今年も信学会理事長の小林経明先生にご来校いただき、7~9年生の体育で武道・空手の授業を11月15日(金)に行いました。
空手は日本の伝統的な礼法を重んじ、心・技・体を鍛える武道。それゆえ、授業時の挨拶も引き締まったものになっていたように思います。まず準備運動で体をほぐし、立ち方や構えに始まる基本動作を教わりました。小林先生から手ほどきを受けたのは、基本形三より「平安初段」「平安二段」。演武形式の「形」で動きを覚え、一部学年では対人形式の「組手(約束組手)」にも挑戦しました。
授業の終わりは、すっかり恒例となった正拳突き。7・8年生は10回、9年生は30回連続です。技を出すのと同時に「エイッ!」と声を発するのですが、1回目の突きから「声が小さい!もう一度!」と指導が入ること数回・・・正面を見つめ、真剣な表情で取り組む姿が印象的でした。最後までやり切った生徒の顔は、疲れの色もありながら晴れやかに見えました。
小林先生、ありがとうございました。
【生徒の感想】
・過去2回のときのことを思い出し、スムーズな体運びができた(9年生)
・「平安初段」を、もっときれいに決められるようになりたかった(9年生)
・年1回の指導なので、気合を入れて授業に臨むことができた(8年生)
・今年はあまり上手にできなかったので、来年はもっと頑張りたい(8年生)
休憩時間、和やかに談笑する小林先生と9年生
きょう11月13日から2日間の日程で、5年生以上の2学期期末テストと9年生の総合テスト3回目が行われています。
初日、8年生の1教科目は国語。範囲となっている『平家物語』について教科書やノートを見返すなど、テスト直前まで集中している姿が見られました。
ちょうど2週間前の水曜日はさいきょう祭のゲネプロだったことを考えると、忙しい中でも行事と授業を並行させ、密な時間を過ごしてきたと言えるのではないかと思います。
先日の全校集会・校長講話で「努力」について話がありましたが、日々の積み重ねを得点につなげ、自分の望む結果を出してほしいと思います。
テスト日は机の中を空にするルール。ひきだしを教室外に出す9年生
静かに開始の合図を待つ生徒(8年生)
聞こえてくるのはページをめくる音や筆記音だけ(9年生)
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『祭』の7年生。様々な演出で会場との一体感を創り上げました。緩急ある演出が楽しく、最後の全員の踊りに心打たれました。みなさんから「楽しかった!」という言葉を聞けたことが、私は嬉しいです。練習のときに伝えた『3つのこと』を余すことなく体現した7年生、あっぱれです。
8年生のみなさん、すばらしいミュージカルをありがとう。自分の役割を果たすことを徹底して実践したそのできばえは、非の打ちどころがなく、多くの方が感動したと思います。舞台上を自由に使い、細部までこだわって臨場感を与えるお芝居は、本当にすばらしかったです。来年も、みなさんの本気を見せてください。
9年生は、思いのたけをぶつける舞台。全校合唱のメドレーが5曲だったことに、コロナの影響の大きさを考えさせられました。その中でもみなさんがつなぎ合わせた思い出や感謝の気持ちが、今年のさいきょう祭を大いに盛り上げてくれました。1年生の頃と比べてここまで成長したかと、涙が溢れました。才教生全員がきらりと輝き、最高の瞬間を与えてくれたのは、9年生の力の賜物です。本当にお疲れ様でした。
今回を含めこれまでに創り上げてきたさいきょう祭が褪せることなく輝き、そして、未来のさいきょう祭がさらに良くなるために大切なのは、"今の努力"です。
もうすっかり恒例ですが、今年もこの言葉をみなさんに贈ります。
努力よりほかに我々の未来をよくするものはなく、
努力よりほかに我々の過去を美しくするものはない
― 幸田露伴 ―
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〖表彰:団体〗
●第60回SBCこども音楽コンクール上田大会
才教学園小学校・中学校合唱部
中学校合唱部門 優秀賞
●令和6年度中信地区中学校新人体育大会
卓球競技大会 男子団体戦
2024年11月4日(月)ANCアリーナ(安曇野市)
☆新人戦松本会場(10月13日)で15チーム中6位の成績を収め、中信大会へ進みました。ランク決定戦進出は叶いませんでしたが、来年度の夏季大会につながる大きな経験となりました。
〖表彰:個人〗
●第39回中信地区中学校英語弁論大会
横井杏奈さん(9年) 第4位
タイトル「Take A Chance」
☆横井さんは、地区大会上位入賞者として県大会(10月5日・長野県総合教育センター)に出場しました。
●交流の響き2024in かわさき(ピアノ演奏披露)
伊藤せなさん(5年)
☆第38回長野県ピアノコンクール(2023年9月)において小学3・4年生の部 最優秀賞、また同コンクール大賞受賞者として、全国地方新聞社主催のコンクール上位入賞者による演奏会「交流の響き2024in かわさき(2024年9月21日・ミューザ川崎シンフォニーホール)」に出演しました。
●第27回木のあるくらし作文コンクール
高橋杏さん(3年) 小学生の部 朝日小学生新聞賞
題『木がつなぐいのち』
●令和6年度第1回日本語検定
兼村祐希さん(2年)7級 読売新聞社賞最優秀賞
☆日本語検定ホームページに本人の受賞コメントが掲載されています。
●第40回高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会
池田匠之介くん(1年)硬筆の部 日本武道館賞
みなさん、おめでとうございます!
