4年振りに対面での開催となった9年生を送る会(5~9年の生徒会行事)が、3月11日(月)に行われました。新生徒会を運営する8年生が主体となり、"学校を引っ張っていってくれた9年生に感謝と笑顔を届けよう!"という想いを胸に、およそ1ヶ月半をかけ準備を進めてきました。
生徒会行事のため、ほぼ全てを自分達の力だけで準備・運営をしてきましたが、本番は9年生への想いが溢れるかのように予定していた時間をオーバーして、ひやひやしてしまいましたが、9年生は当然、5~8年生や先生方も笑顔溢れ、目頭の熱くなる会となりました。
5・6年生は合唱。7年生はニュース番組風の演出のダンス・マジック・合唱。8年生からは、9年間を振り返られるようなビンゴ・イントロクイズと9年生の思い出の曲・歌...。どれも素敵な発表でした。
これらのほか、まだまだ不慣れな会の運営を必死にする8年生がいたり、サプライズとして9年生の教室で黒板アートに精を出す8年生がいたり・・・。
7年次までは会に参加するだけだったのですが、今年は運営側として、上に立つ者の大変さを身をもって知り、9年生の偉大さに気付くことにもなりました。
【8年生の生活ノートより(抜粋)】
●気持ちを込めて、紙で花束を作ったり、歌ったりした。9年生の笑顔や喜ぶ姿を見ることができて嬉しかった。9年生はあと数日もしたらみんな別々の道を進んで行く。それが、私達にとってもあと1年後であるという事実に、少し寂しさも感じた。才教学園での残り1年の生活では、行事や勉強、それだけではなく全ての日常生活に悔いの無いように充実させていく。
●9年生に感謝の気持ちを伝えられてよかった。5・6年生の「栄光の架橋」の合唱はとても壮大で感動した。同時に、歌は人の心を動かすことができると知った。7年生は面白い設定の中に色々な演目を入れていて、工夫が感じられた。自分達の発表もしっかりと気持ちを伝えることができ、とてもよかったと感じた。9年生には4月からの新たな学校生活もしっかりと楽しんで欲しい。
今までは9年生の背中を追いかけていれば何とかなった8年生。間もなく9年生は才教学園を卒業し、いよいよ8年生が最上級生となります。会が行われた日は奇しくも、長野県公立高等学校後期選抜の1年前(365日前)でした。生徒会や生活面は当然のこと、学習面においても、後輩に背中で語れる最上級生としてのスタートです。
さぁ、才教魂、見せつけようぜ!
卒業する9年生が安心して任せられるように...熱く、熱く!
そして、前へ、前へ!
そして、卒業する9年生の皆さん、新しいステージでも...熱く、熱く!
そして、前へ、前へ!
才教魂で顔晴れ(頑張れ)!
9年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
8学年主任・生徒会担当
2月22日(木)、iML国際算数・数学能力検定協会が主催する「算数・数学思考力検定」が行われました。検定に挑戦したのは5年生から9年生の『数才クラス』の生徒で、1年間の活動の集大成として毎年受検しているものです。
数才クラスを担当している先生から、検定当日の様子や普段の取り組みについてお話を伺いました。
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「算数・数学思考力検定」とは、算数・数学の問題を解くことを通じ、身についている「思考力」の程度を知るための検定です。
日常のあらゆる場面で問題解決を求められますが、問題に直面したときには、解決に至るまでの筋道をいくつも考え、その中から最適な組み合わせは何かを判断しなければいけません。そのために必要となるのは、物事を論理的に考える力や、新しいものを発見したり創造したりする力となります。
数才クラスでは、日ごろからその「思考力」を鍛えるために活動しており、普段授業で使う教材とは違う、難易度の高い問題に触れることで、自分でじっくり考えたり、時には仲間と問題を解決したり、そういった時間を大切にしています。お互いに切磋琢磨しながら思考力を鍛えつつ、さらには、より算数・数学の奥深さや楽しさを実感している様子がうかがえ、いつも嬉しく思っています。
検定当日は、数才クラスのいつもの雰囲気とは違い、多くの生徒が緊張している様子でしたが、いざ検定が始まると、夢中で鉛筆を走らせていました。
検定後は皆清々しい表情をしており、集中して難問に立ち向かった達成感がにじみ出ていました。
数才クラス担当
検定中の小学生
同じく中学生
自己の表現力が磨かれるプレゼンテーションコンテスト。
才教学園3大イベントのひとつです。
調査から研究、そして発表する、という社会で行われるプレゼンテーションの一連のプロセス同様に行われ、毎年数々の「名プレゼン」が生まれています。
プレゼンテーションコンテスト(本選)
日時 2月21日(水) 10:00~12:30(予定)
