第Ⅱ期進級式
◇学校長式辞
進級おめでとう。新しい制服に袖を通したみなさんは、私にはずいぶん大人びて見えます。STEAM教育の導入で、プログラミングの関係では自動車に絡んだ学習を行うようになります。21世紀型スキルの習得に向けて、しっかりと動いて学んでいくことになるみなさんに、学校長として次のことをお願いします。
今の姿に劣らない、内面もかっこいいⅡ期生になること
授業時間も伸び、生徒会で先輩と一緒に学校を動かしていくことになります。勉強や生活面で下級生から「さすがⅡ期生になると違うな」と憧れを持たれるような存在になりましょう。
「才教生として何ができるか」を考え実行すること
これまでの4年間で「才教生はどうあるべきか」を学んできたみなさんの第Ⅱ期は、志を育てる時間です。「才教生としてどうあるべきか」に加え、「才教生として何ができるか」を自ら考え実行してください。
進級生を代表して挨拶を行った新保さんは、「先生や友達とともに学んだことを糧に、自分に何ができるのかを考えて学校生活を送りたい。その中では楽しいことも苦しいこともあると思うが、先輩方のいいところをたくさん取り入れ、みんなで歩んでいきたい」と述べました。
4月8日(木)、第Ⅱ・Ⅲ期の進級式を行いました。
5年生(Ⅱ期生)と9年生(Ⅲ期生)は、学年ごとに時間をとって講堂に整列。今年も保護者の方々の出席はなく、当該学年の生徒と関係教職員のみで式を執り行いました。
前編では第Ⅲ期の様子、続く後編では、第Ⅱ期の様子をお届けします。
第Ⅲ期進級式
◇学校長式辞
進級おめでとう。最高学年になった気分はどうでしょうか。学校を導く立場になったみなさんに、大いに学校のことを任せます。自覚をもって、様々なことに取り組んでください。
まずみなさんにはこの一年間、現実から目を背けないと約束してほしい。コロナウイルス感染症の影響で、すでに延期や変更縮小が決まった行事もありますが、だからこそ、自分たちに何ができるかを常に考えて後輩の前に立ってください。高校受験に向けて自ら努力をする中で葛藤もあるでしょう。そこで掴んだものは、みなさんの財産になります。逃げずに、恐れずに、立ち向かい、自分の力を信じて各自が乗り越え、結果を出すことを願います。
内閣総理大臣を務めた大平正芳さんが「政治とはいかにあるべきか」ということを説いたものに『楕円の哲学』があります。二つの中心点が緊張して美しい形を描く楕円になぞらえ、ここではその点となるものを「守らなければならないもの」と「変えていかかなければならないもの」とします。緊張を保ち、みんなで美しい楕円を描きましょう。
学校長式辞に続き、Ⅲ期生には、その証となる青いネクタイが贈られました。
代表してネクタイを受け取った坪根くんは、「私たち9年生は、青いネクタイの意味を受け止め、この1年間、最高学年の自覚をもって行動します。」と宣言。
担任からネクタイを受け取った生徒たちは、記念写真撮影のため、早速ネクタイを付け替えました。級友同士で乱れがないか確認し合い、「よく似合うよ」と先生たちに声を掛けられうれしそうな表情を見せていました。
ネクタイを付け替えました
4月7日(水)、まつもと市民芸術館において17回目の入学式を行いました。コロナウィルスの感染拡大対策(密を避ける・マスク着用・時間短縮等)を講じつつ、厳粛な雰囲気の中で行われた入学式は、学校生活の第一歩にふさわしいものとなりました。
才教学園教職員一同、新入生のご入学を心からお祝い申し上げます。日々情勢は変化しておりますが、生徒ひとりひとりのよりよい成長のため、教職員一丸となって取り組んでまいります。
本日はおめでとうございました。
【学校長式辞】
新入生のみなさんの入学を心より歓迎します。たくさんの抱負をぜひ実行し、感動を体験し、「学ぶ喜びを知る人」「気高い志を抱く人」「未来を共創する人」という理想の姿を目指してください。
誰かを助けよう、世の中の役に立とうという気持ちを常に持って、勉強に励み、友達と切磋琢磨し、自分を高めていく、それが、才教生の過ごし方です。ときには、つらく厳しいこともあるでしょう。しかし、みなさんは必ずそれを乗り越えることができます。
