9月6日(金)、令和7年の生徒会役員を決めるための立会演説会と選挙が行われました。
立会演説会で候補者6名は、自分が生徒会長になったら実現させたいことなどを熱弁。『選ばれる責任』をもって、堂々と演説しました。推薦責任者も、「なぜこの人を推すのか」、その人となりなどについて積極的に紹介しました。
投票権、つまり『選ぶ責任』を持つ5~9年生にとっては、誰に一票を投じようかを熟考する時間です。
短い休憩を挟んだ後、選挙管理委員長から投票に関する注意事項が伝えられました。用紙を受け取った生徒は、緊張感漂う会場で静かに用紙の記入を済ませ、次々と投票箱に入れていきました。自分の意思・意志を、投票を通じて示すことができたと思います。
同日放課後、教頭や選挙担当が立ち会い、選挙管理委員会が開票作業を行いました。結果はこの翌日、7日(金)に掲示発表されました。次期生徒会の本部役員3名、そして、およそ半年後には最高学年になる現8年生の活躍が期待されます。
候補者と推薦責任者のみなさん、選挙運営にかかわった生徒のみなさん、おつかれさまでした。
9年生も最後の投票でした
開票作業前、教頭からその責務について話を聞く選管委員
連日多くの保護者のみなさんにご来校いただき、本当にありがとうございました。
授業参観最終日、1年生と2年生のようすです。
●2年/道徳(3クラス共通)
まずは、自分が思う「友達のいいところ」をどんどん書き出した2年生。
その部分を切って本人に渡すと同時に、自分のもとにも同じように細長い紙がたくさん届きました。それらを台紙に貼れば「自分のいいところ」で埋め尽くされたプリントが完成。
「友達や家族からこんなふうに見てもらえていて嬉しい」、そんな嬉しさいっぱいの1時間でした。
●1年/体育(3クラス合同)
相手にタッチされないように動いて宝(玉入れで使う紅白の玉)を拾い、かごに入れる『宝とりおに』を行いました。
宝の数がそのまま得点になるとあって、相手に勝つための作戦をチームで話し合う1年生。鬼の間をサッとすり抜けたり、フットワークの良さで交わしたりするたびに、保護者のみなさんから喝采が送られました。
●4年/1組は「席がえについて」を議題に話し合いを行いました。司会や書記が会を運営する姿、クラスメイトが意見を発表する様子を、担任と保護者のみなさんが見守りました。2組は社会科で「水のゆくえ」の学習。生活に欠かせない水はどこから来てどこへ行くのか・・・来週は学年全体で浄水場の見学です。
●3年/1組は、社会科見学で訪れたスーパーマーケットに関する学習。「買い物をするときに気をつけていること」を保護者にインタビューし、ワークシートにまとめました。2組は国語で、漢字を偏(へん)と旁(つくり)に分けたパズルに挑戦。自分や家族の名前を大きく書いた紙はハサミでちょきん。友達のパズルを組み立て、「できた!」の声が飛び交いました。
●6年/総合・さいきょう祭準備
さいきょう祭の演目について、劇の配役に見合う衣装を保護者の方と相談する「ミーティング」の時間に。納得のいく舞台にしようと、みなさん真剣に考えていました。どうぞご協力をよろしくお願いします。
●5年/算数(コース別)
数学科の先生による授業でした。先生の呼びかけでお子さんのところまで行き、どのような問題か、どのように説いているかを保護者のみなさんにご覧いただきました。担任の先生たちも各コースの様子を見て回っていて、「教室内に先生が3人」というタイミングが訪れたところも。
※(4枚目の画像)机間の先生は、中央が教科担当、左右は5年生担任です
9月3日(火)から4日間の日程で、学年を区切って授業参観を行っています。
●9年/英語(コース別)
才教学園での授業参観はこれが最後となった9年生。
参観後は高校受験に向けた進路ガイダンスもあり、多くの保護者の方にご参加いただきました。
●8年/総合・さいきょう祭演目練習
時節柄10月末のさいきょう祭の準備も進んでいます。
8年生「総合」では、台本を手にしながら練習に励む生徒の様子を見ていただきました。
●7年/数学(コース別)
数学科教員が3つの教室でそれぞれ授業を行いました。
解説や解き方のポイントをのコツなどを保護者用プリントにさらりと書きとめたり、生徒と問題を解いて「なるほど」といった表情を浮かべたり、ある種"保護者参加型"ともいえる時間でもありました。
8月30日(金)は防災訓練でした。地震の効果音(校内放送)が聞こえると、生徒はとっさに机の下に身を隠し、揺れと落下物から身を守る姿勢を取りました。揺れがひと段落したとして教頭先生から避難指示が出されると、各階から生徒が移動。教頭の「余震の恐れもある。慌てず落ち着いて行動を」という指示を、他の先生も繰り返し生徒に伝えていました。
先生たちはトイレや特別教室の中もしっかり確認。この日の出欠席状況と点呼の結果が教頭、校長へ報告され、全校の避難が完了しました。
【訓練を振りかえって】
◆校長先生より◆
年始に能登半島地震があり、最近は南海トラフ地震臨時情報が発表されたばかりです。日本には111の活火山があり、これは世界全体の1割だそう。日本列島周辺のプレートの境界では地震活動が活発で、いつどこで大地震が起きても不思議ではない・・・そういう場所に暮らしている意識を持ちましょう。
訓練のたびに伝えていますが、命を守るためには、一人ひとりがもしもに備えること、こうした訓練に真剣に取り組むことが大切です。地震や台風など災害が起きたときのことを家族の方とも話しましょう。もしもの時は平静ではいられません。繰り返しの訓練で少しずつ心の準備もしておくことで命をつなぐことができる、そのことを覚えておいてください。
◆教頭先生より◆
