
3年生が9月18日(木)、学校のすぐそばにあるスーパーマーケットバロー南松本店を見学させていただきました。社会科の学習の一環として、身近にあるお店とそこで働く人について調べる学習です。
まずは店内の様子を見て回りました。出入口は二重の自動ドアと風除室。冷暖房効果を高めれば省エネにつながり、お客さんや店員さんが快適にいられるそうです。
また、買う量や商品の大きさなど、お客さんにとって使いやすいものが選べるよう、違うかたちのカートが準備されていました。
きれいに並べられた野菜や果物は、見やすさと取りやすさを兼ねていること。魚売り場では、買う人の希望に沿って魚を半分でも売ってくれることも教わりました。
ほかの売り場でもたくさんの工夫を見つけましたが、そのどれもが「お客さんに気持ちよく買い物をしてもらうため」だとわかりました。
そして、店長代理の丸山さんに、「バックヤード」と呼ばれるスーパーの裏側を案内してもらいました。初めて入る場所にワクワクドキドキの3年生。大きなマグロの頭を切って見せてもらったときには、「この目玉がおいしいんだよ」と言われてビックリ!
冷蔵庫と冷凍庫にも入らせてもらいましたが、本当に凍ってしまうのではないかというくらい、寒かったです。
★鮮魚加工、「マグロのカマ」にくぎ付け
丸山さんをはじめ、お店のみなさんは子どもたちの質問・疑問に耳を傾け、わかりやすく、ていねいに答えてくださいました。みなさんのお話からは「お客様のために」という想いが感じられ、「お客様からの"ありがとう"が一番うれしいです」という言葉がとても印象に残っています。
今年も見学の機会をいただき、ありがとうございました。
今年から5年生の新入部員を8名迎え、29名での活動を行ってきた卓球部。
9月までの活動や大会の結果等について、顧問の先生からの報告です。
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2024年度の新人戦中信大会(松本会場)に、男子団体は登録人数ギリギリの6名で出場。そこで6位入賞を果たし中信大会本選に進みました。
上位進出を期待されて活動してきた今年6月、「夏季大会中信大会(松本会場・信州スカイパーク体育館」に臨みました。健闘しましたが、他校のレベルが上がり本校は9位。8位までが出場できる中信大会本選へはあと一歩...というところで悔しい結果となりました。しかし、本年度の9年生は中学校課程進級(7年生)から卓球を始め、活動期間は約2年間ながら大きくレベルアップ。練習量が限られた中でも、地域クラブでの練習に自主的に参加し、後輩たちの見本となる取り組みをしてくれました。
個人戦は、男子8名、女子5名で参加。昨年度に引き続き、8年生男子部員がベスト16で上位大会に進出。その中信大会1回戦は勝利するも、2回戦で第4シードの選手を相手に敗退、べスト32で大会を終えました。
その他の大会としては、5月の「全農杯全日本卓球選手権大会長野県予選会」で6年女子2名がホープスの部予選を突破し、8月に福井県で行われた「中部日本卓球選手権大会」に出場できました。
また、7月の「松本市小学生大会」は小学生8名が参加し、6年女子2名がベスト8に、さらに、8月17日に行われた「中信カデット大会」に12名が参加し、うち1名が県大会に進むなど、確実に力をつけています。
校内練習はもちろんですが、大会に出場する、練習試合に参加することで、卓球の技術はもちろんのこと、精神面でも成長があると思い、可能な範囲で多くの大会に参加しています。他の中学校の生徒と試合をして感じたのは、「あと1点、あと1ゲーム、あと1試合をどう取りきって勝つか」が、チームの、そして一人ひとりの成績につながってくるいうことです。
9年生5名の引退後は、小学生が部員の約7割を占める卓球部。他校と異なり、小中一貫で5年生から活動できる本校のメリットを生かし、週3~4日の練習を重ねています。
中学生は人数が少なく、来たる新人戦は個人戦のみの出場となりますが、小学生部員が多いことで来年度はこの子たちが"経験者"として中学生になります。ここから、また期待できる・・・顧問として、このように思っています。
★7/26 引退試合には卒業生も姿を見せてくれました。感謝!
