4年生が9月12日(木)、塩尻市の本山浄水場を見学しました。授業で「水はどこから」を学んできた流れで、映像教材とワークシートを使って事前学習をしてからの現地見学でした。
初めに見たのは導水管で、その大きさや太さにびっくり。毒物監視池では、取水場から届いた川の水の中に毒物や油が入っていないかを、魚を飼って確認しているということを教えてもらいました。
「あっ!鯉がいる」「何匹いるんだろう?」
思わず声をあげる4年生に、係の方からはとても頼もしい一言がかけられました。
「今まで、毒物などが確認されたことはないんですよ」
川から取り込まれた水は、導水トンネル・導水管を通って着水井へ送られます。水量は調整しているそうですが、その音としぶきからわかる水の勢いに驚きました。
飲料水ができるまでには様々な過程があり、「フロック形成池」もそのひとつ。原水中の細かなごみなどを凝集剤で固めたものをフロックと呼び、まずこれを取り除きます。次の薬品沈殿池でも、ゆっくりと約4時間をかけ汚れを沈め、やがてできた浄水は貯水プールに到着。こうして子どもたちが歩いていくのに従って、水が磨かれ綺麗になっていくようすがわかりました。
また、沈殿池で沈まなかった浮遊物はろ過装置で取り除かれます。ろ過のしくみについて説明を聞く場面では、フィルターの役割を果たすアンスラサイト、砂、砂利の実物を触らせていただきました。
見学の最後に、できたての水道水を飲みました。残暑厳しい中での見学で、みんな「おいしい!」と大喜び。蛇口から出る水が飲めることの幸せを実感です。
当たり前に使えている水の大切さを再認識した4年生は、安心して飲める水ができるまでの長い工程を見て、「水を大切に使わなればいけない」「川を汚さないように気をつける」といった感想を持ちました。
環境への意識を育み、関心を高める機会を下さった本山浄水場のみなさん、ありがとうございました。
原水が運ばれてくる着水井
ろ過装置の説明を受ける生徒
「日本の水道水」は世界に誇れる高品質!
2年生が生活科の授業の一環で例年行っている『さいきょう商店街』。
今年は9月11日(水)に2時間限定でオープンしました。
「どんなお店で何を売ったら、お客さんは喜ぶだろう?」
1年生へのアンケート結果をもとに、夏休みの間にご家族のみなさんの協力を得ながら一緒に商品づくりに精を出した2年生。自分たちのお店を構え、モノを作って売る立場となり、当日のお客さんの来店を心待ちにしていました。
[商品の一例]
さいきょう商店街は「売り上げ一番を目指す」のが目標。
そして、「働くことの意味を実感すること」も大切にしています。
算数や国語といった学習に加え、今の子ども達に求められている非認知能力・・・コミュニケーション力やチャレンジ精神を養い、伸ばせる場でもあります。
[にぎわう商店街]
開店と同時に、飛ぶように売れていく商品。
「いらっしゃいませ!」の声に誘われ、お客さんはあっちのお店、こっちのお店へ・・・
お代(お金は牛乳瓶のふた)を受け取ったり商品の説明をしたりする2年生の姿は思いやりにあふれていました。
シュシュやメガネ、帽子などを買ったお客さんたちが早速それらを身に付けている様子を目の当たりにして、"小さな経営者"たちは「作ってよかったね!」「うれしいね!」と喜びに堪えません。
[お客さんも大喜び]
閉店時間が近くなると、先生から「今からタイムセールですよー!」の声がけが。
3年生も買い物に来てくれて、おかげさまで今年も全店感謝の完売でした!
