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お知らせ[ニュース&トピックス]

トヨタに学ぶクルマ作りと環境の関係

投稿日:2021.12.23

お知らせ 小学校 第Ⅱ期

 NTPトヨタ信州スタッフの皆様によるトヨタ未来スクール「クルマまるわかり教室」を、12月16日(水)に5年生が受講しました。



 スライドでトヨタのクルマづくりにおける取り組みをわかりやすくご説明いただいたほか、環境・産業・経済のバランスを取りながら車を生産、スゴロク方式でゴールを目指すカー&エコゲームを行いました。これは「環境に配慮しながら車を生産し、利益を上げる」という趣旨のゲームで、3つのサスティナビリティ(研究開発・モノづくり・社会貢献活動)を考えながら、自動車会社を経営します。例年のボードゲームに代わり、今年は生徒のiPadを使ったオンライン形式でした。


 最終的に、利益・エコチップの数・環境にポイントをまとめて上位3組が決まり、スタッフの方からどんな点に気をつけたか、どういうところを工夫したかを問われて発表しました。


 「環境にやさしい車を作ったことで利益が出て、その利益を使って社会貢献ができた」「10年の経営はゲームではあっという間だけど、実際はたくさんの力が必要だと思った」「車を作りたかったけど、その分開発費用もたくさん必要になることがわかった」など、社会生活やエコに対する大きな意識が持てた様子。「環境が悪化したしトラブルも起きてしまいました・・・」と少々悔しさを滲ませる生徒もいましたが、みんなで楽しい活動ができました。


 また、配布されたカード『SDGs宣言カード』には、自分ができるエコ活動を考えて記入。改めて家族や友達と未来を考えるきっかけをいただきました。



 ご協力いただいたスタッフの皆様、ありがとうございました。

トヨタの取り組みについて聞き、カー&エコゲームに挑戦

6年生の防災学習「避難所づくり」

投稿日:2021.12.23

お知らせ 小学校 第Ⅱ期

 12月13日(月)、6年生が防災教育の一環で避難所づくりを行いました。この授業のために、学生ボランティア団体・IVUSA(東京)より理事の宮崎猛志先生と所属する学生の皆さんが来校し、6年生と一緒に取り組んで下さいました。



 1学期にオンラインミーティングがありましたが、直接お会いするのは初めてのこと。10グループに分かれ、まずは自己紹介や研修旅行で石巻市を訪れたときの感想を発表しました。


 その後、会場を体育館に移し、避難所の設営活動が始まりました。各グループに「高齢者がいる家族」「女性だけの家族」といった特徴が与えられたほか、共有部分として学習スペースや更衣室、掲示板やゴミ捨て場の設置などの課題が出されました。


 6年生は自分たちができることは何かを考え、限られた物資を使いながらグループの状況に応じた生活空間の設営に奮闘。IVUSAの皆さんと相談しながら、高齢者・障害を有する人がいる家族のために必要なもの、小さい子どもがいる家族のためにあったら便利だと思うものなどを準備したり作ったりしました。


・大きなビニール袋に破った紙を入れ、羽布団の代わりにする


・ブースの四方を囲っても車いすが通れるように間口を広くとり、シンプルなスペースづくりを心がける


・子どものために広めの遊び場や簡単な遊具を設置する


・目の不自由な方が伝って歩くためのロープを張る


 プライバシーに配慮しながら、感染症や衛生面における対策も忘れずに避難所づくりは進められました。


中には「実用性があって癒しにもなるものがあったら」と、自分がそこで生活をすることまで考え、抱き枕風のものを作ったグループもありました。


 制限時間いっぱいまで避難所づくりを行った後は、みんなでブースをひとつずつ回って特徴や工夫を発表し合いました。IVUSAの皆さん、校長や教頭らも、6年生の提案と実践に感心していました。



 年間を通じて防災学習に取り組んでいる6年生。研修旅行の経験も記憶に新しいところですが、至る所に思いやりが垣間見えた避難所づくりでした。いつ、どこで起こるかわからない災害。「もしも」のときに慌てず、考え、判断し、行動し、生き抜くための手段を、今回の授業から学ぶことができたと思います。


 IVUSAの宮崎先生と学生のみなさん、大切な体験をさせていただきありがとうございました。

「乳幼児がいる」「車いすを使う人がいる」など家族形態に応じたアイデアを出し合い、共有スペースの担当を決定

「その場にあるもの」をフル活用した生活空間づくり

スペース内で工夫したところなどをグループごとにプレゼン

タブレット端末の利用考える メディアリテラシー講座

 この2学期から1年生から8年生(中学2年生)が個人でタブレット端末を所持・使用するようになりました。今では学校の授業や家庭学習に欠かせないツールですが、不安やトラブルが少なからずある現状を踏まえ、「メディアリテラシー講座」を開催しました。


