休業期間における生徒たちの家庭学習支援のため、才教学園でも4月15日(水)より教員が作成した動画配信を行っています。
生徒のみなさん、上手に活用できていますか?
対面式の授業を行うことができない中でも、「起立・気を付け・礼」から始まる配信授業。先生たちの協力と奮闘のおかげです。
不安やストレスを抱えている人もいると思いますが、規則正しい生活リズムを維持するためにも、各学年のコンテンツを確認し授業を視聴しましょう。
生徒・保護者のみなさんには、始業間もなく休業が決定し、各ご家庭で対応いただくことについて大変なご負担をお掛けしています。学校行事では授業参観などすでに中止となったものもあり、今後も大幅に予定を変更しなくてはいけない可能性があります。
そしてなにより、学校という場において多くの先生たちが生徒不在のさみしさを感じています。
まだ窮屈な生活が続きますが、手洗い・うがいはしっかりと行い、安易に外出することは避け、学校再開の日を待ちましょう!
6年理科・実験動画の撮影中
教室はがらんとしています…
生徒会が折り紙でこいのぼりを作ってくれました(4月9日撮影)
4月6日(月)、本校講堂で第Ⅱ期(5年生)の進級式を行いました。 生徒たちが決意を新たにする日、保護者の方々も楽しみにしておられたと思いますが、新型コロナウイルス感染防止対策として、生徒と関係教職員のみで執り行いました。 真新しい制服を着た5年生は、前年度よりずいぶん大人びた印象になり、担任から名前を呼ばれると大きな返事をして起立。やや緊張をはらんだ空気が漂う講堂で、学校長の話に静かに耳を傾けました。 ◇学校長祝辞 進級おめでとう。5年生からは授業の長さが50分ずつになり、生徒会活動や部活動も加わります。学校生活が大きく変化する中で、君達は日々、志の基礎を固めていくことになります。 4年生までに培ってきた学力や人間力の基礎となる部分をふまえ、志づくりを始める君達がしなければならないことの一つ目は、自分の「才」を見つけることです。才能や得意技を見つけるために、貪欲に謙虚に、勉学に励んで下さい。 二つ目、夢を描いて下さい。みんなが幸福になるために、世の中がよくなるために、どんな社会を作りたいですか。どんな人間関係を築きたいですか。どんな行動をしたらいいですか。そういった夢を少しずつ自分の心の中にかたちづくっていって下さい。 そして三つ目。どのような才能をもっているか、どのような社会を築きたいのかがわかったら、その中で自分はどのような役割を果たすことができるかを考えて下さい。 才・夢・役割を自覚できるようになったときに、志がかたちづくられます。様々な体験をして、みんなで夢を語り合って下さい。 5年後、才教学園を巣立っていくときに、一人ひとりの胸の中に大きな志のもとが芽吹くよう、日々努力してほしいと思います。 きみたちならできる。 Ⅱ期にはⅡ期の使命があります。その使命を果たせるように努めて下さい。
名前を呼ばれ起立する5年生
学校長祝辞
4月6日(月)、本校講堂で第Ⅲ期(9年生)の進級式を行い、才教学園の最高学年の証であるブルーのネクタイが贈呈されました。 ◇学校長祝辞 今日からの一年、君達が本校の新しい歴史を作る主役です。多難な船出の年ですが、だからこそ君達の真価が問われます。君達にしかできないことを考え、汗を流して行動し、苦しい状況を打ち破ることができる生徒だと信じ、この一年を君達に委ねます。 加えてこの一年は、否応なく受験に真摯に向き合わなくてはいけません。自らの成長に必要な絶好の機会と捉え、前向きに立ち向かって下さい。 自分を見つめ直すこと。 自分と対話をすること。 自分から目を逸らさないこと。 自分をごまかさないこと。 自分から逃げないこと。 君達を見習い範とする多くの下級生に、決して恥ずかしくない姿を見せてくれることを期待します。 ◇9年生に期待すること 〈1組担任〉 すべてにおいて君達が率先して動く場面が増えます。不測の事態も多くなるであろうこの年に、「さすが9年生」「例年に増していい9年生だ」と言われるようになってほしい。青いネクタイに恥じない行動をとりましょう。誰一人として欠けることなく、一人だけで頑張るのでもなく、励まし合い、支え合って下さい。 〈2組担任〉 一つのことに向かうときに、個々の力を結集させられるようになりましょう。一丸とならない限り達成はできません。すべきことをしっかりやることも大切ですが、君達の力強さ、熱い気持ちをもっと表に出していい。「一生懸命頑張ろう」という、今の強い思いを持ち続けて下さい。 何事においても、特に学業面で結果を求められるこの一年、努力することを怠らないで下さい。努力とは難しいことではなく、今まで頑張ってきたこと、当たり前のことを、引き続きしっかりやれるかどうかです。けじめある行動には、当然いい結果がついてきます。一年後の姿を想像し、頑張って下さい。 ◇9年生代表挨拶 生徒会長 塩原遼大くん
