小学6年生の河野統徳君が、8月23日に開催される第1回東海小学生陸上競技大会 小学生男子100Mへ出場することになりました。
5月に開催された第34回諏訪地方ジュニア陸上競技大会で優勝し、6月に開催された第32回長野県小学生陸上競技大会で6位入賞したことにより出場が決まりました。
まわりは170cm級の選手が長身を生かした走りをする中、河野君は147cmと小柄なため、フォームの美しさで勝負をかけます。「今は耐える時だ。フォームを固める時だ。」とコーチに言われ、自分の走りのフォームを固めて練習をしています。「スタートダッシュが勝負だと考えていて、後半は、足の動きを素早くできるように練習をしています。」と河野君。
7月4日に開催された日本陸上競技選手権大会では、自己ベストの13秒11を記録しました。
東海小学生陸上競技大会では、12秒台の自己ベスト更新を狙い、8位入賞を目指しています。
河野君の健闘を願っています。
7月10日(金)、中学校生徒会と小学校CAPの代表が、ネパール大地震被害への支援のために集めた募金を寄託しました。
ネパールをM7.8の大地震が襲ったのは4月25日。連日の報道でその被害の大きさが伝えられてきました。
かねてより本校の中学生がネパールの学生と文通で交流をしていることもあり、この地震による被害の一助にとの思いから、生徒会およびCAPが中心となって5月の体育祭から6月にかけて募金を呼びかけ、約19万円が寄せられました。
この日は文通のコーディネーターを務めて下さっている湯本さん(グローバル教育支援センター)が来校され、生徒会長の福井君が「ネパールの子どもたちの教育環境整備のために役立ててほしい」と募金を手渡しました。
今なお地震による被害で大変な思いをされている方が多いと思いますが、1日も早い復興を願うばかりです。
募金にご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
小学6年生の神農光黙君が、第20回長野県少年・少女柔道チャンピオン大会中信予選会兼中信柔道整復師会少年柔道大会中信予選会において優勝し、これにより第12回全国小学生学年別柔道大会(8月30日・山梨県甲府市)への出場が決定しました。
昨年も全国大会に出場しましたが、1回戦敗退という悔しい結果に終わりました。それから一年の練習を積み、小学校最高学年で臨む今大会は、かける意気込みも一層熱いものになっています。
「道場の畳の上は、緊張もするし、反対にリラックスもできる場所です。練習で大切にしているのは、礼に始まって礼に終わるという当たり前のこと。その当たり前のことをずっと続けています」と話し、日々の練習に余念がありません。
全国レベルになると自分よりも体格の大きな選手も多いそうですが、「全国のトーナメントはひとつひとつを確実に勝ち抜いて決勝まで進みたい。得意の内股で一本勝ちすることが理想ではあるけど、どんな選手が相手でも常に攻めの姿勢で戦いたい」と抱負を語ってくれました。
また、神農君が所属する柔道クラブ・克己塾は、6月に行われたマルちゃん杯中部少年柔道大会で3位となり、団体戦での全国大会も控えています。この全国大会は、9月22日に東京武道館で行われます。
神農君、そして克己塾のみなさんの健闘を祈ります!
