2月9日(火)、小学5年生が松本市里山辺にあるテレビ松本ケーブルビジョン本社を訪れました。社会科で『情報とわたしたちのくらし』を学習した5年生は、「情報」がどのように作られ、どのように伝えられるのか、テレビ局の現場を見て放送の仕組みへの理解を深めました。また、最新の4Kテレビや映像にまつわる技術、災害発生時の放送などについて詳しい説明を受けました。
ところで、視聴者は「正しい情報を映像と音で早く知りたい」と思うもの。しかし、実際はそうすることが叶わない場合もあります。東日本大震災では報道現場も大混乱にみまわれました。この教訓を生かし、テレビ松本ではテレビに加えラジオ放送のシステムにも力を入れています。
例えば県内で地震が発生したとして、松本市周辺の被害が少なくても他の地域では大きな影響が出ているかもしれません。速やかに現地に向かい、状況を確認しながら正しい情報をテレビやラジオの中継で知らせるという報道の仕事は、時に危険も伴う大変な仕事。災害時や停電が起きた場合でも放送が滞らないように、年1回の訓練で、放送にまつわるいろいろな準備を入念行っているのだそうです。
2月13日(土)、才教学園三大イベントのひとつであるプレゼンテーションコンテストが行われました。2月上旬には小学4年から中学1年生の各クラスで予選を行い、そこで選出された代表者が、本選の場で発表しました。審査員のみなさんには、調査の深さ、考察の適切さ、メッセージが伝わってきたか、発表のわかりやすさ、発表の工夫の5つの観点から採点をしていただき、学年で一人最優秀賞を決めました。
考察の深さや自分の想いを伝えるには、実際にアンケートをとったり、その場に足を運んで体験したりという活動が不可欠です。発表では、自分が訪れた場所の写真やアンケート調査の結果が披露され、聞く側にとっても興味深いテーマ・内容が多く、様々なことを学ぶことができました。
そして、発表のしかたも十人十色。小学4・5年生は、画用紙と模造紙に調べた内容を簡潔にまとめ、身ぶり手ぶりを加えたパフォーマンス性のある発表で聞く人を楽しませました。小学6年生と中学1年生はパワーポイントを使い、図や絵、写真などをわかりやすく効果的に見せていました。
プレゼンテーションコンテストは、本校独自の取り組みとして毎年行われているものです。日々の「先達に学ぶ発表会」や授業中の発表の機会も生かされ、発表者は大勢を前にしても堂々とした姿勢で考えを述べていました。
【本選テーマ一覧】★…最優秀賞(学年ごと)
小4 すばらしい御柱祭
そば大国!!信州
★松本平広域公園 信州スカイパークの㊙情報
小5 いつも心に四字熟語を
★カップラーメンは毒ラーメン?
キンキン菌活 菌活のススメ
小6 ★パック詰めの牛肉は生きていた
~パック詰めの牛肉の真実~
成長期に無茶なダイエットをするとどうなるか
本番に強くなる方法
中1 森林の大切さ~減少し続ける森林~
★高齢者の介護~私たちに何ができる?~
1月26日(火)、小学4年生から中学2年生が、やぶはら高原スキー場(木曽郡木祖村)でスキー・スノーボード教室を行いました。インストラクターのみなさんにご指導いただき、それぞれの技量に合わせ、思いっきり冬のスポーツを楽しみました。
直前の週末は天候が崩れたものの、当日は最高の晴天に恵まれ、ゲレンデは絶好のコンディション。
経験のある中級・上級の児童生徒は、コースの一番上から滑り降りてきて、スキー、スノーボードのスピード感や醍醐味を存分に味わっていました。
初球の子どもたちも、リフトに乗り、広いゲレンデで練習を積んでいくと、ボーゲンでターンしながら降りてこられるようになりました。中には、「スキーは今日が生まれてはじめて!」という子もいましたが、「雪国・長野」の冬を体中で感じていました。
スキー・スノーボード教室は、マナーや集団行動を学ぶ機会でもあります。スキー場でケガをせず安全に楽しく過ごせるようにするというねらいもあります。うまく滑ることができないうちは、転びもするしリフトが怖いと思うこともあるでしょう。しかし、そういったことをものともせず、インストラクターのみなさんのお話を真剣に聞き、滑り方を体で覚えて上達する子どもたち。寒さの中で着実に成長していく姿を見ることができました。
