日本の文化を体験する茶道の授業が行われました。茶道の先生にご来校頂き、本校2階の作法室で、小学校1年生から中学校3年生まで、各クラス2回ずつ行います。
一人ひとりが、正座をしてご挨拶をし、茶道の先生が点てて下さったお茶を頂きました。
立ち方、歩き方、向きの変え方、座り方、お辞儀の仕方など一つひとつご指導頂き、心地よい緊張感の中、きちんと正座をして、手をついてお辞儀をし、お茶を頂くことができました。
お茶を頂く時は、隣の人に「お先に。」と声を掛けます。声を掛けられた人は、「どうぞ。」と答えます。このように隣の人に気配りをしたり、部屋に飾られている花や掛け軸を拝見してお茶を点ててくださった方へ感謝を伝えるなど、日頃の生活で大切にしたいことが詰まっていることに子ども達も気付き、教えて頂いてとてもうれしかったようです。
先生からは、「とても落ち着いていて、礼儀正しいですね。」というお褒めの言葉も頂きました。
これからも、茶道を通して、日本人としての心を学んでほしいと思います。
6月15日(月)、小学校1・2年生は信州スカイパークへ遠足に行きました。
スクールバスで信州スカイパークへ行き、信州スカイパーク内を散策して、松本空港を目指しました。1・2年生がグループになり、2年生が1年生をリードし、注意事項を教えたり、手を引いて歩いたりしていました。
空港では、空港の管理事務局の方からお話を伺いました。松本空港が日本一標高の高い空港であること、飛行機は翼のところに燃料を積んでいることなど、お話に興味津々でした。送迎デッキからFDAの金色の飛行機が着陸、離陸するところを、間近で見ることができました。3月に登場したばかりの金色の飛行機を見られたことが、とても嬉しかったようです。
グループでお弁当を食べた後は、遊具で思い切り身体を動かしました。
広いスカイパークを歩くと、日陰が少ないこともあって、足が重たくなる子もいましたが、2年生に手を引かれ、最後まで全員で歩き切ることができました。大きなけがもなく、全員が無事に帰校できました。
遠足の翌日には、2年生に優しくしてもらったことが心に残ったようだったので、1年生から、お礼の手紙を書きました。2年生との交流も、自然の中で身体を動かせたことも、とても有意義でありました。
集団行動を通して、協力することや決まりを守ることの大切さを学び、自然の心地よさを感じながら、身体を思う存分動かすことができました。
6月9日(火)、信濃毎日新聞社から講師の方をお招きし、本校小4対象に新聞作り講習会を行って頂きました。
新聞作りで抑えるべきポイントをわかりやすく説明していただき、早速、実践しました。
今までの総合的な学習で、長野県について各自でテーマを決めて調べてきました。それを新聞にします。
記事の作り方は、まず一番伝えたいことを挙げ、それを詳しく説明する3つのことを書きだします。書く時には5W1Hを使います。その3つをまとめて一つの記事にします。
記事が出来たら、一番重要な見出しを考えます。見出しの出来が記事の良し悪しを左右するので、時間をかけて考えます。(見出しの作り方のポイントを書く)
やり方がわかり、子ども達は目を輝かせて記事を書き出しました。手の止まった子どもがいると、講師の先生が助け船を出してくれました。みるみる記事が書き上がり、2時間の授業はあっという間に終了時刻になっていました。
新聞は多くの工夫が凝らされ、限られた文字数で的確に事実や意見を伝える文章の宝庫です。自ら製作することで、新たな視点から新聞に興味を持った子ども達は、これから新聞をじっくり読むようになるに違いありません。
信濃毎日新聞社の講師の先生、長時間にわたり授業をしていただきありがとうございました。
6月11日(木)~12日(金)、小学5年生は、こだまの森へ1泊2日でキャンプに行きました。
