
6月に行われた令和7年度第1回日本語検定において、4名の生徒が個人表彰を受賞しました。10月6日(月)、同検定の協賛社である東京書籍より桑原様が来校され、賞状伝達式が行われました。
敬語や言葉の意味を正しく理解できているかなど、総合的な力を測る日本語検定。一つずつ級を上げて受検し、高得点で認定証をいただく生徒もいます。
伝達式の後、桑原様と巣山教頭から検定への取り組みなどを尋ねられた4名は、「家族からの声がけをきっかけに、挑戦してみようと思った」「タブレットで7~8回、ペーパーで数回の練習をしてから検定に臨んだ」「祖父から贈られたテキストで勉強した」「お店で店員さんの言葉づかいを聞いて、敬語は大切だと思った」など、各々しっかりと返答。
桑原様からは、「学年より高いレベルの級を受けている方も、満点、高得点とすばらしい成績。日常でも言葉の大切さを意識し、引き続き検定に挑戦していただければ」と励ましの言葉をいただきました。
◎個人表彰受賞者
読売新聞社賞 最優秀賞 7級2名
時事通信社賞 優秀賞 5級1名、4級1名
みなさん、おめでとうございます!
★個人表彰対象者の『受賞の言葉』が、日本語検定ホームページに掲載予定です。お楽しみに。
第21回 さいきょう祭
スローガン Step to the future ~この一瞬をともに~
さいきょう祭は才教学園の三大行事の一つです。
合唱、合奏、ミュージカル等、感動のステージをお届けします。
今回のさいきょう祭も子ども達にとってより良い成長の機会になることを願っております。
日時:令和7年10月29日(水)
開場: 9:30
開演:10:00
場所:キッセイ文化ホール(大ホール)
演目順については、PDFファイル(第21回 さいきょう祭プログラム(簡易版))をご参照ください。
チケットを希望される方は、10月22日(水)までに以下のフォームからお申込みください。
ご来場の皆様へ ―お願いとご注意―
◆入場にはチケット(無料)が必要です。
◆途中入場、途中退場をされる際は、受付にチケットを掲示してください。
◆1、2階席は演目中の入退場はできません。小さなお子様をお連れの方は3、4階席(演目途中での出入り可能)をご利用ください。お子様の泣き声や大きな声で演目を妨げることがないよう、周囲への十分なご配慮をお願いいたします。
◆会場内での撮影の際は、後ろの観客の皆様にも配慮し、フラッシュ撮影は禁止といたします。連写のシャッター音等で周囲の観覧の妨げにならないようご配慮願います。
◆会場内は飲食禁止です。ゴミは各ご家庭でお持ち帰りいただくようお願いいたします。
ご不明な点は学校(電話0263-58-0311)までお問い合わせください。
第21回さいきょう祭ポスター
9月30日(火)、4年生が松本市島内の松本クリーンセンターを見学。社会科「ごみはどこへ」の学習の一環で、ごみ処分のしくみを調べました。
引率の先生から当日のようすが届きましたので、紹介します。
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市内でよく見かけるごみ収集車。その収集車が1日にセンターに持ち込むごみの量は、350台分を超えるそうです! それだけ多くの車が出入りするプラットホームは大忙し。収集車には、「ほうきに乗った魔女」と「リボンを模したM」のマークがついていて、私たちの家庭から出るごみは「M」のマークが施された車が運んでくれています。
ごみピットに入れられ、クレーンで撹拌されたごみは焼却処分されますが、投入のタイミングは20分に1回。運よくその瞬間を見ることができ、「ごみがいっぱい入っていく!」「ひっかかって(炉に)入らないごみもあるね」と、思わず声を挙げていました。
焼却で発生した熱が、センターやラーラ松本の電力となっていることも教わりました。引率で何回も来ている施設ですが、11月には2週間、稼働を停止して整備・点検をするということは初めて知りました。
事前学習で疑問に思っていたことは、施設の方のわかりやすい説明で解消できました。子どもたちは、「そうなんだー!」と納得の表情で、センターを後にしました。『分別の徹底や食品ロスが、ごみの削減につながる』ということなので、みんなで協力できることをしていこうと思います。
排ガスをきれいにする「バグフィルター」のモデルを観察中
2年生の生活科の授業で、学校周辺のようすについて自分の知っていることを発表したときのこと。
「その場所に、○○はないよ」「いや、あった」と、意見が分かれる場面がありました。
確かめるためには、そこに行ってみるのが一番!...ということで、9月24~26日にかけ、「町たんけん」を行いました。引率した生活科の先生が、2年生のようすを教えてくれました。
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学校を出てしばらくすると、「いいにおい!」「食べたい!」と2年生。スーパーマーケット「バロー」さんから、パンを焼く香りが漂っていました。