◆卓球部が出場した主な大会の結果等
【2025年度中体連夏季大会】
男子団体/中信大会(6/7 松本会場)9位 予選リーグ敗退
男子個人/丸山由真(6/8 松本会場ベスト16 → 6/29中信大会ベスト32)
女子個人/中信大会(6/7 松本会場)敗退
【中部日本卓球選手権大会】
ホープス(小学校5・6年の部)女子:今井帆夏、林樹李(1回戦敗退)
(2025/8/30~31 福井県・福井県営体育館)
【県カデット大会】
13歳以下女子の部:林樹李(1回戦敗退)※中信カデット大会ベスト32
(2025/9/7 安曇野市ANCアリーナ)
さいきょう祭で毎年、圧倒的な歌声を披露してくれる合唱部。2025年夏のコンクールを終えたところで、部の様子を顧問の先生に聞きました。
【たった10人での挑戦】
7月31日、塩尻市レザンホールにて長野県学校合唱大会中信ブロック大会が開催されました。これは、NHK学校音楽コンクール、通称「Nコン」の予選も兼ねていました。才教学園合唱部はここで銀賞をいただき、8月の県大会へと進むことになりました。
Nコンで1団体の出場上限人数は35人。大きな団体では内部オーディションで選抜したり、課題曲と自由曲でメンバーを入れ替えたりして調整します。しかし、本校は女声パート8人、男声パート2人。あわせて10人での出場は、県大会19校の中でもちろん最少人数です。
課題曲『空』は、SKY-HIさん制作。ノリの良いアップテンポな曲調ですが、詞は10代の揺れ動くナイーブな心情を表しています。合唱での表現方法は各校で異なりますが、才教学園では、明るく、体を動かしながら、自由曲とは違う声質での三部合唱に挑戦しました。
自由曲に選んだのは、『生きる』。作詞は谷川俊太郎、作曲は新見徳秀です。課題曲とは対照的な、混声四部の合唱の王道をいく曲です。しかも、アカペラの難曲...。奇しくも、県大会が行われた8月9日は長崎原爆忌。「生きる」ということに思いをはせ、気持ちを込めて歌えたと思います。
結果は奨励賞。審査の詳細を見ると、良い評価をくださった審査員の先生がいて驚きました。
音楽の「比べっこ」は難しいことです。だからこそ、こうしたコンクールは励みやステップアップの手段であり、目標にしてはならない、と思っています。
しかし、集中して楽表現に取り組むことのできる貴重な時間を過ごすことができました。また、「コンクールでは不利」といわれる少人数での出場も、部員たちの中からは「少人数だからこその良さを出せた」「お互いの声がよく聴こえた」という声がありました。
アンサンブルの原点に触れることができたんだな、と感慨深く思うとともに、この夏、また一回り成長した部員たちの頼もしさに、背中を押されている気がしています。
合唱部顧問
第53回松本市中学校秋の吹奏楽祭が9月14日(日)に行われ、本校からは1名が合同バンドでステージに立ちました。かねてより一緒に演奏している筑摩野中学校と、前回から加わった明善中学校、そして新たに加わった信明中学校の4校が集まり、メンバーは80名。参加団体の中で最大の編成でした。
筑摩野中学校との演奏は、「はじめてのおつかい」「サザエさん」「強風オールバック」。寸劇の合間の演奏もあり、それなりに技術を要する内容でした。そのような演奏と演出で、会場はとても盛り上がりました。
4校合同での「三原色」では、それぞれの学校のサウンドが重なり合い、その響きは、いつもとは違う感覚でした。これからも一緒に活動できたらな・・・と願って演奏しました。
付け加えると、参加した若林くんは参加校唯一の小学生。彼らしさを活かしたMCで、会場を大いに沸かせていました。
いつにもまして音楽の楽しさを感じることができた吹奏楽祭。来たる「さいきよう祭」にも、ここでの経験が生きると思います。
お世話になった各校の先生方、部員のみなさん、ありがとうございました。
4年生が9月11(木)、水道水ができるまでのしくみを塩尻市の本山浄水場で見学してきました。
引率の先生からの報告です。
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1日に81,000㎥もの水をつくり、松本市、塩尻市、山形村に送っている本山浄水場。自然の水を、安心して水道で提供するための施設として、「沈でん」「消毒」「ろ過」の3つの仕事をしています。
初めに見た導水管の大きさや種類の多さにびっくりし、着水井に自然に流れ込んでくる水の勢いにも驚いていた子どもたち。
「毒物監視池」は取水場から送られた川水を引いて有害なものがないかを確認するためのものですが、鯉が元気に泳げるほどきれいな水で、安心しました。
★着水井をのぞき込む4年生
薬品混和池、薬品沈殿池などを通り、数時間をかけて不純物を取り除いていく工程を歩いて見ていくと、少しずつ水が澄み、綺麗になっていくのが分かります。