 講師は、かねてより本校の新入生保護者向けの講演でご協力下さっている株式会社コミュニケーションズ・アイの久保田様。12月15日(水)、5~ 8年生を対象に、ネット社会や端末との向き合い方についてどう向き合うべきかをテーマにお話いただきました。



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《久保田先生の講話より》


 急速な変化やグローバル化流れの中で、デジタル機器やネットを使いこなすことは非常に大事なこと。今回は、これからの時代を生きる皆さんに一番大切な『問題を発見し解決する力』と、基本的なルール「学習に使う」ということがなぜ決められているのかを考えましょう。



 メッセージのやり取りの難しさ 


 学校で面と向かって話すときは相手の顔色や機嫌を伺うことができますが、帰宅後はどうか。お互いに状況が分からず、顔も見えない中でのメッセージのやり取り。最初は勉強についての話題だったのが、話が脱線したり、自分本位に相手を巻き込んだりといったことになりかねない。「今はそういう状況ではない」とはっきり意思表示できないこともあるでしょう。そういう状況にあって、自分には役立っている、それでもやり取りをしたいのだというのなら、自分も相手も『大人が見守っている』環境の下で行いましょう。



 依存症の怖さ 


 生活の中で困ったことが起きていても自分ではどうにもできず、周囲に迷惑をかけるような大変な状況を生む『依存症』。たばこ、アルコール、薬物、ギャンブル同様、ゲームも依存症に認定され、治療・回復にはやめ続けるしかありません。今の生活はネットと切り離すことが難しく、ゲーム依存症をから脱するために「やめ続ける環境作り」とその維持が非常に困難であるため、医師も「まずは予防を」との見解です。


 例えば、プロのゲーマーやプログラマーを目指す人がいたとして、そのためにゲームをやり続けなくてはと思っているのなら、それは根本的に誤りです。1日10時間以上もゲームすることがあっても、プロの彼らは、集中を高め、一瞬にかけるための体づくりを欠かさず、睡眠不足などはありえないそうです。ただのめり込んでいることとは違うということを、頭に叩き込んでおいてください。



 また、使用中の誤解を招くようなことがないように気を付けること。皆さんはネット上の動画やコンテンツを学習のために見ていても、大人からはそうみられないことがあります。そういう場合は、「誤解されるような使用ではない」と、言葉できちんと説明しましょう。


 今後、みなさんの「利用者」としてのスキルアップは止まりません。常に問題・課題を発見し、解決し、次の課題へ向かうということの繰り返しです。 周囲の人・・・一番は保護者ですが、周りを巻き込み、課題を示し、それを解決しようと一緒に考え取り組む皆さんが、どんどんレベルを上げていくことを望みます。



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 この講演は、保護者の皆さんにもご覧いただけるように動画をアップしました。 2学期終業式に校長講話でも触れましたが、冬休み中も端末を学習のために有効活用できるよう役立てていただければと思います。

講師の久保田先生

令和3年度2学期終業式

 2学期最後の登校日となった12月17日(木)、大掃除と終業式を行いました。終業式は校内放送を使って行い、生徒たちは放送で流れる校長先生の話に教室でしっかり耳を傾けました。その後は学級活動の時間となり、担任から通知票や模試・定期テストの成績優秀者へ贈られる学校長賞の表彰状などを受け取りました。



【校長講話】


 長い2学期、コロナの影響で休校とした日もありましたが、今日を迎えることができて嬉しく思います。様々な行事が延期や縮小の措置を取りながらもほぼ実施できたことは、学校全体が日頃から感染防止に努め、緊張感をもって学校生活を送ってきたからにほかなりません。みなさんの協力に感謝しています。


 さて、この2学期から使用しているタブレット端末について。学習を進める中で、みなさんはいろいろなことを実感したはずです。例えば、アプリのおかげで興味を持てるようになったり、勉強の楽しさを感じたり・・・。11月の長野県フェスティバルでは、4年生がタブレットを最大限に活用して素晴らしい発表を行いました。


 一方、『学習で使う』というルールの端末を、この目的以外に使ってしまっているという話も私のところには入ってきています。


 みなさんが生きていくこれからの時代は、テクノロジーがより進化し、便利で楽しくなります。しかし、これらの発展とともに、私たち人間も2つのパターンに大別されるといわれています。ひとつは「テクノロジーを使って能力を高め、主体的に頭で考え行動できる人間」、もうひとつは「テクノロジーに巻き込まれ、流され、支配される人間」。


 みなさんはどちらを目指しますか?