場所 才教学園小学校・中学校 講堂
一般の方もご覧いただけます。ご希望の方は以下のページからお申し込みください。
1月29日から今日までの4日間、本校三大行事のひとつである「プレゼンテーションコンテスト」に向けて、5年生から8年生でクラスごとに予選が行われました。
生徒たちの表情には緊張の色も見えましたが、身ぶり手ぶりを交えたり、スライドを示したりしながらプレゼンをしていました。
保護者のみなさんには、例年のように審査をお願いしました。「聞く姿勢」を整え、ひとりひとりの発表に耳を傾けていただき、ありがとうございました。
審査により選ばれた代表者による本選は、2月21(水)に行われます。
あす2月2日から来週半ばまでは1~4年生の授業参観です。
「結果を示す、まとめの3学期」にふさわしい内容をお届けしますので、保護者のみなさんはどうぞ当日を楽しみにご来校ください。
●8年生の予選の様子(1月29日)
●5年生の予選。保護者のみなさんを元気な声でお迎え(2月1日)
〖表彰・個人〗
●第42回全国中学生人権作文コンテスト長野県大会松本地区予選
山本莉子さん 最優秀賞(県大会でも入選)
●中学生の税についての作文
渡邊了介くん 松本地区納税貯蓄組合連合会長賞
●第42回長野県こども新聞コンクール
高藤愛菜さん 優秀賞
湯淺創太くん 優秀賞
●2023年度全国選抜小学生プログラミング大会
樋口陽大くん 長野県大会最優秀賞
※3月に全国大会
●第22回ドコモ未来ミュージアム 絵画部門 小学校1~2年生の部
伊藤百音さん 審査員特別賞
〖表彰・部活動、校内関係〗
〈吹奏楽部〉
●第49回長野県アンサンブルコンテスト地区大会
管打六重奏 銅賞
管打四重奏 銅賞
●学校長賞特別賞
(5年生以上、各学年における2学期定期テスト総合1位)
佐藤くるみさん、増澤真生さん、新保芙佑香さん、横井杏奈さん、小林花さん
【バス会】
登下校指導担当より、全体に向けて「新しい年の初めにルールなどを自ら見直し、これからも気持ちよく利用できるようにしましょう」との呼びかけがありました。
スクールバスは公共交通機関と同じであり、安全な登下校のための手段として利用しているものです。バス長、担当の先生を中心に、これまでの利用状況を振り返り、今後も乗車にあたってルール、マナーを守ることを確認しました。
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校長講話にもあったように、年始に本校で起きた停電について、復旧作業に携わっていただいた関係業者の皆様には、多大なご尽力に感謝申し上げます。
<保護者の皆様へ>
停電復旧作業に伴い、ケーブルの仮設箇所(体育館付近、西門通路の一部)は立ち入り禁止となっています。
学校長、担任より生徒への注意喚起を徹底しておりますが、保護者の皆様におかれましても来校時は十分ご注意ください。
学校長賞特別賞などの表彰
利用する便ごとに行われたバス会
1月9日(火)、令和5年度3学期が始まりました。
2学期の終わりには叶わなかった参集形式で行われた始業式は校歌斉唱、校長講話、表彰という流れで行われ、式後には安全な登下校のためのバス会を開催しました。
3学期も才教学園をよろしくお願いいたします。
【学校長講話】
令和6年が明け、いよいよ3学期のスタートです。4月からいろいろなことを学び、力をつけ成長してきた成果を示さなければならない学期です。結果にこだわり、一日一日を大切に過ごしましょう。
さて、無事に3学期を始めることができましたが、実は5日から8日夕方まで、断続的に停電していました。
今は照明もついて明るいですが、停電時の校内は、日の光が入るところではものが見えても、そうでない場所は真っ暗でした。本校は水も電気で供給しているため、停電時は水が出なくなりトイレが使えません。エアコンやヒーターなど暖房器具も使えません。
6日と8日、状況把握と対応のために私も学校にいましたが、本当に寒く、コートにマフラー、たくさんのカイロを準備しました。
みなさん、電気が届かない状態の学校を想像することができますか。
元日に石川県能登半島で発生した大地震。これにより家や大切なご家族を失い、避難を余儀なくされている方々と比べることは甚だ失礼ですが、学校において突然の停電を経験し、私はあたりまえの生活や環境のありがたさを思い知りました。
コロナ禍を経て、みなさんは日常のありがたさを学びました。しかし、人間の愚かな一面として、月日と共にそのありがたさを忘れてしまうことがあります。電気や水が使えること、清潔なトイレが使えること、暖かい環境や食事。そして、才教学園で学べること。あたり前の生活が送れることのありがたさを、ぜひもう一度みなさん一人ひとりに噛みしめてほしいです。
