
11月27日(木)、5年生が自動車と環境問題を学ぶ出前授業、「トヨタ未来スクール・クルマまるわかり教室」がありました。
まずは、基礎知識を試させるクイズに挑戦。全問正解の生徒も複数いました。
それから、映像教材でトヨタの自動車製造ラインのようすを視聴。先週の宿泊研修で訪れたトヨタ自動車田原工場で直接見聞きしてきたばかりの5年生。「そうそう、こうだったよね」と目を見張り、依然興味津々でした。
授業中盤からは、「カー&エコゲーム」に挑戦。
一人ひとりが自動車会社の社長となって、環境に配慮しながら収益を上げるゲームに取り組みました。1回目で2,200万円の利益を出した生徒、逆に、赤字になってしまった生徒もいました。
スタッフの方から、「うまく経営していくヒントは、地球にやさしい工場であること、環境にやさしい車を開発すること、社会貢献活動の3点」と説明がありました。ゲーム内で発生するイベントについてよく考え、できるだけトラブルを回避しながらゴール目指して奮闘しました。
自動車の開発と製造、そして環境問題やSDGsとのかかわりまでじっくり学べた2時間。
スタッフのみなさまには、生徒に寄り添い、楽しい授業をしていただきありがとうございました。
11月26日(水)、7~9年の生徒を対象に、メディアリテラシー講演会を行いました。
講師に「子どもとメディア信州」の関島良治先生をお招きし、日常生活や学習にも欠かせないものとなったインターネットとの向き合い方、デジタル社会で生きていくために必要な力についてお話いただきました。
①SNSとのつきあい方
「おすすめ」される世界は「フィルターバブル」と呼ばれ、小さく狭いうえに真偽もわかりにくい。インターネットの世界は広いようで狭く、そこにはさまざまな考えがあることを知り、自分で情報を見極める力を育てよう。
②AIとのつきあい方
文章作成などに便利だが、所詮は「道具」。頼りすぎは厳禁。使うのはあくまで「自分の手」、決めるのは「自分の頭」。
③身体との向き合い方
幼い頃から長時間のデバイス使用が当たり前になっていて、ネット依存や急性内斜視など脳や身体に深刻な影響が出ている。家族とも協力して時間などの制限を設け、リアル生活を充実させよう。
小中学生でもiPadを持ち、ネットにつながる環境がすでにあたりまえ。だからこそ、その危険性と効果的な使い方を学ぶことの大切さは、学校が重要視していることのひとつです。
才教学園では、情報リテラシーに関する特別授業を3年生から行っています。メディアにより深くかかわっていく7~9年生では年2回。こうした機会を設けている理由を一人ひとりが考えてくれているものと思いますが、当事者は生徒だけではありません。ご家庭においても"正しい使い方"とはなにか、しっかり話し合い、使い方を見直す契機にしていただけたらと思います。
6年生が11月20日(木)、防災に関する出前授業を行いました。講師は東京海上日動火災保険株式会社のみなさんです。
損害保険事業で培った防災・減災等の知見に基づき、まずは「なぜ水害や土砂災害が起こるのか」、「どういった被害が起こるか」ということを説明いただきました。水害の映像などを見ながら、生徒たちは被害の大きさを感じることができたと思います。その後は、「才教学園での防災対策を考える」という内容で、より身近なできごとして話を聞いたり、生徒たち自身が課題を考えたりしました。
グループ活動で意見を出し合いながら、6年生は、避難所で必要な道具や生活品は何か、どういった避難所生活になるのか、知ることができました。
今回の出前授業で感じた課題などが、月末に予定している避難所設営体験で生かされることを願います。
東京海上日動火災保険株式会社のみなさん、大切なことをたくさん教えていただきありがとうございました。
11月14日(金)、道の駅「今井恵みの里」で、6年生がりんご収穫と加工所見学を行いました。6年生担任の先生から、当日のようすをお伝えします。
道の駅職員のみなさん、今年もありがとうございました。
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りんごは「隔年結果」といって豊作と不作を繰り返す現象が起こるそうです。今年は厳しい状況だと伺っていましたが、篠之井駅長の考慮もあり、例年通り収穫させていただけることになりました。生徒たちは「一番美味しいのは、どれですか」と聞いたり、「これ、とても大きいよ」と楽しみながら、商品として販売できる品質の実を、一人ひとつ、ていねいにもぎ取りました。
その後、道の駅で販売している商品の説明を受けて、加工所で製造工程を学習しました。現在も様々な商品を開発しているようです。生徒たちも「いいな!食べたい」とワクワクしていました。
3学期には、駅長と工場長を学校にお招きして、ジャムを作る予定です。瓶に貼るラベル作りも行い、自分だけのオリジナルの一品に仕上げたいと思います。
1年生が11月12日、昔ながらの伝承遊びを体験しました。
多くの祖父母のみなさんにも来校いただき、かるたやけん玉、福笑いなどを一緒に楽しみました。
「次はどうやるの?」と、糸のすくい方を教わりながらの二人あやとり。
「うまく歩けないよー」と言いつつも笑顔で挑戦した天狗下駄。
「飛ばし方のコツはね・・・」とアドバイスをもらった竹とんぼ。
あまりなじみのない遊びに奮闘し、できるまで頑張ろうという1年生の姿勢もさることながら、とにかくみんなが笑顔いっぱい、会話が弾む交流の場となりました。
そして、今年もあちこちで「名人」を見かけました!
