2月の終わり、「才教七つの基本方針」にあるように、日本の伝統や文化を大切にする活動のひとつとして、百人一首大会が行われました。大会は1~6年生まで学年別の開催で、こちらでは3年生の様子(2/28・水曜)を紹介します。
まずクラス予選がスタート。この日に備え、自分なりに目標を立ててきた3年生。休み時間や家で練習をしたり、歌を読んで覚えたりと、それぞれに工夫して取り組んでいました。どの子も「決勝戦に出るぞ!」という強い意気込みで、教室には、札を取る音だけが響きました。練習の成果を発揮して、上の句1文字目で手を伸ばせる子が多く、下の句を読むころにはすっかり取り終えている・・・そんなレベルの高い、白熱した対戦ばかりでした。
クラス予選を勝ち抜いた上位2名ずつが、学年1位の座をかけて決勝トーナメントへ。4名のファイナリストは、最後の1枚を取るまで粘り抜き、すばらしい戦いを見せました。
終了後は、勝った人にも負けた人にもあたたかい拍手を送り、惜しくも敗れた子に「がんばったね!」「すごかったよ」とねぎらいの声をかける姿も見られました。
一生懸命に頑張った友達の気持ちを大切にする心が育まれていることが感じられた時間でした。
6年生が2月26日(月)、道の駅「今井恵みの里」の方を学校にお迎えし、りんごジャム作りを行いました。
STEAM授業で防災について学習してきた6年生。震災等が起きたときの備えともなる保存食にも関心を寄せており、今回のプランを立てました。
長野県の特産品であるりんごですが、中には商品として扱うことができなくなってしまったものもあります。そうした果実は加工することで廃棄から逃れ、長期保存がきく食品になります。
生徒たちは、農産物加工に携わるみなさんの説明を聞き、包丁でりんごを薄くカット。砂糖と一緒に鍋に入れ、焦げ付かないように混ぜながらジャムを作り上げました。最後は瓶にオリジナルのラベルを貼り付けて完成!
「家族でおいしく食べることができた」と嬉しい報告が相次ぎました。
今井恵みの里の皆様には、りんごの収穫体験と今回のジャム作りと、貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。
【生徒の感想】
ジャムはいつも食べているものだけれど、自分で実際に作ってみて、できあがるまでの大変さを知った。日頃から食事に感謝の気持ちを持って過ごしたい。
11月の収穫体験の模様はこちらからご覧いただけます。
-6年生がリンゴの収穫体験(投稿日:2023/11/20)
調理前の説明
2月22日(木)、iML国際算数・数学能力検定協会が主催する「算数・数学思考力検定」が行われました。検定に挑戦したのは5年生から9年生の『数才クラス』の生徒で、1年間の活動の集大成として毎年受検しているものです。
数才クラスを担当している先生から、検定当日の様子や普段の取り組みについてお話を伺いました。
*****
「算数・数学思考力検定」とは、算数・数学の問題を解くことを通じ、身についている「思考力」の程度を知るための検定です。
日常のあらゆる場面で問題解決を求められますが、問題に直面したときには、解決に至るまでの筋道をいくつも考え、その中から最適な組み合わせは何かを判断しなければいけません。そのために必要となるのは、物事を論理的に考える力や、新しいものを発見したり創造したりする力となります。
数才クラスでは、日ごろからその「思考力」を鍛えるために活動しており、普段授業で使う教材とは違う、難易度の高い問題に触れることで、自分でじっくり考えたり、時には仲間と問題を解決したり、そういった時間を大切にしています。お互いに切磋琢磨しながら思考力を鍛えつつ、さらには、より算数・数学の奥深さや楽しさを実感している様子がうかがえ、いつも嬉しく思っています。
検定当日は、数才クラスのいつもの雰囲気とは違い、多くの生徒が緊張している様子でしたが、いざ検定が始まると、夢中で鉛筆を走らせていました。
検定後は皆清々しい表情をしており、集中して難問に立ち向かった達成感がにじみ出ていました。
数才クラス担当
検定中の小学生
同じく中学生
2月最後の週、降雪の影響で延期となっていた2・3年生の授業参観が行われました。
26日(月)は3年生が保護者のみなさんを迎え、学習の成果を発表。丁寧な詩の音読、また、この1年を振り返って思い出される楽しいできごとを共有するなどしました。
27日(火)、2年生は『いままでのわたし これからのわたし』と題し、自分の名前の由来を発表したり、お家の方に向けて感謝の思いをしたためた手紙を披露したりしました。どの手紙も「育ててくれてありがとう」「これからも一緒にいてね」など、優しい言葉でいっぱいでした。
ご来校いただいた方々には、短時間ではありましたが楽しい時間をお過ごしいただけたことと思います。
ここまでのご協力に感謝するとともに、今後も本校の活動にご理解ご協力くださいますようお願いいたします。
●授業参観:3年生(2月26日)
●授業参観:2年生(2月27日)
2月19日(月)、2年生が生活科の学習で松本市中央図書館を見学させていただきました。
担当の方から、「図書館は学術機関。何かわからないことがあったら調べに来てください」とのお話があったほか、普段は見ることができない書庫の中に入ったり、身体が不自由な人のためのサービスについて教えていただいたりしました。
図書館は言わずもがな『公共施設』のひとつ。どんな人でも利用しやすい工夫がたくさんあり、あちこちで目を見張る2年生でした。
子どもたちの質問に丁寧に答えてくださった図書館のみなさん。紙芝居もとても楽しく、見学はあっという間でした。お世話になり、ありがとうございました。
紙芝居に夢中
自己の表現力が磨かれるプレゼンテーションコンテスト。
才教学園3大イベントのひとつです。
調査から研究、そして発表する、という社会で行われるプレゼンテーションの一連のプロセス同様に行われ、毎年数々の「名プレゼン」が生まれています。
プレゼンテーションコンテスト(本選)
日時 2月21日(水) 10:00~12:30(予定)
場所 才教学園小学校・中学校 講堂
一般の方もご覧いただけます。ご希望の方は以下のページからお申し込みください。
4年生は自分たちの住む長野県の特色について調べ、学習してきました。2学期の終わりに開催した『長野県フェスティバル』がひとつの区切りでしたが、そこからさらに個々の知見を深め、その集大成として「長野県のPR大使になろう」と題し個人発表を行いました。特産物や自然の魅力を凝ったスライドで発信。地域に対する誇りや愛着の高まりを感じられるプレゼンでした。
学年主任の先生は、「この学習のゴールはここではないと思っています。例えば長野県の良さを他県の人、遠くに住む親せきに紹介するなど、提案を実現へつなげていくことを考えれば、PR大使としての仕事、本当のゴールはまだまだずっと先にある。今後も地図や資料など様々なことに興味・関心をもって学びを深めてほしい」と話していました。
1年生は、この1年間に学んだこと、みんなに教えたいことなどを画用紙にまとめ、元気に発表しました。偉人や自分たちが育て観察した花のこと、手話を交えた歌や自作のプログラミングゲームなど、内容は実に盛りだくさん。お家の方と百人一首を使ったかるたで対戦したり、息の合った音読や歌も披露したりと、あたたかく楽しい参観となりました。
なお、一部の授業参観は降雪のため今月末に延期となりました。3年生は2月26日(月)、2年生は27日(火)に実施します。
保護者の皆様には、急なことにも関わらずご対応いただきありがとうございます。日程変更でご迷惑をおかけいたしますが、どうぞ楽しみにお待ちください。
●授業参観:4年生(2月2日)
●授業参観:1年生(2月7日)