8月30日(水)、2年生がお店作りと商品づくりを手がけた、恒例の「さいきょう商店街」が開かれました。講堂いっぱいにお店を並べ、1年生をお客さんに迎えた商店街はとても賑わっていました。
さいきょう商店街は、生活科の授業の一環として行っています。単なるお店屋さんごっこではなく、売り上げ1番を目指してしのぎを削っていく中で、働くことの大変さや喜びを自ら実感し、一生懸命に作った商品をお客さんが喜んで買っていってくれることを通じ、働くことが社会貢献につながることを学習目的とした活動です。
店構えや陳列の仕方、商品を作って売ることなどを、自分たちで企画し進めていきます。この一連の作業の中で、普段の買い物で訪れるお店側の工夫や苦労を体験して学ぶことができました。7月にはお店ごとに企画書を用意し、校長先生に出店許可をもらいに行きました。無事承認されると、みんないっそう活気づいた様子でした。
商品は牛乳パックの新幹線やSL、ジャムの空きびんで作ったスノードーム、ふわふわ毛糸のケーキなど、どれも不用品で作ったとは思えない出来栄えのものばかりです。
「いらっしゃいませー!」
「楽しいおもちゃがありますよ。見に来てください!」
2年生は、お客さんである1年生に声をかけ、おすすめの品を買ってもらおうと熱心にアピールしていました。1年生も買い物袋を手にしてあちこちのお店をめぐり、お財布事情(お金は牛乳びんのふた)と相談しながら、好きなものを買い求めていました。
どんなお店を出してどんなものを売ろうかな…。
買ってもらいやすい値段はいくらかな…。
お客さんをたくさん集め、売り上げを伸ばすためにはどんな工夫をすればいいかな…。
グループごとに話し合い、協力して作り上げた商店街は、どのお店も大好評でした。
「商品を作るのは大変だったけど、1年生がたくさん買ってくれてうれしかった。本当のお店で買い物をするときは、お店の人にありがとうって言いたい。」
「自分たちで作ったものをどんどん買ってもらえて、はたらくことが楽しいと思った。」
さいきょう商店街の目的である「働くこと」の意義がしっかり学習できたようです。
8月26日(土)、校友会保護者会による2回目の環境整備が行われました。朝はどんよりとしていた空模様も徐々に好転し、ちょっと動けば汗ばんでしまうほどの暑さに。作業をするには少し「良すぎる」天気となってしまいました。
6月の1回目の作業から約2か月、伸びた樹木の剪定や草取り、トイレ掃除を改めて行ったり、昇降口の大きな窓ガラスや下駄箱の中も保護者のみなさんにひとつひとつ拭いていただいたりしました。内田校舎でもお父さん方が草刈り作業に汗を流してくれました。みなさんのおかげで、校舎内外がきれいになり、空気もクリアになったように思います。
後半の1時間は7~9年生も参加しました。草や枝を集めて運ぶなど、片づけまでしっかり行うことができました。
役員のみなさんをはじめ、暑い中で作業にご協力いただいた保護者のみなさん、本当にありがとうございました。
園芸委員会の育てた朝顔。フェンスをつたってきれいに咲いています。
7月21日(金)、1学期終業式を行いました。
【校長講話】
〈 良いことも悪いこともしっかり受けとめ、整理する夏休みに 〉
登校日数が約80日だった1学期、それぞれどのように過ごしたでしょうか。1年生のみなさんは、ワクワク、ドキドキで学校生活を始めました。9年生は修学旅行、6年生は研修旅行、6月には7年生と8年生の合同宿泊研修もありましたし、Ⅰ期のみなさんは青空に恵まれて遠足にも行きました。
夏休みは、1学期の事柄を吸収して2学期への準備をする期間です。良かったこともそうでないことも、しっかり受け止め、整理して、元気に2学期を迎えましょう。
〈 「すみません」と言える大きな人間になろう 〉
アメリカに生まれたデール・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie:1888–1955)が、こう言っています。
『恨みを抱くな。大したことでなければ、堂々と自分のほうから謝ろう。頑固を誇るのは小人の常である。にっこり握手して自分の過ちを認め、いっさいを水に流して出直そうと申し出てこそ、大人物である。』
新聞を読んでいると、国を引っ張るべき立場にある人たちが、自分の言動に対して謝罪できないという内容が目につきます。なぜ謝ることができないのでしょうか。私は、人間は再生できる生き物だと思っています。非を認め自分の言葉で真摯に謝ること、また、謝罪された側もそれを素直に受け止めて、大きな人間になってほしいと思います。
【表彰・壮行会】
今学期に実施した試験や速読検定の成績優秀者と、吹奏楽コンクールに出場した吹奏楽部の表彰を行いました。
また、北信越中学校総合体育大会陸上競技大会(8月3日・4日 佐久市)に出場する河野統徳くんと、中部日本卓球選手権大会(8月25日 愛知県岡崎市)に出場する笠原崇くんの壮行会を行いました。ふたりの健闘を祈ります!