1月13日(水)、小学3年生が社会科の学習で石井味噌(松本市埋橋)を訪問し、味噌がどのように作られているのかを見学しました。
長野県の味噌生産量は47パーセントで全国1位。大豆、こうじ、塩というシンプルな材料から作られる味噌は、お味噌汁などで口にすることがとても多い調味料です。見学には味噌の仕込み体験もあり、児童たちは一様に興味津々でした。
慶応4年に創業し150年近い伝統を持つ石井味噌では、国産の材料だけを使い、天然醸造にこだわった製法を守って「三年味噌」を作っています。数々の手間ひまをかけ、三年という長い期間を経て味噌はできあがっていくのだそうです。
お待ちかねの仕込み体験では、大きな窯で柔らかく煮上げた大豆をつぶし、米麹、塩と混ぜて、団子状にしていきます。しかし、すべての材料を均等に混ぜるのはなかなか大変な作業。味噌作りの大変さを身をもって知ることができました。できあがった団子は空気が入らないように容器に詰め、秘伝の種味噌をちょこんと乗せて、仕込みの一連の作業は終わりです。
ここから食べられる味噌ができるまでは約1年。自分の手で仕込んだ「一年味噌」のできあがりが、今から楽しみです。
小・中学生を対象に問題の作成や解決を通じて算数・数学への興味を持ってもらおうと開催されたコンテスト「S1グランプリ」の思考力チャレンジ部門で、小学生のチームが最優秀賞、優秀賞を受賞しました。(最優秀賞1校、優秀賞2校、優良賞2校選出)
「S1グランプリ」は、県教育委員会の主催で12月12日(土)に県総合教育センター(塩尻市)で行われました。コンテストは、思考力・判断力・表現力などが試される「思考力チャレンジ部門」、算数・数学の知識や技能を使いプレゼンテーションを行う「プレゼンテーション部門」、長野県にゆかりのある人物・建造物などを素材にして問題を作る「問題作成部門」があります。思考力チャレンジ部門は、個人戦と3人1組のチーム戦で獲得した得点の合計で競われます。当日は25チームが参加し、会場は大変活気のある雰囲気でした。
本校から参加した児童生徒は、全員が数才クラスに所属しています。週2回、放課後の時間を使い、難解な文章問題や図形問題にたくさん挑戦しています。数才クラスを担当する先生は、「子どもたちの柔軟な発想にいつも驚かされます。正解へたどりつくまであきらめることはほとんどなく、こちらが用意していた以上の解法を次々と見つけ出す。そうした才能にハッとさせられることや、成長を目の当たりにできることが醍醐味です。」と話していました。
優勝チームのメンバーである五十嵐稜くん(小6)は「コンテストの問題は解きがいがあって楽しかった。普段の数才クラスでは大学入試のレベルの問題もやっていて、先生が指導してくれることや自分たちで教え合ったりしていることがしっかり力になっていると思う。次回もぜひ参加したい。」と、感想を話してくれました。
S1グランプリの結果は次のとおりです。
【思考力チャレンジ部門】
最優秀賞 才教小Bチーム 五十嵐稜くん(小6)城谷一成くん(小6)花岡美咲さん(小5)
優秀賞 才教小Aチーム 茅野泰喜くん(小6)三好陸夫くん(小6)田邉凌くん(小6)
才教小Cチーム 横水アイさん(小5)福田岳大くん(小5)大塚琉翔くん(小5)
この秋の英語検定(実用英語技能検定/日本英語検定協会が主催)で、小学1年生の神農凌くんが、2級に初挑戦で合格しました。2級取得は高校卒業程度の英語力が必要とされていて、筆記とリスニング(合わせて100分ほど)の一次試験と、面接官と会話形式で行う二次試験があります。
神農くんは、英語の本を音読したり、朗読CDを聴いたりして、普段から英語に親しんでいるそうです。お父さんの「難しいことにチャレンジしてみる気持ちが大切」という言葉に一念発起し、英検2級を受検することに。今まで読んでいた物語とは違うカテゴリが試験にあるため、英語のニュースや新聞を読んで対策をしました。なかでも「科学技術についての話題が面白いと思った。」とのこと。
