚沼市で第5回北信越中学校選抜新人テニス大会・団体戦が行われ、本校の女子テニス部が長野県代表として出場しました。
当日は、期待と緊張が入り交じる中、チーム一丸となり勝利を目指しました。
その結果、1回戦は富山県代表の中学校、2回戦は新潟県代表の中学校に見事勝利しました。優勝決定戦で敗れ、引き続き行われた全国大会代表決定戦も本当にあと一歩のところで敗れ、惜しくも全国大会には出場することができませんでしたが、試合を重ねるごとに上達していくのが、周りで観ていてはっきりと感じることができることが出来るほどの活躍でした。
今回の悔しさを糧に、人として一回りも二回りも大きく成長していってくれることを期待しています。
テニス協会の皆様、山崎コーチ、保護者の皆様、いろいろとお世話になりありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
大会結果はこちら(北信越テニス協会HP)
8月28日から1泊2日の行程で、小学校4年生が乗鞍高原を訪れ自然体験ツアーを行いました。
1日目は、しっとりとした空気を吸い込みながら森林の中を歩き、ガイドのみなさんによる樹上の生き物や目の前の植物の説明に耳を傾けました。しぶきをあげて落ちる大きな滝や、そこから流れ出る澄んだ水を見て、美しい自然にふれました。
2日目は乗鞍岳の最高峰・標高3,026メートルの剣ヶ峰を目指してのトレッキングです。本格的な登山は初めてという児童がほとんどでしたが、弱音を吐くことなく、励まし合って登ることができました。山肌の大きな岩のそばやすべりやすい足場を進むにつれ、1日目の穏やかな森林とはうって変わった、自然の持つ厳しい面も身をもって体験しました。頂上から見た景色とみんなで食べたおいしい昼ごはんは、大自然からのご褒美となりました。信州の自然を満喫して帰校した児童たちは、みんなで取り組むことの喜びをあらためて知り、絆を深めることができたと思います。
ガイドの皆様には、安全面はもちろん、精神面でも支えていただきました。本当にありがとうございました。