4月8日(火)、今年度1回目のバス会を行いました。
スクールバスの利用マナーを含めた登下校全般のルールを全校で確認し、安全への意識を新たにしました。
生徒は利用コース別に10グループに分かれ、登下校のルールについて書かれたプリントを読み合わせ。
班長からは、
「生徒同士が慣れてくると、車内での話し声が大きくなりがち。運転手さんの運転を妨げない車内環境を一緒に作りたい」
「毎回、運転手さんに感謝の気持ちを伝えよう」といった声がけがありました。
《バス・登下校担当の先生より》
◆登下校のルールがあるのは、みんなの「命」を守るため!
◆「マナー」や「モラル」を守るのは、人として当たり前!
バス会は、一人ひとりの命を守るために実施しています。
乗降車のたびに気持ちのよい挨拶を交わすことはもちろん、車内、車外の安全に生徒自身がしっかり意識を向けることが大切です。
4月3日のスクールバス試走では大きな問題はありませんでしたが、配布された『登下校指導について』をご家庭でもしっかりお読みください。
生徒、保護者、教職員全員で登下校時の安全確保に取り組んでいきましょう。
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4月後半には授業参観があります。自家用車での来校にあたっては、子ども達の命を守るため、事故防止のために、保護者のみなさまには次のようなことに気をつけてくださるようご協力をお願いします。
・時間に余裕をもった行動
・構内は徐行運転、ウインカーで曲がる方向を示す
・周囲の安全確認をした上で駐車、乗降車、移動する など
進級式は、1年生の入学式とは別にⅡ期・Ⅲ期で行われます。
こちらでは、第Ⅱ期、5年生の進級式のようすをお届けします。
【学校長式辞】
いま目の前にいるみなさんは、ずいぶん大人びて見えます。
Ⅱ期の制服に袖を通したからには、決意新たに学校生活を送ってください。
授業時間が長くなり、生徒会や部活動もできるようになりますね。体力面で大変なこともありますが、努力して進んでいきましょう。
それから、晴れてⅡ期生となったになったみなさんには、本校の教育理念を常に念頭において学校生活を送ってほしいです。
学ぶ喜びを知る人に
教室や机上での学び。五感を鍛える学び。感性を豊かにする学び。全ての学びに、前向きに、そして、全力で取り組んでください。可能性やほかの人に負けない力を備えたみなさんが、個々の「才」を見つける旅を、今日から始めましょう。
気高い志を抱く人に
どんな時でも、弱き人、困っている人のために汗と涙を流せる人になってください。そういう志を持ち、育てていくことが、才教学園で学ぶことの理由です。
未来を共創する人に
本格化するSTEAM学習や三大行事の経験などを通じ、未来を生き抜くために必要なスキルを高めてください。そのカギとなるのは積極性。ものごとを人任せにせず、あらゆることを自分事として捉え、みんなの力を合わせ、同じ方向を見て行動してください。
【生徒代表挨拶】5年生代表 小山悠介くん
Ⅱ期生となり、制服も変わって、気持ちも新たに、これから始まるⅡ期の生活への期待に胸を膨らませると同時に、不安や緊張も感じています。
私の決意は、いろいろなことに挑戦して、たくさん努力することです。その理由は、部活動や定期テスト、生徒会など、挑戦と努力することが今まで以上に求められると思うからです。
スティーブ・ジョブズは次のように言いました。「未来を先回りして、点と点をつなぐことはできない。君達ができることは、過去を振り返ってつなげることだけだ。だからこそ、ばらばらの点であっても、将来それが何らかのかたちで役に立つと信じて取り組みなさい」
どんな経験もむだではなく、将来に役立つかわからなくても、取り組むことが大切だ、ということです。
私たち一人ひとりが努力し、切磋琢磨し、Ⅱ期の生活を送っていきます。
始業式終了から数十分後、第Ⅲ期進級式が行われました。
担任から名前が読み上げられた生徒は、すくっと起立。
校長の式辞、最高学年の証である新しいネクタイの贈呈を受けました。
【学校長式辞】
9学年への進級おめでとう。
他学年に比べてやや少ない人数ながら、パワーとパーソナリティ持つみなさんに、期待しかありません。
持ちうる力を思う存分発揮し、最高の学校にしてくれると信じています。
そんなみなさんの心構えとしてほしいのが、政治の場で提唱された『楕円の哲学』です。
