1月8日、3学期始業式が行われました。
小松理事長は「一事が万事」という言葉を引用し、「ささいなことが自分の行動を物語ります。玄関では“たかが靴”と思わず、きちんとそろえることが大切。どんなこともひとつずつていねいに積み重ねて美しい生活を心がけましょう。」と話し、
下辻校長は「勉強や運動、いろいろなことに元気に取り組むと、心が充実して笑顔になります。みんなの笑顔がたくさん見られる年であるように。」と話しました。
始業式に引き続き、合唱部と吹奏楽部の発表がありました。
合唱部は10日(土)、吹奏楽部は12日(月・祝)にそれぞれコンクールに出場します。全校の前での発表に緊張していた様子ですが、当日は練習を重ねた成果を発揮してくれることと思います。
小学1年生の教室では、先生と久しぶりに会ってうれしそうに話す児童の姿が見られました。
中学3年生はいよいよ高校入試が近づいています。
まだ寒い日が続きますが、やり残しのないように1年間のまとめとなる3か月にしていきましょう。
2学期最終日となった12月20日は、全校総出での大掃除から始まりました。普段は見落としがちなところまで念入りに掃除する姿があちこちで見られました。赤く上気した顔で整列する児童もいて、寒い中でもはりきって掃除をしていたことを物語っていました。
終業式の講話では、理事長が「 “しつけ”という字は“身(体)を美しくする”と書く。みなさんには美しい言葉づかい、美しい行動を心がけた生活をしてほしい。」と話しました。校長先生からは「過去をふりかえって、心の中と身の回りを整理しよう。そして、ぜひ将来のことも考える年末年始にしてほしい。」との話がありました。
終業式に引き続き表彰式が行われ、作文・絵画等のコンクールで入賞を果たした児童生徒のみなさんに賞状が贈られました。
また、「ジョン万次郎20年の会」が実施したドイツ短期留学の報告会があり、中学3年の櫻井さんと春山さんが、ホームステイや現地の学校を視察した感想を述べました。
けがや病気のないように楽しい冬休みを過ごし、元気な笑顔で3学期を迎えられることを楽しみにしています。
第7回 わたしの「ふる里自慢」コンクール(綿半グループ主催)において、1,873点の応募作品の中から本校生徒が9名入賞、このうち2名は最優秀賞に選ばれました。14日(日)には長野市で表彰式が行われました。入賞者と作品名は次のとおりです。
◆小学校低学年の部 |
【優秀賞】 3年 鈴木 華さん 「まんじのせきぶつ」 |
【努力賞】 3年 城谷 一香さん 「わが家のかぼちゃ」 |
3年 中村美香子さん 「すわこのはくちょう丸」 |
◆小学校高学年の部 |
【最優秀賞】5年 中村 泰大さん 「諏訪おふね祭り」 |
【努力賞】 5年 イチカワドイルフランスィス 聖さん 「雪にまぎれるはばたくライチョウ」 |
◆中学校の部 |
【最優秀賞】1年 中村 耕士さん 「片倉館」 |
【努力賞】 1年 塩原 響希さん 「桔梗」 |
2年 藤森 一真さん 「開田高原の夏」 |
◆特別賞 【信濃毎日新聞社賞】 6年 荒木 笑加さん 「夏の夕焼け」 |
◆絵画教育功労賞 才教学園小学校・中学校 |
入賞作品は、16日付信濃毎日新聞朝刊で紹介されたほか、綿半ホールディングス株式会社のホームページでも見ることができます。
展示:信濃毎日新聞本社(12/17~来年1/15)
諏訪市原田泰治美術館(来年1/17~2/15)
最優秀賞(小学校高学年の部) 中村泰大さん「諏訪おふね祭り」
最優秀賞(中学校の部) 中村耕士さん「片倉館」
この秋小学1年生では、生活科の授業で、落ち葉や木の実を使った作品を作ったり、どんぐりごまを作って遊んだりと、自然のもので遊ぶ学習を楽しんできました。今度の生活科でも、今の子ども達が普段している遊びとは、一味違った遊びを知ってもらおうと、「昔の遊び」の学習をすることにしました。
昔の遊びを楽しむには、その遊びに親しんでいた人に教わるのが一番!そこで小学1年生では、11月26日(水)に、祖父母の皆様にご参加いただき「むかしのあそびを楽しむ会」を行いました。急な連絡で、どのぐらいの方に参加していただけるかと心配しておりましたが、20名以上のお家の方々が集まって下さり、とても賑やかな会になりました。
あやとり、こま、おはじき、めんこ、けん玉、折り紙、お手玉の七つのグループに分かれて、それぞれ遊びを楽しみました。始めはルールが分からずに、おはじきやめんこが、縦横無尽に飛び交っていましたが、おじいさんおばあさんに、遊び方を教えてもらうと、夢中になって遊んでいる姿が見られました。「おはじきには、こんなルールがあるんだ!」「お手玉には、こんな遊び方もあるんだ!」どの遊びにも、ルールがあったり、いろいろな楽しみ方があったりすることが分かりました。とても楽しくて、あっという間の1時間でしたが、その中でずいぶんと上達した子もいました。
最後には、みんなで一つの大きな輪になって歌を歌い、「むかしのあそびをたのしむかい」は、和やかな雰囲気で終わりの時間を迎えました。子ども達が、「おじいさんやおばあさんがきてくれたから、たのしむかいが、とてもたのしいかいになりました。」と感想を述べたように、祖父母の皆様にご参加いただけたことが、子ども達にとっては、何よりも嬉しく、よい思い出になったようです。おじいさんおばあさんとの触れ合いの中で、昔の遊びの面白さと、温かさに触れた1年生でした。