こだまの森へ到着して、まず、イワナつかみどり体験を行いました。実際に川に入り、ビショビショになりながら魚を捕りました。泳いでいるイワナは、速く泳ぎ回るため、捕ることが難しいのですが、子ども達はコツをすぐに覚え、協力して追い込み、たくさんのイワナを捕ることができました。
その後は、自分で捕ったイワナを焼いて頂き食べました。頭から尻尾まで丸ごと一匹食べたことのない子も、「おいしい。」と言って残さず頂いていました。
次に、箸作り体験を行いました。地元の講師の方に教えて頂き、木を小刀で削って作りました。始めは小刀で削ることが慣れなかった子ども達も、少しずつ小刀の使い方に慣れ、箸を作ることができました。「お父さんにあげる。」、「お母さんにあげる。」、「妹にあげる。」などと言って、時間の経つのも忘れ、夢中になって家族のために作っていました。
迷路や長さ100mの巨大うんていもやりました。迷路は、走り回って汗だくになりながら、タイムを競いました。100mのうんていは、手の豆をつぶしながらも最後までやりきった子もいました。
夜は、キャンプファイアーをしました。「未来の火」、「感謝の火」、「健康の火」、「友情の火」の4つのトーチを持った子ども達がキャンプファイアーに点火し、フォークダンスを行ったり歌を歌ったりして楽しみました。小雨が降ってきましたが、雨か汗かわからなくなる程、一生懸命踊っていました。心に残る一生の思い出ができたと思います。
2日目は、野外炊事を行いました。薪に火をつけ、協力してカレーライスを作りました。薪に火をつけること、飯ごうでご飯を炊くこと、カレーの具材の切り方、煮こむ時間など、細かいことはわからないことばかりでしたが、友だちと話し合いながら作りました。とてもおいしくできた子、ご飯が焦げてしまった子など出来も様々でしたが、野外で苦労して自分で作ったカレーライスは、おいしかったようです。
1泊2日の集団活動を通して、日常生活ではできないことに挑戦し、仲間意識を高め、各自が責任を持って役割を実行することができました。
キャンプで学んだことを今後の生活に活かしてほしいです。
6月6日(土)、中学3年による修学旅行報告会が行われました。オーストラリアケアンズでの調査結果を考察し、パワポにまとめ、保護者の方と小3~中2の児童生徒の前で発表しました。
修学旅行の事前学習では8班に分かれ、調査課題を検討し以下の8つのテーマを決めました。
① オーストラリアの人は自国に満足しているか
② オーストラリアの交通事情についての調査
③ 日本とオーストラリアの相違点~異国の地から学ぶもの~
④ INFLUENCE OF THE COLOR
⑤ 日本とオーストラリアの国民の意識
⑥ 日本とオーストラリアの環境問題
⑦ 私たちが環境汚染の加害者にならないために
⑧ オーストラリア人の本当の性格
中でも、8班はオーストラリア人の人間性を調べるために心理テストを用意して、現地でインタビューする計画を立てました。今までにない試みでした。
帰校後すぐに体育祭がありましたが、忙しい中でも時間をやりくりし、しっかりと調査結果をまとめ、結論を導き、原稿を作り、練習し本番を迎えました。
どの班も普段から培っているプレゼン力を発揮し、堂々と発表していました。
観客の後輩たちは頷きながら目を輝かせて発表に聞き入り、先輩達の興味深い体験に、いずれ自分たちも同じ経験ができるという期待に胸を膨らませていました。
保護者の方は、事前学習でのテーマや現地での調査内容、そこから導き出された結論を聞き、改めて子どもの成長を実感した様子でした。
修学旅行後、体育祭を経てどんどん逞しくなる中学3年生の今後に大いに期待を抱かせる修学旅行報告会でした。
6月2日(火)、松本警察署のご協力のもと、不審者侵入対策訓練を行いました。
不審者の侵入を想定し、職員の対応や、児童生徒の避難誘導を安全に行うための訓練です。警察の方が不審者に扮して乱入し、校内を歩き回り、先生たちが不審者を取り押さえるという内容で行いました。
