9月5日と6日、社会科授業の一環で3年生がスーパーマーケットを見学しました。学校すぐそばのバロー南松本店で商品が並ぶ店内やバックヤードを店員さんに案内していただき、販売の工夫や仕事について学んできました。
お店に入ると、まず目に入ったのはキラキラと光る大粒のシャインマスカット。「店に入ってまず見えるところにあるのは、旬のものやおすすめの品です」とのこと。他にもずらりと並んだ果物から、いい香りがしていました。
魚コーナーでは、新鮮さを保つために氷が敷き詰められていることや、売り場に出ている魚が全国いろいろな場所から届くことが分かりました。丸々一匹の魚もあれば、切り身になってパックで売られている魚もあります。バックヤードでは、魚をさばくところを特に熱心に見ていた3年生。商品を保管して置くための冷蔵室に入らせていただいたのですが、その寒さに歓声を上げていました。
見学中の子どもたちは、わからないことがあると積極的に店員さんに質問をし、メモを取っていました。
2日連続、開店直後の時間帯にも関わらず、子どもたちが本物に触れる貴重な体験にご協力いただいたお店のみなさん、本当にありがとうございました。
旬のシャインマスカットがずらり(9月5日)
海のない長野県。鮮魚は様々な産地から。(9月6日)
生徒会体育委員会が企画したスポーツフェスティバルが8月31日(木)に行われました。運動能力に関わらずみんなが楽しめる「ゆるスポーツ」の体験として、5~9年生が学年ごと、1時間ずつを使って2種目を楽しみました。
ひとつ目は「しっぽ取り」。腰につけたしっぽ(タグ)を取り合う、2チーム対抗戦です。才教学園ではいずれの学年も2クラス編成なので、男女混合のクラス対決となりました。
ダッシュで相手に突っ込んでいく生徒に、それをひょいと身軽に交わす生徒。時折、「あー、取られたー!」と悔しそうに天を仰いだりしていました。2方向からの挟み撃ちや、制限時間ぎりぎりまでしっぽを取られないよう確保に努める・・・といった戦術を取りながら、歓声を上げて駆け回りました。
ふたつ目「ドッジビー」は、ドッジボールと同じルールで、ボールを「フライングディスク」に置きかえ。こちらは男女別の勝負でした。
投げ方のコツがあるようで、狙った相手のところに飛ばず、やむなくディスクを渡してしまい、逆に自分たちが狙われることになる場面も何回か。絶妙なカーブを描いて相手を見事アウトにするナイスプレーも飛び出しました。陣地内を逃げまわったり、目前に飛んできたディスクを果敢にキャッチして攻撃に転じたりする姿からは、思いっきり楽しんでいることが見てとれました。
競技ルールの説明や準備・片付けを行ったのは、各学年の体育委員。合い間に水分補給を促す声がけも欠かさず、運営の役割をしっかりと果たしていました。
主催の体育委員会委員長 竹内さんの話
「しっぽ取り、ドッジビーともに普段の授業ではやらない競技。みんなで体を動かしたり、頭で考えて楽しんでもらったり、お互いに応援し合ったりと、とても盛り上がった1時間だった。委員の進行も計画通りで、積極的な活動ができてよかった。今回は各学年の単独開催だったが、次回は他学年とも交流できる企画にしたい」
顧問の先生は「委員会で意見を出し合い、最終的に三役で決めた競技。誰もが楽しめることを目的に、体育委員としての責任ある行動をとることもできていた。第2回を計画しているので、そこでも生徒が楽しく体を動かせれば」とのこと。
(上の画像2点)パワフルに動き回る8年生
タイミングや距離をはかってタグを狙う(6年・しっぽ取り)
上:試合開始前の円陣、下:ディスクをうまく回避(6年・ドッジビー)
投稿日:2023.09.02
9月2日(土)午前、校友会保護者会による環境整備作業が行われました。動力草刈機での作業は9時から先行、全体では10時開始でした。校舎周辺を3つのエリアに分け、敷地内の除草作業を中心に行い、機械が入れない場所の草刈りやフェンスにしっかり巻き付いたつる取りなども手作業できれいにしていただきました。
