「軽い気持ちでしてしまった、ではすまされません。罪を犯すと多くの人に迷惑をかけ、取り返しがつかなくなります。」
スクールサポーターである松本警察署の吉田さんが話すことを、生徒たちは真剣に聴いていました。
ニュース等で、薬物やネットへの書き込みなど、軽い気持ちで犯罪に手を染めて逮捕・検挙されるケースを観ることがあります。ときには、それが10代の若者であることも...。
「万引き」という犯罪は軽くみられがちかもしれませんが、どんなものであれ、金額がいくらであれ、「万引き」イコール「窃盗罪」、つまり軽いものではないということを改めて認識するに至りました。万引きだけではなく、殴る・蹴るといった暴力行為は、相手にケガがなかったとしても暴行罪に問われることがあります。
自分たちの行動でどこにどのような影響がおよぶのか...
人を傷つけてはいないか...
悪いことをして周囲に迷惑をかけていないか...
こうしたことを考えて行動することの大事さ、自分たちの今後の人生を台無しにしないように生活していくことの大切さを学ぶ機会となりました。
非行防止教室と銘打った生徒指導講話は7月4日(水)、7~9年生に向けて行われました。
1学期中、複数回にわたり本校で大事なお話をしてくださった吉田さん、本当にありがとうございました。
6月24日(金)、全学年を対象にした交通安全教室を行いました。各学年における目的は次のとおりです。
・1~3年:交差点や信号機に注意して、安全に歩行する
・4年 :自転車の正しい乗り方を学び、自転車運転免許を取得する
・5~9年:事故の実例などを視聴し、安全な自転車運転について学ぶ
この日は、松本市交通安全センターおよび交通安全教育支援センターのみなさんが来校され、学校全体向けてご指導いただきました。
通学のときだけでなく、歩行者として、また自転車の運転者としての基本ルールを日々徹底し、交通安全に努めたいと思います。
1~3年「安全な歩行について」
自転車の運転について話を聞く4年生
6月8日(水)、「メディアリテラシー講話」を行いました。5~9年生が、インターネットを介したトラブルに巻き込まれないためにどうしたらよいかを松本警察署の方からお聞きしました。
講師の吉田さんは、過去に起きた事件の紹介を交え、端末を正しく使うことの重要性を説いてくださいました。「ネットにつながる端末を所持すること。それがすでに犯罪に関わり始めているという認識を持って。子どもだからといって、犯罪行為が許されることはありません。」
また、寝食が後回しになるほどの「ネット依存症」についてもお話があり、画面を長時間見続けることでブルーライトが体にどのような悪影響を及ぼすかなど多くの具体例が示されました。心身の健康と成長のためにも、使用時間は長くなり過ぎないように、とのことでした。
ネットで調べて解決、と思いきや偽サイトから個人情報奪われることも。情報が正しいかどうかどうかを見極めることは難しいですが、周りの人(大人)にも相談して、トラブルから身を守れる人になりたいですね。
便利な端末も、間違った使い方ひとつで大きな脅威になる―。
教育現場でも社会でも、日々の生活になくてはならなくなったデジタルデバイスですが、その一方に潜む怖さがよくわかりました。
※講話は5・6年生、7~9年生で2回に分けて行いました。写真はいずれも5・6年生の回から。
才教学園 特別教育講演会
毎回ご好評をいただいている講演会です。
講演テーマ:「21世紀を生き抜く力を育むSTEAM教育 小中高大の学びにもたらす可能性」
講師:横山 明日希 先生(株式会社 math channel代表・数学のお兄さん)
日時:6月25日 (土) 10:00~11:40 (講演時間は10:10~11:40)
※9:50までに受付をお済ませください。
本校が昨年度から導入しているSTEAM教育の魅力や可能性について、専門家の見地からお話しいただきます。
(保護者の皆様対象の講演会になりますのでお子様の同伴はご遠慮願います。)
*託児サービスの受付は終了しました。
講演会の詳細はこちらから
参加を希望される方はこちらから
なお、さいきょう子育て支援プログラム「年長さんのわくわくプレスクール(同時開催)」への参加申し込みは、引き続き受付中です。