直接の侵入があった教室では、不審者と距離を取りつつ、先生と生徒がすばやく教室から逃げていきました。
また、ほかの教室では、ドアの内側から机と椅子でバリケードを作り侵入を防ぐ対策をとりました。児童生徒は、窓側で落ち着いて待機することができました。
スクールサポーターの方から、「すばらしい訓練でした。でも、本当に悪い人が入ってくることがあるかもしれませんので、今日の訓練を活かしてください。」と話がありました。
その後、児童生徒の代表2名と警察の方で、知らない人に声を掛けられたり、車に乗っている人に声を掛けられたりするロールプレイングを行いました。不審者と1.5m以上の間合いをとって逃げること、車の進行方向と逆の方向に逃げることが大切だそうです。
不審者と遭遇した場合は、「いかのおすし」です。全校児童生徒で、復習をしました。
いか → いかない
の → 乗らない
お → 大きな声で叫ぶ
す → すぐ逃げる
し → 知らせる
最後に、声掛け訓練を行いました。「助けて!」と学年毎に大声で言う訓練を行いました。体育祭をやったばかりですので、応援団で鍛えたのどで、しっかりと言うことができました。
訓練だとわかっていれば上手に対応できますが、不審者は、服装ではわかりません。年齢も決まっていませんし、男とも女とも限りません。日頃から十分に注意して、いざという時は、教えていただいたことを守り、危険から自分の身を守れるようにしてほしいです。
今年度から、日本速読協会のソフトを使用した「速読」の授業がスタートしました。
速読を取り入れるのは、才教学園11年目にして初めての試みです。学習塾等での速読の導入は珍しくはないですが、学校としてこれほど大人数で取り組んでいる例は初めてだそうです。
速読の授業は、一人一台のパソコンを使って行います。まずは眼底筋肉をほぐす画像を見ます。また頭の中で文字を読み上げない「視読(しどく)」という読み方を練習します。初回の授業は、慣れない目の使い方や「文字を読まないこと」という指示に戸惑いを見せていました。
しかしすぐに、パソコンが得意な子が困っている子を常に気遣う姿、開始五分前には進んでファイルを配りパソコンの前に座る姿が見られるようになりました。問題を間違えてしまった時の悔しがる表情は真剣そのものです。
まだまだ始まったばかりですが、子ども達の積極的な姿にこちらの期待も高まります。
速読は、読書をする速度を上げるだけでなく、文章の理解力を速めることが狙いです。読書量そのものが増え、テストでは問題を読む時間が短縮され、その分解答する時間を確保することができます。しかし「魔法の杖」ではありませんので、上手に活用して、努力してほしいと思います。
速読は、「世のため人のためになる高い学力」を身につけるのに、大いに役立つはずです。着実にトレーニングを続けてほしいと願っています。
5月24日(日)、やまびこドームにて体育祭が行われました。
才教学園の体育祭は、徹底して勝負にこだわり、学年や立場を超えて全員が一致団結してチームの勝利を目指します。どの試合も真剣勝負で全力で自分の力を出し切ります。
短い練習期間ではありましたが、やまびこドームで3回練習を行い、本番を迎えました。
入場行進では、児童生徒が揃った行進を見せました。
応援合戦では、赤と白に分かれ、声がかれるまで大きな声で応援をしました。一糸乱れぬ動きに、惜しみない拍手が沸き起こりました。
短距離走・かけっこ・全校リレーでは、児童生徒が力の限り走りました。
学年種目の棒引き、一球入魂、Train-train、台風の目、クロスブリッジ、タイヤ取り等では、練習では勝ち続けていたのに本番で負けてしまったり、練習以上の力を出し切り勝利することができたり等、数々の感動のドラマが生まれました。
小学校大綱引きや中学生の大綱引きでは、しっかりと作戦を練って臨み、入学したばかりの小学1年生も作戦を守って一生懸命綱を引く姿を見ることができました。