5・7・8年生も保護者の方に倣って、グラウンドの草取りをしたり、刈られた草を集めたりと精を出しました。
保護者会の齊木会長は「保護者と子どもが共同作業できる場面は限られているが、だからこそ、このように一緒に取り組める機会を楽しみにしている保護者も少なくない。今日は多くの生徒が早い時間から協力してくれて嬉しかった。保護者の間でも"活気があっていいね"と話していたところ。こうした活動から、親が生徒と学校を大切に思っているんだよということが子どもたちに伝わっているはず」と笑顔で話してくださいました。
6月の環境整備以降、草が繁茂していた構内。学校だけでは作業のための時間も労力も不足しているところに、年2回、このように保護者の皆様にご協力いただけますことに感謝しています。まだまだ日差しの強い中、本当にありがとうございました。
引き続き、本校の活動にご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
保護者のアドバイスを受けながら、特定外来生物のオオキンケイギクを丁寧に抜く7年生
高所作業のおかげで樹木もすっきり。大きなヨモギやつるには苦戦…。
体育館周辺も見違えるほどきれいに
今回の抜き打ち訓練で、指示が出てから全員の避難完了までに要した時間は5分47秒でした。
訓練後、校長は「急な訓練にも関わらず、みなさんが落ち着いて行動できたことは、これまでの訓練の成果」と評価しつつも、昇降口付近、げたばこの脇で揺れが収まるのを待っていた生徒の姿が複数確認されたことから、「非常に重いげたばこが、もし自分の上に倒れてきたらどうなるか。間違いなくみなさんの体を傷つける危険なものだということも考えて」と話していました。
午後の授業では、各クラス、学年において振り返りの時間をとりました。学年の実情に応じ、担任の先生たちが災害時の心構えを改めて伝ました。
才教学園の校舎は耐震性を高める工事を行ってあること。「身を低く、頭を保護する姿勢」の具体的なかたちとして、ダンゴムシのポーズが有効であること。今日の訓練でできてよかったことのほか、あまり適切ではなかった避難中の行動を発表していたクラスもありました。
また、全生徒を対象にアンケートを実施。「訓練開始時はどこにいたか」「お・は・し・ものルールを守れたか」「何をしたらよいか自分で考えることができたか」といった質問に、選択・記述で回答をしてもらいました。
〖生徒のアンケートより〗
・近くに友達がいたから大丈夫だったけど、いなかったらどうしようと思った。(1年)
・自分の命が大切だから逃げるということを学んだ。(2年)
・いつやると言われていなかったので、放送が鳴ってびっくりしたけど、本当はこういう感じになるからいい勉強になった。(3年)
・今回は外に先生がいたから良かったけど、いなかったときは、自分で行動しないとだめだと分かった。(4年)
・いつどこで地震が起こるか分からないということを改めて学んだ。課題は、最後まで放送を聞いてから行動するということ。(5年)
・実際に地震が起きたときには、揺れている間に上から物が落ちてきたり、横揺れで物が倒れたりすることがある。常に周りを見て安全なところに避難したい。(7年)
・何度も防災訓練をしているが、抜き打ちになった途端、自分1人では何も行動できなくなってしまった。今後、自分で自分の身を守るために何をすれば良いのかをしっかり考え直し、実際の災害時に冷静かつ的確な判断ができるようになっていたい。(8年)
・抜き打ちだと、通常では気づかなかったことに気づけた。新たな改善点が見つかるのは良い事だと思う。それに加え、固定の考え方ではなく知識をもって柔軟な考え方ができれば生存率も上がると思うので、そういうことも考えさせられた。(9年)
一部の室内に露出している補強用の梁(1年生の教室)
訓練を振り返る9年生