休校を強いられた5週間、普段の学校生活がどれだけ貴重なものであるか実感しました。今後一日も無駄にせず、学校生活を有意義なものにします。勉強、部活動、日常生活等、どの場面でも下級生の手本となるのは当たり前のこと。最高学年としての誇りを持ち、全力で果敢に挑戦します。先生方、大きな結果を残せるよう私たちは努力しますので、よろしくお願いします。
ネクタイ贈呈(上)、学校長式辞(中・下)
9年生代表挨拶
4月6日(月)、新型コロナウイルス感染拡大の影響による一斉休校と春期休業を経て、学校が再開しました。本来であれば全生徒が集合し始業式を行うのですが、生徒は各教室で待機し、校内放送での始業式としました。 【学校長から生徒へのメッセージ】 新入生と在校生が一堂に会する始業式ができず、とても残念です。 みなさんの笑顔、熱いまなざしを見たかった。 みなさんの息づかいを聞きたかった。 突然の休校となった2月29日から、みなさんはどのような思いで過ごしたでしょうか。 何気なく過ごしている日々は決して当たり前ではありません。 毎朝、家族に「いってらっしゃい」の声をかけられ通学すること。 仲間と勉学に励み、おしゃべりを楽しみ、思いっきり遊ぶこと。 こうしたことは、多くの必然や偶然、そして多くの人々の努力によって支えられていると感じたでしょう。 何気ない日々、当たり前の日々が、何よりも愛おしく、何よりも大切です。 みなさんができることを精一杯やって、周囲に感謝しながら過ごしてください。 まずは、感染を防止するために今すべき行動はどのようなものか、常に考えましょう。 学校のみならず公共の場でも、9年生を頂点とするすべての上級生が下級生にその範を示し、才教生としての振る舞いを徹底して下さい。 今しかできないことを、一人ひとり固い決意を持って行いましょう。 苦しい状況下でも才教学園がひとつにまとまって、元気に学校生活を送れる日が一日も早く訪れるよう、すべての生徒に次の言葉を贈ります。
The flower that blooms in adversity is the rarest and most beautiful of all.
逆境の中で咲く花は、どの花よりも貴重で美しい。
―ウォルト・ディズニー―
一人ひとりが才教生としての自覚をもって凛とした花を咲かせ、学校全体を盛り上げていってくれることを望んでいます。
みんなで力を合わせてこの状況を乗り切りましょう。
4月4日(土)、第16回入学式をまつもと市民芸術館にて行いました。 ロビーには、新入生たちが3月まで在籍していた幼稚園、保育園、小学校の先生方や関係者のみなさんからいただいたお祝いメッセージがずらりと並べられ、家族そろって嬉しそうに見入る姿がありました。 学校長は、入学を歓迎する式辞として、「困っている人や社会のため、役に立とうという気持ちを常に持って、勉強に励み、行事に取り組み、友達と切磋琢磨し自分を高めていく。それが才教生の過ごし方です。すべての才教生が果たすべき使命を忘れず、プライドある学校生活を送って下さい。」と述べました。 式辞に続いて、1年生の中原照真くんが新入生代表挨拶に臨みました。 「ぼくは、元気のない友達をあいさつで励まして、みんなが笑顔でいられる学校にしたい。勉強も、漢字や英語を頑張って、もっといろいろな本を読んでみたい。今はまだこんなに小さいぼくたちですが、この体は大きな夢と希望に満ち溢れています。失敗を恐れずに、いろんな事に挑戦していきたい。」と宣言。 客席からの温かいまなざしを受け、溌剌と声を上げた中原くん。学校生活のスタートに期待を膨らませている様子が見て取れました。 そして、齊木りささん(9年)が「才教学園の学校目標、『世のため人のために尽くす高い志を持つ』という大きな目標を達成するため、三大行事に一生懸命取り組むこと、たくさんの先輩の中から目標となるような人を見つけること。このふたつのことを、新入生の皆さんにしてほしい。私たちは、皆さんが安心して楽しく学校に通えるよう、しっかりサポートしていきます。」と、在校生代表挨拶を行いました。
閉式後は例年通り担任の先生らとの記念撮影を行いましたが、3月の卒業式同様、新型コロナウィルスの影響により、ご来賓の方々や在校生は出席しないかたちでの式としました。関係者の皆様にはご理解とご協力をいただきありがとうございました。
新入生代表挨拶
在校生代表挨拶
クラスごとに記念撮影
本校の卒業生で、映画監督の廣 賢一郎さんの作品「あの群青の向こうへ」が、4月19日(日)、まつもと市民芸術館で上映されます。
今回の映画の製作にあたってもたくさんの困難があったに違いありませんが、見事な作品を完成し、多くの会場で上映されることになった廣監督の情熱に心から敬意を表します。
一歩ずつ着実に、夢に向かって行動し続けている廣監督を私達はこれからもずっと応援しています!