学校では、「EE(※)の時間は、いつも積極的に活動に取り組んでいます。ネイティブの先生が教室に来る日は、会話が弾んでとても楽しそうです。」と担任の先生。お母さんも、「検定の級に1つずつ合格するたび、次の目標を決めて努力するようになってきた。なんでもできる、という気持ちで大きく羽ばたく人に育ってほしい。」と話していました。
神農くんは、「英語もほかの科目ももっとたくさん勉強して、人の役に立つ発明ができる科学者になりたい。」と、将来の目標を話してくれました。
※EE=Everyday English…小学1年から4年までが毎日25分間行う英語の授業。本校では、楽しみながらヒアリングと発音の力をつけていくカリキュラムを導入しています。
「トービン先生と話すのが楽しいです。」
このときの話題は、新作が公開したばかりの「STAR WARS」
日本新聞協会が主催する「第6回いっしょに読もう!新聞コンクール」において、4年生の河西俊太朗くんが優秀賞を受賞しました。
このコンクールは、家族や友だちと新聞記事を読んで感じたこと・思ったことを感想文にして応募するもので、周りの人の意見も参考にしながら、子どもたちの考える力や表現する力を伸ばす機会にもなっています。
河西くんは、今年8月28日付の信濃毎日新聞に掲載された2つの記事に注目しました。記事はともに、2027年の開業を目指すリニア中央新幹線に関するものでした。一つは「リニア初の工事契約」という見出しで、山梨・静岡・長野の3県を通るトンネル工事が山梨県側で始まったことが書かれていました。もう一つは「リニア工事禁止求め 大鹿の住民団体仮処分申し立て」という記事で、トンネル建設による残土の処理(置き場)や工事車両の往来による環境悪化を考え、工事をやめるよう求める大鹿村のみなさんについてのものでした。
「いろいろな意見を持つ人がいるし、物事を広くとらえれば、良い面も悪い面も見えてくる。」というお父さんの意見も聞き、「リニア新幹線には、生活を豊かで便利にするために必要とされていることと、工事によるいろいろな悪影響が心配されていると分かった。」という河西くん。「リニア計画のこれからを、中立の立場で多くの人に広く知らせてほしい。」と、新聞などのメディアの役割についても感想をまとめました。
★入賞作、関連記事はNIEのページで見ることができます。
学校朝礼で行った表彰のようす
12月18日から26日までの日程で台湾の嘉義市にて行われる「第18回諸羅山盃国際軟式野球大会」に、小学6年生の茅野泰喜くんが日本代表30人のうちのひとりとして推薦・召集されました。この大会は出場チームが100を超える大きな国際大会で、日本チームは過去に準優勝した経緯もあります(2011年大会)。日本、台湾のほか、オーストラリアやシンガポール、マレーシアなどが出場し、予選リーグ・決勝トーナメント以外での親善試合もあり、各国の選手との国際交流の場にもなっています。
茅野くんは、国内で今年行われた測定会、全国大会において活躍が認められ、今回の日本代表に選出されました。いとこの影響を受けて野球を始めたといい、「希望はキャッチャ―ですが、どのポジションになっても真剣に取組む」覚悟なのだそう。
試合に向けての抱負をたずねると、「日の丸がついたユニフォームを着ることができてうれしい。台湾ではひとつひとつの試合で全力を尽くし、チームの優勝を目指していいプレーで貢献したいです。」と笑顔で話ししてくれました。
第8回私の「ふる里自慢」絵画コンクール(主催:綿半グループ)の入賞者および作品(一部)を紹介します。
◆小学校低学年の部
【最優秀賞】 3年 赤間 幹太くん 「信州味噌藏」
◆小学校高学年の部
【最優秀賞】 6年 中村 泰大くん 「精密工場のプレスマシン」
【努力賞】 5年 梨本 紗菜さん 「丘の上から見た諏訪湖」
4年 木村 優心くん 「国宝 松本城」
4年 中村 美香子さん「いずみ湖のさんぽ道」
◆中学校の部
【優秀賞】 1年 荒木 笑加さん 「松本城の白鳥」
◆特別賞
【信越放送賞】 中学2年 中村 耕士くん「霧ヶ峰の秘密基地」
最優秀賞(小学皇帝学年の部) 赤間幹太くん 「信州味噌蔵」
最優秀賞(小学校高学年の部) 中村泰大くん 「精密工場のプレスマシン」