今回の訓練のアンケート。Googleフォームまたは用紙への記入で回答した。
8月31日(木)、避難訓練を行いました。生徒へは事前に詳細を公表せず、抜き打ちでの実施でした。
13時15分、非常放送で震度6強の地震発生を知らせるアナウンスが。室内にいた生徒たちは、机の下に入るなどして頭部を守る姿勢をとりました。昼休み中ということで、外遊びを楽しんでいた生徒たちも、使っていたボールやフラフープをその場に投げ出し、駆け付けた先生の声がけで校庭中央に集まって身を屈めました。
ほどなく「揺れが収まった。全員校庭に避難」と教頭先生から校内放送が入りました。耳をすませ、指示を聞き逃さないように集中する生徒と教職員。移動が始まると、高学年の生徒は低学年の動きに配慮しつつ、急いで1階を目指しました。生徒の居場所もばらばらという状況のなか、先生たちも各フロア、特別教室やトイレなど、声をかけながら迅速な見回りと誘導にあたりました。
校庭に出た後は、校舎からなるべく離れたところに整列。緊迫した状況下で、一人ひとりが取るべき行動を体得していることが感じられました。
4月の終わりに行ったシェイクアウト訓練では、地震による被害を最小限に抑えるために大切なこととして、そのときに・その場で身を守る行動をとること、具体的には①姿勢を低く②頭を守り③動かない ということを学びました。こうした訓練内容が、まずは「自助」、つまり自分で考え、判断し、行動できることにつながります。
《危機回避担当の先生から》
初の抜き打ち避難訓練でしたが、緊張感をもって取り組むことができていました。今までの訓練がしっかり生かされていると感じます。
実際に災害が起きた時、今回のように全員が無事であることが一番ですが、もしかすると、校内でケガ人が出てしまう場合も考えられます。校庭が液状化してしまうことだって考えられます。様々な場面を想定した訓練をこれからも設定し、どのような状況であっても冷静に落ち着いて行動できるよう、児童生徒はもちろん教職員の防災への意識を高めていきます。
「地震発生!」とっさに身を守る姿勢を取った1年生
校庭で遊んでいた生徒も多数。駆け出してきた生徒が次々と合流する。
すばやい整列と点呼。担任は在籍人数と当日の出席者数を教頭に報告した。
Ⅰ期生(1~4年生)のファーストステップ会が8月30日(水)に行われ、4年生のステップリーダーから、2学期の目標が発表されました。
2学期の目標は勉強・学校生活・行事と3つの観点から立てられ、「学校生活」の面では、挨拶や返事の仕方、姿勢や身だしなみを4年生が実演。良い例と悪い例を順にプレゼンして比較し、下の学年の生徒に、どこがよくないかを問う場面がありました。
また、10月末のさいきょう祭に向けて、「一人ひとりが努力するとともに、仲間と協力してよいステージにしよう」との呼びかけもありました。
20分ほどの全体会が終わった後、巣山教頭は4年生に対し、「全体会が静かに始められたのは、先に待っていた4年生の整然とした姿があったから。学校の中で上級生が手本となり、正しい行動を見せることはとても大切。今日はみなさんのカラーが反映された良い会でした」と労いました。
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学期の始めと終わりなど定期的に開催しているファーストステップ会。今回のように目標の確認・振り返りをするほか、1年生の歓迎会(4月)、七夕会(7月)、クリスマス会(12月)といった楽しい企画も予定しています。
返事の手本:右手をまっすぐ挙げ、大きな声で「はい!」
2学期の目標を4年生が発表。聞く姿勢も◎。
7月22日、第63回長野県吹奏楽コンクール中学校の部中信地区大会(B編成の部)が行われました。
才教学園吹奏楽部は、部員9名と少人数のバンドですが、日頃から「心のメトロノームを感じる」「音程を気にする、そろえる」ことを大切にして、練習しています。大会当日も、その点を意識して演奏することができました。
