女子テニス部が健闘、北信越大会出場を決める
9月19日に行われた第4回全国選抜中学校テニス大会(松本市、信州スカイパークテニスコート)において、女子テニス部が団体で準優勝の成果を収めました。どの試合も決して楽なものではありませんでしたが、一人ひとりが役割をしっかりと果たし、全員で掴み取った勝利でした。
試合後のほっとした笑顔がとても印象的でした。
現在の部員は9名。中学2年生を中心に、自分たちで日々のトレーニングメニューを考え、連携を大切にし、お互いのプレーのいいところや注意すべきところを教え合って、信頼を高めながら練習に励んでいます。試合のときの応援も、学年の区別なく一致団結して戦っています。
今回の結果を受けて、女子テニス部は11月7日(土)に富山市岩瀬スポーツ公園で行われる同大会北信越予選大会の出場が決定しました。強豪チームが揃う中、ここで上位2校に入れば全国大会への切符を手にすることになります。
みなさんの更なる健闘と躍進をお祈りします!
9月25日(金)、小学4年生が塩尻総合文化センターでそば打ち体験をしました。
4年生は総合学習の授業で長野県について学習を進めています。その中で、特産品であるそばを実際に打って食べることを通して、長野県への理解と思いをより深めたいと考え、この体験授業を計画しました。
当日はNPO法人信州そばアカデミーの13名のみなさんのご指導のもと、いよいよそば打ちがスタートしました。
そば粉に水を回し入れてこねる。それを伸ばし、たたんで切ると、いつも食べているそばになりました。アカデミーのみなさんがやるととても簡単そうに見えるのですが、自分たちがいざやってみるとなかなかむずかしいものです。それでも、自分たちの手の中でどんどんすがたを変えていくそばに興味津々で楽しそうにしていました。
そして試食の時間です。打ちたてのそばのゆで時間はほんのわずか。手早く水でしめたそばを食べた感想を聞くと、「とても美味しくて、もっとおかわりをして食べたかった。」「そばは苦手だったけど、自分でやってみて好きになった。」などの声がたくさんあがりました。栄養たっぷりのそば湯もいただき、元気に帰校の途につきました。
今回のそば打ち体験で郷土の食文化に触れ親しんだ4年生。長野県の魅力を再発見することができました。
9月24日(木)、小中学校全学年を対象に交通安全教室を行いました。道路というありふれた場所に潜むたくさんの危険。自分が、被害者とならないだけでなく、加害者にならないように広く俯瞰的な視野を養うための交通安全教室です。単に「危ない」「注意しなさい」というのではく、「なぜ危ないのか」「どうして注意しなくてはいけないのか」を、指導員のみなさんから改めて教えていただきました。
小学1年生から3年生は信号機のある交差点での注意点について、4年生は自転車運転免許の取得に向けて正しい乗り方や点検の仕方について説明を受けました。5年生以上は、自動車の内輪差による巻込みの危険性を認知し、安全な歩行と自転車の乗り方を学びました。
校庭で行われた衝突実験では、車にはねられたダミー人形の様子を見た生徒たちに緊張が走りました。人形をはねる車に同乗した先生からは「心臓のドキドキが止まりません…」と生々しいお話がありました。もし人形が生身の人間、それも自分だったらどうなるか…。事故の怖さを感じずにはいられません。
内輪差は、車が曲がる時に前輪より後輪が内側に入り込む現象です。車体が長くなるほど内輪差も大きくなるため、交差点で信号待ちをしている人がトラックやバスと接触する事故が起きています。予測できる事故は避けることができると考えて、自分が被害に遭わないようにすることが大切です。
交通ルールを守るのに、大人、子どもの区別はありません。普段の歩き方、自転車や車の運転について家庭でも話し合い、事故防止につながることを願います。
9月30日(水)、ドイツに拠点を置くWhite Horse Theatreによる英語劇の鑑賞会を行いました。この劇団はヨーロッパ最大の訪問型教育劇団として世界各国を回り、英語を母国語としない人たちも楽しめる公演を展開しています。本校では昨年に続き2度目の公演で、児童・生徒が生きた英語を聞くよい機会となりました。
小1~3年生は「The Tail of Susie Squirrel」、小4~6年生は「The Princess and the Soldier」、中学生は「Honesty」という劇をそれぞれ鑑賞しました。劇中の会話は日常生活で使用する表現が盛りだくさんで、笑ったり驚いたりしながらどんどん引き込まれ、客席まで入ってくる俳優のみなさんと掛け合いをする場面もありました。