 私は、みなさんが持ち前の力を生かして前者を目指し、「仲間と共に未来を作っていく人間」になってくれることを願っています。



 生徒のみなさんは、次の言葉をぜひ心に留めておいて下さい。


 遠きに行くには必ず邇(ちか)きよりす


 意味は、「物事を進めていくには順序が大事である」ということ。やみくもに行動するのではなく、しっかり計画を立てて進めなくては事は成らないことのたとえです。12月6日に召集された臨時国会で、首相の所信表明演説にこの言葉が引用されました。


 今何をすべきか。何をしてはいけないのか。1日の中でやるべきことはなにか。ものごとの順序を崩さず秩序ある毎日を送り、頭・心・体を使っていろんな経験をすることに費やす時間もとりましょう。3学期の始めにみなさんが素敵な笑顔で戻ってくることを楽しみにしています。




●終業式を迎えた才教学園ですが、2学期終盤の行事について、今後いくつかを学校ホームページで紹介していきます。

教材やお知らせのプリントなど、持ち帰るべきものを忘れないように

担任の先生から2学期最後のお話

模試1位おめでとう! 今学期もたくさんの生徒に学校長賞が授与されました

五輪出場の小池祐貴選手によるSTEAMかけっこ教室

投稿日:2021.12.14

お知らせ イベント 小学校 第Ⅱ期

12月9日の木曜日、東京オリンピック2020に出場した現役トップスプリンター小池祐貴選手が才教学園にやってきました。


小池選手を招いて開催した今回のかけっこ教室は、「スポーツを起点にした学びのSTEAM化」をコンセプトに、数々のプログラムの開発で名高い株式会社 STEAM Sports Laboratoryによる経済産業省「未来の教室」実証事業の一環として全国に先駆け開催されました。


今回のかけっこ教室の特徴は、iPadの動画解析アプリを使って自分の走りを客観的に比較・分析して課題を発見し、改善するというトライアンドエラーにあります。これは現在プログラミングなどの授業でも行っていることですが、体育の授業では初めての試みとなりました。


授業のはじめに、小池選手による走りのデモンストレーションがありました。現在、日本人選手で100メートルを9秒台で走る選手はたったの4人しかおらず、小池選手はその中の1人です。今回は体育館での開催ということもあり25メートル走となりましたが、小池選手の躍動する走りを目の前で見た生徒たちは衝撃を受けていた様子でした。


その後、生徒たちも25メートルを走ってタイムを測定し、その走りをスタッフがiPadで撮影しました。生徒は自分の走りの動画と、小池選手の走りの動画を受け取り、その2つを動画解析アプリを使って比較しました。そこで自分と小池選手の走りの違いを探し、2回目の測定でタイムを縮めるにはどうすればよいかを皆で考え、実際に試して2回目の測定に臨みました。結果的に2回目の測定では半分以上の生徒がタイムを縮めることができました。生徒たち自身も自分の走りの変化を感じることができたようで、笑顔を見せていました。


授業の合間には小池選手のご厚意で質疑応答の時間が設けられました。生徒の質問に一つ一つ真摯に答えていただき、小池選手の陸上への熱意と人格の素晴らしさが伝わってきました。小池選手は生徒に向けて、様々なものに触れて自分の好きなこと嫌いなことや得意なこと苦手なことを見つけていってほしいというメッセージを送っていました。


今回、体育の授業にSTEAMを取り入れたイベントを開催しました。今回の授業の様子は、経済産業省「未来の教室」のホームページに事例として掲載される予定です。才教学園では今後も、ITを駆使し、教科を横断した学びの機会を提供していきます。

タイム測定と動画撮影

iPadの動画解析アプリを使った走りの分析

小池選手と柳谷登志雄先生(順天堂大学先任准教授)によるレクチャー

8年生×STEAM EPSONの印刷技術を学ぶ

投稿日:2021.12.10

お知らせ 中学校 第Ⅱ期

 STEAM型プロジェクト授業の一環として12月2日(木)、サポート企業であるEPSON販売株式会社様による8年生対象の出前講座が行われました。講師の皆様からは、企業説明や同社の主力製品であるプリンターについて、印刷ができるしくみや特殊プリンターの機能などを説明いただきました。



 家庭用プリンターでよく知られているインクジェット技術に始まり、製造工程の短縮化や環境に配慮したデジタル捺染の開発といったお話を、生徒たちは興味深そうに聞いていました。


