3月18日(火)、令和6年度の中学校卒業証書授与式および小学校課程修了式をまつもと市民芸術館で執り行いました。
ひとつの節目を迎えた6年生と9年生。会場に到着すると胸に花をつけてもらい、友達同士、また先生たちと言葉を交わし合って笑顔を見せていました。
小学校課程修了式
小学校課程修了式で生徒代表挨拶を務めた佐藤くるみさん(6年生)は、さいきょう祭について振り返り、「6年生で臨んだミュージカル"魔女の宅急便"では、役割を自覚し、責任感を持って練習に取り組んだおかげで、強い団結力が生まれた」と朗々と話し、1年生のときの演目『みらいへのおくりもの』にも言及。ロボットが主役となった時代をテーマにした劇の内容に準え、「ロボットやAIが活躍するようになる"これから"を生きる私たちは、学んだことを活かしながら自ら考え行動していきたい」と決意を語りました。
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令和6年度の終わりまで3週間ほどいうところまできた2月末、7年生と8年生を対象にした生徒指導講話がありました。今回も、松本警察署よりスクールサポーターの吉田さんにご来校いただき、気持ちが揺れやすく多感な時期を迎えた生徒たちに必要な、大切なことをお話いただきました。
【講話より】
○"若気の至り"では済まされない
学校や友達のものを壊したり、勝手に持っていくことは罪になる。「そんなことは当然知っている」と思っていても、実際にやらないでいられる強い心を持っていますか? 法律は社会のルールであり、守らなくてはいけません。勝手な解釈をして「マイルール」にしていませんか? たとえよく考えずにしてしまった行動だとしても、中学生の行為だとしても、相当の刑に処せられ、社会的制裁もうけることになってしまいます。
○知識を得て、大切な人生を失わないで
みなさんの中に犯罪者になりたいと思う人はいないでしょう。周りの人もそのようなことは望んでいないし、警察も同じです。もし犯罪者になってしまったら、失うものは想像以上大きい。SNSで闇バイトなどの勧誘が多くなっていますが、「簡単にお金が手に入るうまい話」はありません。そうした誘いに乗らない、だまされない知識を持って、自分自身を裏切ることのないようにしてください。
今年度の授業参観もこれが最終となりました。
2月4日は2年生の、5日は1年生の参観日。保護者のみなさまには、お忙しいなか足を運んでいただき、ありがとうございました。子ども達は、緊張しつつも、いつも以上に張り切っていたように思います。およそ1年で目を見張る成長した姿を、その目でしっかりご覧いただくことができたのではないでしょうか。
2年生は、自分が生まれたときのことや名前の由来、印象深いエピソードなど、お家の人にインタビューしたことを紹介。「ここまで育ててくれてありがとう。将来の夢に向かってがんばります」と感謝の思いが詰まった手紙も渡しました。お家の方からも、「生まれてきてくれてありがとう」と、たくさんのあたたかい言葉をいただきました。
「学習発表会」と銘打った1年生の参観では、ことわざや漢字、偉人などを調べ、グループ発表を行いました。クイズに正解したときに両手で大きなマルをつくり、百人一首で親子対決もしました。1年生が勝った場合は、ごほうびにおんぶや肩車。笑顔があふれた1時間でした。英語での自己紹介で、"I want ○○○ for my birthday."と言っていた1年生。みなさんの願いが叶うといいですね。
★2年生/「これまでの自分・これからの自分」発表会
★1年生/がくしゅうはっぴょうかい
2月3・4日の授業参観にも、多くの保護者のみなさまにご来校いただきありがとうございました。
さて、いまさらですが、「プレゼンテーション」とは、『①提示。説明。表現。②自分の考えを他者が理解しやすいように、目に見える形で示すこと(出典:三省堂 大辞林)』と定義されています。
3学期の授業参観は、生徒たちが「総合の時間」や長期休みなどを使って調べ、まとめあげたことを、聴く人にわかりやすく伝える場。3年生も4年生も、自分たちが暮らす地域で発見した魅力をより多くの人に知ってほしい、自分なりの工夫やアイデアでもっと良くしたいという願いをもって準備を進めてきました。
生徒による司会進行、教科横断的な学びやデジタル機器の操作、自分が選択した情報の共有といったポイントがクリアできたかは、プレゼンをご覧いただいた保護者のみなさんがお感じになったとおり、です。
