松本卓球連盟・ジュニア委員会が主催する「2023第5回松本小学生卓球大会」で、ホープス男子シングルスに出場した丸山由真くん(6年)が優勝しました。
7月14日、巣山教頭と卓球部顧問の先生たち同席のもと、小松校長から丸山くんに改めて賞状が手渡されました。校長から大会当日の様子を聞かれ、「試合では追い詰められた場面もあったけれど、優勝できて嬉しい」とにっこり。
今後出場予定の大会は、8月の「第51回長野県知事杯争奪小・中学卓球大会」だそうで、校長から激励の言葉をかけられると、力強く「頑張ります」と笑顔を見せました。
松本小学生卓球大会は、日々卓球の練習に励む児童らが楽しくプレーできるようにと開催されたもので、本校卓球部からは4名が参加。顧問の1人である小林先生は、「丸山くんの健闘もそうですが、出場した部員は初勝利を挙げるなど個々に結果を出すことができ、今後への自信につながったと思う」と話していました。
<大会情報・結果>
第5回 松本小学生卓球大会
令和5年7月9日(日)松本市梓川体育館
ホープス男子シングルス(小学6年生以下・エントリー24名)
優勝 6年 丸山由真
6年・研修旅行
福島県・宮城県・栃木県
初日から、野口英世記念館(福島県猪苗代町)、会津若松市の鶴ヶ城と日新館と盛りだくさんの行程。宿泊先でもある会津藩校日新館では、「今、6年生としての思い」を絵皿に描きあげ、「見るは易し、行うは難し」の弓道体験も。藩校で学ぶ子どもたちの約束事「什の掟」は、校長先生が「才教の心得(現在は「才教七つの基本方針」)」を考える際に参考にした訓示。その基本方針の暗唱を講師の先生に披露する一幕がありました。
2日目は宮城県石巻市に入り、東日本大震災の被災地での学習。広々とした公園がある一帯がすべて住宅地であったと知った時、それまでの日常を飲み込んで押し流した津波の被害や規模を知り、胸が痛む思いでした。ボランティアガイドのみなさんのお話が、深く心に刻まれました。
上:会津藩校日新館、扁額がかかる南門の前で
下:みやぎ東日本大震災津波伝承館でガイドの方の話に耳を傾ける6年生
7年・宿泊研修
群馬県富岡市・長野県上田市・松代町
まず富岡製糸場へ入った7年生。さすがの世界遺産、自分たちのような学校旅行の生徒をはじめ多くの人が訪れていました。集合写真を撮った「国宝/西置繭所」はさすがの迫力。ずっと昔にこうした頑丈でおしゃれな建築物が建てられたことに驚きました。「自動操糸機(復元展示)」の大きさに圧倒されながら、製糸業が明治の産業の中核を担っていたことが分かりました。
群馬サファリパークでは「車内で安全」と分かっていても、すぐそばで見るライオンや希少種のホワイトタイガーに驚いたり歓声をあげたりと興奮気味の生徒達でした。
一行はこの日のうちに信州に戻り、佐久で一泊。翌日、無言館と松代象山地下壕をめぐり帰校しました。
上:富岡製糸場 レンガ造りの建物をバックに記念撮影
下:上田市の無言館にて(以上7年生)
8年・乗鞍キャンプ
松本市乗鞍高原
梅雨の時期ながら屋外活動には絶好の天候となった1日目は、自然林の中をトレッキング。日程をプロデュースして下さったNorth Starスタッフの方のガイドで、今回のキーワードであるサステナブル(持続可能)な観光地を目指す乗鞍高原の活動を聞きながら歩みを進めました。
整備のために間伐された白樺を使ったコースターづくりは、一人ひとりが丁寧に作業に取り組みました。予定していた外来植物等の駆除作業は悪天候により叶いませんでしたが、大自然を満喫しつつ、"sustainable"な活動を体験しました。
上:トレッキングで楽しむ乗鞍高原
下:白樺の木でコースターを作る8年生
7月13日(木)午前、松本警察署のご協力のもと、生徒指導講話を行いました。5・6年生と7~9年生がそれぞれ1時間ずつ、社会のルールを守って過ごすことの大切さについて、スクールサポーターの吉田さんからお話を聞きました。
どのようなことをしたら、どのような罪に問われるのか。
どのような罰則が科せられるのか。
