平成30年度最初の学校登校日となった6日(金)、1学期始業式と進級式を行いました。 ◆始業式 【校長講話】 「地平天成(地平かに天成る)」 平成30年度門出を祝うように、今年は例年に比べて桜も早く開花しました。 この「平成」という元号は、中国の書物にある「地平天成」という言葉に由来しています。「地 平らかに 天 成す」と読み、辛いことや悲しいこともあるけれど、すべての人々が穏やかに生活でき、あらゆるものが栄えていくという意味です。お互いに認め合い、励まし合い、一人一人が大きな目標をもって成長し、みんなで才教学園を盛り上げていきましょう。 世のため人のために尽くす高い志を心の中にしっかりと芽吹かせるためには、自分の「才」、自分の「夢」、自分の「役割」が何かを常に自身に問いかけ、努力を怠らないこと。ここにいる全員が「才教の心得」を実践すること。そういう気持ちでこの1年をスタートさせましょう。 ◆進級式 始業式後は第Ⅱ期・第Ⅲ期の進級式が行われ、5年生と7年生の生徒たちがキリっと引き締まった表情で式に臨みました。 「理想となる社会、人間関係を夢として描き、それを実現させるために、自らの才能を使い、どのような役割を果たしていけばよいのかをいつも考えてください。いろんなことに挑戦し、夢を描いてきたみなさんですが、これまでは個人的な夢が多かったと思います。しかし、これからはそれらを昇華させましょう。私も、最後までしっかり見届けます。」と、校長や担任から激励の言葉を贈られた生徒たち。 5年生の代表挨拶では、「当たり前のことを当たり前にやる。仲間を思いやる。どんなに大変でもあきらめない。より高みを目指して挑戦する。Ⅰ期での学びを糧にⅡ期をスタートする自分たちを、見ていて下さい。大きく成長して見せます。」と、前向きに歩んで行く決意が感じられました。
4月5日(木)、まつもと市民芸術館で行われた入学式。桜も咲く最高の日和の中、新しい制服に身を包んだ初々しい1年生は、保護者のみなさんと手をつないで嬉しそうな表情を見せていました。花をつけてくれた9年生の先輩に「ありがとうございます。」とお礼の言葉を返したり、担任の先生とも挨拶を交わしたり、いよいよ才教生としての生活が始まります。 式では、校長が「心に秘めていることを実行し、数多くの感動を体験して下さい。助けよう、役に立とうという気持ちを常に持ち、勉強に励み、行事に取り組み、友達と切磋琢磨し自分を高めていく。それが、才教生の過ごし方です。自分の力を信じて果敢に挑戦して下さい。」と式辞を述べました。 9年生の篠原美森さんは「失敗も自分の成長に活かすことができれば良い思い出となります。私たちと一緒に感動体験をしていきましょう。」と歓迎の挨拶。 そして、新入生を代表して力強く決意を述べた1年生の内海友希くんには、その堂々とした発表に在校生、保護者らから大きな拍手が送られました。 新たな仲間を迎える場に立ち会ってくださったご来賓のみなさま、また、祝電・祝辞をお贈りくださった幼稚園・保育園他多くのみなさまに、この場をかりて御礼申し上げます。 一人ひとりが充実した学校生活を送れるよう、教職員一同心を込めて取り組んでいきます。
新入生代表挨拶