例えば、伝統文化を重んじるか、新しい改革かというふたつの観点があったとして、双方の距離感を意識し、意見を尊重しながら、バランスと緊張を保ってものごとをすすめるのが良いとされます。
今年度の才教学園における焦点のひとつは、20年という時間の中で先輩が築いてきたもの。もうひとつは、今年のきみたちにしかできない新たな試みです。
力を合わせ、今までになかった、美しく大きな楕円を描きましょう。
【生徒代表挨拶】9年生代表 辛祐輝くん
入学から9年目。Ⅲ期生となった私達が目指すものは、「文武両道」と「真のエリートとしての人間性」です。勉学にも部活動にも励むことはもちろん、高い学力と品格、責任感を兼ね備えた真のエリート像を後輩に示す存在となります。
Ⅲ期生一同、自らを律し、互いに助け合い、日々精進して才教学園を牽引していくことを誓います。
進級式はこれにて終了。集合写真の撮影に移る前に、先生から渡されたネクタイをていねいに両手で受け取りました。
真新しい青いネクタイに付け替える際は、みんな笑顔を見せながら、「ちょっと不思議な感じがする・・・かも」「すごく似合ってる!」と声を上げて、進級を喜び合いました。
桜のつぼみもほころび、心浮き立つ新学期。
4月7日(月)は令和7年度始業式、着任式などが行われました。
◇始業式
【校長講話】
令和7年度が始まりました。
新入生のみなさんは一日も早く学校生活に慣れるよう努力しましょう。
進級したみなさんは、才教生としての姿を自らの行動で示してください。
「新年」からは時間が経ちましたが、今年の干支、へびの話をしようと思います。
へびは、自分の成長のために脱皮を繰り返す生き物ですね。
へびと同じようにはできませんが、私たち人間にも「脱皮できるもの」があります。
それは、心、行動です。
19世紀に活躍したドイツの哲学者、ニーチェはこう言いました。
『脱皮できないへびは滅びる。
脱皮することを妨げられた人間の精神も同じである』
みなさんは、常に新しい自分になる努力を続けていますか?
みなさんが理想とする姿は、どのようなものですか?
心の脱皮は、決意を新たにすること。
行動の脱皮は、自分の生活を振り返ること。
この1年に何回もそれらを繰り返してください。
学力、人格、未来型スキルを高め、
世のため人のために尽くすことのできる人に近づけるよう、飛躍の年にしましょう。
【着任式】
新しく4名の先生を迎えました。
家庭科、小学校国語、小学校社会、中学校理科をそれぞれ担当いただきます。
先生方、これからよろしくお願いします。
【表彰】
第36回読書感想画コンクール
小学校低学年の部 奨励賞 林もろみさん(受賞時は3年)
【生徒会からのおしらせ】
第20回体育祭スローガンが決定しました。
明星(みょうじょう)~栄冠に輝く星となれ~
《 実行委員長・新保さん 》
勝利を目指し、一丸となって全力で戦ってほしいという意味を込めました。
スローガンのもと、闘志を燃やし、協力し、体育祭を成功させましょう。
◇4月7日のようす
先生たちが春休み中に準備したあたたかい装飾がそこかしこに。
生徒たちは、学級または学年単位で先生からの大切な話に耳を傾けました。
晴れの日を祝うような好天に恵まれ、4月7日(月)に21回目の入学式を挙行しました。
大ホールの長い階段を、担任の先生に続いてゆっくり降りる新入生。
それを、在校生が大きな拍手で迎えました。
まつもと市民芸術館の椅子にすっぽり収まってしまう背丈の1年生ですが、一人ずつ名前を呼ばれると、「はい!」と大きな返事をして起立。
ご来賓の皆様、学校関係者の皆様のあたたかいまなざしが向けられていました。
式中、今年初めてとなる校歌斉唱では、新入生の元気な歌声を在校生が後押し。
はじまりの日にふさわしい響きが生まれました。
校長は式辞で、「心に秘めていることを実行し、楽しく充実した学校生活を送ってください」と笑顔で激励。
続いて、ご来賓と校友会会長からもお祝いの言葉をいただきました。
新入生代表挨拶 岩下美玲さん(1年)
今日、私たちは才教学園に入学します。
新しい制服を着て、才教学園の仲間になれることを、とてもうれしく思います。
去年の体育祭でみた才教生の姿がかっこよかったので、私もかけっこで1位をとりたいです。
初めての学校生活にどきどきしていますが、先生や上級生からいろいろなことを学びたいです。
これからの9年間で、友達と一緒に、勉強や楽しいこと、大変なことを経験しながら、たくさんの思い出をつくりたいです。