講話では、法律違反と知らずに犯してしまいやすい行動・行為の例を挙げ、スライドや映像を交えながら、生徒にわかりやすく説明。万引きは軽犯罪ではなく前科の残る窃盗罪であること、お酒やタバコは入門薬物と呼ばれていて、興味本位の飲酒や喫煙が「なくてはならないもの」になりいずれ心身に悪影響をおよぼすこと、そのほか、刑法以外の法律違反にも触れました。
「みなさんには、誰かを傷つけたり、家族を悲しませたり、自分から社会的信用を失ったりしてほしくない。"何かあったとき"に一番大きな被害を受けるのは自分自身であると心に留めて」と、引き締まった表情と声で生徒に話をしてくださった吉田さん。1学期中は特別授業のために幾度と足を運んでいただきありがとうございました。
来週は1学期終業式があり、長い夏休みに入ります。
学校から配布される「夏休みの過ごし方」をしっかり読んでいただき、楽しい日々が過ごせるよう、ご家庭でも話し合ってください。
6月後半から7月初めにかけ、高学年では学校外で学びを深める行事が相次いで行われました。特に5~8年生は宿泊を伴う旅行。集団で行動するときのルールを守りながら、有意義でかけがえのない時間を過ごすことができました。
お世話になった施設の皆様、旅行会社・運行会社の皆様、生徒をこころよく送り出してくださった保護者のみなさん、ご理解とご協力をありがとうございました。
「その1」では4年生と5年生、「その2」で6年生、7年生、8年生のようすをお伝えします。
4年・社会科見学
長野県庁・善光寺
社会科の学習をより深めるための見学として、長野市へ向かった4年生。県庁では議場と災害対策本部を見学。県議会議員であり、才教学園の評議員でもある小林あやさんに議会棟の議場を案内していただきました。生徒の質問をやさしく受け止め、丁寧に答えてくださった小林議員。腰にペンや小さいノートなどが入るポーチをつけていらっしゃるのですが、その理由も教えてくださいました。男性のスーツに比べてポケットの数や大きさが限られる服を着ることが多いため、必需品をいつでもサッと取り出せるようにしているのだとか。
次に訪れた善光寺では、本堂下の暗闇を歩く御戒壇巡りが終わったあと、目に入る光がひときわまぶしく感じたようです。
上:県章は飛ぶ鳥や信州の自然を図案化していると教わる4年生
下:議場では小林あや議員からお話をお聞きしました
5年・宿泊研修
愛知県名古屋市・蒲郡市
1日目の「あいち航空ミュージアム」では、重力と揚力の関係から飛行機が飛ぶ仕組みを楽しく学んだほか、初代国産旅客機YS-11や「ブルーインパルス」の実物展示に目を奪われました。
2日目はトヨタ産業技術記念館へ。繊維機械と世界に誇るトヨタ自動車の技術について、広いエリアのあちらこちらに目を向けながら動態展示などを見学しました。
見どころ満載のトヨタ産業技術記念館・判行動で昔の紡織機の説明を聞く5年生
6年生とその保護者のみなさんを対象とした「内進生中学校課程説明会」を7月3日に行いました。6年生はメモを取りながら7~9年生の数学や英語の授業を見て回りました。日課の中で3校時にあたる短時間ではありましたが、保護者のみなさんにも授業を自由にご覧いただきました。
見学に続き、学校長から中学校課程に進学する際の心構えについて、また、Ⅱ・Ⅲ期主任の先生からは、1月に実施する進級判定試験や学校生活の中で7年生から変わる点・変わらない点などについて話がありました。
感染対策の面から、昨年度まで保護者のみなさんにはオンラインでの開催となっていましたが、今年は生徒と同一日程で直接参加いただけるようになりました。お忙しい中足をお運びいただきありがとうございました。
制服が同じでわかりづらいですが、6年生はボードを抱えメモを取りながら授業を見学。
8年数学の授業。問題に向かう先輩の姿、刺激になりました。
学校長の話
6月29日、信濃毎日新聞記者の長沼さんと二木さんをお招きし、4年生が新聞づくりについて教わる出前講座が行われました。新聞の題材は、このほど社会科見学で訪れた長野県庁と善光寺で見たり聞いたりしてきたことから選びます。4年生は紙面構成や文章の書き方のコツなどについて記者の方から説明を受け、ワークシートに従って自分だけの新聞づくりに取り組みました。
