連日多くの保護者のみなさんにご来校いただき、本当にありがとうございました。
授業参観最終日、1年生と2年生のようすです。
●2年/道徳(3クラス共通)
まずは、自分が思う「友達のいいところ」をどんどん書き出した2年生。
その部分を切って本人に渡すと同時に、自分のもとにも同じように細長い紙がたくさん届きました。それらを台紙に貼れば「自分のいいところ」で埋め尽くされたプリントが完成。
「友達や家族からこんなふうに見てもらえていて嬉しい」、そんな嬉しさいっぱいの1時間でした。
●1年/体育(3クラス合同)
相手にタッチされないように動いて宝(玉入れで使う紅白の玉)を拾い、かごに入れる『宝とりおに』を行いました。
宝の数がそのまま得点になるとあって、相手に勝つための作戦をチームで話し合う1年生。鬼の間をサッとすり抜けたり、フットワークの良さで交わしたりするたびに、保護者のみなさんから喝采が送られました。
●4年/1組は「席がえについて」を議題に話し合いを行いました。司会や書記が会を運営する姿、クラスメイトが意見を発表する様子を、担任と保護者のみなさんが見守りました。2組は社会科で「水のゆくえ」の学習。生活に欠かせない水はどこから来てどこへ行くのか・・・来週は学年全体で浄水場の見学です。
●3年/1組は、社会科見学で訪れたスーパーマーケットに関する学習。「買い物をするときに気をつけていること」を保護者にインタビューし、ワークシートにまとめました。2組は国語で、漢字を偏(へん)と旁(つくり)に分けたパズルに挑戦。自分や家族の名前を大きく書いた紙はハサミでちょきん。友達のパズルを組み立て、「できた!」の声が飛び交いました。
●6年/総合・さいきょう祭準備
さいきょう祭の演目について、劇の配役に見合う衣装を保護者の方と相談する「ミーティング」の時間に。納得のいく舞台にしようと、みなさん真剣に考えていました。どうぞご協力をよろしくお願いします。
●5年/算数(コース別)
数学科の先生による授業でした。先生の呼びかけでお子さんのところまで行き、どのような問題か、どのように説いているかを保護者のみなさんにご覧いただきました。担任の先生たちも各コースの様子を見て回っていて、「教室内に先生が3人」というタイミングが訪れたところも。
※(4枚目の画像)机間の先生は、中央が教科担当、左右は5年生担任です
9月3日(火)から4日間の日程で、学年を区切って授業参観を行っています。
●9年/英語(コース別)
才教学園での授業参観はこれが最後となった9年生。
参観後は高校受験に向けた進路ガイダンスもあり、多くの保護者の方にご参加いただきました。
●8年/総合・さいきょう祭演目練習
時節柄10月末のさいきょう祭の準備も進んでいます。
8年生「総合」では、台本を手にしながら練習に励む生徒の様子を見ていただきました。
●7年/数学(コース別)
数学科教員が3つの教室でそれぞれ授業を行いました。
解説や解き方のポイントをのコツなどを保護者用プリントにさらりと書きとめたり、生徒と問題を解いて「なるほど」といった表情を浮かべたり、ある種"保護者参加型"ともいえる時間でもありました。
3年生が8月27日(火)、学校の隣にあるスーパーマーケット「バロー南松本店」に見学に行きました。 事前学習で、「スーパーマーケットの秘密」や、「どんな人たちが働いているのか」といったことを自分の経験と結びつけ、3年生なりに予想を立てました。今回の見学は、その予想を確かめるためでもありました。
到着して裏口から入らせていただき、整然と並べられた段ボール箱や商品を横目に、バックヤードへ。店内を案内してくださったのは、店長さんです。パンを焼く担当の方が丁寧に商品を分けているところ、魚をさばいているところなど、普段見られない仕事を自分の目で見てきました。これが本物を見ることの醍醐味です。
売り場では、お客さんや店員さんに迷惑をかけないよう注意しながら、気になった商品のポップをiPadで撮影したり、店員さんにインタビューしたりと、積極的に活動していました。
社会科担当の先生は、「見学の対象となる公共施設が学校からそう遠くない場所にあるというのは大きなメリットだと思っています。加えて、いつも見学を快く受け入れてくださることに感謝しています」と話していました。
現在、授業ではこのまとめを行っていて、それが終わったら国語の「仕事のくふう、見つけたよ」という単元と連動させた『報告書』を完成させる予定とのこと。できあがりが楽しみですね。
バロー南松本店のみなさま、子どもたちにたくさんのことを教えてくださり、ありがとうございました。
ヨーグルトだけでこれだけの品揃え。お気に入りもありました!