歓迎の言葉 永江仁くん(9年)
才教学園小学校・中学校への入学、おめでとうございます。
これからは、今までよりもっと楽しいできごとが、みなさんを待っています。
そこには様々な困難もあると思いますが、どんな時もあきらめず、果敢に立ち向かえるようになるコツを伝えます。
それは、「仲間と協力すること」と「挑戦し続けること」。
大切な仲間と友情を深めて協力すれば、様々なことを乗り越え、大きな達成感を味わえます。
そして、小中一貫の才教学園では上級生と関わる機会も多くあります。
上級生はやさしく応えるので、困ったときは勇気を出して話しかけてください。
その挑戦や経験が糧になるということを胸に、ともに過ごしていきましょう。
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ご臨席賜りましたご来賓の皆様、関係者の皆様、保護者の皆様、ありがとうございました。
今後とも、才教学園をよろしくお願いいたします。
【終業式・校長講話より】
◎5年生のみなさんへ
小学校課程の最高学年となります。小中一貫の中で上級生もいますが、たてわり活動等を通じ、6年生としてふさわしい姿を見せてください。そのために、学年が大きくひとつにまとまること。5・6年生が過ごす4階に「才教のⅡ期」らしさが出るかどうかは、みなさんにかかっています。
◎7年生のみなさんへ
盤石な「才教生の組織力」は、9年生の元で動く8年生によって決まります。みなさんの役割は"扇のかなめ"となって9年生をサポートし、後輩をまとめること。ものごとに関わらない、人任せにしておく・・・では組織のかなめにはなりえません。自分で考えて自分で行動できるかどうかを学年の課題として、次の1年間、才教学園を輝かせてください。
◎8年生のみなさんへ
最高学年となるみなさんの力で、令和7年度を、才教学園史上なかった、一番輝く年度にしましょう。人数は他の学年と比べてちょっと少ないですが、それを補って余りあるみなさんに期待しています。持ち前のリーダーシップを発揮し、他者の意見をよく聞いて決断し、行動に移してください。
【表彰・賞状伝達】
○学内定期テスト 学校長賞特別賞
年間試験成績優秀者のうち、5~9年の各学年における総合1位の生徒へ校長から賞状が手渡されました。
○部活動
吹奏楽部:第50回長野県アンサンブルコンテスト
中学生の部 管打四重奏 県大会・銀賞ほか
合唱部:第34回中信地区重唱大会
小学校 金賞
中学校 金賞
○個人表彰
土砂災害防止作文コンクール
国土交通省事務次官賞
第26回テレビ松本小中学生立体アート作品展
松本市美術館賞
第38回市民タイムス書き初め展
小学生1年の部 市民タイムス賞
令和6年度第2回日本語検定
読売新聞社賞最優秀賞
時事通信社賞最優秀賞
みなさん、おめでとうございます!
ホームルーム(5年生)
思いがけない雪景色に驚いた3月19日(水)。6年生と9年生を除く生徒たちが無事登校してくれて、ほっとしました。そして、この日をもって令和6年度が終わりました。
感謝の気持ちを込めて校内の大掃除を済ませ、生徒と教職員は身も心も整えて終業式へ・・・。講話の冒頭、校長先生は前日の卒業式のことに触れ、在校生の振る舞いをほめて、「みなさんのおかげで、才教学園らしい、凛とした式になりました」とねぎらいの言葉をかけました。そして、例年と同じく、各学年に向けた声がけを行いました。
終業式後のホームルームでは、担任から通知票が手渡され、この1年を振り返るなど和やかな時間が流れました。
保護者のみなさま、関係者のみなさまには、本校の活動にご理解ご協力をいただき本当にありがとうございます。今後とも才教学園をよろしくお願いいたします。
【終業式・校長講話より】
◎1年生のみなさんへ
すっかり成長し、長時間の卒業式も先輩を立派に送り出してくれましたね。来年はみなさんに後輩ができます。「才教生とはこういうものだよ」という姿を、みなさんが2年生に見せてください。4月からは校舎3階で学びます。3年生、4年生と一緒に、明るく元気なフロアにしてください。
◎2年生のみなさんへ
3年生になると、大きく環境が変わります。1クラスあたりの人数が多くなり、今まで以上に人と人とのつながりが大切になります。そこで、人と人とが上手くやっていくうえで大切なことを伝えたいと思います。それは、「人の気持ちを考えること」。自分さえ良ければいい、自分だけ楽しければいい、ではなく、人の気持ちを十分に考え、新たな生活に臨んでください。