★4年生/プレゼンテーション~なぜ?なぜ?長野県のひみつ~
★3年生/総合発表会「松本市のよいところ」
1月30・31日は、6年生と5年生のプレゼンテーションコンテスト予選でした。
6年生は防災をテーマに、「避難所生活をできるだけ快適にするには」「非常時に持ち出すもの・必要なもの」など、6年生の視点でとらえた防災対策などの個人発表が行われました。過去の発災に関するデータを交えたり、自宅で模擬避難生活をした様子を紹介したりと、保護者のみなさんをうならせる発表が相次ぎました。
5年生のテーマは「未来の車」で、生徒一人ひとりが環境やエネルギー事情の問題・課題を挙げ、それを解決するクルマ開発のプレゼンターとなりました。水だけで走るクルマ、ルーフに植栽できるクルマ・・・と、自由なアイデアに保護者のみなさんも感心していました。
本選出場者の審査・投票にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
★プレゼンテーションコンテスト予選(6年)
(上)保護者投票はお手持ちのスマホから。QRコード読み取りなど手順をは生徒がナビゲート。
★プレゼンテーションコンテスト予選(5年)
1月25日(土)3時間目、令和7年第1回生徒総会が行われました。
生徒会長の新保さんは、「この総会は、各委員会の目標や活動が学校にふさわしいかを審議する場。一人ひとりが生徒会の一員であると意識して、真剣に審議に取り組んでほしい」と話し、「才教学園をみんなが輝けるよい学校にできるように尽力していく」と決意を述べました。
その後、本部を含む10の委員会から1年間の活動方針が示され、質疑応答を経て承認作業を行いました。代表委員会による進行もスムーズで、すべての議案が無事に承認されました。
〈学校長より〉 これからの1年間、8年生は「DEI(Diversity, Equity & Inclusion)」 、つまり、″多様性、公平性、多くの人のため″ということを基本に活動してください。
5年生以上のみなさんは、今後所属する委員会での課題を自分事として捉える自主性と、組織や物事をみんなで動かすために欠かせない協調性、このふたつを大切にして8年生についていきましょう。来年度の生徒会活動がすばらしいものになるよう、祈っています。
★総会当日のようす
2時間目のリハーサルでは、他の学年の生徒が集まる直前まで念入りに打ち合わせをする8年生の姿が見られ、総会は粛とした雰囲気の中で行われました。
↑ 令和7年生徒会三役:(左から)副会長 永江くん、会長 新保さん、書記 辛くん
↓ 1月14日には新体制になり初の委員会がありました。
令和6年度プレゼンテーションコンテストの予選が始まりました。
練習を経て、いよいよ発表のとき。生徒たちは緊張の面持ちです。
初日の1月23日(木)は8年生、きょう24日は7年生の予選でした。
自分の出番までは、いつもの元気な雰囲気はやや抑え気味なのかな、と感じましたが、プレゼンが終わり着席すると、安堵の表情が見えました。ほかの人の発表から学ぶことも多くあったと思います。だれが本選に進むのか、結果が楽しみです。
予選は日を分けて学年別(5~8年)に行われ、保護者のみなさんに審査していただきます。
生徒の発表を楽しみながら、厳正な審査にご協力いただければ嬉しいです。
8年生の予選(1月23日)
リハーサル中の7年生(1月24日午前)
1月21日(火)、地元の寿台太鼓連のみなさんをお招きし、9年生が和太鼓の演奏体験を行いました。大切な太鼓をお借りし、10人ほどのグループで順番に指導していただきました。
構えの姿勢、バチの持ち方や太鼓の打ち方から始まり、まずは自由に打ってみました。その後、チームのみなさんの手ほどきを受け、「秩父屋台囃子」を演奏しました。
指導してくださった吉村さんは、「音階を持たない太鼓は、同じ芸術分野で例えるなら、絵画の墨絵のようなもの。″モノクロ″の世界だからこそ、奥深さや工夫のしがいがある。人生の中で、魅力的な和楽器にぜひ親しんでほしい」と話し、「太鼓の響きは人を奮い立たせる。受験に向けてがんばって」と応援の言葉もかけてくださいました。
生徒からは、「空気の振動を直接浴びて、体がびりびりした」「あっという間の1時間だったので、機会があればもっと演奏してみたい」といった声が聞かれました。
寿台太鼓連のみなさま、ありがとうございました。