お総菜コーナー/夏から秋へ、目立つポップの季節感
8月30日(金)は防災訓練でした。地震の効果音(校内放送)が聞こえると、生徒はとっさに机の下に身を隠し、揺れと落下物から身を守る姿勢を取りました。揺れがひと段落したとして教頭先生から避難指示が出されると、各階から生徒が移動。教頭の「余震の恐れもある。慌てず落ち着いて行動を」という指示を、他の先生も繰り返し生徒に伝えていました。
先生たちはトイレや特別教室の中もしっかり確認。この日の出欠席状況と点呼の結果が教頭、校長へ報告され、全校の避難が完了しました。
【訓練を振りかえって】
◆校長先生より◆
年始に能登半島地震があり、最近は南海トラフ地震臨時情報が発表されたばかりです。日本には111の活火山があり、これは世界全体の1割だそう。日本列島周辺のプレートの境界では地震活動が活発で、いつどこで大地震が起きても不思議ではない・・・そういう場所に暮らしている意識を持ちましょう。
訓練のたびに伝えていますが、命を守るためには、一人ひとりがもしもに備えること、こうした訓練に真剣に取り組むことが大切です。地震や台風など災害が起きたときのことを家族の方とも話しましょう。もしもの時は平静ではいられません。繰り返しの訓練で少しずつ心の準備もしておくことで命をつなぐことができる、そのことを覚えておいてください。
◆教頭先生より◆
シナリオを詳しく知らせない訓練でしたが、放送をしっかり聞き指示に沿うこと、スムーズな校内移動ができていました。
地震が発生したあとは余震が襲ってくる可能性が高いです。一刻を争う中ではありますが、今日のように、急ぐことよりも周囲を見ながら移動することも大切です。担任や学年の先生方と一緒に、地震のときと火災のときに注意すべきことも確認しておいてください。
集合場所まで慌てず移動
速やかな点呼から教頭先生への報告
31日間の夏休みを終え、2学期が始まりました。
生徒たちは、普段より大きな荷物を抱えて元気に登校。教室に入ると早速、宿題をきれいに並べて提出したり、先生や友達と笑顔で夏休みの思い出を話したりしていました。
【始業式・校長講話】
おかえりなさい。こうして元気に学び舎に戻ってきてくれて嬉しいです。みなさんには、この夏の経験や学びをフル活用して、有意義な2学期にしてほしいです。
さて、パリ五輪で日本人選手団は20個の金メダルを獲得、本当にすごい活躍でした。今大会の参加選手に、個人で銅メダル、団体で銀メダルを手にした卓球女子代表の早田ひなさんという方がいます。帰国会見で「今やりたいこと」を問われ、答えのひとつとして「知覧特攻平和会館に行きたい」と言っていました。「生きていること、卓球ができることを当たり前じゃないと感じたいから」だそうです。
それを聞いて私は、「彼女は、競技に取り組めている現状を当然と思わず、そのことに感謝して次の高みを目指す決意があるのだな」と考えました。この謙虚さが、立派な成績を収めた早田選手の強さの要因なのかもしれません。
ここで出てきた『特攻』とは、太平洋戦争末期に日本軍が戦闘機などで連合軍の艦船に文字通り体当たりする攻撃で、知覧にもその基地がありました。人員、物資、燃料といったものがなくなっていく中、多くの人命が失われました。知覧特攻平和会館には、隊員が家族や愛する人たちにあてた手紙や遺品などが展示されています。私が、いつかみなさん自身に足を運んでほしいと思う場所のひとつです。あの場所で過去に触れると、平和は当たり前ではなく、多くの人の犠牲の上にあることを痛感します。平和を守り、次の世代につなげていかなくては、という気持ちが強くなります。