7月8日(水) 安曇野ちひろ美術館の方にお越し頂き、小学5年生対象に出前授業をして頂きました。
まず、いわさきちひろさんの人生や作品についてお話しして頂きました。平和への願いを作品に込めて描いていること、信州を愛した思い等聞くことができました。
その後、ちひろさんの作品で使われている水彩技法”にじみ”の体験をしました。水でぬらした画用紙に3色の絵の具をのせてオリジナルの画用紙を作りました。乾かしてできた画用紙を型で切り取り、カードに貼りました。
「同じ型でも場所によっても見え方が違う。」「3色しかないけど、いろんな色ができる。」と技法を楽しんでいました。
ちひろさんの作品の技法や生い立ち、作品への思いを学んだ後の子どもたちは、「繊細なタッチの絵が平和への願いを訴えているような気がしました。」「ちひろさんの祈りの気持ちが伝わりました。」「私たちも自然がゆたかになるようにしたいです。」などの感想を述べ、ちひろさんを身近に感じられたようです。
自分の思いを作品にすると人へ思いが伝わることを知りました。新しい技法をこれからの作品作りに生かしていってほしいです。
安曇野ちひろ美術館の皆様ありがとうございました。
7月4日(土)小学3~6年生は、総合の授業で英語の森を行いました。
英語の森は、いろいろなシチュエーションで英語を実践的に使うことを主体とした活動で、日頃の英語授業で学んだことが実際に使え、相手と意思疎通ができる喜びを感じ、さらに英語への学習意欲を高めることを目的としています。
今回は、縦割りの班に分かれて、月の名前神経衰弱、単語づくりゲーム、なんでもバスケットin English、単語づくりゲーム等8つのゲームに取り組み、獲得したポイントを競いました。
子ども達は、リーダーの指示や班の仲間の協力により、楽しく活動に取り組んでいました。ゲームの説明や話はすべて英語です。わからない言葉を推測したり、教え合ったりする姿が見られました。ゲームを通して単語を新しく覚えたり、会話力を高めることができました。また、異学年間のつながりを高めることができました。
子ども達からは、「英語がわかった。」「英語のゲームが楽しかった。」「他の学年の人たちと仲良くなった。」といった感想が出ました。
これを機会に、ますます英語に興味を持って取り組み、コミュニケーション力を高めていって欲しいと思います。
6月26日(金)、小学3年生は、塩尻市奈良井と木曽郡木祖村藪原を結ぶ鳥居峠に登山遠足に行きました。
登山遠足の目的は、
・木曽路で栄えた宿場町の歴史に触れる。
・自然に親しむと共に登山中の決まりを実行する。
・不便な状況や辛い思いをしながら頑張り抜く心を鍛える。
です。
登山前に全員で「弱音を吐かずに頑張ろう」を目標に掲げました。
順延された登山遠足でしたが、当日も雨が降っていました。しかし、子どもたちは笑顔で出発しました。
悪天候も重なり中山道随一の難所と呼ばれた峠を越えるのは、苦労するだろうと思いましたが、子どもたちは、元気いっぱいに進みました。お互いに「がんばろう!」「もうちょっと!」など励まし合っていました。歌を歌ったり、体育祭の応援歌で応援したりと気持ちを高ぶらせていました。
奈良井宿では店先やすれ違う人に挨拶をすると、「こんな雨の中でもよくきたね。」と温かい言葉をかけてもらい、元気をもらいました。
子どもたちは、弱音を吐かずに目標を達成し、全員でゴールすることができました。悪天候の中頑張り抜けたことは、自信にもつながる経験になったと思います。
困難なことを乗り越える経験を通して、助け合う心、諦めない気持ち等たくさんのことを学んだようです。
6月17日(水)~18日(木)、中学1年生は、一泊二日のキャンプに行ってきました。場所は乗鞍の NORTHSTAR いうキャンプ施設で、外国人スタッフが多く在籍します。
このキャンプの目的は、
・英語を「体で学ぶ」ことができる環境の中で、外国語を使ってコミュニケーションを取ることの面白さを体験し、今後の外国語学習に生かす。
・自然体験活動(アクティビティ)を通して、勇気、自己実現力、コミュニケーション力や協調性、創造力を養う。
・集団生活、活動を通して倫理観(規律)、愛(思いやり)、自立心・責任感を養い、協力することを学ぶ。
で、1週間前から事前学習をして臨みました。
施設に到着すると、外国人スタッフの方達が笑顔で出迎えてくれました。子ども達は最初は緊張して表情もこわばっていましたが、「迷ったらGO!」という合言葉を胸に一人一人がチャレンジ精神を発揮して、英会話に挑んでいました。
最初は言っていることが理解できなかったり、伝わらなかったりして苦労していましたが、少しずつ耳も慣れてくると、終盤には冗談を言って談笑する姿も見られました。
活動では、英語でのアイスブレイクやハイキング、英語を使ったゲームなど盛りだくさんのプログラムでしたが、メインの活動はロープスコースというアクティビティです。これは「5メートルほどの網を全員がわたる」、「畳一枚分の板に10人乗る」、「手をつないだまま全員でロープを渡る」などのいくつかの課題が出され、チームで協力しながら解決を目指します。