シナリオを詳しく知らせない訓練でしたが、放送をしっかり聞き指示に沿うこと、スムーズな校内移動ができていました。
地震が発生したあとは余震が襲ってくる可能性が高いです。一刻を争う中ではありますが、今日のように、急ぐことよりも周囲を見ながら移動することも大切です。担任や学年の先生方と一緒に、地震のときと火災のときに注意すべきことも確認しておいてください。
集合場所まで慌てず移動
速やかな点呼から教頭先生への報告
清澤龍翔君(9年)が水泳県大会で好成績を収めたことは、以前のニュース&トピックスでお伝えしたところですが、その上位大会である北信越大会(8月8日、新潟県長岡市・ダイエープロビスフェニックスプール)でも、200m個人メドレーにて2位に入りました。
表彰式の清澤くん(写真左・画像は一部加工しています)
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県大会にて200m平泳ぎと200m個人メドレーの両方で1位となった清澤くん。北信越大会でも同種目へ出場でしたが、どちらかと言えば、得意としているのは200m個人メドレー。
そんな中、大会プログラムは、200m平泳ぎと200m個人メドレーの間が1種目のみ(競技の間が約20分)という厳しい条件...。平泳ぎは全体の13位で終えて、息も整わない中、本命である個人メドレーの待機場所に向かいました。
レースの時間はすぐに訪れ、「Take your mark」から号砲の後、バタフライは3位で折り返しました。4泳法の中では苦手とする背泳ぎで5位まで後退するも、自信のある平泳ぎで再び3位に浮上。最後、自由形の勝負で早々に2位に躍り出ると、後半は更に伸びのあるストローク。このままいけば...!と猛追を見せるも、わずか0.76秒というタッチの差で1位を逃しました。
前のレースからのインターバルがとても短く大変なスケジュールでしたが、終わってみれば県大会から1.17秒も縮めるベストタイムの2分11秒98をマーク。県大会で目標にしていた全国大会出場を、ほんの僅かなところで逃してしまった清澤くんには、今もその悔しさがあるようですが、中学校の区切りとなる北信越大会という大舞台でベストタイムを出せたこと、後半に追い上げたレース内容に満足の様子でした。
写真は左から:清澤くんと巣山教頭(8/8・長岡市)、2学期初日の賞状伝達式
幼少より水泳に取り組み、中学でも3年連続して出場した北信越大会の最後を表彰台で飾れたことは、まさに有終の美と言えます。清澤君、本当にお疲れ様でした!
【大会情報・結果】
第45回北信越中学校総合競技大会水泳競技
令和6年8月8日
ダイエープロビスフェニックスプール(新潟県長岡市)
200m個人メドレー 第2位 2分11秒98
31日間の夏休みを終え、2学期が始まりました。
生徒たちは、普段より大きな荷物を抱えて元気に登校。教室に入ると早速、宿題をきれいに並べて提出したり、先生や友達と笑顔で夏休みの思い出を話したりしていました。
【始業式・校長講話】
おかえりなさい。こうして元気に学び舎に戻ってきてくれて嬉しいです。みなさんには、この夏の経験や学びをフル活用して、有意義な2学期にしてほしいです。
さて、パリ五輪で日本人選手団は20個の金メダルを獲得、本当にすごい活躍でした。今大会の参加選手に、個人で銅メダル、団体で銀メダルを手にした卓球女子代表の早田ひなさんという方がいます。帰国会見で「今やりたいこと」を問われ、答えのひとつとして「知覧特攻平和会館に行きたい」と言っていました。「生きていること、卓球ができることを当たり前じゃないと感じたいから」だそうです。
それを聞いて私は、「彼女は、競技に取り組めている現状を当然と思わず、そのことに感謝して次の高みを目指す決意があるのだな」と考えました。この謙虚さが、立派な成績を収めた早田選手の強さの要因なのかもしれません。
ここで出てきた『特攻』とは、太平洋戦争末期に日本軍が戦闘機などで連合軍の艦船に文字通り体当たりする攻撃で、知覧にもその基地がありました。人員、物資、燃料といったものがなくなっていく中、多くの人命が失われました。知覧特攻平和会館には、隊員が家族や愛する人たちにあてた手紙や遺品などが展示されています。私が、いつかみなさん自身に足を運んでほしいと思う場所のひとつです。あの場所で過去に触れると、平和は当たり前ではなく、多くの人の犠牲の上にあることを痛感します。平和を守り、次の世代につなげていかなくては、という気持ちが強くなります。
みなさんが本校で学べることは当たり前のことではないよ、と私は繰り返し伝えていますね。みなさんには、現状に感謝し、世界をつないでいくために勉学を深めてほしいです。
長い2学期の途中にはさいきょう祭が控えています。今日のスタートにあたり、『何事にも前向きに、全力で取り組むこと』、『高い目標、理想を掲げ挑戦を続けること』を胸に、ともに過ごしていきましょう。
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始業式に続き表彰・賞状伝達式が行われました。夏期休業中に生徒が参加・出場した各種大会の結果報告があり、対象の個人と部活動に校長から賞状が手渡されました。1学期終業式が急遽配信形式となってしまったため、そこで伝達予定だった分も併せての表彰式でした。
また、通学時の安全に気をつけることを目的に、バス会も開かれました。スクールバスおよび電車や駅など公共の場所を利用する際は、自分たちと周囲のみなさんのためにもルールやマナー遵守を徹底していきます。
表彰式/校長から労いの声をかけられ賞状を受け取る生徒
バス会/先生は「生徒同士、正しく注意することも大切」とも