卒業生のみなさん、お元気でしょうか。
毎年多くの卒業生のみなさんが、さいきょう祭に来場し、元気な姿を見せてくれることは、教職員にとって楽しみのひとつです。後輩達の演目を温かい目で見守り、何も言わなくても後片付けを粛々と手伝ってくれることは大変ありがたいことであり、みなさんにとっては、別々の高校に進んだ友達との再会を喜ぶ良い機会でもあろうかと思います。
さて、誠に残念かつ心苦しいことですが、令和2年度第16回さいきょう祭は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、チケットを持っていない方の入場はできません。
本来であれば、例年のように多くの卒業生のみなさんと共にさいきょう祭を盛り上げ、充実した時間を共有したいところですが、在校生のご家庭における入場者の調整(各家庭2名まで)、また一般の方のご来場をご遠慮いただいての開催となりますので、チケットをお持ちでない方は、当日会場内に空席がある場合でも入場ができない旨をどうぞご理解ください。
一日でも早く、皆が安心して過ごせる日が来ることを願うとともに、みなさんのご多幸と益々のご活躍を願っております。
才教学園小学校・中学校 校長 小松 崇
教職員一同
さいきょう子育て支援プログラム
第5回 わくわくプレスクール
毎年好評をいただいている年長児対象の小学準備講座「わくわくプレスクール」。毎回、多くの年長さんの参加があり、短時間の中でも成長する姿を見せてくれます。私たちも、お子さんがプレスクールでの経験を小学校に入学したときに生かしてほしいという思いで講座を行っております。今回も、「もじ」「かず」「えいご」を楽しく学びながら、無理なく小学準備ができる講座です。今回が今年度最後の講座になります。多くの年長さんの参加をお待ちしております。
日時 10月17日(土) 10:00~11:30
場所 才教学園小学校・中学校
対象 年長児
詳細、お申し込みはこちらから
同日、別会場で未就学児の保護者の方を対象とした「お父さん お母さんのための”教え方”講座」を行います。
詳細、申し込みはこちらから
本校の卒業生で、映画監督の廣 賢一郎さんの作品「あの群青の向こうへ」が、“リビングルームシアター”で配信されています。
この作品は4月にまつもと市民芸術館で上映される予定でしたが、新型コロナの影響で上映中止となってしまい、残念に思われた方も多かったことでしょう。
お家で過ごす時間が多くなった今、是非、ご家族でお楽しみください。
廣監督より
「20歳頃の自分たちによる未熟で拙い作品ではありますが、色々な人に観て頂けたらと思っています。」
「リビングルームシアター」 ホームページ(外部リンク)
“リビングルームシアター”とは、「映画館との共生」をフィロソフィーとした配給会社です。本来上映するはずであった映画館が多数登録されており、チケットを買うと、実際にその劇場に売り上げが還元される仕組みになっています。
8月24日(月)、1学期と同様に校内放送で始業式を行いました。新型コロナウイルスの影響で1学期は臨時休校が続いたことから、授業日数を確保するなどの理由で、本校の夏休みはいつもより2週間ほど短くなりました。 今年は、毎朝の検温と体調確認、マスクの着用といった感染症対策に加え、厳しい暑さの中で熱中症対策にも十分な注意を払う必要があります。十分な水分補給ができるよう水筒を準備・持参するなど、生徒のみなさん、保護者のみなさんにご協力いただくことが多くなりますが、引き続きよろしくお願いいたします。 生徒の登下校時を含め、学校生活を安全に送ることができるよう、全教職員一丸となって取り組んでまいります。 【校長講話】 例年に比べて短く、コロナ感染の対策もしなくてはならない特別な夏休みでしたが、きみたちはこの期間にしかできない経験もたくさんしてきたのではないでしょうか。それらを今後の生活の糧にできるようにと願っています。夏の思い出を先生や友達と交わしたりしながら、楽しい時間を過ごしましょう。 私はといえば、猛暑ということもあり、ほぼ「ステイホーム」でした。家で普段なかなか読むことができずにいた本を読んだり、録り溜めていたテレビ番組やDVDを見たりしました。また、「家事をたくさんやって家族を助けよう」という目標を立てて、料理や普段できない場所の掃除、自分の部屋の整頓もしました。そのような中で気づいたのは、「不自由を強いられる生活でも、自分で目標をつくって工夫して過ごすと、毎日が充実して楽しく過ごせるものなのだ」ということです。 ところで、アメリカ合衆国で11月に行われる大統領選挙の話題をよく耳にしますね。現職に挑むのは、野党・民主党の候補者に決定した前副大統領です。先日の指名受諾演説で、世界の状況を案じながら聴衆に投げかけた言葉の中に、「光は闇よりも強い」という文言がありました。才教学園においても、きみたち一人ひとりが明るい光を灯す人となり、みんなで努力して学校を輝かせていけたらと思います。
思いどおりにならない日々の中でも、自ら目標を立てること、前向きになること、工夫することを大切にして生活していきましょう。