5W1Hを基本にまずは「リード」を完成させました。そこから先はワークシートに書き出した「心に残ったこと」を3つ、記事にしていきます。一番印象的だったこと、驚いたことがトップ記事となる新聞。社会科と国語科の教科横断的な学習であり、事実や思いを端的に、かつ明確に表現する大変さはあると思いますが、できあがりが楽しみです。
小中全9学年を対象とした交通安全教室が、6月23日(金)に行われました。
全体を大きく3つのグループに分け、1~3年は交差点を渡るときに気をつけること、5~6年生は事故の実験映像などを見て自転車の運転中や歩行時に起こり得る危険について学び、交通安全への意識を高めました。
4年生は自転車運転免許の取得に向け、「自転車の点検」「正しい乗り方」を教えていただきました。松本市交通安全課の方は、「ルール違反や誤った乗り方が事故の原因。みなさんには決してそんな事故に遭ってほしくない。しっかり学ぶ1時間にしてください」と話して本題へ。きちんと整備された自転車に、ヘルメットを正しく着用して乗ること、4年生なのでまだ歩道を走行できるけれど、本来歩道は「歩く人のためのもの」であり、まずは歩行者を最優先に考えよう、といった話がありました。
生徒からはお礼の言葉とともに、「自分は道路を自転車で走ったことがなく、これからに向けて、今日の交通安瀬教室はとても勉強になった。急いでいるとき、交差点を渡るときなど、『止まる・見る・待つ』ことをしっかり守り、自分から事故に遭わないように気をつけたい」と力強い言葉が語られました。
巣山教頭は「たくさんの事故事例を知っている方からの意義ある話ばかり。自分の命を自分で守れるよう、ルール遵守はもちろん、余裕を持った行動をみんなに心がけてほしい」と話していました。
松本市交通安全課と交通安全教育支援センターのみなさん、大切なお話をしていただきありがとうございました。
4年生の自転車安全講習
「交差点で待つときは内輪差に十分注意を」交通安全教育支援センターのみなさんによる講話(1~3年生)
今年度の才教学園特別教育講演会と第2回わくわくプレスクールを6月24日に行いました。
<特別教育講演会>
「自律する子を育てる 脳科学を活用した新時代の学び」
講師:青砥 瑞人先生
(応用神経科学者、DAncing Einstein代表)
本年度の講師には、応用神経科学者で、現在、脳科学や教育の分野のみならず、空間デザイン、アート、健康、スポーツ、文化づくりと垣根を超えてご自身の理論を応用して活躍されている青砥 瑞人先生をお招きし、自律する子を育てるにために、脳科学の視点から見た検証やアドバイスについてお話をいただきました。
序盤は、中学・高校時代を経て、脳科学に興味を持ったきっかけ、渡米・帰国から会社を立ち上げる過程などをお話しいただき、その後は、子育てをする上で「すべきこと」「すべきでないこと」を脳科学分野での学説で検証しながらお話しいただきました。
日常で起きていることや感じていることを、脳科学に結び付けて...というと難解なイメージがありますが、青砥先生には、ご自身の言葉で明るく軽快に、時に身振り手振りやユーモアを交えて語っていただき、とても身近なことと感じることができました。
例えば、一般的に「叱責により、萎縮させることは良くない」と言われていることですが、このようなことを、「活発な時」と「委縮している時」に発せられる脳内物質の違いなどを図表等で解説いただいた際には、「そうだったのか」とたいへん腑に落ちたものでした。
一事が万事、青砥先生は、今まで「そうであろう」「ひょっとして」と思っていたこと1つ1つにエビデンスを付けて、楽しくお話しされ、講演会は「納得がいく」「溜飲が下がる」ことのシャワーを浴びているようで、あっという間の1時間40分でした。
講演会終了後は、書籍販売&サイン会も行われ、多くの方が、青砥先生と朗らかに言葉を交わしていました。
<わくわくプレスクール②>