保護者の皆様には、お子様がくじけそうになってもその努力するお子様を支え、励まし、後押しをお願いします。そして、広い心と視野を持って、我が子だけの幸福・成功を願うのではなく、私どもと一致して、ここにいる全生徒が気高い志を持った人として成長できるよう、ご理解ご協力をお願いいたします。
先生から花をつけてもらう1年生
新入生入場
新入生を拍手で迎える校長
3月27日(土)、学校での直接聴講とオンライン(ライブ配信)にて「お父さんお母さんのための教え方講座」第3回を開催し、今回は『学力を伸ばすヒント』というテーマで本校の小松校長からのお話をお届けしました。
現在、学びの只中にいる子ども達が社会の中核となって活躍をする今後の社会はどのようなものになっているのか。未来では、どのような力が必要とされるのか。めまぐるしく変化していく社会で、子どもたちが強く生き抜いていくための「学ぶ力」を伸ばすためにはどうしたらよいか。
このような観点から、基礎学力の定着と発展を図るための要素をお伝えしました。
ご来校くださった皆様、ライブ配信をご視聴くださった皆様、ご参加ありがとうございました。
才教学園では4月以降も様々なプログラムで子育て支援につながる情報をお届けしてまいります。ぜひ多くのご参加をお待ちしております。
さいきょう子育て支援プログラム(2021年)
各講座の詳細はこちら
※参加人数の制限、就学前のお子様の年齢制限などを設けているイベントがございます。お申し込みの際は内容をご確認ください。
3月18日(木)、3学期終業式を行いました。卒業式、小学校課程修了式を終えた9年生と6年生以外が登校したこの日、教室で聞く校長講話は、大きな変化に対応してきた生徒たちを思いやる言葉から始まりました。
「体育祭、さいきょう祭をはじめ、多くの行事が中止や変更、縮小に追い込まれた今年度、『才教生としてあるべき姿』を見せてくれたことはとても嬉しい」と話した校長。
これについては、生徒のみならず保護者のみなさんや関係者のみなさんのご協力よるものが大きく、このようなかたちではありますが学校として深く感謝いたします。
8年生へ
昨日、この学び舎を9年生が巣立ちました。この瞬間から、みなさんがこの学校を牽引していくことになりますが、覚悟はできていますか。先輩方が残していった二つのもの、「守らなければならないもの」と「変えていかなければならないもの」が何かを考え、皆さんの力で新たな才教学園を作っていきましょう。
7年生へ 来年の才教学園がより素晴らしいものになるには、みなさんの力が大きな役割を果たします。9年生をどれだけサポートしていけるか。また、後輩をいかにまとめるか。組織においては、トップの役割と同じくらい2番手の力が重要です。いかなる役割を果たすかを一人一人が考えて行動してください。
5年生へ
才教学園の9年間という過程の中で迎える小学校課程の最終学年。その自覚を忘れず後輩たちに範を示すと同時に、小学校課程でしか得られない思い出をつくることも十分に楽しんでください。
4年生へ
先日の説明会で話したように、Ⅱ期はみなさんが未来を生き抜いていく力の土台を作っていく時期となります。Ⅱ期生としてのプライド、品格を保ち、才教学園でのさらなる活躍を願います。
3年生へ
教室のある3階をいかに盛り上げていくか、Ⅰ期最年長となるみなさんの手にかかっています。どうすれば人を同じ方向に導けるか、そんなリーダーシップを学ぶ1年にしてください。
2年生へ
4年生をどうバックアップしていくか、自分たちが1年生の先輩としてどう関わるかを自覚し、学年としてまとまる力、学年一体となってどんな力を発揮できるか学んでください。その気付きが、Ⅰ期リーダーとしての基礎となることは間違いありません。
1年生へ
4月からみなさんが3階に行ってしまうのが少し寂しいです。今年、私は皆さんの屈託のない笑顔に助けられました。4月に入学してくる新1年生のために、どんな振る舞いをすべきか、どんな行動をすべきか、みなさんが才教生としての範を示してくれることを期待します。