みなさんが本校で学べることは当たり前のことではないよ、と私は繰り返し伝えていますね。みなさんには、現状に感謝し、世界をつないでいくために勉学を深めてほしいです。
長い2学期の途中にはさいきょう祭が控えています。今日のスタートにあたり、『何事にも前向きに、全力で取り組むこと』、『高い目標、理想を掲げ挑戦を続けること』を胸に、ともに過ごしていきましょう。
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始業式に続き表彰・賞状伝達式が行われました。夏期休業中に生徒が参加・出場した各種大会の結果報告があり、対象の個人と部活動に校長から賞状が手渡されました。1学期終業式が急遽配信形式となってしまったため、そこで伝達予定だった分も併せての表彰式でした。
また、通学時の安全に気をつけることを目的に、バス会も開かれました。スクールバスおよび電車や駅など公共の場所を利用する際は、自分たちと周囲のみなさんのためにもルールやマナー遵守を徹底していきます。
表彰式/校長から労いの声をかけられ賞状を受け取る生徒
バス会/先生は「生徒同士、正しく注意することも大切」とも
7月19日(金)は1学期終業式でした。この日は全校を挙げて念入りに大掃除をした後、配信形式で終業式を行いました。
直後のホームルームでは、担任が校長講話の振り返りや、休み中の過ごし方について改めて言及。初めて通知票を手にした1年生は、中を見たくて少しそわそわ・・・。先生から、今学期のがんばりを称える賞状なども笑顔で受け取り、約1か月の夏休みに入りました。
【終業式・校長講話】
1年生は初めての夏休みにわくわくドキドキでしょうか。9年生はいよいよ勝負の夏休み。自分史上最高に自身を見つめ、勉強に取り組む夏になることを願います。
1学期始業式で伝えたこと―「自分に厳しく、他人に優しく」を徹底しよう―は実践できたでしょうか。学年や立場が違えば計画も様々ですが、生活習慣を崩さず、感染症や熱中症などにならないよう努めましょう。
この夏の私の楽しみは、パリオリンピック。3年前の東京大会で日本人選手団のメダルラッシュに沸いたように、今回も多くの選手の活躍に期待しています。
そのオリンピックのマークを考案し、「近代オリンピックの父」と呼ばれるクーベルタンという人がいます。彼が、少しずつ重なるあの五つの輪に込めた思いは何か。それは、スポーツの祭典を通じて人々が集まり、人種や文化の壁を超えた理解をもってつながり合い、平和に貢献しようというオリンピックの理想です。また、五輪と下地に使われている6色で世界のほとんど国旗が描けるのだということも、クーベルタン自身が話しています。
また、オリンピックにまつわる発言で、「重要なのは、勝つことではなく参加すること」というものがあります。クーベルタンはここに、ふたつのメッセージを込めたそうです。ひとつは、参加者に対して「五輪の理想を決して忘れるな」という思い。もうひとつは、すべての人に向かって「人生で大切なことは、成功はなく努力し続けることである」ということ。
世界中で様々な問題が起きている今、本来の目的と理想を胸に参加する選手がどんな努力をして、どんな苦難を乗り越えてあの場に立つのか。そういったことを知り、想像することは、みなさんがいろいろなことを学ぶ機会であり、オリンピックの見方を変えるかもしれません。競技に向かう選手の真摯な姿、ひたむきさから、人が人を感動させることができる姿というのはどういうものか―それを、みなさんに感じ取ってほしいです。
夏休みならではの経験を積んで、2学期始業式の日に元気な姿で戻ってきてください。成長したみなさんの姿を楽しみに待っています。