結果は銅賞。小学生が含まれるバンドですが、中学生の大会で大変健闘したと思います。他の学校のレベルの高い演奏を聴くことができた1日でもあり、今後の練習や理想とする演奏の参考になりました。
当日はお忙しい中、保護者の皆様や先生方にも応援に駆けつけていただき、ありがとうございました。
今回の大会での経験を大切にし、2学期に控えているさいきょう祭などに向けて、演奏に磨きをかけていきたいと思います。
吹奏楽部顧問
〈大会情報・結果〉
第63回長野県吹奏楽コンクール
令和5年7月22日(土) キッセイ文化ホール
中学校の部中信地区大会B編成の部 銅賞
櫛田胅之扶作曲「風のファンタジーより Ⅱ.風のワルツ Ⅲ.風まかせ Ⅳ.風に向かって」
8月26日(土)、今年度3回目となるわくわくプレスクールを行いました。
保護者の方と一緒に教室まで来た年長児、年中児のみなさん。お父さん、お母さん方と離れた後も元気な様子で、「先生の名前を教えて」「今日は何をやるの?」と迎え入れの先生と会話を弾ませたり、教室においてある絵本を読んだりもしていました。授業では、前に立つ先生に倣って、よい姿勢でのあいさつ、返事をしっかりと行っていました。「いい姿勢だね」と先生に声をかけられ、はにかむお子さんも。
かず・もじ・えいごはそれぞれ約20~30分ずつ。どの時間も、とても楽しそうに取り組んでいました。
同時開催の入試説明会では、学校長より才教学園の学校方針と教育理念、カリキュラムについてお話したほか、令和 6 年度入試の説明を行いました。
今回も多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。
笑顔であいさつ「起立、気をつけ、礼」
積み木を使って、数を数えたり比べたり(年長クラス・かずの時間)
石川県金沢市で行われた第44回北信越中学校総合競技大会・水泳競技に本校の8年生1名が出場しました。
清澤龍翔くんは平泳ぎ100mと200mに県代表としてエントリー。200mにおいて自身のシーズンベスト記録を出し7位入賞を果たしました。6月の長野県中信大会は平泳ぎ100m、200mでそれぞれ2位に、その後の県大会においても両方で3位に入り、北信越大会に臨みました。大会を終えたばかりですが、「来年は平泳ぎと個人メドレーで全国を目指し、決勝レースに出て入賞したい」とすでに1年先の目標を掲げています。
引率の先生は、「北信越大会は好記録が多くいい刺激となった。全国レベルの中での入賞は今後につながるよい結果。本人の中に、来年もこのプールで泳ぐ(※1)イメージがはっきりしたのでは」と話しています。
今年の中信大会・県大会には、清澤くんを含め、8・9年生から4名が参加。本校の部活動に水泳はなく、それぞれが所属するスイミングクラブで鍛錬しています。9月の学年別競技会を控えている生徒もおり、学校として引き続き応援していきます。
〈大会情報・主な結果〉※2
第57回長野県中信地区中学校水泳競技大会
令和5年6月25日 松本市・松本市民プール
バタフライ100m 第1位 鎌倉賢三 1分07秒93
同 200m 第2位 鎌倉賢三 2分41秒33
平泳ぎ100m 第2位 清澤龍翔1分09秒54
同 200m 第2位 清澤龍翔2分28秒05
○藤井篤志、高橋悠---長野県大会出場
第62回長野県中学校総合体育大会夏季大会水泳競技大会
令和5年7月22~23日 長野市・アクアウイング
平泳ぎ100m 第3位 清澤龍翔 1分09秒01
同 200m 第3位 清澤龍翔 2分29秒14
第44回北信越中学校総合競技大会 水泳競技
令和5年8月4日 石川県・金沢プール
平泳ぎ200m 第7位 清澤龍翔 2分26秒51
※1 令和6年度全国中学校体育大会は北信越地域で開催予定
※2 記載はいずれも男子関係分
清澤くん、北信越大会7位おめでとう(8月4日・金沢プール)
県大会出場者(左から)鎌倉くん、清澤くん、藤井くん、髙橋さん