プレスクール参加をご希望の方は、こちらをご覧ください。
<新型コロナウイルスの予防について>
本校では、安心して説明会にご参加いただくため、参加者の皆様に以下の新型コロナ感染対策をお願いしております。
・事前予約制となります
・受付時に、サーモマネージャーによる検温、健康チェックカードのご提出のお願い。
・アルコールによる手指消毒
・座席の間隔を広くする
・会場内の空気清浄機の設置、換気の徹底 その他
地域の感染拡大状況次第では、説明会を延期・中止することがございます。
学校では「もしも」のときに備え、避難訓練をはじめとする訓練を数回行っています。
5月14日(土)は全学年が登校し、不審者対応訓練と生徒の引き渡し訓練を実施しました。危険なことや大きな自然災害が起こらないことを望みますが、有事の際に生徒、教職員、保護者がどのように行動すべきかをしっかり確認する機会になりました。
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■不審者対応訓練
(想定)授業中または休み時間中に不審者が現れ、校内(教室)に侵入してきた。
(対応)教室内で生徒は廊下から姿が見えづらい位置に身を寄せ、教職員はドアの施錠など不審者が入りにくい環境を作る。
実際に7年生の教室に不審者役の先生が入ったときには、生徒の大きな叫び声、避難と安全を呼びかける先生たちの声が飛び交い、確保までの数分間は普段と違う緊張感がありました。
■生徒の引き渡し訓練
(想定)生徒登校後、長野県中部を震源とする大地震発生。生徒は全員無事だが、バスの運行が難しく、公共交通機関も不通となり、生徒だけでは下校できないため、学校は保護者に生徒の引き取りをお願いするメールを送信。
生徒は校内放送や担任の避難指示に従い、速やかに待機場所へ移動しました。教職員は状況の判断・把握に努め、保護者受付に必要なものの準備や設置、待機する生徒たちの見守りなど、様々なことに気を配りながら訓練に取り組み、最後の1人が下校するまで見届けました。
保護者のみなさんには、構内を走行する際の車両の流れ、確認カードの提示など円滑な引き取りにご協力いただき、ありがとうございました。
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◆◆教頭講評◆◆
不審者の侵入と地震発生の想定が含まれた訓練でした。侵入者が認められた後、その姿を直接見たり、先生たちが確保に向けて行動する様子を見聞きしたりしたみなさんは、どのような気持ちになりましたか。恐怖や不安を感じ、ドキドキしたのではないでしょうか。
たとえ訓練であっても、本気で真剣にやらないと意味がありません。また、数百人がいる学校でみんなが好き勝手な行動をとっていては、非常事態に立ち向かうことはできません。
12日に行われた声かけ対応訓練(1年)でも、警察署・スクールサポーターの方から「自分の命は自分で守る」というお話があったばかりです。まずは自分の命を守るということを、しっかり心に留め、必要な行動をとれるようにしましょう。
先生扮する不審者が侵入したクラスは即避難。他のフロア、クラスは安全確認の一報を待つ(不審者対応訓練)
生徒を守るため、先生たちも真剣です(不審者対応訓練)
地震の揺れに備え、机の下に入り脚をもつ1年生。生徒のお迎え時、教職員が引き渡しカードを確認(引き渡し訓練)
4月の最終週は、日ごとに学年を分けて授業参観を行いました。
27日(水)は1・2年生。お父さん、お母さん方が教室に入ってくる前から、わくわく、そわそわしている様子がわかります。授業中は教室の後ろを意識しながらも先生の話をよく聞き、積極的に発言したり、お家の方と一緒にひらがなカードを使って言葉を作ったりしました。
才教学園に入学後、初めて授業の様子を見た1年生の保護者からは、「学校生活はまだ1カ月ですが、後ろから見た姿はずいぶん大きくなったように思えます」「先生が黒板に書く文字がとてもきれいで読みやすかったです。黒板がいっぱいになるほどの子ども達の発言にびっくりしました」といった声が聞かれました。
学年・クラスによっては、個人所有のiPadや教室のモニターを活用した授業もありました。この2年で大きく変わった授業の様子はいかがだったでしょうか?
