5年生は6月12日から1泊2日の宿泊研修を行いました。
研修の目的は大きく3つ。
・日本が世界に誇る大企業を見学し、最先端技術を肌で感じる。
・災害の実態を正しく学び、それに対処する方法を身につける。
・長野県を代表する伝統工芸「木曽漆器」から、
手工業の素晴らしさを体験し近代産業との違いを学ぶ。
研修直前の10日(土)には結団式があり、この研修にかける意気込みを「決意発表」というかたちで一人ずつ宣言しました。
出発の朝、引率の先生が「2日間の研修が終わって学校に戻ったみなさんは、必ず今の状態とは違っているはず。この研修を通して大きく成長しましょう。」と呼びかけました。
トヨタ自動車高岡工場では、普段見ることのできない最新の機械と技術の数々を見学させていただき、生徒たちは目を輝かせていました。2日目は県内に戻り、木曽漆器館での箸の絵付け体験。世界に一本だけのオリジナル箸をつくろうと、みんな真剣に取り組んでいました。
学校到着後は保護者のみなさんに迎えられ、研修を締めくくる解散式を行いました。
集団として過ごしながら、お互いの気遣いやメリハリを意識し、楽しさとは思いやることや規律を守ることの先にあるのだと改めて気づくことができたと思います。
たくさんの発見があり、学びにあふれた宿泊研修。今年度からの新たな行事ですが、この経験を大きな糧として生かしてくれるよう期待します。
トヨタ自動車 高岡工場
名古屋市港防災センター
木曽漆器館
6月13日(火)、6年生が社会科見学で千曲市にある「科野の里歴史公園」と、その敷地内の史跡「森将軍塚古墳」を訪れました。
現在のように便利な道具や重機がない時代、小高い丘の上まで石などを運ぶことは容易ではなかったはず。見学の中で、【200人もの人が450日もかけて造った】と知った生徒からは、「この地を治めていた人のために頑張ったんだと思うと、やっぱりすごい!」などの感想がありました。
「狩りや採集の時代から米づくりの時代へ」という単元で、古代の豪族などについて学び、実物に触れて理解を深めるための見学でしたが、教科書では扱わない「科野のクニ」についていろいろなことを知ることができました。
バスで到着したあと、駐車場から古墳のある丘まではきつい登り坂でしたが、思い石を運んだ古代の人のことを思うと、弱音を吐くこともなく歩き切りました。
大変なことでも一つずつ頑張れば、次への布石となることを改めて学んだ6年生。6月末に予定している研修旅行も頑張ることができそうです。
6月10日(土)、吹奏楽部が学校近くの「ウィズ村井」で訪問演奏会を開きました。フルート、クラリネット、サックスの楽器ごとのアンサンブルに加え、全員での「学園天国」など計12曲を届けました。
入居者のみなさんは、演奏に合わせて歌ったり体を動かして手拍子をしたりして、一緒に音楽を楽しんでくださいました。
演奏が終わり、部員からは「和やかな雰囲気の中で演奏することができて、自分も楽しかった。」「コンクールに向けてもっと練習をがんばりたい。」との声。
顧問の先生も「コンクールなどに比べると客席との距離がとても近く、嬉しそうに聴いて下さっている様子をすぐそばで見ることができた。自分たちの演奏に人を喜ばせる力があると感じることもでき、あたたかい演奏会になった。このような活動を定期的に続けていきたい。」と話していました。
学校敷地内に新たに建設される体育館の地鎮祭が、6月13日(火)に行われました。
神事には小松校長をはじめ、理事、保護者会会長など学校関係者、工事関係者が列席し、鍬入れ、玉串奉奠などが厳粛に執り行われました。
小松校長は「開校から13年、念願の体育館建設の第一歩を踏み出すことができました。式が執り行われているとき、完成した体育館で子どもたちが思いっきり体を動かし、授業を受けたり遊んだりしている姿を思い浮かべ、胸がいっぱいになりました。安全に工期を終え、みんなが満面の笑みで竣工を迎えられる日を今から楽しみにしています。」と話しました。
体育館の建設予定地は校舎西側で、完成は11月末を予定しています。
4年生は総合の時間を使い、「長野県の観光大使になろう」という活動を1年かけて行っていきます。1学期は、長野県の市町村から自分が興味を持った場所を1か所選び、新聞作りを行うことになっています。
6月12日、信濃毎日新聞社の植田さんを学校にお招きし、新聞の書き方を教えていただきました。植田さんから、新聞を書くために気をつけていることやリード文の書き方、記事の書き始め方などを教わった生徒たちは、自分が今まで調べたメモやパンフレット、集めた写真を眺めながら、どんな新聞にしようかと真剣に考えていました。
本日は下書きまでで終了しましたが、これから本番の用紙に書いた新聞は、信濃毎日新聞のコンクールに出品する予定です。
6月は、茶道の先生をお迎えして作法教室が行われます。
その初日となった9日、2年生と3年生が抹茶点てに挑戦しました。
部屋の入り口で先生へのご挨拶を済ませ、畳の上に座り、まずはお軸とお花を拝見です。
今回のお軸は、
関 南北東西活路通
(かん なんぼくとうざいかつろつうず)
「関」とは、関所や入口のこと。後に続く「南北~」の部分と合わせると、「困難や大変なことがあっても、ひとたびそこを越えれば、四方八方、よろずに道が開けている」という説明を熱心に聞いていました。
2年生は2グループで向かい合って正座。末席になった生徒がお詰めを務め、正客(しょうきゃく)から順にお菓子をいただきます。お茶点てに挑戦する前には、お向かいに座るクラスメイトを自分のお茶でもてなすと聞いて驚いた様子も見えましたが、背筋を伸ばし、茶筅を小刻みに動かして、お茶を点てることができました。
お茶をいただいた側の生徒から「全部飲めた」「おいしかった」という声が上がると、ほっとひと安心、と嬉しそうな表情でした。
授業公開日
日程:6月19日(月)
時間:10:00~12:00
1~4年生の授業公開 10:00~10:45
5~9年生の授業公開 11:05~11:55
場所:才教学園小学校・中学校
才教学園でどのような授業が行われているのかを実際にご覧いただける良い機会です。
是非ご来校ください。