正門の前の道や国道沿いにはたくさんのお店が並んでいますが、そのほとんどが大きなガラス張りで、中のようすがわかるようになっています。住宅向けの水回り製品を販売するショールーム前では、「あんなキッチンがあるといいなぁ」という声が聞こえました。学校の東側を流れるのは田川。筑摩野橋から、真っ白なサギを見つけ、目を凝らして見ていました。
家族が運転する車やスクールバスで通う生徒が多い本校ですが、こうして歩いてみると、多くの気づきがありました。歩道には目の不自由な人のための点字ブロックがあること。思いのほかたくさんの木が植えられていること。国道はたくさんの車が行きかい、かなり大きな音がすることなど・・・。
その後、「歩いて調べて分かったこと」を絵地図にまとめました。お店や建物の外観、印象に残ったことなどを絵と文字であらわし、小さな紙に書き出して地図に乗せていきます。みんなの発見を共有できるすてきな地図に、笑顔を見せる2年生でした。
3年生が9月18日(木)、学校のすぐそばにあるスーパーマーケットバロー南松本店を見学させていただきました。社会科の学習の一環として、身近にあるお店とそこで働く人について調べる学習です。
まずは店内の様子を見て回りました。出入口は二重の自動ドアと風除室。冷暖房効果を高めれば省エネにつながり、お客さんや店員さんが快適にいられるそうです。
また、買う量や商品の大きさなど、お客さんにとって使いやすいものが選べるよう、違うかたちのカートが準備されていました。
きれいに並べられた野菜や果物は、見やすさと取りやすさを兼ねていること。魚売り場では、買う人の希望に沿って魚を半分でも売ってくれることも教わりました。
ほかの売り場でもたくさんの工夫を見つけましたが、そのどれもが「お客さんに気持ちよく買い物をしてもらうため」だとわかりました。
そして、店長代理の丸山さんに、「バックヤード」と呼ばれるスーパーの裏側を案内してもらいました。初めて入る場所にワクワクドキドキの3年生。大きなマグロの頭を切って見せてもらったときには、「この目玉がおいしいんだよ」と言われてビックリ!
冷蔵庫と冷凍庫にも入らせてもらいましたが、本当に凍ってしまうのではないかというくらい、寒かったです。
★鮮魚加工、「マグロのカマ」にくぎ付け
丸山さんをはじめ、お店のみなさんは子どもたちの質問・疑問に耳を傾け、わかりやすく、ていねいに答えてくださいました。みなさんのお話からは「お客様のために」という想いが感じられ、「お客様からの"ありがとう"が一番うれしいです」という言葉がとても印象に残っています。
今年も見学の機会をいただき、ありがとうございました。
今年から5年生の新入部員を8名迎え、29名での活動を行ってきた卓球部。
9月までの活動や大会の結果等について、顧問の先生からの報告です。
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2024年度の新人戦中信大会(松本会場)に、男子団体は登録人数ギリギリの6名で出場。そこで6位入賞を果たし中信大会本選に進みました。
上位進出を期待されて活動してきた今年6月、「夏季大会中信大会(松本会場・信州スカイパーク体育館」に臨みました。健闘しましたが、他校のレベルが上がり本校は9位。8位までが出場できる中信大会本選へはあと一歩...というところで悔しい結果となりました。しかし、本年度の9年生は中学校課程進級(7年生)から卓球を始め、活動期間は約2年間ながら大きくレベルアップ。練習量が限られた中でも、地域クラブでの練習に自主的に参加し、後輩たちの見本となる取り組みをしてくれました。
個人戦は、男子8名、女子5名で参加。昨年度に引き続き、8年生男子部員がベスト16で上位大会に進出。その中信大会1回戦は勝利するも、2回戦で第4シードの選手を相手に敗退、べスト32で大会を終えました。
その他の大会としては、5月の「全農杯全日本卓球選手権大会長野県予選会」で6年女子2名がホープスの部予選を突破し、8月に福井県で行われた「中部日本卓球選手権大会」に出場できました。
また、7月の「松本市小学生大会」は小学生8名が参加し、6年女子2名がベスト8に、さらに、8月17日に行われた「中信カデット大会」に12名が参加し、うち1名が県大会に進むなど、確実に力をつけています。
校内練習はもちろんですが、大会に出場する、練習試合に参加することで、卓球の技術はもちろんのこと、精神面でも成長があると思い、可能な範囲で多くの大会に参加しています。他の中学校の生徒と試合をして感じたのは、「あと1点、あと1ゲーム、あと1試合をどう取りきって勝つか」が、チームの、そして一人ひとりの成績につながってくるいうことです。
9年生5名の引退後は、小学生が部員の約7割を占める卓球部。他校と異なり、小中一貫で5年生から活動できる本校のメリットを生かし、週3~4日の練習を重ねています。
中学生は人数が少なく、来たる新人戦は個人戦のみの出場となりますが、小学生部員が多いことで来年度はこの子たちが"経験者"として中学生になります。ここから、また期待できる・・・顧問として、このように思っています。
★7/26 引退試合には卒業生も姿を見せてくれました。感謝!
