2月15日(土)、第15回プレゼンテーションコンテストを開催しました。5年生から7年生までの全生徒が、個人で興味のある事柄や身の回りの自然現象(科学的な現象)を選び、書籍やインターネットを通じた情報収集、アンケートや現地調査など、数カ月にわたって調査・研究を続け、考察したことを発表するものです。 各クラスで予選を行い、保護者による審査を経て代表に選出された9名は、クラスメイトらにアドバイスを受けながら本選までの1週間で修正や練習を重ねてきました。本選では校長をはじめ9名の審査員のみなさん、保護者・一般のみなさん、在校生を前に、堂々としたプレゼンテーションを行いました。 審査の結果、最優秀賞に選ばれたのは、記憶術について発表した福田さん(6年)です。発表が始まるとスクリーンに15個の単語が並び、「これを順番に覚えて下さい!」という声掛けで一気に関心を掴んだ福田さん。答え合わせをするときも聴衆に声を揃えるよう促すなど、会場を巻き込んだプレゼンが続きます。 具体的な記憶術として、物語をつくることで覚えていく「ストーリー法」、身近な場所でたどる順番を決め、そこに覚えるものを配置していく「場所法」の2つを挙げました。「場所法」の説明では、学校周辺の店舗の屋根に巨大なダルマやジュースが置かれたイメージ写真を用い、写真が切り替わるたびに会場を大きく湧かせました。発表が終わったあともイメージが頭に強く残り、場所法の有効性とともに福田さんの発表の質の高さを物語っていました。 審査員のみなさんからは、「9名とも僅差でした。全員に優秀賞を贈りたい」「5年生の手書きのスライドは、ぜひ大切な宝物にしてください」「人前で話すことは、これからとても大切なこと。本選に出場しなかったみなさんもプレゼン技能に磨きをかけてください」などと講評をいただきました。厳正な審査へのご協力ありがとうございました。 〈審査結果〉 最優秀賞 6年 福田 志織さん「記憶にございません」 優秀賞 7年 赤間 幹太くん「震災食」 5年 加藤 慈子さん「魅惑のジャム ~長持ちのヒミツ~」
最優秀賞 福田さん
優秀賞 赤間くん(上)と加藤さん(下)
本選に出場した9名
1月に行われたアンサンブルコンテストに部員全員が4グループに分かれて参加した吹奏楽部。練習を重ね、コンテスト前にはグループごとの演奏を聴き合う時間を設けてお互い感想を伝えあうなどしてきました。 本番では緊張しながらも自分たちらしい演奏ができ、審査員の先生方から「一人一人のやさしさが伝わった」「誠実でさわやかな演奏だった」との励ましや、「息をしっかり入れて」「メロディを歌いましょう」と、今後につながる課題も多くいただきました。 演奏以外の面では、応援メッセージの作成やプログラム販売などで運営に関わり、自分たちの演奏に多くのサポートがあることを改めて知る機会となりました。 応援してくださった生徒のみなさん、保護者の皆様、活動に携わってくださった皆様、ありがとうございました。 《大会情報》 第45回長野県アンサンブルコンテスト 中学校の部 ◆松本地区大会 令和2年1月12日(日) 松本市音楽文化ホール 木管五重奏A 銀賞 犬飼 陽南乃(8年) 西村那祐芽(8年) 井口 真里花(8年) 有賀 美羽(7年) 花村怜海(7年) 曲目:シシリエンヌ 作曲:G.フォーレ 木管五重奏B 銀賞・中信ブロック大会代表 窪田 菜月(8年) 齊木りさ(8年) 巻山 和華(8年) 栁沢信太朗(7年) 根本 あかり(6年) 曲目:管弦楽組曲よりⅠ 作曲:J.S.バッハ フルート三重奏 金賞・中信ブロック大会代表 川村 優花(8年) 花岡結咲(8年) 波塲 和(8年) 曲目:三人の巨匠 作曲:L.de.ロレンツォ ◆中信ブロック大会 令和2年1月19日(日) 木管五重奏B 銀賞 フルート三重奏 金賞 第18回中部日本重奏コンテスト長野県大会 中学校の部 打楽器二重奏 優良賞 金子 昌矢(6年) 加藤美夏(5年) 曲目:スワニー河 作曲:フォスター 曲目:子守歌 作曲:ブラームス
フルート三重奏、応援メッセージ
木管五重奏A・B
打楽器二重奏、会場受付
1月21日(火)、4年生から8年生を対象にスキー・スノーボード教室を行いました。場所は、今年もやぶはら高原スキー場(木祖村)です。
通常より早い登校時間にもかかわらず、集合してきた生徒たちはウェアに身を包んで元気いっぱいの様子。バスに乗って現地へ向かい、開校式を終えてゲレンデへ移動しました。
