6月8日(木)、5年生から9年生を対象にメディアリテラシー講話が行われました。
はからずも講座前日の7日にもたらされたニュースの中に、「カラオケ店でソフトクリーム製造機に口を近づけて直接食べる迷惑行為を撮影し、SNS上に拡散させたことで21歳の男女3人が書類送検」というものがありました。松本警察署・スクールサポーターの吉田さんからこのことを知っているかどうかを聞かれた5・6年生の中には、頷いたり挙手をする生徒の姿が見られました。
誰でも気軽にメッセージや画像を投稿できる昨今ですが、それが誰かを傷つけてしまうこと、または自分が傷ついてしまうことにもなりかねません。「撮影、投稿の内容によっては罪に問われることもある。このようなことに自ら巻き込まれないように」と呼びかける吉田さんのお話を、生徒は真剣な面持ちで聞いていました。
今やメディア機器を使わない日、ネットに触れない日はありません。しかし、こうした便利さや楽しさも、行き過ぎればトラブルに発展する要素や、心身に悪い影響を及ぼす可能性もはらんでいます。
生徒のみなさんが学習のために携帯・所持しているiPadに限らず、使用できる機器やネット環境が何のために用意されているものなのかをしっかり考え、ネット上の情報に自分が簡単に操作されることがないよう、適切な使い方を心がけてほしいと思います。
全生徒がiPadを個人所有するようになって間もなく丸2年。才教学園では外部講師を招き、生徒のメディアリテラシー強化に継続して取り組んでいます。
講話は年2回実施しており、今回はその1回目で警察の方よりネットのルールやマナー、トラブル事例についてお話を聞きました。次は2学期に、県内で子どもがインターネットと正しく付き合える啓蒙活動を行っている「子どもとメディア信州」様より、「インターネットと上手に付き合っていくためにどうしたらよいか」という内容で講演いただく予定です。
子どもたちがあたりまえのように学校に通い、行事も少しずつコロナ前のようなかたちに戻りつつあります。しかし、世界に目を向けてみれば、様々な困難を抱える国や地域があります。そこには多くの人々が暮らしながら、安心で安全な生活を送ることができていない状況です。
こうしたことに心を寄せ、教育や衛生など多くの面で子どもたちの命と権利を守る活動を行うユニセフの趣旨に賛同し、生徒会活動の一環として5月中に募金活動を行いました。
今回の募金総額は131,677円となりました。5月17~19日に校内で呼びかけ生徒から寄せられた分と、体育祭で保護者の皆様からお預かりした分を合わせた結果です。
たくさんのご協力、本当にありがとうございました。
なお、今後、学校と生徒会の連名にておたよりさせていただきますが、今年度は生徒会の新たな試みとしてワールドギフトの活動に参加いたします。今回の募金の一部は、そちらにも使わせていただく予定です。よろしくお願いいたします。
才教学園小学校・中学校
校長 小松 崇
令和5年度生徒会本部役員・顧問
体育祭で生徒会長らが保護者への呼びかけを行いました(5月21日)
5月21日(日)、18回目となる体育祭を行いました。
赤組と白組がしのぎを削った対決。今年の総合優勝は赤組でした。
このように体育祭ができたことへの感謝の気持ちをもって全力で取り組んだ生徒たちの雄姿は、赤白分け隔てなく、また、学年の違いも関係なく、すばらしいものでした。
感染症にかかる規制が緩和されたこともあり、多くの生徒がマスクを外して臨んだ体育祭。学校グラウンドで晴天時に練習に励んでいたことを物語るような、うっすらマスク型の日焼け跡が残る顔も清々しく見えました。
ご来賓の皆様、保護者の皆様にはお忙しい中ご来場いただきありがとうございました。あたたかく、ときに熱い拍手と声援は、生徒の頑張りを100%以上に引き上げてくださいました。
