投稿日:2025.01.11
実行委員長挨拶 比田井綾翔さん
みなさま、いかがだったでしょうか。私たちの「輝(きらり)」は届きましたでしょうか。
私は今、すごく幸せです。こうして一緒に歌を歌えた時間、勇気をもらえた日々は、あたたかく、かけがえのないものだなと思っています。このさいきょう祭は、私の宝物になりました。やり残したことはひとつもないと、胸を張って言うことができます。
さいきょう祭で得た「経験」は、日々の勉強とは違い、「答えはこれだ」と明確にわかることはないかもしれませんが、必ず私たちの中に息づき、支えになります。ここまでの努力と、頑張ってきた日々に、むだなことは一つもありません。この頑張りがあったからこそ、今日の輝きがあった。私は、そう思います。だから、もっといろんな経験をして、新しい風を受けて、もっと輝くことを心の底から願います。
最後になりますが、先生方、保護者の皆様、本当にありがとうございました。今日までいろいろなことがありましたが、それらを乗り越えて私たちがここに辿りつけたのも、みなさんがいつも隣で一緒に歩いてくれたおかげです。
この場にいるすべての人の記憶の中の私たちが、少しでも輝いたものであるといいなと思います。
本日はありがとうございました。
学校長講評
今年度のさいきょう祭もいよいよフィナーレを迎えました。今日一日、きらきら輝いていた子どもたちに、もう一度盛大な拍手をお願いいたします。
20回目というアニバーサルなさいきょう祭。この重みを糧に、これからも永く、才教学園は子ども達が光り輝く場をつくり続けてまいります。
そして、新たに始まる挑戦があります。子ども達の学ぶ機会をとことん奪ったコロナによって中断されていた、中学生による「第九 歓喜の歌」の再開です。また来年、すてきなさいきょう祭をつくってまいります。
本当にありがとうございました。
投稿日:2025.01.11
最終演目は全校合唱。さいきょう祭実行委員会が中心となって選曲した『ケセラセラ』。
「聴いてくださるみなさんの中には、また、さいきょう祭に臨む私たちの中にも、何かしらにつまずいたり、落ち込んだりしたりしている人がいるかもしれない。そういう人達が、顔を上げて前を向いて進めるような歌声を届けたい」
指揮を務めた比田井さんが、繰り返し語っていた思いです。
音程をとること、発声や発語をしっかりさせること、リズムに乗って歌うこと・・・たくさんの挑戦がありましたが、低学年が元気よく声を張れば、それをあたたかく受け止めるように高学年の声が響く。楽曲の持つポップさと、今年の才教生のカラーが見事に調和して、「繰り返し聴きたい!」と思わせる演目になりました。
生徒のみなさん、たくさんの思いが詰まった最高の瞬間をありがとう!
投稿日:2025.01.11
9年生のステージの演目は、そのタイトル通り。ステージに立つ一人ひとりがきら星のようであり、全員で生みだした一体感が客席の隅々まで満ちていました。
まずは、過去のさいきょう祭で披露してきた全校合唱をメドレー形式で披露しました。
1年生のとき、初めてのさいきょう祭で歌った『jupiter』のほか、『世界はあなたに笑いかけている』『うたエール』『その日は必ず来る』『みんなスター!』は、どれも「そうそう、あの時はこうだったね」と、当時を彷彿とさせる振り付けとともに。
胸に迫るようなソロパート、個性を尊重しながらも息の合った歌声でした。
そして、このメンバーで最後に歌うことに決めたのは、『僕らまた』。いずれ離ればなれになっていく自分たちではあるけれど、またどこかで再会しよう・・・別れをポジティブに描いた歌詞を丁寧に歌いあげる9年生は、まさに最高学年と呼ぶにふさわしい貫禄がありました。
生徒と担任の先生による感動いっぱいのステージ、会場内では目頭を熱くしたみなさんも多くいらっしゃいました。
投稿日:2025.01.11
「Annie」は、1930年代のニューヨークを舞台に、夢と希望を抱き明るく生きる少女を描いた物語です。本来は2時間半近く上演される大作を、練りに練った脚本で"さいきょう版"として約1時間に凝縮。しっかりつながったストーリーで、とても見応えのあるステージでした。
子ども役も大人役も、かわいい犬も、すべて8年生が演じた今作品。
主人公のアニーを取り巻く状況の変化や場面転換、役に徹していろいろな表情を見せてくれる8年生に、ついつい夢中になった方も多いはず。一人一役ではなく、シーンによって違う役でも登場します。それぞれが役に徹し、さりげない部分までしっかり作りこんできたことがお分かりいただけたと思います。魅力的なキャラクターを、みんないきいきと演じていましたよね。ミュージカルに必要なすべての音楽をステージ下で演奏していたみなさんも、さすがでした。
「8年生になったらこんな舞台を作って、演じたいな」と後輩からあこがれを抱かれる作品になりました。
投稿日:2025.01.11
7年生の演目は、「祭」の漢字一文字。いさぎよさすら感じさせるタイトルで、静と動の対比や、楽しい祭りを見事に体現しました。
大きな音を響かせ夜空に咲く大輪の花を、じっと見上げる後ろ姿。そこから時間が進むにつれ、舞台上だけでなく、客席近くまで大きく使ったステージングに成長していきました。サンバのリズムや日本の祭りなどをモチーフにして会場を巻き込んだダイナミックさは、プログラムの紹介文にあったように「エネルギーあふれるパフォーマンス」そのものでした。
桜吹雪の中で舞い踊る7年生、とてもかっこよかったです!