降雪・積雪ともに少ない状況が続いていましたが、スタッフのみなさんによるゲレンデメイキングのおかげで、今年もスキー教室を行うことができました。本当にありがとうございます。(当日朝一番のレッスンの様子は、スキー場公式サイト内「やぶはら通信」で触れていただきました。)
生徒たちはグループに分かれ、経験豊富なコーチの指導のもと、安全にスキー・スノーボードの実習に取り組んでいました。午前と午後のレッスンを通じてずいぶん上達した生徒もいたようで、充実した1日となりました。
2月3日(月)より14日(金)まで、3学期授業参観の期間に入ります。 初日となった3日、7年生のプレゼンテーションコンテスト予選はクラスごとに会場を分け、パワーポイントによるスライドを用いた発表を行いました。これは、15日に開催する第15回プレゼンテーションコンテストの予選とあって、保護者のみなさんには審査員として参加していただきました。 自分の伝えたいことをしっかり伝えようと、時間をかけて準備をしてきた7年生。一人ひとりの発表を聞いて下さる保護者のみなさん。どちらもとても真剣な表情でした。 このような予選は5・6年生でも行われますので、保護者のみなさんにはぜひご協力をお願いします。 他学年でも「まとめの学期」の授業参観にふさわしい内容をお届けしますので、どうぞご期待ください!
7年1組
7年2組
1月18日(土)、3年生から8年生までの生徒が「英語の森」を行いました。 Hi! Hello! Thank you. Bye! 英語の挨拶や、歓声、拍手、そして笑い声が至る所から聞こえてきます。 今回の「英語の森」は、8年生が準備に1ヶ月以上費やした企画です。教室を宝の眠る洞窟に見立てた「Treasure Hunt」、ビンゴや神経衰弱ゲーム、「Ghost Maze(お化け屋敷迷路)」など、3年生から6年生までの後輩たちを楽しませる仕掛けが至る所にちりばめられ、英語を使ったゲームは大いに盛り上がりました。 単に「楽しいゲームを提供する」だけでなく、全体を見渡してどのように運営すればいいかを考えていた8年生の姿から、学校のリーダーとなる意気込みも伝わってきました。その8年生をサポートし、低学年の誘導係を担った7年生たちにも、伝わるものがあったはずです。 閉会式では、英語で司会・進行を行う8年生に対して、4年生も一生懸命英語で感想を伝えてくれ、温かい雰囲気に包まれました。 最後は校長先生から英語で講評があり、大成功となりました。
英語学習への意欲も高まり、才教学園の生徒同士で兄弟姉妹のような交流を楽しめるイベントを、生徒の力で作り上げることができました。
BINGO
盛り上げ方もばっちり
Word Bank
1月9日(木)、2年生が昔遊びのひとつである「けん玉」の出張講座を行いました。今回はGLOKEN(グローバルけん玉ネットワーク)の代表を務める窪田保さんを講師にお招きしました。窪田先生は、「世界へのけん玉の普及と、『遊び』ながら『楽しめる』けん玉文化の発展」を目指して活動されています。
国内外のさまざまなけん玉を紹介してくれた窪田先生。カラフルだったり顔が描かれたりしたおしゃれなもの、剣と玉をつなぐひもがないけん玉や変わったかたちのもの、サイズでは2㎝程度から60㎝あまりの大きさまのものまでありました。興味深く先生の話を聞きつつ、それらのけん玉を使って目の前で繰り広げられる窪田先生のスゴ技に、2年生は驚きと歓喜の声を上げていました。
生徒たちのレベルも様々で、ふたつの皿に玉を交互に乗せる「もしかめ」を長く続けられる、まだ剣先にうまく玉の穴が合わない…など幅がありましたが、窪田先生からけん玉の持ち方や体の使い方を教わった後は、成功率が格段にアップしました。
少し変わった技では、床に置いた玉に剣先をさして持ち上げる「たこやき」。一人でできる技ですが、近くの人達とグループを作り、自分の剣を隣の人の玉にさして上げてみると、大きな輪ができました。また、額に中皿をセットして玉を頭の後ろに持っていくと…あちこちでかわいらしい「ユニコーン」が誕生! 皿やひもがずれないように集中が必要でしたが、慣れてくると上手に歩くこともできました。
昔の遊びには努力・根気が必要なこともありますが、その分、上達すると一層の楽しさが得られます。頭も体も使って笑顔に溢れた授業で、けん玉をめいっぱい満喫した2年生でした。
窪田先生、吉崎先生、楽しい授業をありがとうございました。
「たこやき」できました!