感染防止対策の観点から、入学式・卒業式、授業参観といった保護者の皆さんに来ていただく行事は、その多くが縮小、または延期・中止といった措置を取ってきました。予断を許さない状況ではありますが、検温や手指の消毒などご協力いただき、このように授業参観の実施に至りました。保護者のみなさんが日々の健康管理に努めて下さっていることに感謝するとともに、授業に臨む生徒の姿を直接ご覧いただけることを、とても嬉しく思います。
基本的な感染対策は引き続き徹底し、子ども達の学びを止めることのないよう取り組んでまいります。
1年生 国語
4年生 国語
5年生と6年生 社会科
4月13日(水)、火災を想定した避難訓練を行いました。火元となった教室近くに居合わせた先生が非常ボタンを押して校内に火災が発生したことを知らせると、放送の指示に従い数人が消火器を持ち寄って模擬の初期消火にあたりました。
生徒は「おさない、はしらない、しゃべらない、もどらない」をしっかり守りながら、避難経路に従って上履きのままグラウンドへ避難しました。火災で一番怖いのは、視界をさえぎり炎よりも早くまわる煙です。口元にハンカチをあて、できるだけ姿勢を低くした状態で、すばやい移動ができていました。
全校の避難が完了した後は、生徒と教員が水消火器を使用した消火演習も行いました。「もしかしたら自分が使うことになるかもしれない」という意識で、生徒ひとり一人が状況を正しく判断し、迅速に行動できるよう、学校として指導していきたいと思います。教職員にとっても、緊張感ある訓練となりました。
靴底を拭くための雑巾を準備してくれた環境委員、昇降口付近や階段の砂をきれいに掃除してくれた生徒のみなさん、ありがとうございました。
教室を出てグラウンドに向かう1年生
水消火器での消火演習
清掃、片付けをありがとうございました
4月9日(土)、生徒会主催のオリエンテーションがあり、第Ⅱ期に進級した5年生に向けて、委員会と部活動の紹介が行われました。新型コロナウイルスの感染対策として、オリエンテーションはGoogleMeetを活用して実施され、直接発表を行う9年生や一部の部員を除いた5年生以上の生徒は、各教室で動画を視聴するかたちで参加しました。
どの発表も、5年生への働きかけとしてわかりやすさと創意工夫にあふれていました。
5年生を代表して、内山雄介くんは「委員会では学校や人の役に立てるように、また、部活では自分に合うものを見つけ全力で取り組みたい。初めてのことに戸惑う場面があると思うけれど、頼りになる先輩方についていきたい」と挨拶。
6年生から9年生にとっては、各委員会の目標や取り組み方について再認識する場でもありました。Ⅱ・Ⅲ期生には、自分が生徒会組織の一員であることを自覚するとともに、興味のある部活動においてもたくさんの経験をして活躍することを期待しています。
委員会紹介(上:報道委員会、下:衛生委員会)
部活動紹介(上:美術部、下:競技かるた部)
5年生代表者挨拶(上)、教室参加のⅡ期生(下)
4月8日(金)、始業式と日を同じくして進級式が行われ、5年生は「Ⅱ期生」、9年生は「Ⅲ期生」としてのスタートをきりました。
時間を分けて行われたそれぞれの式で、小松校長は笑顔で進級を祝い、生徒への大きな期待を寄せる式辞を述べました。
9年生は、『最上級生の証』となる青いネクタイを校長から授与されました。生徒を代表し、滝澤勇輝くんは「進級式という場をご用意いただきありがとうございます。才教学園のⅢ期生として、青いネクタイをすることに誇りを持ち、後輩たちの見本となるよう心がけて行動します」と宣言。
真新しい制服を着た5年生からは、百瀬ひよりさんと奥原暉子さんの2名が挨拶。「憧れだった先輩方に近づけた嬉しさと、Ⅰ期生の頃より責任ある行動をとらなければと強く感じている。いろいろなことに挑戦し、新たな可能性を見つけたい(百瀬さん)」、「この4年間で、私たちは協力し合い、最後まで諦めずやり通せるように成長してきた。Ⅱ期生となった今からは自立を意識し、先生に頼り過ぎずに自分たちでできることをやっていきたい(奥原さん)」と、Ⅱ期生として目指す姿や理想や自身の決意を朗々と発表しました。
Ⅱ期生の進級式は、従来保護者の皆さんにご参加いただいていた経緯から動画撮影も行い、YouTubeでの配信(期間限定)としました。
凛とした顔つきで式に臨む9年生
青いネクタイをつけて記念撮影(9年生)
Ⅱ期生(5年生)の進級式。配信の最後は保護者の皆さんに笑顔で手を振りました。