最後に、体も心もほかほかの2年生に、商店街会長(=校長)からねぎらいの言葉がかけられました。
商店街会長より
今回みなさんは、お客さんのことを思って一生懸命に商品を作り、一生懸命に売りましたね。みなさんのように一生懸命に仕事をするということが、人を笑顔に変えていきます。
これからいろんな場面でたくさんの人を笑顔にしていくみなさんですが、この『一生懸命に』というさいきょう商店街での経験を覚えておいてほしいです。
まるで縁日のようなさいきょう商店街、とても楽しく過ごすことができたのは、人のために頑張ってくれたみなさんがいたからです。
すてきな時間をありがとうございました。
さいきょう祭の準備が進んでいます。
9月4日と12日は1時間目に全校合唱「ケセラセラ」の練習がありました。8・9年生のパートリーダーが中心となって音取りなどを行う様子を、音楽科、担任、学年の先生たちが見守り、ときにアドバイスしたりしていました。
今年のさいきょう祭実行委員長を務める比田井さんは、校内1階から5階までの練習場所を巡って進捗状況などを確認。9月後半からの練習に向けてコメントを寄せてくれました。
ここまでのパート(学年)練習について
比田井さん:「ケセラセラ」はとても難しい曲なので、最初はとても不安でした。しかし、パートリーダーが1回1回しっかりと練習を進めていてくれて、とても心強いです。色々な学年の練習を見てきて、曲がどんどん進化しているのが分かります。自分でも想像していなかったくらいに曲に色が付いて、鮮やかになってきていると感じます。
これからの練習に向けた期待など
比田井さん:ディテールの練習に入っていき、歌声も表現もさらに進化させていくことになります。「ケセラセラ」は人に勇気を与えてくれる曲。それに全校合唱に挑戦する今年、まずは歌っている私たちが笑顔になれる曲に仕上げたいです。そして、私たちの歌声でこの曲を聴いた人が、「一歩前に進もう。ちょっと前を向こう」と思ってくれたら嬉しいです。みなさんも同じ気持ちでいてくれていると思うので、一緒に頑張りましょう。「誰かの心の片隅で、いつも背中を押してくれるような歌」を届けられるよう、実行委員長としてがんばります。
パート練習・小3(9月4日)
1年生の練習にあたる実行委員長ら9年生(9月4日)
パート練習2回目。ボイトレの基礎、リップロールをしてから歌いました(9月12日)
連日多くの保護者のみなさんにご来校いただき、本当にありがとうございました。
授業参観最終日、1年生と2年生のようすです。
●2年/道徳(3クラス共通)
まずは、自分が思う「友達のいいところ」をどんどん書き出した2年生。
その部分を切って本人に渡すと同時に、自分のもとにも同じように細長い紙がたくさん届きました。それらを台紙に貼れば「自分のいいところ」で埋め尽くされたプリントが完成。
「友達や家族からこんなふうに見てもらえていて嬉しい」、そんな嬉しさいっぱいの1時間でした。
●1年/体育(3クラス合同)
相手にタッチされないように動いて宝(玉入れで使う紅白の玉)を拾い、かごに入れる『宝とりおに』を行いました。
宝の数がそのまま得点になるとあって、相手に勝つための作戦をチームで話し合う1年生。鬼の間をサッとすり抜けたり、フットワークの良さで交わしたりするたびに、保護者のみなさんから喝采が送られました。
●4年/1組は「席がえについて」を議題に話し合いを行いました。司会や書記が会を運営する姿、クラスメイトが意見を発表する様子を、担任と保護者のみなさんが見守りました。2組は社会科で「水のゆくえ」の学習。生活に欠かせない水はどこから来てどこへ行くのか・・・来週は学年全体で浄水場の見学です。
●3年/1組は、社会科見学で訪れたスーパーマーケットに関する学習。「買い物をするときに気をつけていること」を保護者にインタビューし、ワークシートにまとめました。2組は国語で、漢字を偏(へん)と旁(つくり)に分けたパズルに挑戦。自分や家族の名前を大きく書いた紙はハサミでちょきん。友達のパズルを組み立て、「できた!」の声が飛び交いました。
●6年/総合・さいきょう祭準備
さいきょう祭の演目について、劇の配役に見合う衣装を保護者の方と相談する「ミーティング」の時間に。納得のいく舞台にしようと、みなさん真剣に考えていました。どうぞご協力をよろしくお願いします。
●5年/算数(コース別)