11月26日、小学3年生は松本市にある石井味噌さんで社会科見学を行いました。
社会科では「ものを育てたり、作ったりしている人たちの思い」を考える単元で「味噌作り」を学習しています。国語でも「すがたをかえる大豆」の単元で味噌を勉強しました。そこで、古くから味噌を作り続けてきた石井味噌さんに社会科見学に行ってきました。そして、今回は、味噌作り体験も行いました。
味噌蔵へ案内して頂くと、高さ2mにも及ぶ巨大な桶が並んでいて、「すごい。」と思わず言ってしまう程でした。桶の中では4.5tもの味噌が熟成されていること、この桶から37万5000杯も味噌汁ができることなど、子ども達は驚きの連続でした。
石井味噌さんへの質問では、「どうして大きな杉桶で作るのですか?」、「楽しいこと、つらいことは何ですか?」など、次々に手が挙がり、質問にも快く答えて頂き、ものづくりの工夫や思いを学びました。
その後、味噌作り体験を行いました。給食着・帽子・マスクを着用し、大豆をつぶし、塩・米麹をまぜ、味噌を作りました。大豆をマッシャーでつぶすのが難しかったようですが、手が痛くなる程頑張りました。頑張って作った味噌を、一年後に食べるのが本当に楽しみです。作った後は、三年味噌の味噌汁も頂き、天然醸造の味噌のおいしさを感じ取っていました。
安心・安全のために国産の大豆にこだわっていること、他社が機械化により大量生産する中、昔ながらの天然醸造で三年もかけて熟成していることなど、味噌作りの工夫と努力について、たくさん学ぶことができました。
これを機会に、何気なく食べている物に感謝の気持ちを持ってほしいと思います。
石井味噌の皆様、味噌作りについていろいろと教えて頂き、また、質問に答えて頂き、ありがとうございました。
11月6日(水)、小学5年生は安曇野市にある長野県水産試験場で社会科見学を行いました。
現地に着くと、たくさんのいけすがあり、いけすの中には普段塩焼きにして食べているニジマスとは比べ物にならないほど大きなニジマスや信州サーモンが泳いでいました。いけすの中には、珍しい魚も多く、特に子ども達の目を引いたのが突然変異体の黄色のニジマスです。この黄色のニジマスもバイオテクノロジー技術により、突然変異体を継続させているというのです。
子ども達はすでに社会科の水産業の単元で、魚の養殖について学んでいます。信州サーモンも四倍体のニジマス(メス)とブラウントラウト(オス)をバイオテクノロジー技術によって交配させた一代限りの養殖品種なのです。誕生までに約20年もの歳月をかけて、研究され、病気に強く、誕生した信州サーモンはすべてメスで、信州サーモンは卵をもたないなど、様々なことを教えていただきました。説明を聞きながら、子ども達も必死でメモをとり、多くのことを学びとろうとしていました。
さらに、エサやりと実際にニジマスに触る体験をさせていただきました。子ども達が大きな池に向かってエサを投げ込むと、大きなニジマスたちが我先にとエサに群がります。その様子を子ども達も興奮してみていました。ニジマスに触る体験では、ニジマスの名前の由来を教えてもらいました。ニジマスの腹の部分が虹色なことから、「虹色のマス→ニジマス」となったそうで、子ども達も「感触がヌルヌルしている」「結構やわらかい」「お腹の色が変わっていく」などと歓声をあげながら、貴重な体験をすることができました。
また、質疑応答の場面でも実際に水産業に携わる職員の方々の話を聞いて、多くの苦労と努力、そして工夫をして生産していることを知り、普段何気なく食べている魚でも生産者の思いを知ることで、子ども達の中に、感謝の気持ちが湧いてきたようです。
長野県水産試験場の皆様、楽しくて有意義な時間をいただき、ありがとうございました。
11月11日(火)、5年生はトヨタ自動車の皆様をお招きし、トヨタ原体験プログラムを受講しました。
これは、トヨタ自動車が「自動車会社として子どもたちにできること」に取り組み、子ども達の五感を刺激し、ワクワク・ドキドキする体験を伝えてくれるもので、トヨタ自動車の社会貢献活動の一つです。
前半は自動車と環境をテーマに、トヨタの工場の映像や四択クイズを通して自動車産業の基礎や自動車ができる工程について学び、後半はチーム対抗によるボードゲーム版「カー&エコゲーム」に挑戦しました。「十年間の自動車会社の経営者となり、いかに収益を出すか」というもので、稼いだお金を開発、社会貢献、増産体制のどれに回すのかを考え、経営判断をしていかなければなりません。収益だけを考え、自動車を大量生産しては環境に悪いなど、知らず知らずのうちに利益優先ではない現在の自動車工業のあり方を学ぶことができ、楽しみながら「自動車をつくる工業」の学習を深めることができました。
さらに、屋外でプリウスPHVを実際に見せていただきました。CMなどで子ども達も見たことはありましたが、実物を見せていただき、目を輝かせ質問をしていました。現在の自動車会社は環境や社会貢献活動を一体であること、そして何より、世界的企業のトヨタに触れることができた貴重な時間となりました。
トヨタ原体験事務局の皆様、貴重な機会を与えていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。