年長クラス、年中クラスともに、張り切って「かず・もじ・えいご」に取り組んでいました。始まりの挨拶や発言の声も大きく、配られたカードを『まなぼっくす』に丁寧に収める様子は微笑ましかったです。授業後、教室にお迎えに来たお父さんお母さん方に早速、「楽しかったよ」「今日も○○先生が教えてくれたよ」と伝えていたお子さんも。
7・8月は、『オープンスクール』『サマースクール』『さんすう教室』を開講します。日程や参加対象については 子育て支援プログラム からご確認ください。
講演会で話す青砥先生
元気なやり取りが各所で見られた「わくわくプレスクール」
6月20・21日は期末テストでした。
1日目は5~9年生の主要5教科、2日目は中学校課程(7~9年生)の技能教科のテストがそれぞれ行われました。放課後に先生が常駐する学習・質問室、自習室を上手に活用してきた生徒達もいて、日頃の成果を発揮できたかと思います。
1学期終業式まで約1か月となり、ここからは社会科見学や宿泊研修など学年別の行事が立て続けに行われます。事前学習も進んでいるようですが、一人ひとり、また学年全体で多くのことを学び体験し、楽しい思い出を増やしてくれることを願います。
万全の体制で参加できるように、体調も整えておきましょう。
緊張と集中で静かな教室。鉛筆を走らせる音が響いていました(6月22日、9年生)
学習ツールとしてすっかり使い慣れているタブレット端末や家族が持っているスマートフォン。とても便利なものですが、そこからネットの世界に入ることは実に簡単です。けれど、その一方で、このような状況だからこそ気をつけたいこと、ネット上にどのような危険があるかということを知るための特別講座が、6月15日(木)に行われました。
ネット依存はれっきとした病気であること。使い方を誤れば、睡眠不足や栄養不良など子どもの成長に悪い影響を与えること。大人になって起こした犯罪とはいえ、それを詳しく調べていくと、子どもの頃にやっていたネットゲームに影響を受けていた、など・・・。
生徒からは時々、「怖い」「自分がそうなったらいやだ」といったつぶやきが聞こえました。
講師の吉田さんは、『ネットや端末を使ってはいけない』ということではなく、まずはネットに多くの危険が潜んでいると認識することが大切だと話し、「そのうえで、ネットゲーム等の年齢制限を確認したり使用時間やルールをしっかり守ったりして、正しく利用することが自分の身を守る」と教えてくださいました。
「みなさんの柔らかい脳には、毎日様々な情報が刻まれている。ネットからの良くない影響も、柔らかい脳には刻まれる。それらをなかったことにはできないし、もしかしたら、危険な情報がいつかどこかで誰かの命を奪うような事件を起こすきっかけになってしまうかも。私達警察は、みなさんにトラブルに巻き込まれてほしくない。今日の話を、お父さんやお母さんにみなさんから伝えて」と話していました。
講座は3・4年生対象でしたが、学年・年齢関係なく、改めてご家庭でもネット環境や使い方についてお子さんと話し、ご指導いただけたらと思います。
・就寝の1時間前には、タブレット等の使用を切り上げる
・家族に嘘をついて使ったり、大人の目が届かないところで使ったりしない
・フィルタリング設定の重要性
・心配なこと、困ったことは、早く大人(親、学校の先生、警察)に相談する など
(以上、吉田さんのお話から)
●生徒の感想
・ネットの怖さについては今までにも話を聞いたが、今日はもっと深く考えさせられた。ネット上の知り合いは友達ではないと教えてもらったので、もし色々聞かれても自分のことを詳しく伝えないようにしたい。家庭では、ネットを使うときやアプリを入れようかなと思うときには親に相談し、見て確認してもらってからやるようにしている。
・吉田さんと校長先生が話していたように、自分の大切な脳を傷つけることがあってはいけないと思った。大人になって困ったことにならないように、タブレットやインターネットの使い方について今から気をつけたい。
ネット依存、年齢制限のあるゲームの利用などについて注意を促すスクールサポーター・吉田さん
生徒も先生も真剣に話を聞いていました
脳への影響については校長先生からもお話がありました