「演じる」「表現する」という点では、工夫された舞台装置や演出、小道具にも目がいき、俳優の表情や動き方に魅せられました。
劇後には、俳優さんたちに積極的に質問をして交流を深めました。およそ一年間の世界公演を始めるまでの練習期間はたった1か月だけということや、演技をするときにはまず自分が楽しむこと、そして観客全員がステージを見ることができるように心がけている…など、月末に行われるさいきょう祭への参考になる答えをたくさんいただき、児童生徒のモチベーションのアップにもつながったと思います。
本物の英語に触れる体験は、通常の英語の授業やEveryday English(小学生が毎日行う英語の授業)とは一味違う学びとなりました。児童・生徒にとって、英語の学習意欲が高まり、小中一貫で行っている英語指導にも効果的な役割を果たした鑑賞会でした。
9月29日(火)、小学4年生が市内内田地区にある「馬場家住宅」に伺い、3時間ほどかけて建物やその周囲の風景を画用紙に描きました。実際の建物や植物を注意深く観察して描く写生の方法を学びながら、自然界の豊かな色彩に気づき、絵の具を使って多彩な色作りに挑戦しました。
時間の前半は、みんなシーンと静まり返り、真剣に画用紙に向かっていました。細かいところまで描くのは大変だったようですが、「落ち着いた場所で、集中して絵が描けた。」「絵の具を混ぜて、工夫して色を作って塗ることができた。」と、初めての写生会を振り返りました。
馬場家住宅は国の重要文化財に指定されていて、江戸時代末期から残る表門や主屋など特徴ある造りが歴史を感じさせる重厚な建物です。学校からはバスで約10分ほどで行くことができ、小鳥のさえずりや虫の音が聞こえるすばらしい秋の自然の中で、地の利を生かした絵画制作の授業を行うことができました。
大切な地域の文化財に親しむ機会をくださった職員のみなさん、大変お世話になりありがとうございました。
9月28日(月)、小学5年生が松本城を訪れ、写生会を行いました。現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝の城である松本城。白と黒のコントラストの美しさはいつみても壮観です。秋晴れの青空の下、児童は元気よく自分の好きな場所へスケッチに向かいました。
児童たちはいつも以上に真剣に、また、のびのびと取り組んで画用紙に鉛筆を走らせていました。普段の図工の授業では、対象となるものを見て正確に描く力を育てるために、児童が順番にモデルになって10分間のクロッキーを行っています。その成果もあり、目前にそびえる松本城の瓦や石垣までていねいに描いていました。
写生会に備え、5年生は松本城の構造を学習していました。3階には窓がないため、外から見ると5階でも実際は6階建てになっていることや、戦いの時代に造られた2つの天守とそれらをつなぐ渡櫓(わたりやぐら)、そして後の平和な時代に造られたとされる辰巳附櫓(たつみつけやぐら)と月見櫓(つきみやぐら)などを実際に見て、
「こんなにしっかり松本城を見たのは初めてです。」
「細かいところが難しかったけれど、一生懸命描くことができました。」などの感想があり、思いおもいの松本城を紙の上に表現しました。
観光客の方も多く、「こんにちは」と大きな声で挨拶を交わしたり、話をしたりする児童もいました。みんなで食べたお弁当もおいしく、楽しい写生会となりました。
中学3年の御子柴彩菜さんが、9月19日(土)に行われた第29回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会の弦楽器部門・中学生の部にヴァイオリンで出場し、ヴィターリ作曲の「シャコンヌ」を演奏し、見事入選を果たしました。
「毎日の練習は欠かさず行いました。コンクールでは、演奏前は緊張しなかったけれど、本番中になぜか頭が真っ白になってしまいました。練習の時のように弾けず悔しい思いもあるけれど、結果を残すことができてよかった。」と入選の喜びを話してくれました。
有名な先生に「あなたのことを応援したい!」と声をかけてもらいアドバイスをしていただいたことや、大きな舞台で自分を見つめ直せたことがとても貴重な経験となり、「音楽の道で最前線を行く人になりたい」という自分の夢に一歩近づいたと言えます。
御子柴さんは、これからもいろいろなジャンルにおいて、どんなことでもチャンスがあれば挑戦したいと意欲的で、12月に行われる入賞者披露演奏会では「200%の力を出して気持ちよく演奏したい。」と笑顔で話していました。