◆卓球部が出場した主な大会の結果等
【2025年度中体連夏季大会】
男子団体/中信大会(6/7 松本会場)9位 予選リーグ敗退
男子個人/丸山由真(6/8 松本会場ベスト16 → 6/29中信大会ベスト32)
女子個人/中信大会(6/7 松本会場)敗退
【中部日本卓球選手権大会】
ホープス(小学校5・6年の部)女子:今井帆夏、林樹李(1回戦敗退)
(2025/8/30~31 福井県・福井県営体育館)
【県カデット大会】
13歳以下女子の部:林樹李(1回戦敗退)※中信カデット大会ベスト32
(2025/9/7 安曇野市ANCアリーナ)
さいきょう祭で毎年、圧倒的な歌声を披露してくれる合唱部。2025年夏のコンクールを終えたところで、部の様子を顧問の先生に聞きました。
【たった10人での挑戦】
7月31日、塩尻市レザンホールにて長野県学校合唱大会中信ブロック大会が開催されました。これは、NHK学校音楽コンクール、通称「Nコン」の予選も兼ねていました。才教学園合唱部はここで銀賞をいただき、8月の県大会へと進むことになりました。
Nコンで1団体の出場上限人数は35人。大きな団体では内部オーディションで選抜したり、課題曲と自由曲でメンバーを入れ替えたりして調整します。しかし、本校は女声パート8人、男声パート2人。あわせて10人での出場は、県大会19校の中でもちろん最少人数です。
課題曲『空』は、SKY-HIさん制作。ノリの良いアップテンポな曲調ですが、詞は10代の揺れ動くナイーブな心情を表しています。合唱での表現方法は各校で異なりますが、才教学園では、明るく、体を動かしながら、自由曲とは違う声質での三部合唱に挑戦しました。
自由曲に選んだのは、『生きる』。作詞は谷川俊太郎、作曲は新見徳秀です。課題曲とは対照的な、混声四部の合唱の王道をいく曲です。しかも、アカペラの難曲...。奇しくも、県大会が行われた8月9日は長崎原爆忌。「生きる」ということに思いをはせ、気持ちを込めて歌えたと思います。
結果は奨励賞。審査の詳細を見ると、良い評価をくださった審査員の先生がいて驚きました。
音楽の「比べっこ」は難しいことです。だからこそ、こうしたコンクールは励みやステップアップの手段であり、目標にしてはならない、と思っています。
しかし、集中して楽表現に取り組むことのできる貴重な時間を過ごすことができました。また、「コンクールでは不利」といわれる少人数での出場も、部員たちの中からは「少人数だからこその良さを出せた」「お互いの声がよく聴こえた」という声がありました。
アンサンブルの原点に触れることができたんだな、と感慨深く思うとともに、この夏、また一回り成長した部員たちの頼もしさに、背中を押されている気がしています。
合唱部顧問
第53回松本市中学校秋の吹奏楽祭が9月14日(日)に行われ、本校からは1名が合同バンドでステージに立ちました。かねてより一緒に演奏している筑摩野中学校と、前回から加わった明善中学校、そして新たに加わった信明中学校の4校が集まり、メンバーは80名。参加団体の中で最大の編成でした。
筑摩野中学校との演奏は、「はじめてのおつかい」「サザエさん」「強風オールバック」。寸劇の合間の演奏もあり、それなりに技術を要する内容でした。そのような演奏と演出で、会場はとても盛り上がりました。
4校合同での「三原色」では、それぞれの学校のサウンドが重なり合い、その響きは、いつもとは違う感覚でした。これからも一緒に活動できたらな・・・と願って演奏しました。
付け加えると、参加した若林くんは参加校唯一の小学生。彼らしさを活かしたMCで、会場を大いに沸かせていました。
いつにもまして音楽の楽しさを感じることができた吹奏楽祭。来たる「さいきよう祭」にも、ここでの経験が生きると思います。
お世話になった各校の先生方、部員のみなさん、ありがとうございました。
4年生が9月11(木)、水道水ができるまでのしくみを塩尻市の本山浄水場で見学してきました。
引率の先生からの報告です。
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1日に81,000㎥もの水をつくり、松本市、塩尻市、山形村に送っている本山浄水場。自然の水を、安心して水道で提供するための施設として、「沈でん」「消毒」「ろ過」の3つの仕事をしています。
初めに見た導水管の大きさや種類の多さにびっくりし、着水井に自然に流れ込んでくる水の勢いにも驚いていた子どもたち。
「毒物監視池」は取水場から送られた川水を引いて有害なものがないかを確認するためのものですが、鯉が元気に泳げるほどきれいな水で、安心しました。
★着水井をのぞき込む4年生
薬品混和池、薬品沈殿池などを通り、数時間をかけて不純物を取り除いていく工程を歩いて見ていくと、少しずつ水が澄み、綺麗になっていくのが分かります。
模型を使ってろ過層の説明もしていただきました。一番上にある「アンスラサイト」という炭の粒を触らせてもらい、「さらさらしている」「軽い!」といった声があがりました。
★たくさんの工程や「ろ材」を通して、水はみがかれていきます
見学の最後にできたての水道水を口にして、大喜びだった4年生。おいしい水が体にしみわたりました。
この見学を通し、「水を大切に使います」「ゴミを出さないようにします」といった、決意にも似た感想をもった4年生は、いつも当たり前に使っている水の大切さをあたらためて確認することができました。
施設のみなさん、今年も見学させていただきありがとうございました。