 EPSONの印刷技術を使って作られた商品の一部として、ずらりと並べられた洋服やスカーフ、ビニール製バッグなどを手に取った生徒たちは、「透明なものにも印刷できるし、プリンターで印刷したとは思えないほど色がきれい」「ブラックライトで光るインクもあってすごい」と驚いていました。



 この日、会場に用意された機材は、昇華転写プリンターとヒートプレス機。


 昇華転写とは、「あらかじめ専用の紙にデザインをプリントし、インクを熱で気化させ、転写したい素材に染みこませるプリント方法(同社ホームページより引用)」で、今では転写できる素材が増えていること、版や型が不要でオリジナル商品も少数から作れるといったメリットも相まって、需要が拡大しているそうです。


 実演では、数名の生徒が自分たちで準備したデザインを専用プリンターで印刷し、ポリエステル縮緬に転写してみました。デザインは、事前にiPadを使って描いたデジタルの画像データです。機材の扱いに緊張(プレス機は非常に熱く200度くらいの設定)しながらも、転写が終わって取り出した布を見て嬉しそうな様子でした。



 お借りした機材を使って、生徒たちは今後、オリジナル風呂敷の作製を行います。でき上がった風呂敷はオーストラリアにある姉妹校Parktone Primary Schoolに届ける予定です。

EPSONの方から説明を聞く8年生

今では印刷できる素材やかたちも多岐にわたる

プリントされた紙を布の上にセットし、熱+圧力で転写

12月9日(木)「STEAM Sportsオンラインフォーラム 〜かけっこ編〜」のお知らせ

投稿日:2021.12.01

お知らせ イベント 中学校 小学校

『STEAM Sportsオンラインフォーラム 〜かけっこ編〜』

スポーツの秋、運動会シーズン真っ盛り。小学生の誰もが「速く走りたい」と思う「かけっこ」!
この度、日本を代表する現役トップスプリンター小池祐貴選手と陸上競技における研究のスペシャリスト、順天堂大学先任准教授の柳谷登志雄氏をゲストに招き、オンラインフォーラムを開催いたします。
科学的なデータやトップ選手の経験知を基に、速く走るためのコツや上達法について議論します。
全国の陸上競技ファン、走るのが速くなりたい小中学生やその保護者、スポーツ指導者、教育関係者の皆様、ぜひご参加ください。(オンラインフォーラムへの参加費は無料です。)



【日時】12月9日(木)18:00~19:30


【内容】
・STEAMスポーツとは?
・トップ選手の速く走るコツとは?
・トップ選手の上達法とは?


※皆様からの質問もお受けします。  



詳細、お申込みはこちらから (外部サイト Peatix特設ページ )





【お問合せ】
株式会社STEAM Sports Laboratory
TEL:03-6206-0333
E-mail:info@steams-jp.com
HP://pando.life/steamslab




主催:NPO法人FIELD OF DREAMS
助成:公益財団法人日本財団
協力:学校法人才教学園、株式会社STEAM Sports Laboratory


(以上、参加申し込みページより抜粋してお知らせしております。)



当日は、小池祐貴選手による「STEAM かけっこ教室」が、本校5年生を対象に経済産業省「未来の教室」実証事業の一環として行われることになりました。非常に楽しみにしております。

ふるさとを知り、学び、発見する ~4年生「長野県フェスティバル」~

投稿日:2021.11.29

お知らせ 小学校 第Ⅰ期

 11月20日(土)、4年生の一大イベント『長野県フェスティバル』が行われました。これは、「総合的な学習の時間」で行う調べ学習の発表会です。テーマは「長野県の良さや魅力を伝えよう」。2~3人ずつ17のグループに分かれ、県の強みや課題は何か、県の良さを守っていくために何ができるか、県を盛り上げるために何ができるのかなどを話し合い、準備を進めてきました。



 今年は、「調べる」「まとめる」「発表する」の全工程において、一人ずつ所有しているiPadを積極的に活用しました。加えて、グループ活動により、端末操作に不慣れな生徒も自信を持って取り組むことができました。


 それぞれの課題に探求的に取り組もうとする子どもたちの「主体的に学ぶ姿」にも目を見張るものがありました。インターネット検索を通して詳細な情報を見つけたり、実際にその場所に行って写真や動画を撮影したり、様々な方法やアプリケーションを駆使しました。こうしてたくさんの素材を集めた子どもたちは、多くの人に長野県の良さや魅力を発信したいと、独自のスライドやPR動画、Webページ、パンフレットなどを作成しました。