授業参観や体育祭の中止、修学旅行等の延期など、いろいろな決断を求められた厳しい1学期。保護者の皆様はもちろん、関係者の皆様には本校の教育活動へのご理解とご協力をいただき、この場をお借りして感謝申し上げます。 これにて1学期は終了となりますが、夏休み中も生徒ならびに皆様においては体調管理に努めていただき、来る2学期に備えていただきたいと思います。 ◆1年生、初めての通知表 まとまった登校日は2か月ほどになってしまった1年生ですが、今では学校生活にもすっかり慣れました。終業式前の大掃除の時間には、教室や廊下の掃除を丁寧に済ませると、それぞれの机の引き出しの整理にも取り掛かりました。引き出しは四隅や裏側まで見て汚れをふき取り、いつも入れておく道具などをきれいに納めていました。 担任から初めての通知表を手渡されると、生徒たちはマスク越しでもわかる笑顔を見せ「早くおうちの人にも見てほしい」と話す子も。帰りの会を終え、友達や先生たちと元気に「さようなら」「またね」と挨拶を交わし、1学期を締めくくりました。 ◆9年生学年集会 終業式の後、講堂では9年生の学年集会が行われ、生徒は今学期の感想と2学期への期待を発表しました。担任からも、「受験に向けた勝負の夏です。結果を出すことにこだわり、時間を有効に使いましょう」などと激励の言葉がかけられました。 以下は生徒の発表内容です(一部)。 ・コロナ関連のことは「自分の人生の中で一度経験できるかどうかというようなこと」とプラスに捉えた。休業中は、宿題・課題が終わった後の時間を復習と予習に充てた。しかしマイナスに転じたことも当然あり、委員会として集まりが少なくなり、決定していた企画は三役だけで行うなど、振り返るととにかく大変だった。 ・学校が再開した6、7月は充実していた。委員会ではコロナ禍でも壁新聞を発行でき、部活では限られた時間の中でもみんなで大会に出場できたことが嬉しかった。これからも打ち込めることを見つけて、みんなで頑張っていきたい。 ・2学期はさらに友達を大切にしながら、勉強にも集中し、メリハリのある生活をしたい。
1学期最後のホームルーム(1年生)
学年集会(9年生)
委員会活動:生徒たちが書いた七夕の短冊を飾る文化委員(7月20日撮影)
8月7日(金)、例年より2週間ほど遅くなりましたが、令和2年度1学期終業式を行いました。感染対策のため、終業式は校内放送のかたちをとり、生徒たちは担任とともに教室で校長の話に耳を傾けました。 【校長講話】 本校は今日、1学期終業の日を迎えました。4月6日に1学期が始まるも、わずか4日後には休校となりました。6月から学校が再開しましたが、体育祭をはじめ多くの行事の中止・延期が決まりました。日常生活では、検温やマスクの着用、密集・密閉・密接を防ぐ、大きな声を出さないなどの新しい生活様式に、多くの不自由を感じたことでしょう。このような状況にもかかわらず、明るく笑顔で、友達と切磋琢磨し、お互いに注意喚起をしながら1学期を過ごしたきみたちに、「本当によく頑張りました」と伝えたい。 さて、きみたちがこの1学期に学んだことは何でしょうか。それはおそらく、学校に通えることの嬉しさや、そうした日々を当たり前のように送れることのありがたさではないでしょうか。長い休業を経て学校が再開されたとき、きみたちはそう感じたと思います。「当たり前の日々」は、多くの人の営みに支えられ、多くの人の恵みによって成り立っています。そうしたことへの感謝の思いを一瞬でも持てたとすれば、それがきみたちにとって一番大きな収穫です。日々のありがたさや他者からの恵みに感謝でき、そこに幸せを感じ取れる人は、様々な人に恵みを与えることに喜びを感じられる人です。きみたちがそうした思いをもって「世のため人のために尽くすことのできる人」に成長していくことを願います。 明日から夏休みになります。例年、「五感をフルに使って、普段はできない様々な体験をしてください」というところですが、今年はそうはいかないようです。しかしきみたちには、才教生として今自分が何を成さなければならないのかを常に考えて行動してほしいと思います。 2学期が予定通り始まること、きみたちが満面の笑みを浮かべて学校に戻ってくることを誰よりも心待ちにしています。明るく楽しく、そして前向きに夏休みを過ごしてください。 ※写真は終業式前の大掃除の様子です。
教室の掃除や持ち物の整理整頓(1年生)
「砂埃が溜まって大変です」(9年生)
8月3日(月)、専業農家として働く新井さんと細萱さんをお迎えして3年生社会科の授業を行いました。本校在校生の保護者でもあるお二人。教科書だけでは分からない農業のあれこれをお話していただけないかとのお願いを快く引き受けて下さり、今回の授業に至りました。 新井さんはキュウリ栽培農家。1シーズンに3,000本以上の苗を植え、年に2回収穫するそうです。多いときで、5kgサイズの箱を1日100箱以上生産されるとのことでした。子どもたちの興味を引いた内容は、苗の病気を防ぐために行う「接ぎ木」についてで、ナイフで切ったカボチャ(台木)とキュウリの切り口をくっつけるこの「接ぎ木」の作業を、1本1本ご自身でするそうです。接ぎ木をして元気に育っている苗を見て、「どこまでがカボチャ?どこからがキュウリ?」と、生徒たちは不思議そうに観察していました。 細萱さんは主にイチゴを栽培しています。中でも、夏秋イチゴ(本来は果実の収穫が難しい暑い時期の収穫・出荷が可能)を育てています。栽培方法は、畑(土)での土耕栽培でなく、ハウスの中でヤシ殻を使った培地に苗を植え、養分の入った水をチューブで流し与える溶液栽培です。 収穫したイチゴを選別する「選果」の動画を見た生徒たちの目は、素早く機械が動く様子に釘付け。また、細萱さんが授業のためにご自身で撮影してくださった競りの動画にも興味津津でした。 また、お二人とも栽培や収穫で使用する道具や箱、収穫した農産物を使った製品を準備してきてくださり、生徒たちは使い方をたずねるなどして、具体的なイメージを膨らませました。 私たちがスーパーなどで手にする野菜や果物ですが、子どもたちには「農業」と自分の生活との関わりが見えにくいものになっていたかもしれません。 今回、農業が自分たちの生活に深く関わっていることが分かった3年生。農業が身近なものであることを教えてくださった新井さん、細萱さん、貴重なお話をありがとうございました。 最後に、生徒の質問とその答えのやり取りを少しご紹介します。
Q:育てている農産物の自慢はなんですか?