<上映について>
松本CINEMAセレクト様ホームページでご確認ください。
→ 映画上映は延期となりました。(4月14日 追記)
廣 賢一郎 (Kenichiro Hiro)
映画監督 / MVディレクター
1996年長野県松本市出身。アメリカ合衆国テネシー州に留学を経て松本深志高等学校卒業、大阪大学歯学部歯学科へ。大学在学中にデジタルハリウッドにて3DCG・CG/VFXを学ぶ。
『さるべきにやありけむ』(14)が第6回商店街映画祭にて準グランプリ受賞
3月17日(火)、6年生の小学校課程修了式と9年生の卒業証書授与式を、まつもと市民芸術にて行いました。
担任の先生が名前を読み上げるたび、静かな会場に「はい」と返事が響き渡り、校長から生徒一人一人に証書が手渡されました。
卒業式の学校長式辞では、「入学以来、世のため人のために尽くす高い志を持った人になることを目指して成長し、卒業を迎えた皆さんの心に芽吹いた気高い志。その根を深くし、幹を太くし枝葉を張り、花を咲かせられるかどうかは、皆さん次第です。師を仰ぎ、友と語らい、五感を研ぎ澄まし努力し続けることこそ、皆さんの歩むべき道です。才教生としての自信と誇りを持ち、新たな風を肌に受け、明日へ向かって、未来に向かって、旅立ってください。」と語られました。
在校生を代表し送辞に臨んだ塩原遼大くん(8年)。9年生への感謝と思い出を綴り、最上級生となる決意を示しました。
「昨年度のさいきょう祭、ミュージカル『さいきょう版アダムスファミリー』で個性豊かな登場人物を演じた格好良さ。今年度も、一糸乱れぬダンスと美しい合唱、趣向を凝らした演出で、私は計り知れない衝撃を受けました。全ての活動において私たちの前を歩き、才教魂を示した先輩方から、机の上の勉強では得られないことを教わりました。常に目標とすべき存在で、心の支えだった先輩方が築いた伝統や想い。それらを引き継ぎ、よりよい才教学園にするべく努力します。」
また、『お願い』として、「私たちの憧れである先輩方、卒業後も才教学園を訪ね元気な姿を見せて下さい。みなさんの体験を聞かせて下さい。」と結びました。
卒業生代表の林諒祐くんは、「体育祭、さいきょう祭、修学旅行など様々な思い出を作ってきましたが、私にとって一番の思い出は『日々の生活』です。多くの人との関わりから学び、大きく成長することができました。また、何事にもチャレンジをするということは難しく、投げ出してしまいたい、諦めようかと思うたびに、仲間や先生方の支えや励ましの言葉が私の力となりました。そうした方へ感謝をしつつ、唯一無二の学び舎である才教学園で学校生活を送ることができたことを幸せに思います。私たちの背中を常に追いかけてくれたであろう在校生たちは、学校を今まで以上に盛り上げてくれるでしょう。才教学園で学んだことを活かし、『世のため人のために尽くす高い志を持った真のエリート』として、私たちはそれぞれの夢に向かって羽ばたいていきます。」と、堂々と答辞を述べました。
今年は新型コロナウィルスの影響を鑑みて次第の見直しや衛生対策を行い、修了生・卒業生とその保護者および教職員のみの式典としました。ご来賓の皆様や在校生に新たな旅立ちを見届けていただくことは叶いませんでしたが、例年と変わらず厳かな式典を実施することができました。
ご臨席の日程調整をいただいておりましたご来賓の皆様、ご祝意をお寄せいただいた皆様には、出席者の安全確保を最優先とした対応にご理解とご協力をいただき誠にありがとうございました。
第21回テレビ松本小・中学生立体アート作品展にて、本校の生徒4名の作品が入賞しました。展示される作品は、小学生と中学生による彫刻・粘土・紙細工などの立体造形物となっています。
今回、松本市美術館賞を受賞した小松雅治くん(3年)の作品名は、「やさしいモンスター〈海竜〉」。図工の授業が大好きだという小松くんは、「コツコツ時間をかけて作ったモンスターが大きな賞をもらえてとても嬉しい。これからもいろいろな作品を作っていきたい」と喜びいっぱいです。
このほか、六井悠斗くん(7年)の模刻「舞茸」が中学生の部・金賞、矢沢陽奈さん(6年)の「歩くハリネズミ」が小学校高学年の部・銀賞、須藤爽斗くん(3年)の「クリスマスツリー」が小学校低学年の部・銅賞をいただきました。
みなさん、おめでとうございます!
松本美術館賞を受賞した小松くん(上)と「やさしいモンスター」
模刻「舞茸」(上) 「歩くハリネズミ」
「クリスマスツリー」
令和元年度の中信ブロック重唱合唱大会(1月18日、塩尻レザンホール)が行われ、5年生1名と6年生5名の計6名で小学生重唱の部に出場した合唱部が、見事金賞を受賞しました。 今年度演奏した曲は、鹿谷美緒子さん作曲、“谷川俊太郎の「わらべうた」による四つの小さな断章”より、「そっとうた」と「すっとびとびすけ」の2曲。どちらもアカペラの難曲です。本校の合唱部史上初となる、小学生による混声五部合唱への挑戦でしたが、みんな真剣に、それと同時に楽しく取り組み、本番でも堂々とした合唱を披露することができました。 大会直前に壮行会でエールを送ってくれた5、6年生の仲間たちにも大感謝です! 合唱部顧問