また、連日会場を使わせていただいた信州スカイパーク・やまびこドーム管理関係者の皆様にも感謝申し上げます。
そして後輩の応援や片付けに力を貸してくれた卒業生のみなさんも、ありがとうございました。
大型連休が明け、5月21日の体育祭まではあと2週間となりました。第18回体育祭スローガンが『勇往邁進』に決定したことはすでに実行委員会から発表されており(4月22日)、このほどポスターデザインの募集が終了したところです。
5月8日は雨に洗われた新緑と澄んだ空気の中、グラウンドの状態も徐々に回復し、屋外練習を行えた学年もありました。今後、全校での行進や、応援団を中心とした赤組、白組の応援練習にも一層力が入っていくことでしょう。
例年より早い日程での開催で気も逸るところですが、熱中症やケガなどが無いように努め、今年も心に響くすばらしい体育祭になることを期待します。
保護者の皆様においても、子どもたちが自らの力を発揮できるよう、サポートをよろしくお願いいたします。
4月の全校練習のようす
競技練習の道具出し、生徒が積極的に行っています
4月25日から28日の4日間は1学期授業参観があり、多くの保護者のみなさんに子どもたちの授業での取り組みをご覧いただきました。
25日、6年生の1クラスは、理科でガスバーナーを使い木片の燃焼に挑戦。マッチを使ったバーナーへの着火、2つのねじを回して火力を調節するなど、手順に沿ってほどよい炎に仕立て、実験を進めていました。
26日、3年生は国語辞典の使い方を学習。「"あ行"にある、かたいもの」を探し、なぜそれを選んだのか理由も発表して、保護者投票で順位をつけました。複数のグループが『いんせき』を挙げたため、担任から「より説得力のある理由をつけてみようか」との一言があり、子どもたちは笑いと困惑の表情に。
27日、1年生は国語の授業でことば探しをしました。保護者のみなさんのあたたかいまなざしに見守られながら、学校で初めて経験する授業参観。発表するときには、恥ずかしそうな、それでいて誇らしそうな表情を見せていました。
最終日の28日は、中学校課程全3学年の参観日でした。8年生は2クラス合同で、音楽と総合的な学習の時間を併せ「ミニミュージカル」を披露。9年生は「修学旅行報告会」と題し、グループごとに学びの成果を発表しました。
保護者の方々には、お忙しい中ご来校いただき、参観、学級懇談会と長時間のご参加をありがとうございました。
(画像は上から1年、3年、6年、8年、9年)
9年「修学旅行報告会」5日間をともにした学校長も、ときに頷きながら見守っていました
今年度初めての避難訓練を4月14日に行いました。芳川消防署から3名の隊員のみなさんにご来校いただき、校内で出火を確認したところから全生徒が避難完了するまでの行動を見ていただきました。
放送による火災の周知があり避難指示が出ると、生徒は教職員の声がけを聞きながら、慌てず速やかに屋外へ移動。学校長がいつも話しているように、「訓練は真剣に取り組んでこそ」を実践し、有事における適切な行動を全生徒と教職員が共有、確認しました。
初期消化訓練には生徒・教員から数名が参加し、火元に見立てた三角コーンに向けて模擬消火を行いました。訓練用のため消火剤ではなく水が出ましたが、使い方は本物と同じ。ひとりひとりが正しい使い方と校内の設置場所を覚え、「もしも」に備える大切な機会となりました。
熱気や煙を吸わないよう口元をハンカチ等で押さえ、校内から屋外へ避難
水消火器を使った模擬消火
Ⅱ期生としての生活が始まった5年生と、才教学園の最高学年となった9年生が、4月7日にそれぞれ進級式に臨みました。
第Ⅲ期進級式
学校長は「いい顔をしていますね。この1年、本校を様々なかたちで牽引してください。そのうえで心の中に留めてほしいことがあります」と前置き、18年をかけて積み上げられた伝統と9年生独自の視点のバランスをとり、19年目の才教学園に新たなページを作ってほしいと話しました。