3月15日(木)、卒業生と修了生を除く生徒が集合して行われた終業式。校長から学年ごとにメッセージが送られました。 【校長講話】進級後の姿を思い描く ◇1年生へ 「才教生とはこういうものだよ」「これが才教生の学校での過ごし方だよ」と、新入生の見本にふさわしい2年生になりましょう。みなさんが3階に上がってしまうのは寂しいですが、先生が顔を見に行ったときには元気に迎えてください。 ◇2年生へ 3年生になると1クラスの人数が多くなる。ということは、今まで以上に他人のことを思いやって過ごす必要があります。このことを常に胸の内にとどめ、充実した1年を過ごしてください。 ◇3年生へ 個性あふれるみなさんも4年生。2~4年生が過ごす3階を君たちの力で引っ張っていく中で、全体のことを思い、どういった働きかけができるかを考えて立派にフロアリーダーを務めてください。 ◇4年生へ Ⅱ期は制服・生活が大きく変わります。4月初めに生活リズムをしっかりつかみましょう。部活や生徒会は裏方に回ることが多くなります。裏方に回る人、陰で支える者の気持ちが分かってこその「真のエリート」。先輩から多くを学び成長してください。 ◇5年生へ 小学校課程の最上級学年として、1年生から5年生までをまとめる機会が多くなります。東北への研修旅行、さいきょう祭でのミュージカルへの挑戦。チームワークを整え、「これぞ才教生だ」という姿を見せてください。 ◇7年生へ 8年生がどれくらい身を粉にして9年生を助けるかで、平成30年度の才教学園の1年が決まります。「9年生になったときにどう学校をまとめるか」を常に念頭に、先輩を支え、先輩の行動に学んでください。 ◇8年生へ さいきょう祭のミュージカルで見せたチームワークを活かし、一人ひとりが自覚を持ってすべてに取り組むこと。ものを作る力、人を引っ張る力を遺憾なく発揮し、まずは4月のオーストラリア修学旅行、そして5月の体育祭をしっかりまとめあげてください。
9年生の卒業証書授与式および6年生の小学校校課程修了式が3月14日(水)、まつもと市民芸術館で行われました。多くのご来賓と保護者の方々に見守られ、素晴らしい巣立ちの日となりました。 卒業生は担任から名前を呼ばれると、大きな声で返事。校長から一人ひとりに卒業証書と修了証書が手渡されました。 修了生代表による「感謝の言葉」と卒業生代表による答辞には、どちらも、日々の学校生活や行事の思い出、今まで支えてくれた保護者の方や先生への感謝の言葉があふれていました。 卒業生、修了生のみなさんの新しい生活が、より実り多いものになりますように。在校生も、先輩の背中を追いかけ、気を引き締めて頑張っていってくれるはずです。 卒業おめでとうございます!
卒業証書授与
答辞
2月17日(土)、第13回プレゼンテーションコンテスト本選を行い、5年生から7年生の各クラスの予選を突破した代表各1名がこの日の本選に臨みました。発表者がそれぞれに関心・疑問を持った対象について調べるとあって、テーマはバラエティーに富んでいました。調べてみようと思った動機を述べることから始まり、書籍やインターネットで情報を集めたり、保護者へのアンケートや地域の方々へインタビューを行ったりした内容をまとめて発表。6分の制限時間の中、自作の資料・スライドや研究に用いた実物を持ち込んだ生徒もいて、分かりやすい説明とともに工夫を凝らして発表する姿が見られました。 審査は、調査の深さ、考察の適切さなど計5項目。各学年から優秀賞を1名ずつ選出し、その中から最優秀賞1名が選ばれます。 今年度の最優秀賞は、6年の塩原遼大くん。「あなたを蝕む危険な食品」と題し、様々な病気の要因ともなるトランス脂肪酸や食品添加物の危険性を訴えました。さらに、そうした危険からの「逃げ道」として、安価で添加物の多い食品の摂取を避けること、野菜を食べて運動に努めることなど、生活の中で私たちが実践できることも紹介していました。 審査員の先生方からは「どの発表も甲乙つけがたく審査が難しかった。」「初めて聞く内容もあり、非常にレベルの高いプレゼンテーションに仕上がっていた。」「ここで培ったことを、これからに活かす大きな財産にしてください。」などの講評をいただきました。 【第13回プレゼンテーションコンテスト 本選結果】 最優秀賞 6年 塩原 遼大くん「あなたを蝕む危険な食品」 優秀賞 5年 赤間 幹太くん「ありがとうとバカヤロー」 優秀賞 7年 福田 岳大くん「東大へ行こう」