ここで一番大切なのは、信頼とコミュニケーションです。最初は各自ばらばらでうまくいかず、時には言い争いになることもありました。解決に向けて腹を割って意見交換するうちに、徐々に互いの信頼が増していき、協力し合って課題がクリアできたときには抱き合って喜んでいました。
このキャンプで培った信頼関係やコミュニケーション力、チャレンジ精神が、再来年のオーストラリア修学旅行を始め、今後の学校生活にも生かされていくことと思います。
日本の文化を体験する茶道の授業が行われました。茶道の先生にご来校頂き、本校2階の作法室で、小学校1年生から中学校3年生まで、各クラス2回ずつ行います。
一人ひとりが、正座をしてご挨拶をし、茶道の先生が点てて下さったお茶を頂きました。
立ち方、歩き方、向きの変え方、座り方、お辞儀の仕方など一つひとつご指導頂き、心地よい緊張感の中、きちんと正座をして、手をついてお辞儀をし、お茶を頂くことができました。
お茶を頂く時は、隣の人に「お先に。」と声を掛けます。声を掛けられた人は、「どうぞ。」と答えます。このように隣の人に気配りをしたり、部屋に飾られている花や掛け軸を拝見してお茶を点ててくださった方へ感謝を伝えるなど、日頃の生活で大切にしたいことが詰まっていることに子ども達も気付き、教えて頂いてとてもうれしかったようです。
先生からは、「とても落ち着いていて、礼儀正しいですね。」というお褒めの言葉も頂きました。
これからも、茶道を通して、日本人としての心を学んでほしいと思います。
6月9日(火)、信濃毎日新聞社から講師の方をお招きし、本校小4対象に新聞作り講習会を行って頂きました。
新聞作りで抑えるべきポイントをわかりやすく説明していただき、早速、実践しました。
今までの総合的な学習で、長野県について各自でテーマを決めて調べてきました。それを新聞にします。
記事の作り方は、まず一番伝えたいことを挙げ、それを詳しく説明する3つのことを書きだします。書く時には5W1Hを使います。その3つをまとめて一つの記事にします。
記事が出来たら、一番重要な見出しを考えます。見出しの出来が記事の良し悪しを左右するので、時間をかけて考えます。(見出しの作り方のポイントを書く)
やり方がわかり、子ども達は目を輝かせて記事を書き出しました。手の止まった子どもがいると、講師の先生が助け船を出してくれました。みるみる記事が書き上がり、2時間の授業はあっという間に終了時刻になっていました。
新聞は多くの工夫が凝らされ、限られた文字数で的確に事実や意見を伝える文章の宝庫です。自ら製作することで、新たな視点から新聞に興味を持った子ども達は、これから新聞をじっくり読むようになるに違いありません。
信濃毎日新聞社の講師の先生、長時間にわたり授業をしていただきありがとうございました。
6月11日(木)~12日(金)、小学5年生は、こだまの森へ1泊2日でキャンプに行きました。
こだまの森へ到着して、まず、イワナつかみどり体験を行いました。実際に川に入り、ビショビショになりながら魚を捕りました。泳いでいるイワナは、速く泳ぎ回るため、捕ることが難しいのですが、子ども達はコツをすぐに覚え、協力して追い込み、たくさんのイワナを捕ることができました。
その後は、自分で捕ったイワナを焼いて頂き食べました。頭から尻尾まで丸ごと一匹食べたことのない子も、「おいしい。」と言って残さず頂いていました。
次に、箸作り体験を行いました。地元の講師の方に教えて頂き、木を小刀で削って作りました。始めは小刀で削ることが慣れなかった子ども達も、少しずつ小刀の使い方に慣れ、箸を作ることができました。「お父さんにあげる。」、「お母さんにあげる。」、「妹にあげる。」などと言って、時間の経つのも忘れ、夢中になって家族のために作っていました。
迷路や長さ100mの巨大うんていもやりました。迷路は、走り回って汗だくになりながら、タイムを競いました。100mのうんていは、手の豆をつぶしながらも最後までやりきった子もいました。
夜は、キャンプファイアーをしました。「未来の火」、「感謝の火」、「健康の火」、「友情の火」の4つのトーチを持った子ども達がキャンプファイアーに点火し、フォークダンスを行ったり歌を歌ったりして楽しみました。小雨が降ってきましたが、雨か汗かわからなくなる程、一生懸命踊っていました。心に残る一生の思い出ができたと思います。
2日目は、野外炊事を行いました。薪に火をつけ、協力してカレーライスを作りました。薪に火をつけること、飯ごうでご飯を炊くこと、カレーの具材の切り方、煮こむ時間など、細かいことはわからないことばかりでしたが、友だちと話し合いながら作りました。とてもおいしくできた子、ご飯が焦げてしまった子など出来も様々でしたが、野外で苦労して自分で作ったカレーライスは、おいしかったようです。
1泊2日の集団活動を通して、日常生活ではできないことに挑戦し、仲間意識を高め、各自が責任を持って役割を実行することができました。
キャンプで学んだことを今後の生活に活かしてほしいです。