「ユニコーン」の行進
1月6日(月)、3学期始業式を行いました。
【校長講話】多くのことを糧に新しい自分に生まれ変わろう
今日から3学期が始まります。年度当初に描いた自分の姿に近づくよう、まとめの学期を過ごしましょう。
今年は「ねずみ年」です。『古事記』に、オオクニヌシノミコトの危機を救った動物として描かれ、漢字では「子」と書きます。「子」という字には、「新しい生命が種子の中にきざし始める様子をかたちにしたもの」という意味があります。ぜひ、新しい自分に生まれ変わろう、新しいことに挑戦しようという気持ちをもってほしいと思います。
さて、昨年、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが会見で述べた言葉に、「むだなことをたくさんしないと、新しいことは生まれてこない」というものがありました。
日々の生活において「これはむだ(だったかも)かもしれない」と思うことがあっても、常に挑戦をしていくことでしか、新しいものは生まれない。むだや失敗といった経験も糧にして、新しい自分に生まれ変わり、新しいことを成し遂げられるような一年にしましょう。
90日間と長い2学期が本日で終わります。10月のさいきょう祭をはじめ様々な学校行事が行われ、忙しさを感じながらも充実した期間になったことでしょう。 来たる冬休みを楽しみにしている生徒のみなさんも多いと思いますが、この場を借りて学校長からのメッセージをお届けします。 【学校長より】 学期末・年度末を迎えるたびに話していることですが、改めて3つのことをお伝えします。 1. 来学期への準備をすること 2. 1年後につながる目標を立てること 3. 健康管理を怠らないこと 授業時間も多かった今学期、たくさんの課題と向き合い克服できた人も、課題が残ってしまったと感じている人も、冬休みは3学期につながる準備期間であることを意識して学力の維持向上に努めましょう。 また、元号が変わって初めての年取りとなります。「一年の計は元旦にあり」といいますが、「1年後の自分はどうなっていたいか」、その姿を想像し明確な目標を立てましょう。 そして、有意義な時間を過ごすためには「健康第一」が前提条件です。毎日を元気に過ごせることに感謝し、自分自身の健康と生活をしっかり管理してほしいと思います。 3学期始業式の日にはみなさんの元気な顔が見られることを願っています。
12月4日(水)、トヨタ自動車さまの協力により、5年生向けの原体験プログラム「クルマまるわかり教室」を実施しました。今年6月に愛知県のトヨタ工場を見学した後も、授業内で自動車に関する学習を続けていた5年生。いろいろな情報を集め、学習を深めてはいましたが、担当の方から出題されたクイズに苦戦する場面も見られました。 クルマ作りなどの話の後には、4班対抗で自動車会社を経営していくシミュレーションゲームを行いました。環境や安全に配慮したクルマの開発、社会貢献活動などをしながら利益を上げていくのですが、各班はバランスを見ながら上手にゲームを進めていたようです。 授業の最後には、感想などを葉っぱ型の付箋に書いて貼り付ける「クルマとエコの木」も完成させ、クルマの開発・生産に携わるみなさんの苦労や工夫を楽しみながら学ぶことができました。 お忙しい中ご来校いただいた販売店のみなさん、ありがとうございました。
第34回長野県ピアノコンクール本選(10月5日・長野市芸術館)にて、本校5年の五十嵐唯くんが最優秀賞(小学校5・6年生の部)に選ばれました。
県内から大勢が参加した予選を経て本選に臨んだ五十嵐くん。最優秀賞の受賞が決まったときには、「信じられない思いだった」そうです。
五十嵐くんは課題曲の中から『バルトーク ソナチネ全楽章』を選び、「それぞれの楽章のキャラクターを意識して弾いた。天国など美しいものは上にあるから、音も上に行くようなイメージで美しく弾けるように練習した。」と言います。
本番までの過程について、「練習は、楽しさが4割でつらさが6割。最後の2週間は特につらかった。」と振り返ってくれました。
表彰式後には審査員から講評やアドバイスを直接もらったとのこと。将来の夢は『ピアノも弾ける科学者』というだけあり、厳しい練習と学業とをしっかり両立させて今回の受賞に至りました。本当におめでとうございます。
大会本選での演奏の様子が、YouTubeで公式に公開されています。 動画はこちらからご覧ください。(別ウィンドウが開きます)