数学科の先生による授業でした。先生の呼びかけでお子さんのところまで行き、どのような問題か、どのように説いているかを保護者のみなさんにご覧いただきました。担任の先生たちも各コースの様子を見て回っていて、「教室内に先生が3人」というタイミングが訪れたところも。
※(4枚目の画像)机間の先生は、中央が教科担当、左右は5年生担任です
9月3日(火)から4日間の日程で、学年を区切って授業参観を行っています。
●9年/英語(コース別)
才教学園での授業参観はこれが最後となった9年生。
参観後は高校受験に向けた進路ガイダンスもあり、多くの保護者の方にご参加いただきました。
●8年/総合・さいきょう祭演目練習
時節柄10月末のさいきょう祭の準備も進んでいます。
8年生「総合」では、台本を手にしながら練習に励む生徒の様子を見ていただきました。
●7年/数学(コース別)
数学科教員が3つの教室でそれぞれ授業を行いました。
解説や解き方のポイントをのコツなどを保護者用プリントにさらりと書きとめたり、生徒と問題を解いて「なるほど」といった表情を浮かべたり、ある種"保護者参加型"ともいえる時間でもありました。
3年生が8月27日(火)、学校の隣にあるスーパーマーケット「バロー南松本店」に見学に行きました。 事前学習で、「スーパーマーケットの秘密」や、「どんな人たちが働いているのか」といったことを自分の経験と結びつけ、3年生なりに予想を立てました。今回の見学は、その予想を確かめるためでもありました。
到着して裏口から入らせていただき、整然と並べられた段ボール箱や商品を横目に、バックヤードへ。店内を案内してくださったのは、店長さんです。パンを焼く担当の方が丁寧に商品を分けているところ、魚をさばいているところなど、普段見られない仕事を自分の目で見てきました。これが本物を見ることの醍醐味です。
売り場では、お客さんや店員さんに迷惑をかけないよう注意しながら、気になった商品のポップをiPadで撮影したり、店員さんにインタビューしたりと、積極的に活動していました。
社会科担当の先生は、「見学の対象となる公共施設が学校からそう遠くない場所にあるというのは大きなメリットだと思っています。加えて、いつも見学を快く受け入れてくださることに感謝しています」と話していました。
現在、授業ではこのまとめを行っていて、それが終わったら国語の「仕事のくふう、見つけたよ」という単元と連動させた『報告書』を完成させる予定とのこと。できあがりが楽しみですね。
バロー南松本店のみなさま、子どもたちにたくさんのことを教えてくださり、ありがとうございました。
ヨーグルトだけでこれだけの品揃え。お気に入りもありました!
お総菜コーナー/夏から秋へ、目立つポップの季節感
8月30日(金)は防災訓練でした。地震の効果音(校内放送)が聞こえると、生徒はとっさに机の下に身を隠し、揺れと落下物から身を守る姿勢を取りました。揺れがひと段落したとして教頭先生から避難指示が出されると、各階から生徒が移動。教頭の「余震の恐れもある。慌てず落ち着いて行動を」という指示を、他の先生も繰り返し生徒に伝えていました。
先生たちはトイレや特別教室の中もしっかり確認。この日の出欠席状況と点呼の結果が教頭、校長へ報告され、全校の避難が完了しました。
【訓練を振りかえって】
◆校長先生より◆
年始に能登半島地震があり、最近は南海トラフ地震臨時情報が発表されたばかりです。日本には111の活火山があり、これは世界全体の1割だそう。日本列島周辺のプレートの境界では地震活動が活発で、いつどこで大地震が起きても不思議ではない・・・そういう場所に暮らしている意識を持ちましょう。
訓練のたびに伝えていますが、命を守るためには、一人ひとりがもしもに備えること、こうした訓練に真剣に取り組むことが大切です。地震や台風など災害が起きたときのことを家族の方とも話しましょう。もしもの時は平静ではいられません。繰り返しの訓練で少しずつ心の準備もしておくことで命をつなぐことができる、そのことを覚えておいてください。
◆教頭先生より◆
シナリオを詳しく知らせない訓練でしたが、放送をしっかり聞き指示に沿うこと、スムーズな校内移動ができていました。
地震が発生したあとは余震が襲ってくる可能性が高いです。一刻を争う中ではありますが、今日のように、急ぐことよりも周囲を見ながら移動することも大切です。担任や学年の先生方と一緒に、地震のときと火災のときに注意すべきことも確認しておいてください。
集合場所まで慌てず移動
速やかな点呼から教頭先生への報告