模型を使ってろ過層の説明もしていただきました。一番上にある「アンスラサイト」という炭の粒を触らせてもらい、「さらさらしている」「軽い!」といった声があがりました。
★たくさんの工程や「ろ材」を通して、水はみがかれていきます
見学の最後にできたての水道水を口にして、大喜びだった4年生。おいしい水が体にしみわたりました。
この見学を通し、「水を大切に使います」「ゴミを出さないようにします」といった、決意にも似た感想をもった4年生は、いつも当たり前に使っている水の大切さをあたらためて確認することができました。
施設のみなさん、今年も見学させていただきありがとうございました。
9月9日(火)、7年生がセイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)のプログラムのひとつ、「子どものためのオペラ」に参加しました。
オペラの前にはオーケストラで使用される楽器の紹介があり、楽しい雰囲気で音楽会が始まりました。
今年のオペラは、イタリアの作曲家ヴェルディによる『椿姫』。フランス・パリの華やかな社交界で繰り広げられる悲しい恋の物語です。
きらびやかな舞台に、優雅な衣装をまとった歌手が次々登場し、会場いっぱいに歌声を響かせました。有名な「乾杯の歌」はもちろんのこと、ダンス、合唱、アリアなどスケールの大きいプロの演奏・演技で、あっという間の1時間でした。
生徒からは、「人物の感情を歌声や表情、楽器などで表していてわかりやすかった」「大道具、小道具がまるで絵画の世界。つい見入ってしまった」「会場が一体となって鑑賞している感じがすばらしかった」などの感想がありました。
8月26日には、6年生も「子どものための音楽会」に招待いただきました。"楽都"松本でこうした機会をいただけることを、本当にうれしく思います。
(音楽科担当)
9月10日、2年生がグループで模擬店を運営する行事『さいきょう商店街』を開催。講堂には、12のお店が「売り上げ一番」を目指して軒を連ねました。
2年生は、1学期に行った1年生へのマーケティングリサーチをもとに、何をどれくらい作ればよいか、アイデアを出しあって準備を進めてきました。
材料は廃品や不用品を使うのがルール。牛乳パックで作ったキャップ、キラキラしたワイヤータイの指輪、段ボールに毛糸を巻き付けたクリスマスツリーなど、どのお店にも渾身の商品が所狭しと並べられました。
「いらっしゃいませ!」「こちらおすすめでーす!」
「いい商品ありますよー!」「どうぞ来てくださーい!」
店員さんの威勢のいい声が飛び交い、どの店も客足が途切れることはありません。
お客さんは、1・3年の生徒と、2年生の保護者のみなさん。"10"と書かれた牛乳びんのふたをお金にして、欲しい商品を買っていきます。
代金と商品の受け渡しも手際よく、店員として見事な働きぶりを見せていた2年生。おもちゃを売るお店では、どうやって遊ぶのかまで丁寧に説明する場面もありました。
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5~8年生の2学期中間テスト、9年生の第2回総合テストが9月10日に終わりました。明日以降、採点の終わった答案が返却され、普段の授業に戻っていきます。
結果を待たず、「手ごたえありました!」「ちょっと不安なところがあって・・・」など、それぞれに思うところがあるようです。
テストの大切さはかねてよりさまざまなかたちで生徒に、ご家庭にお伝えしているところですが、また次に向けて頑張ってほしいと思います。
テストで一区切りついたところで、いよいよさいきょう祭に本腰を入れる時期となります。
練習や準備に追われることも多くなりますが、最高のステージを届けたいという思いはみんな同じ。体調管理にも気をつけて取り組んでいきましょう。
9月5日(金)午前、次期生徒会長選挙の立会演説会と投票が行われました。
これは来年度の会長を含む本部三役を選ぶ大切な選挙であり、候補者の最後の演説に5~9年生が真剣に耳を傾けました。
候補者はいずれも、公約の実現と「才教学園がよりよい学校になり、全校生徒が楽しく過ごせるようにしたい」という思いを伝えました。
立会演説会の締めくくりに、学校長は候補者に向け、「選ばれる者は、常に人から見られている」と強いメッセージを送り、ここまでの選挙活動をねぎらいました。また、投票を前にした生徒には、「自分の考えをまとめ、周りに流されることなく、ふさわしい人を選んでほしい。そして、選挙は"投票して終わり"ではない。選ばれた者がその責任を果たしているかを見届ける役割を、一人一人が持っていると自覚してほしい」と話しました。
放課後には教頭ほか数名の教員が立ち会うかたちで、選挙管理委員会による公正な開票作業が行われました。
結果は、6日(土)に校内に掲示されます。
選挙運営にあたってきた委員のみなさん、ありがとうございました。
候補者の演説を聞く生徒
開票作業