花びらの片づけは少々大変でしたが、祭りのあとの心地よい高揚感の中、全員で協力し合って終わらせることができました。
投稿日:2025.01.11
NHK合唱コンクール課題曲にもなった、ゆずの「友~旅立ちの時~」。この楽曲は、もともとは東日本大震災直後に時間をかけて作られていった曲なのだそうです。
研修旅行で東北を訪れ、震災から立ち上がった現地で見聞きしてきたことに思いを馳せるように、また、3月で小学校課程修了という、ひとつの区切りを迎える6年生の、語りかけるような優しい歌声に、心が洗われるようでした。
投稿日:2025.01.11
友達と談笑しあう5年生。
「今年で20回目を迎えたさいきょう祭だけど、先輩たちはどんな思いでここまでステージを作り上げてきたのだろう・・・?」
かわいらしい"デロリアン"が導いた先で聴いたのは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のメインテーマ。疾走感あるテンポに乗せた演奏は大きな挑戦でしたが、真剣なまなざしを指揮者に向けながら、最後まで演奏しきってくれました。
ひたむきに取り組んだ姿勢は、合唱の歌声からも明らかにわかるもので、節目のさいきょう祭にふさわしく、過去と未来をつなぐ素敵な演奏が届きました。
投稿日:2025.01.11
6年生には、もう1年も前から、この日に向けた構想があったというから感服です。異例ともいえる長い準備期間を経て、生徒が主体的に作り上げたミュージカルステージは、さわやかな感動を与えてくれた...そのように感じられました。
みんなのこだわりと「ぼくたち、私たちの"魔女の宅急便を"絶対に成功させる!」という強い思いは、一人ひとりの演技はもちろん、トンボの改造自転車や小道具、衣装などからも滲み出ていました。
何より印象的だったのは、クアトロキャストのキキたち、ダブルキャスト、シングルキャストの一人ひとりが、本当に役に染まっていたこと。この年齢だからこそ醸し出せるフレッシュさが、歌声や演技の随所にちりばめられていました。
投稿日:2025.01.11
空を颯爽と飛び回るツバメを、3年生は体をめいっぱい使って表現しました。客席では、顔をほころばせているみなさんが多くいらっしゃったのですが、それは紛れもなく、はつらつとしたダンスと無垢な歌声で魅了する3年生のパフォーマンスによるもの。なんとなく、子ツバメを見守る親ツバメの気持ちに近い感情が生まれていたのかな...と思います。
「スポーツで活躍した選手のように、自分もなりたい!」 そうした希望を現実のものにするためには、それぞれの強い思いや努力が必要ではありますが、それ以上に周囲の励ましの声や一緒に頑張ってくれる仲間の存在が大きな推進力になってくれるはずです。ここぞという時に助け合える、柔和な関係を築いていける子ども達であってほしいです。
投稿日:2025.01.11
絵本「かみさまからのおくりもの」をベースに、2年生は初めての劇に挑戦しました。おとうさん、おかあさんのもとにやってきた子ども達。どんな贈り物をもらって、この世に生を受けたのか・・・。
白いひげをたたえたかみさまの采配。おくりものを届ける天使たちの活躍。成長して、「自分は小さい頃から○○だったよ」と楽しく語り合う子ども達の様子に、終始ほっこりさせられました。
言葉の大切さをかみしめ、それらをしっかり、はっきり会場に届けてくれた2年生に、大きな感謝と拍手です。