2月24日(水)、第16回プレゼンテーションコンテスト本選を行いました。この本選には、5年生から7年生の学年予選を通過した9名が出場。審査の結果、加藤慈子さん(6年)が最優秀賞に選ばれました。
加藤さんのテーマは「with corona ~コロナ禍で私たちはどう生きるか~」。コロナ禍において、自分のこれからの生き方を考えようと思ったことがきっかけだったそうです。家庭で購読している新聞のコロナ関連記事から、子どもや学校に関する記事に注目した加藤さん。休校期間には「早く学校に行きたいと思うようになり、学校の大切さを実感した」といい、プレゼンテーションの最後を「状況をつかむための情報を集める、自分にできることを毎日続けて楽しい生活を送りたい」という言葉で締めくくりました。長期にわたる新聞記事の収集、根拠や意見の明確さが、審査員から高い評価を得ました。
感染防止の観点から、本選は学年別に実施しました。例年のように審査にご協力下さっている関係者、保護者の皆さんをお呼びすることはできませんでしたが、これまでのようなプレゼンテーションコンテストがまた開催できるようになることを願います。
第16回プレゼンテーションコンテスト
審査結果
◆最優秀賞
6年 加藤慈子さん
「with corona ~コロナ禍で私たちはどう生きるか~」
◆優秀賞
5年 加藤 維くん 「お腹一杯の未来を作りたい!」
7年 若林風歌さん 「自殺の少ない社会を目指すには」
◆本選出場者のテーマ(発表順)
「でんき予報」
「バナナから世界の見方を変えてみよう!」
「自殺の少ない社会を目指すには」
「タイムトラベルはできるのか」
「文字のすごさ」
「with corona ~コロナ禍で私たちはどう生きるか~」
「お腹一杯の未来を作りたい!」
「生活に深く関係している遠い国の森林」
「トイレの未来が地球を変える! ~きれいな水を全ての人に~」
(左から)加藤維くん、加藤慈子さん、若林風歌さん
さいきょう子育て支援プログラム
お父さんお母さんのための“教え方”講座
テーマ:「学力を伸ばすヒント」
目まぐるしく変化し続ける社会で生きていくお子さん達の「学力=学ぶ力」をどのようにしたら伸ばしていくことができるでしょうか? 基礎学力を定着、発展させるために必要な「3つの力」についてお話しいたします。
当日、ご来校が難しい方は、ライブ配信を視聴いただけます。(要事前申し込み)
講師: 小松 崇 (才教学園小学校・中学校 校長)
日時: 3月27日(土)10:00~11:30
対象: 未就学児~小学校低学年の保護者の方
定員: 先着50名
持ち物: 上履き、筆記用具
参加費用: 無料
場所:才教学園小学校・中学校
オンライン:オンラインでの動画配信も実施します。お申し込みの際、ご希望の参加方法を選択ください。
(なお、新型コロナウイルス感染拡大の状況により、予定が変更になる場合がございます。変更になった場合は、ホームページでお知らせいたします。)
参加の申し込みはこちらから
日頃は本校の教育活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。
既に多くの皆様より参加お申し込みをいただいております「お父さんお母さんのための教え方講座」についてですが、松本市の新型コロナウイルスの感染警戒レベルが上昇したことに伴い、以下の日程で実施予定の講座を「動画配信」のみの実施とさせていただくことにいたしました。それに伴い、動画配信期間を延長し、配信期間中のご都合の良い時間にご覧いただけるようにいたしました。
動画視聴と教材をご希望の方は、以下の申し込みフォームからお申込みください。
ご理解とご協力をお願いいたします。
<動画配信のみの実施とさせていただく講座>
お父さんお母さんの教え方講座
●2/6(土)、2/10(水)「もじ」と「かず」~基礎編~
配信期間 2月6日(土)~3月26日(金)
●3/10(水)、3/13(土)「もじ」と「かず」~実践編~
配信期間 3月10日(水)~3月26日(金)