投稿日:2017.07.19
関係各位
7月3日(月)午後、本校敷地内に不審者が侵入し女性職員に怪我を負わせる事件が発生しました。皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
現在、事件は解決しておりませんが、警察の協力を仰ぎながら、子ども達が安心して学校生活を送ることができるように、セキュリティーの更なる強化、子ども達の心のケア、登下校時の安全の強化に努めて参ります。 今後とも、皆さまのご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
才教学園小学校・中学校
校長 小松 崇
第2回 子育て教養講座
お子様の将来に役立つ情報をお伝えする講座です。
主に小・中学生の保護者向けの内容ですが、テーマに興味がある方はお申し込みください。
日時:8月22日(火) 10:00~11:30
テーマ:「情操教育の大切さ」
子どもの成長過程において豊かな心を育むためのヒントをお伝えします。
7月15日(土)、本校でオープンスクールがありました。
前半の部は本校の1~4年生による「わくわくひろば」。まず2年生が「探検クルーズ」と銘打って、各教室を紹介しながら、3階のわくわく広場へ来場された皆さんをご案内しました。1年生は普段行っている授業を見学していただきました。3階では、3・4年生が各教室で「びゅんびゅんごま」「折り紙」「紙テープごま」「スタンプ」「けん玉」「つり」「ボーリング」「輪投げ」等のブースを作り、参加者の皆様と楽しみました。
後半の部は、市民タイムス様主催の「キッズコンサート」が行われました。
ピアノ、フルート、ヴァイオリンによる演奏で、途中、楽器の紹介をしていただいたり、馴染みの深い曲の演奏に合わせて歌ったりと、大いに盛り上がりました。
ご来場の皆様、素敵な演奏を披露してくださったVision Music Entertainmentの皆様、市民タイムス様、本当にありがとうございました。
7月7日(金)、「ピアニカの魔術師」が来校し、コンサートを行いました。映画「となりのトトロ」のオープニング「さんぽ」に合わせて登場した「魔術師」のみなさんを、1年生から6年生が拍手と手拍子で迎えました。生徒たちには音楽の授業でなじみのある鍵盤ハーモニカですが、ダブルタンギングやビブラートなど、初めて耳にする奏法と演奏に「こんな音が出るんだ!」と新鮮な驚きがありました。
コンサートでは、クラシックからアニメ音楽まで多種多様なジャンルの曲を披露していただきました。中でも、音当てクイズの問題から始まった「スーパーマリオブラザーズ」のテーマや地上・地下BGMを聴いて、一層盛り上がる生徒たち。コイン獲得の音が鳴り、マリオとルイージがぴょこんとジャンプするたびに、大きな歓声が上がりました。
また、「シンコペーテッド・クロック」という曲では、ミッチュリーさんと生徒が一緒にパフォーマンス。生徒の叩くウッドブロック(=時計の速さ)が速くなっても遅くなっても、しかもフェイントがかかっても、それに合わせてメロディーを弾いてくださるミッチュリーさんは、とにかく「すごい!!」の一言に尽きます。
最後の「この素晴らしき世界」の演奏の前には、ミッチュリーさんが「目には見えないけれど、耳で聴いて心で感じられる音楽にはすごい力があると思う。自分たちはここで楽しい1時間を過ごしたけれど、世界を見れば今も戦争中の国がある。そこで使われている“武器”が“楽器”に変わったら、音楽が人をつないで笑顔がいっぱいになったら、世界は平和になると思う。みんなも音楽を好きになってください。」と話しました。
アンコールまで約1時間、歌ったり踊ったり、自由に音楽を楽しむ時間をくださった「ピアニカの魔術師」メンバーのみなさん、本当にありがとうございました
7月1日、2日に県松本平広域公園陸上競技場で開催された長野県中学校総合体育大会陸上競技大会において、8年 河野統徳君が2年男子100mで11秒63の自己新記録をマークして、見事3位に入賞しました。
1日の予選、準決勝のグラウンドコンディションは雨天でしたが、安定した走りで堅実に決勝にすすみました。翌日2日の決勝では大接戦のレース展開となりましたが、河野君の持ち味である後半までスピードをキープした走りを発揮し、混戦を体ひとつ抜けだして自己新記録で3位となり、目標としていた北信越大会出場権を獲得しました。