優秀賞の3名
1月19日(金)、9年生の音楽の授業として「和太鼓体験教室」を実施しました。指導してくださったのは、地域とのつながりを大切にし、新たな郷土芸能の創出に努める「寿台太鼓連」のみなさんです。
体全体を使って音を作り出す和太鼓の演奏に備え、生徒は軽くストレッチ。太鼓の前でいざ構えると、思ったよりずっと低く腰を落とすことが分かり、その姿勢の維持に苦戦していました。10名ほどのグループに分かれ、「輝けばやし」を順番に練習。演奏を聴き合う中、観客班からは掛け声も飛んでいました。
授業の終わりには「夏祭り」という曲の演奏披露があり、生徒もチャッパとチャンチキを借りて参加しました。最後は三本締めで受験に向かう9年生に大きな激励を贈ってくださいました。
世界に誇れる日本の伝統楽器、和太鼓。わずか数メートルの距離で聴く生の和太鼓の音はとても迫力にあふれ、体にも心にも響くものでした。
代表の吉村幸代さんを始め、寿台太鼓連のみなさんには丁寧なご指導をいただきました。生徒のために長胴太鼓7張り、締太鼓や鳴り物も学校に搬入して準備を整えていただき、ありがとうございました。
1月9日(火)、3学期始業式を行いました。
【校長講話】
〈まとめの3か月、本気の取り組みを〉
いよいよ今日から3学期がスタートです。今まで培ったことを自分自身の成長に結びつけ、次へのステップとなるように全力で頑張ってください。
さて、年が明けてすぐに、星野仙一さんという方が亡くなったというニュースがありました。中日ドラゴンズの指名を受けて入団した彼の目標は、常に「打倒ジャイアンツ」。長嶋茂雄、王貞治らスーパースターを揃え日本一のチームだった読売ジャイアンツを倒すために、厳しい練習に耐え、投手として全力で真っ向勝負を挑む星野さんは、まさに闘争心の塊で、逃げない姿勢を貫いた選手でした。そんな気持ちも通じてか、1974年、ジャイアンツが10連覇なるかというところを阻止したのが中日ドラゴンズでした。星野さんは、選手としてすべきこと、できることに本気で取り組み、夢を成し遂げました。
その後、中日、阪神、楽天の各球団で監督を務めますが、ここでもとにかくジャイアンツを倒して日本一になるという思いで指揮をしていたそうです。中日、阪神では叶わなかった日本一の夢は、楽天イーグルスという球団で2013年、東日本大震災の傷が深く残る本拠地、東北で現実のものとなりました。
星野さんは、勝負に厳しい反面、選手に対する愛情が非常に深く、本当に素晴らしい人で、このような言葉を残しています。
『やるべきことだと思っていることを、本気になってやっていかなければ、自分の人生も何ひとつ変わっていきはしないのである。本気か、本気でないのかが、人生の分かれ道だ。』
2学期終業式で、「自分のすべきこと、できること、したいことを明確に」という話をしました。あとはきみたちの「本気」です。勉強も、日々の生活も、部活も、人を想うことも本気でやりましょう。自分の志を打ち立てるために本気になること。それが、きみたちが心に秘めている「すべきこと、できること、したいこと」を実現できるかどうかの境目ではないでしょうか。
【表彰】
1月7日(日)、キッセイ文化ホールで開催されたアンサンブルコンテストに出場した吹奏楽部の表彰が行われました。金賞をいただいたフルート五重奏のグループは、14日(日)に行われる中信ブロック大会に出場が決定しました。
第43回長野県アンサンブルコンテスト松本地区大会 中学の部
フルート五重奏 金賞
クラリネット六重奏 銅賞
サクソフォーン五重奏 銅賞