新種目であり、プログラム最後の全校種目の大玉送りでは、勝って飛び跳ねて喜ぶ子、反対に負けて泣き崩れる子も大勢いました。
どの競技も、負けたチームは、無念の号泣をし、勝ったチームは歓喜の雄叫びをしたり、嬉し泣きをする児童生徒がいました。また、最後まで諦めない姿は、見る人に感動を与えました。
体育祭を通じ、チャレンジ精神や責任感を育て、成功や失敗、喜びや悔しさの体験をし、一人一人が主役となり、活躍することで、自分の才能と役割を発見してほしいと思います。
また、体育祭は、勝つことが目標ですが目的ではありません。
体育祭で培った様々な経験を、今後の生活にも生かしていけることを願っています。
4月9日(木)、久しぶりの学校に多くの荷物を持った子ども達がやってきました。進級した新しい学年での一年のスタートです。目をキラキラ輝かせながら登校してきました。
始業式では、小松校長より「今日の気持ちを忘れずに1年間過ごして下さい。みなさん一人ひとりが自分のやるべきことを自覚して行動して欲しい。
先日、野球の全国大会に出場した中学校の監督さんに会う機会があり、全国で優勝できるチームはどんなチームですかと質問したところ、「当たり前のことが当たり前に美しく出来る。挨拶・返事、話し方が素晴らしく、常に全力プレー。優勝するチームは必ずそうだ。」とおっしゃっていた。
私は、才教学園を日本一の学校にしたいと思っているので、皆さんも「当たり前のことを当たり前に」一緒に頑張っていきましょう。」という話がありました。
その後、バス会が行われました。才教学園は、電車・バス・自転車・送迎・徒歩など様々な方法で通学する子どもがいます。安全に、ルール・マナーを守って通学できるように、一つひとつ注意点を確認しました。電車通学の子どもは、駅の利用の仕方も学びました。安全に、周りの人に迷惑をかけないように通学出来るよう、継続的に指導をしていきます。
4月8日(水)、平成27年度入学式がまつもと市民芸術館で行われました。
新入生は、在校生・保護者の方の拍手の中を堂々と入場した後、一人ひとり名前を呼ばれ、「はい!」と元気な返事とともに起立し、紹介されました。
小松校長の式辞では、「『世のため人のために尽くす高い志を持った人になるために今何をすべきか』を常に考え、才教生としてのプライドを持って学校生活を送ってほしい。
才教生は卑怯なことや、悪口・陰口、いじめなどというくだらないことはしない。困っている人や弱い人のため、また社会のため国のために、助けよう、役に立とうという気持ちを常に持って、勉強に励み、行事に取り組み、友達と切磋琢磨し、自分を高めていくのが才教生の姿。
現れるハードルに自分の力を信じてチャレンジするように。教職員一同は本気で皆さんと接し、教え導いていく。」と、激励の言葉が力強く述べられました。
新入生代表の挨拶では、小学1年生代表が、「去年、さいきょう祭で1年生の発表を観て、『来年は僕も出るんだな。どんな発表をするのかな。』とワクワクしました。今日から才教学園小学校の1年生になれて、とても嬉しいです。」と期待に胸を膨らませ元気に話し、中学1年生の新入生代表は、「将来の夢を叶えるために、高い学力、幅広い知識、コミュニケーション力を身につけ、才教学園中学校で、今まで以上にしっかりと勉強して、仲間と切磋琢磨していきたい」と抱負を述べました。
在校生代表は、「才教学園はとても楽しく、学ぶことがたくさんあり、自分次第でいくらでも成長することのできる学校です。仲間と共に切磋琢磨しながら歩んでいきましょう。」と新入生にメッセージを送りました。
これから才教生としての生活が始まります。初心を忘れず、充実した学校生活を送っていってもらいたいと思います。
教職員一同、学校生活が充実したものになるよう全力を尽くしていきます。
ご臨席頂いたご来賓の皆様、新入生の保護者の皆様、ありがとうございました。