9年生のみに着用が許される青いネクタイを受け取った林美怜奈さんは、「才教学園の学校理念と基本方針に則り、規範となる行動を後輩に見せる」と表明。
それまでしていた赤いネクタイと付け替えた後は、クラスごと、また学年全員での記念撮影を行いました。
第Ⅱ期進級式
生徒代表挨拶で壇上に立った師岡慧さんは、「Ⅱ期の4年間は、夢を夢で終わらせず、高い志に手を届かせるための中間地点」と位置づけ、責任ある行動で後輩が憧れるような生徒になることを目指したいと話しました。
進級式は学校で生徒と関係教員のみで行われ、保護者の方々にはライブ配信でお届けするかたちをとらせていただきました。巣山教頭の呼びかけに応じ、最後には後方に置かれたカメラに向かって一礼。配信終了間際でしたが、緊張が和らいだ生徒たちの表情をご覧いただけたのではないかと思います。
第Ⅲ期(9年)進級式
最高学年の証、青いネクタイで記念撮影(第Ⅲ期進級式)
学校長の話に耳を傾け真剣なまなざしの5年生と、立派な挨拶をつとめた師岡さん(第Ⅱ期進級式)
生徒会が主催するオリエンテーションが4月8日にありました。オリエンテーションは感染症対策を講じてライブ配信とし、メイン会場である講堂からは三役を筆頭に生徒会の核となる9年生が委員会や部活動の紹介を行い、5~8年生は各教室でモニター越しに発表を視聴しました。途中、音声が届かないトラブルが発生しましたが、生徒と先生たちが連携して対応にあたり、"テイク2"となった部のみなさんは1回目よりリラックスした様子でカメラの前に立っていたように見えました。
この4月から生徒会の一端を担う5年生のみなさん、先輩たちのプレゼンはどうだったでしょうか。
会の終わり、学校長、教頭両先生と席を並べ、オリエンテーションに臨んだ5年生の岡田さんは、「Ⅱ期生の活動は初めてのことばかり。先輩方の姿から多くを学び、新しいことにも真剣に全力で取り組みます」とあいさつしました。学校長からは「わかりやすく楽しい紹介でした。学校の中では、委員会も部活も大切な学びの場。新たな挑戦をしてみたい、興味関心がある、責任を果たせるかといった観点で、5年生には所属先を決めてほしい」とのお話がありました。
Ⅱ期生、Ⅲ期生のみなさんが、9年生を中心に活気ある活動で学校を盛り上げてくれることを期待しています。
委員会の活動紹介
趣向を凝らした部活動紹介
9年生を前に挨拶する5年生の代表者
4月6日、まつもと市民芸術館にて令和5年度入学式が挙行されました。新入生は保護者の方々と教職員の拍手でホールに迎え入れられ、客席内の通路を慎重に一歩ずつ進んで入場。まさに「新しい一歩を踏み出した」日となりました。
学校長から入学許可をもらい、晴れて才教学園の一員となったみなさん。ともに切磋琢磨していきましょう。
新入生代表のあいさつでは、新1年生の三澤昊來(そら)さんが才教学園でやりたいことなどを堂々と、丁寧な言葉で語ってくれました。
また、7日に行われた始業式(ライブ配信形式・生徒は教室で視聴)で、学校長から「生徒のみなさんには好奇心旺盛になってほしい」ということを軸に、次のようなお話がありました。
知るを楽しむ
ひとつの型にはまることなく、様々なかたちで学ぶことを楽しもう
感じるを楽しむ
いろいろな体験をし、そこから湧き上がる感情で五感を刺激することを楽しもう
創るを楽しむ
言葉、音楽、芸術作品、身体表現などを通じ、他者に伝えることを楽しもう
今年度も才教学園をよろしくお願いいたします。
先生の後に続いて入場する1年生と、新入生代表あいさつをした三澤さん(入学式)
入学式後の記念撮影
始業式の日、教室でのひとコマ。校長講話の内容は、教室に掲示されています。