めんこ名人や、皿回しならぬコマ回し名人のわざに、みんなからは歓喜の声。とても盛り上がりました。
ご家族のみなさんには、たくさんのすてきなわざを披露いただきありがとうございました。

【校長講話】
さいきょう祭直後の全校集会。小松校長はマイクを手に、各学年の前に移動しながら、生徒たちをねぎらい、改めて賛辞を送りました。
「今年も、みなさんの活躍が光るすばらしい一日を過ごさせてもらいました。その輝きを今後も保てるか。さらに輝かせられるか。そして、さいきょう祭という大きな山を越えて学んだことをどう生かすかは、みなさん一人ひとりの努力次第。来年のさいきょう祭も、今から楽しみにしています」と話しました。
努力よりほかに我々の未来をよくするものはなく
努力よりほかに我々の過去を美しくするものはない
〈 幸田露伴 〉
【教育実習生紹介】
御子柴先生は、本校を卒業し、さらなる研鑽を積んでいる先輩。ここからの3週間、主に4年生と活動しながら教職を学んでいきます。
【表彰・団体】
●第22回クイズ税金百科
優勝 才教学園中学校エースチーム/久保田明誠くん・小松流翔くん(9年)
第3位 才教学園中学校Bチーム/門田湧真くん・横山麟太くん(9年)
☆地上12ch・テレビ松本にて放送
11/15(土)午後2:00~
11/16(日)午後7:00~
●実用技能英語検定
令和6年度英検団体表彰 奨励賞 学校法人才教学園
【表彰・個人】
●令和7年度長野県中学校英語弁論大会 中信地区大会
須藤爽斗くん(9年) 第2位
☆地区代表として出場した県大会でも、堂々と発表しました
●「小さな親切」運動作文コンクール
上條美生さん(7年)中学生の部 最優秀賞
●令和7年度第1回日本語検定 個人表彰
山口 澪さん(4年) 4級 時事通信社賞 優秀賞
上島千茅くん(3年) 5級 時事通信社賞 優秀賞
小林朋桃くん(3年) 7級 読売新聞社賞 最優秀賞
菅谷彩桜さん(3年) 7級 読売新聞社賞 最優秀賞
☆日本語検定ホームページに、受賞コメント掲載中
●第17回算数オリンピック キッズBEE大会
上島千茅くん(3年)金賞
●第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール
吉岡詩織さん(3年) ヴァイオリン部門 小学2年生の部 第3位
●第49回ピティナ・ピアノコンペティション全国大会
岩下美玲さん(1年) A1級ベスト33
校内、校外でもさまざまな活動に積極的に取り組む生徒のみなさんの受賞を、こうして全校でお祝いすることができて嬉しいです。
各賞受賞、おめでとうございます。
10月29日(水)、第21回さいきょう祭を開催しました。
お忙しい中ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
キッセイ文化ホールスタッフの皆様、音響/ジューク様、照明/長野三光様、写真撮影/山田様と中山様、動画撮影/信州映像舎様には、今年もご協力、ご支援をいただき本当にありがとうございました。
校友会保護者会のみなさまにも、開場内外での誘導などにご協力をいただき、ありがとうございました。
「こんな役をやりたい」「こんな歌を歌いたい」と、このさいきょう祭への一歩を踏み出したのは、ずいぶん前のことだったかもしれません。
そこから今日までの積み重ねが、見事に結実した一日となりました。
「やればできるって思えた」
「見てくれる人、聞いてくれる人に自分の思いを届けたい」
生徒たちは、こうした思いを悔いなく昇華できたと思います。
次の登校まで数日の休業を挟みますが、ぜひご家庭でゆっくり、今日のことを振り返ってみてください。