「生徒のみなさんのために」と、停電の復旧には多くの方々にご協力いただきました。私たちの普通の生活を支えるためにどれだけの努力が費やされているか、どうか思いを馳せて下さい。業者のみなさんが、それぞれの知識、技術を駆使し、プライドをもって作業される姿。「世のため、人のために働くかっこいい方々だな」と、久しぶりに格好いい大人に出会い、しびれる思いでした。みなさんも、ぜひそういう人になってください。
12月15日(金)は令和5年度2学期の最終登校日でした。
朝の会が終われば校内の至る所で大掃除。普段の分担場所や共有スペースはいつもより丁寧に、自分の机も引き出しの奥の方まで手を入れて掃除をしたおかげで、どこも隅々まできれいになりました。
終業式の時間が近づくと、服装、場を整えて静かに待つ生徒たち。コロナが5類になって以降、主だった式は講堂に参集して行っていましたが、インフルエンザ流行期であることを考慮して今回は配信形式に。生徒と教員は自教室で校長先生のお話に傾聴していました。
【学校長講話】
暑い夏と短い秋を経て、冬に至る長い2学期。この日を迎えられたのも、まずはみなさんの頑張りによるものですね。冬休みの期間にはクリスマスやお正月がありますが、まずは規則正しい生活を送ることを基盤とし、旅行や親戚との交流などを楽しみましょう。
みなさんも報道で知っている通り、10月初めにイスラエルとパレスチナが衝突してから今日まで、本当に多くの命が奪われました。戦争や紛争のない、比較的平和な日本に暮らす私たちですが、衣食住が保証されない人々がいること、ましてやそれを異国の空で起きていることだとか他人事だとは思わないでほしいです。
いま、「日本は比較的平和な国だ」と言いましたが、戦争や紛争がないことが平和なのでしょうか。本当の平和とは何でしょうか。
私は、本当の平和とは、その国に暮らすすべての人々が安心して生活でき、人としての誇りが保たれる状態をいうのだと思います。だから、環境や人種に関する問題、様々な格差、考え方の違いなどによりひどい扱いをされて悲しく辛い思いをしている人がいる現状をふまえれば、「本当の平和」というのは、人類が到達できない究極の理想、幻想なのかもしれません。
しかし、その理想に向かって高い志を持ち、一歩でも半歩でもそこに近づこうと努力、行動することは多くの人ができます。そういった人になってほしいというのが本校の理念です。
みなさんを本校に通わせてくださるお家の方々に感謝しつつ、「才教学園がどういう学校なのか」、それを一人ひとりが見つめ直すときだと思っています。
9年生のみなさん、年が明けると受験への動きが本格化してきます。受験前、最後の長い休みの1日、1時間、1分を無駄にせず、才教生の底力を見せてください。
2学期の終わりにあたり、日本の仏教詩人、坂村真民の言葉を全校のみなさんに贈ります。
『念ずれば花開く』
充実した冬期休業を過ごしてください。
校長講話に目も耳も傾ける(6年生)
5年生の教室
こちらは2年生の教室
12月5日(火)の4時間目に生徒総会が行われ、ここまで学校を牽引してきた9年生からの活動報告と次期生徒会組織の発表がありました。
委員会が作成した議案書はGoogle Classroomにアップロードされ、総会までに5年生以上の各クラスで読み合わせをしていました。当日は5年生から9年生が講堂に参集。生徒会本部を筆頭に11委員会が一年間の活動を振り返り、一緒に活動してくれたこと、学年や委員会の枠を超えたサポートに対する感謝を伝えました。
各議案は挙手によって承認されます。各クラスの代表委員が粛々と、議長団に挙手した人数の報告。集計の結果はいずれも過半数を大きく超えるもので、すべての活動が無事承認されました。
9年生のみなさん、おつかれさまでした。
【前生徒会長・国広さんの話】
―会長としての任期が間もなく終わります。最高学年、9年生として目指した姿があると思いますが、後輩に何を残せたと思いますか
ここ数年はコロナでいろいろな制限があり、行事も学校生活もどことなく閉塞感がありました。そのような中で今年はようやく、割と「普通」のことができるようになり、5月以降はとても活動しやすかったと感じています。
今期生徒会の先頭に立って、9年生全体が生徒の意見を取り入れ、できるだけ実現に向けて動いてきました。実際にそれらを叶えることができたし、そうした取り組みに真剣になる姿を見せることができたかなと思っています。
―総会を最後に、以降の生徒会活動は8年が引き継ぎます。後輩に期待することを聞かせてください
学校生活の中では、新しいこと、あらためるべきことなど生徒同士でできるものも多くあります。たくさんの意見を取り入れてよりよい学校を目指してほしいし、そうなっていくために、生徒会組織の一員として、自分事として、たくさん考え続けてほしいと思います。
(インタビューは総会前に行いました)
挙手による「承認」のようす
スムーズな進行を担った議長団(代表委員会)