◎3年生のみなさんへ
4年生はⅠ期のステップリーダー。先頭に立つみなさんに期待するのは、「まずは自分で考えて行動できるようになる」ことです。誰かがやってくれる、何とかしてくれるのを待っていてはいけません。他者の気持ちを汲み、自分がどう動くべきかを考えて、すてきなリーダーを目指しましょう。
◎4年生のみなさんへ
5~8年にかかるⅡ期のスタートです。授業時間は45分から50分になり、生徒会活動も始まります。学年でぐっとまとまると大きな力を発揮するみなさんが、新しい生活に慣れながら、先輩に倣い、Ⅱ期生としての心構えをもって行動できるよう期待しています。ここを節目に、自分の体と、頭と、心を合わせることも意識してください。
≫(2)へつづく
在校生を代表し送辞を述べたのは、生徒会長の新保さん(8年生)。そして、昨年は送辞で先輩に感謝を伝えていた安藤さんは、今回、卒業生代表として答辞の大役も務めました。
おふたりによる送辞、答辞のそれぞれの内容を、少しご紹介します。
【送辞】
先輩方との学校生活を振り返ってみますと、いつも私たちの先頭に立ち、引っ張ってくださった姿が思い出されます。体育祭では、正々堂々と競い合い、最後まで諦めずに全力で仲間を応援する姿がひときわ輝いて見えました。ハイタッチで喜んでいただいたこと、負けても「よく頑張った」と迎えていただいた嬉しさは、言葉では言い表せません。9年生として最後のさいきょう祭では過去の全校合唱をメドレーし、全員の個性を輝かせたことに加え、心をひとつにして歌うみなさんから勇気をいただきました。
それぞれの夢に向かって歩む中で、迷ったり立ち止まったりしたときは、今年度さいきょう祭の全校合唱で歌った『ケセラセラ』を思い出してください。この曲を選んだみなさんなら、『なるようになるさ、大丈夫』と、困難を乗り越えていくと信じています。
【答辞】
ここで9年前、ぶかぶかの制服に身を包み、不安と期待を胸にした私たちをこの会場で入学を祝っていただいたことを思い出します。頼もしい上級生に憧れたことを、今も鮮明に覚えています。
5年生の時に新型コロナウイルスが流行し、休校やオンライン授業が続いた時期がありました。友達とも会えず、行事や日常生活で制限がかかり、当たり前だと思っていたことのありがたさを再認識しました。
最高学年となった今年、体育祭に向けては、休み時間を削って練習に明け暮れ、勝利に向かって全力で取り組みました。さいきょう祭では、ここまで共に歩み、成長し合った仲間、支えてくれた先生方や家族を想い、感謝の気持ちを込めました。
人の数だけ想いも意見のある中で、すべてを自分の思い通りにはできません。だからこそ相手の気持ちを大切にして歩み寄り、まとまってこれたのだと思います。
才教学園を卒業するにあたり、正直、まだ別れたくない気持ちです。もっと仲間や先生方と、いつもの様に他愛もないことで笑い合っていたいです。私たちがこの先に見る景色は違っていても、ここで培った経験を糧に、気高い志を追求し続け、邁進していきます。
********
卒業生のみなさん、修了生のみなさん、おめでとうございます。
才教学園で学んだみなさんを、いつまでも応援しています。
中学校卒業証書授与式
才教学園でのすべての学びを終え、9年生43名がこのように一堂に会するのもこれが最後。
担任の先生から名前を呼ばれ、一人ひとりに卒業証書が手渡されました。
続く学校長式辞で小松校長は、目の前にいる卒業生一人ひとりに語りかけるように、言葉を紡ぎました。
【学校長式辞(一部抜粋)】
たくさんの思い出をありがとう。小さな体に大きなランドセル、あどけない笑顔で才教学園に来た当初を、先生は忘れません。これからは、いいこともあれば大変なこともある。辛いことの方が多く、どん底に落ちるときもある。でも、覚えておいてほしい。人間の真価が問われるのは、その時だ。どんな時でも恐れず、諦めず、怯まず、顔を上げて、一歩を踏み出す力を持ち続けてほしい。そのひと足ひと足が、必ずきみたちの道をつくります。
昨年度のさいきょう祭で総力を挙げて創った「SING」、そこできみたちが私たちに与えてくれたたメッセージがありました。苦しいときでも、きみたちらしく、明るく朗らかに思い出してください。
どん底に落ちると何がすばらしいか、知ってるか?
残った道はひとつだけ。
上昇するだけさ!
どこまでも高く、どこまでも美しく、どこまでも力強く。
卒業生、上昇せよ!
≫(3)に続く