新井さん:手がけるキュウリの水々しさと歯ごたえです。2つのポイントがよくなるように、毎日大切に育てています。
細萱さん:私が作ったイチゴが、みなさんのよく知っている洋菓子屋さんでも使われていることです。
Q:働いていて大変だと思うことはなんですか?
新井さん:キュウリの収穫は全身を使う仕事です。体が痛くなることが大変です。
細萱さん:台風や大雪でハウスが壊れたりすると大きな損害が出ます。自然との関わり方は大変だと感じます。
(上)写真左から細萱さん、新井さん
しっかりメモをとっています
(上)イチゴ専用のウレタンクッション (下)接ぎ木苗を観察
7月31日(金)の1限目に避難訓練を実施しました。本来は4月中旬に計画していましたが、コロナウイルス感染防止のための休校措置により延期となっていました。 今回の重点項目は3つで、①避難経路とその方法を知ること ②避難に関する約束(おさない・はしらない・しゃべらない・もどらない)を守ること ③消火器の使い方を知ることです。 訓練は火災を想定したもの。警報器が火災を感知し、校内3階からの出火を確認。近くの教室にいた教職員による初期消火と同時に、消防への通報と全校生徒の避難を開始しました。 2か所の屋内階段のうち火元に近い階段は使えないため、3~5階に教室を構える8つの学年はほぼ一斉に同じ経路をたどることになります。感染症対策も考慮した訓練のため、特に高学年の生徒たちは、極力密にならないようにしながらも低学年の動向や自らの足元に気を配りつつ、出口を目指し速やかに行動しました。 訓練の最後には、消防署員から消火器の使用の説明を受けたのち、9年生と6年生からそれぞれ2名が消火訓練も行いました。 芳川消防署の皆さん、ご協力いただきありがとうございました。 ◆芳川消防署の方から 避難の際、一人が転ぶと、後に続く人たちが転んでしまう、転んだ人を踏んでしまうなど、二次的な災害が起こることがあります。前の人との間を適度にあけておくようにしましょう。 学校という場所柄、休み時間など先生が近くにいないときもあります。そういうときに、上級生は自分の安全を確保しつつ、下級生の避難誘導に力を貸してください。下級生のみなさんは、学校であれば先生や年上のみなさん、それ以外の場所でもお家の人や大人の言うことをしっかり聞いて、命を守る行動をとってください。 ◆入学後初めての避難訓練を経験した1年生の感想 ・大きな非常ベルの音にびっくりしたけど、学校で火事があったときにどうすればいいかが分かりました。 ・消防署の人に、避難のときに大切なことをたくさん教わりました。忘れないようにしっかり覚えておきたいです。 ※今回は文科省による感染症対策の方針を踏まえ、点呼時は全校を2グループに分け、通常より短時間での訓練としました。
(上)教室から避難する1年生 (下)校庭では全力で走る
消火器の使い方を教わりました
本校の卒業生で、俳優の田村真央さんが、TCアルププロジェクト2020「じゃり」に出演されます。
本校で一番大きな学校行事「さいきょう祭」のミュージカルで主役を務める等、在学時から多彩な才能を発揮していた田村さん。これからも、持ち前の明るさとバイタリティーで未来を切り開いていかれることを期待し、応援しています。
今回の田村さんに関する新聞記事
Web版 (MGプレス様ホームページ)
Web版 (市民タイムス様ホームページ)
<公演情報>
TCアルププロジェクト2020 「じゃり」
7月16日(木)~ 18日(土) まつもと市民芸術館
7月22日(水)~ 26日(日) 上土劇場
公演の詳細はこちらから(外部リンク まつもと市民芸術館様)