入賞者披露演奏会は、12月26日(土)・27日(日)に東京・サントリーホールで開催されます。
9月9日(水)、小学2年生が「バスの乗り方教室」を行い、バスの利用と安全な乗り方について説明を受けました。この日は、台風接近にともなう雨のため、昇降口の前に停めたバスの中でお話を聞きました。
今回乗せていただいたのはノンステップバスでした。始めに、バスが傾くこと(ニーリング)を体験しました。なぜバスが傾くのかという質問を受け、児童からは「曲がる時に便利だから」などという答えが出ました。説明では、ノンステップバスは乗降車口に階段(ステップ)がないのですが、お年寄りや体の不自由な方が乗りやすくするための工夫として、地面との段差をさらに小さくするために車体が傾くようになっているのだそうです。そのほか、大きさや重さについての質問に、たくさんの児童が元気に発言しました。
「バスは何台くらいありますか。」という質問をしたところ、路線バスは55台くらいあるそうで、児童はこの答えに「えーっ!」と大変驚いていました。続けて、高速バスや貸切バスなどたくさんの種類があることを知り、もっと大きな「えーっ!!」の声があがりました。
バスの死角体験では、バスの前に置かれたコーンが見えるかを確認するのですが、いざ運転席に座ると「見えません。」「どこにあるか分かりません。」との感想が出ました。
最後は実際にバスを走らせて、乗車時は整理券をとり運賃表を確認すること、アナウンスを聞いて目的のバス停が近くなったら降車用ボタンを押して知らせることなど、具体的なバスの利用の仕方を教わりました。
マナーの面では、バスや電車など公共交通機関を利用するときに気をつけることは一緒です。車内での話し声は思ったより大きく聞こえますし、列に割りこんだり急いで駆け込んだり、車体・車両に近づきすぎたりすることは大変危険です。この教室で学んだことを活かし、マナーを守って気持ちよくバスなどを利用できるようにしましょう。
ご協力いただいた松本市都市交通課とアルピコ交通のみなさん、ありがとうございました。
御子柴彩菜さん(中学3年)が、第29回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会(9月19日・東京)に出場します。御子柴さんは昨年も同コンクール全国大会に出場しており、今月2日に行われた群馬本選を経て、2年連続での全国大会を決めました。曲はトマソ・アントニオ・ヴィターリ作曲の「シャコンヌ」です。
ヴァイオリンを始めて丸7年になる御子柴さんは、「ただ楽器を弾いてもきれいな音は出てくれません。ヴァイオリンと気持ちを通い合わせることは難しいけれど、それが大きな魅力でもあり、好きなところです。」と話してくれました。好きな演奏家は、小さい頃に直接話したこともあるチェロ奏者のフリッツ・ドレシャル氏。ヴァイオリンでは、ティボール・コヴァーチ氏やフォルクハルト・シュトイデ氏らの演奏に、感動したり刺激を受けたりするそうです。
「大会では、聴いて下さるみなさんに感謝の気持ちを込め、きれいな曲だな、聴いてよかったなと思ってもらえる演奏を目指します。」と話してくれた御子柴さん。全国大会では演奏に一層磨きをかけ、美しい音色を響かせてくれることでしょう。健闘をお祈りします。
7月18日(土)、1学期終業式が行われました。
まず校長先生から、「長い休みは、前の学期の復習をして新たな学期に向けた準備をする時期です。夏休み中は1学期の復習と2学期の準備をしっかりとしてください。また、休み中は普段の生活リズムを維持することが大切です。早寝早起きをし、いつも勉強している時間に勉強し、ボーッと過ごすことなく、同じ生活を維持できるようにしてください。脳も新鮮な生ものです。使わないと腐ってしまいます。動かして、働かせてください。」という学期まとめの話がありました。
さらに、夏休み中の終戦記念日に際し、「今年は戦後70年目の年にあたります。戦争の現実をしっかり受け止めてください。多くの人が亡くなり、多くの人の努力のおかげで今があることを感じてください。多くの人の血と汗と涙のおかげで安心して勉強できる今の環境に感謝してください。」と子どもたちへ語りかけました。
「夏休みも目で見て耳で聞いて、手足体でたくさんのことを感じて、元気に学校へ戻ってきてください。」と2学期への期待を込めてお話してくださいました。
次に、夏休みの過ごし方について生徒指導部長の先生の話がありました。
最後に、1学期の頑張りを讃えた学校長賞の表彰を行いました。中学校総合成績優秀者6名、卓球部中信大会出場1名、平田駅清掃活動2名が特別賞として表彰されました。