 イベント直前の16日(火)には、長野県庁職員の方の前で発表を行いました。ここでいただいたアドバイスに大きく後押しされ、子どもたちは、より伝わる発表・より分かりやすい発表を目指して練習を重ねました。



 当日は、どのグループも分かりやすく、そして楽しく長野県の良さや魅力を伝えていました。調べたことについて自信を持ってハキハキと話し、時には聞いて下さるみなさんとの会話も交えながらの様子に、プレゼンテーション力と応用力の高まりが感じとれました。


 長野県フェスティバルを終えた後の子どもたちの顔は、満足感や充実感、自信に満ちていました。またひとつ大きく成長した4年生、本当によく頑張りました!



 4学年担任より 


 今回の活動では、調べたことのアウトプットだけでなく、効率的に伝えるための工夫や「見せながら伝える」話し方の工夫、そして、友だちと協力しながら互いを高め合うことなど、様々な学びがありました。伝える力は、子どもたちが将来にわたり、あらゆる場面で力を発揮するスキルとなります。この学習を通して、その力をこれからも高めていってほしいと思います。

グループごとにタブレット端末とモニターを使って発表する4年生

県こども新聞コンクール 入選者の賞状伝達式

 信濃毎日新聞社などが主催する第22回長野県こども新聞コンクールの中信木曽地区審査会で入賞した本校の生徒2名に11月24日(水)、校長から賞状伝達が行われました。



【審査結果・表彰の詳細】


山野湊太くん(1年)1・2年の部 優秀賞


「まつくいむししんぶん」


奥田嘉彦くん(4年)3・4年の部 努力賞


「アルツハイマー病新聞」



 山野くんの新聞のタイトルは「まつくいむししんぶん」。3月まで通った園のシンボルツリーである松の木が松くい虫の被害を受けて切られることを知り、周辺地域の松枯れ問題や一番の原因と言われる「マツノザイセンチュウ」について調べたことなどを写真とイラストを交えてまとめました。被害を受け伐採されたアカマツ材の利用法について林業センターへの問い合わせもしたそうです。



 脳科学の分野に興味があるという奥田くんのテーマは、「アルツハイマー病」について。病気の概要説明や発症後の治療方法に加え、「日常的な刺激がなくなると認知症は急激に進行するので、何気ない会話や買い物といった普段の行動を意識しましょう」と考察しています。



 2人とも、現代の社会問題に高い関心を寄せているようです。探究的な学習活動が実を結んだ、嬉しい報告でした。

作品はこちらから

(写真右から)地区入賞の山野くん、努力賞の奥田くん

新聞作品を見ながら、校長先生と少しお話をしました

阿智村教育文化協議会の皆様が本校のSTEAM教育視察

投稿日:2021.11.24

お知らせ

 11月19日(金)午前、阿智村村長・村議会議長、同村の小学校・中学校の校長先生をはじめとする「阿智村教育文化協議会」14名の皆様が本校を視察されました。視察の目的は、今年度より本校が取り組んでいるSTEAM教育の実践見学でした。


 まずは、学校の概要を小松校長、巣山教頭より説明。3時間目は「LEGOブロックによる自動運転自動車作成(5年・プログラミング)」、「長野県フェスティバルに向けての準備(4年・プレゼンテーション)」の授業をご覧いただきました。どちらもiPadを用いた活動でした。


 かつて工業高校で校長先生をされていたという教育委員の方からは、「5年生が使っている教材のレベルの高さに驚きました」とのお話が。また同村教育施設にお勤めの方(4年生のお孫さんがいらっしゃるそう)も、「同じ年の子どもが、iPadのアプリケーションを使ってPR動画を作成したことに感心しました」とおっしゃってくださいました。このことは、視察のみなさんから生徒に直接伝えていただいたため、声を掛けられた生徒はたいへん喜んでおり、大きな励みになりました。


 4時間目は、小中併せて9学年が学ぶ1~5階の各教室を回りました。1つの建物に、昨年まで園児だった子どもから、高校受験間際の大人びた生徒までが居る光景は珍しいようでした。


 その後、質疑応答、給食をいただきながらの懇談と続きました。視察の根幹でもあったSTEAM教育をはじめ、私立学校としての取り組みや、少人数制の教育についてなど、多くのご質問をいただきました。やりとりの中で、こちらが普段気付かないようなこともご指摘いただき、活発なうちに終了の時間となりました。


 今回の視察は、同じ教育関係者から、才教学園やSTEAM教育がどう見られているか、評価されているかを知る機になり、本校にとっても大変有意義な機会となりました。