今後の目標は7月15日、16日の通信陸上競技大会長野県大会で全国大会参加標準記録11秒20の突破。北信越中学校総合体育大会陸上競技大会(8月3日、4日佐久市)での上位入賞を目指してがんばります。
<大会情報>
平成29年7月1日、2日
県松本平広域公園陸上競技場
男子2年100m 第3位 11秒63(自己新記録)
6月最後の週、28日から30日にかけ、6年生が研修旅行を行いました。
【1日目】
福島県・野口英世記念館 ~ 鶴ヶ城 ~ 会津藩校 日新館
研修最初の目的地は、野口英世記念館。生家エリアには、やけどを負った囲炉裏や、柱に刻まれた決意文などが当時のまま保存されています。苦しい生活を経て世界的医学者となった野口英世の功績を学びました。
2か所目は、赤い瓦が特徴的な会津若松のシンボル、鶴ヶ城。難攻不落とされた名城に歴史の息吹を感じました。
その後、宿泊場所でもある日新館へ。日新館では弓道や座禅、和尚様の講話を聴くなど、まさに「修行」というべき体験をさせていただきました。厳しい教育を受け、「白虎隊」として誇り高く生きた少年たちの足跡をなぞったことは、同年代の自分たちの弱さや甘えを克服するきっかけになったと思います。
【2日目】
宮城県石巻市
福島を後にし、向かったのは宮城県石巻市。東日本大震災による津波で、広い地域が水没・浸水しました。生徒たちは、ガイドのみなさんの説明に耳を傾け、熱心にメモを取っていました。
今、草に覆われている土地は、かつては家が建ち並び、多くの人が生活をしていた場所。そこが、自然の力により、一瞬で瓦礫の山と化した―。大川小学校跡地では、グラウンドと校内で80名以上の児童が命を落としたとあり、とても胸が痛みました。
2011年はまだ5歳だった生徒たちですが、被災地を自分の足で歩き、自分の目で見て、被害の大きさや悲惨さを実感し、人として何が出来るのか、どういう生き方をすべきかを考えました。
【3日目】
宮城県・松島 ~ 岩手県・世界遺産平泉
研修旅行も終盤。松尾芭蕉の「奥の細道」にも登場する名所、美しい自然が広がる松島を訪れた一行は、湾内に点在する島々をめぐるクルーズを楽しみました。
最後は岩手県平泉に移動し、世界遺産の中尊寺へ。平安末期、100年にわたる栄華を誇った奥州藤原氏にゆかりの土地。美術品のような中尊寺金色堂など優雅な史跡を見ながら、先人の生き方を学びました。
現地でご協力いただいたみなさん、安全な運行で生徒たちを送り届けて下さった運転手のみなさん、本当にありがとうございました。
「才教生らしさ」を大切に、今年も東北の地で伝統を引き継ぐ研修旅行ができました。
会津藩校 日新館
大川小学校跡地
卓球部が、6月25日(土)に中信大会個人戦、26日(日)に同大会男子団体戦に出場しました。
個人戦では、8年生の笠原君、胡桃君が初戦を突破するも、残念ながら2回戦で敗退となってしまいました。また、女子でも8年生の深澤さんが出場しましたが1回戦敗退という結果でした。
団体戦では1次リーグで鎌田中学校、広陵中学校、豊科南中学校と対戦しました。結果として、この大会の優勝チームである鎌田中学校の胸を借り、3試合中2試合はゲームを取るなど善戦した才教の卓球部でしたが、結果は0-3で黒星。しかし、2戦目の広陵中学校との対戦では力を発揮することができ、3-1で勝利しました。
勝てば2次リーグ進出となる3戦目は豊科南中学校が相手。どの試合もフルゲームとなる接戦でした。力の限りを尽くしましたが、0-3で敗れ、大会敗退が決まりました。
勝敗が決した後も、隣のコートでは主将の長岡君のゲームが続いていました。長岡君は、敗退が分かった後でも、最後まで主将らしく気迫あふれるプレーを見せてくれました。長岡君は市中大会からほとんどの試合で最後の5人目を任され、2-2となったところで勝利をし、チームを勝利に導く大活躍も見せてくれました。自分の務めに徹する素晴らしい姿であったと思います。
9年生はこれにて引退、部活動からは離れますが、新たなハードルに向かいます。ここで培った精神力を余すところなく発揮し、それらのハードルを乗り越えていってほしいと思います。