各種表彰 校長先生から賞状を受け取り笑顔を見せる生徒
11月5日(火)に全校集会を行いました。
校歌「われら地球の子」の歌声も高らかに、さいきょう祭直後の集まりとあって、さいきょう祭のパンフレットを手にした小松校長からは、各学年に向けて講評が伝えられました。
また、校長講話に続いて行われた賞状伝達式では、個人、団体での活動の活躍を称える表彰や報告が行われました。
【校長講話】
第20回さいきょう祭は、一人ひとりが存分に力を発揮したおかげで大成功を収めることができました。舞台上で輝いていたみなさんを、とても誇りに思います。
1年生は難しいラップにも挑戦し、言葉の大切さを伝えてくれました。懸命にメッセージを伝える姿はとても立派でした。美しくやさしい言葉を使い、これからも1年生らしく過ごしてください。
2年生の劇からはたくさんの元気をもらいました。才教学園は、みなさんの可能性を「才」と呼んでいます。今回の劇が、自分がもらった「おくりもの」「才」を見つける手がかりになれば嬉しいです。
かわいいダンスと素敵なハーモニーを届けてくれた3年生に笑顔が止まりませんでした。他者との違いを認めつつ、ともに手をつなぎ生きていく。今年のステージは、人として大切な基礎をつくる機会になったと思います。
4年生は、「さいきょう祭でなければできない演目」で魅了してくれました。怖いというよりはかわいい海賊。その海賊としての演技と「パイレーツ・オブ・カリビアン」の壮大な演奏は圧巻でした。
5年生の演目内容が合奏「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と合唱「未来を旅するハーモニー」だと聞き、難しい曲をどう披露するだろうと思いました。本番であれだけの演奏ができたのは偶然ではありません。積み上げてきた力の集結は見事でした。
6年生の『魔女の宅急便』、アニメーション映画の世界を、よく舞台で再現したなというのが、偽らざる感想です。主人公キキほか、脇を固めている人たちの演技力に、6年の「高いチーム力」を見ました。また、合唱『友』では会場全体が「歌を聞こう」という雰囲気になりました。中学校課程での演目も楽しみです。
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校長講話
20回目のさいきょう祭を10月31日(木)、キッセイ文化ホールで開催しました。
初めての平日開催ながら、これまで通り大勢のみなさまにご来場いただき、本当にありがとうございました。全校合唱から続く閉会式で客席から万雷の拍手を送られた才教生の表情は、一様に誇らしそうに見えました。
無事に本番の幕を開け、また降ろすことができましたのも、日頃より本校に関係する皆様のご理解ご協力いただいているおかげです。さいきょう祭実行委員ならびに学校長はじめ教職員一同、心より御礼申し上げます。
そしてキッセイ文化ホールスタッフの皆様、音響/ジューク様、照明/長野三光様、写真撮影/山田様、動画撮影/信州映像舎様にも、多大なる感謝を申し上げます。
校友会保護者会の皆様におかれましても、開場内外での誘導などにご協力をいただき、本当にありがとうございました。
ここまでの道のりに苦労はあったと思いますが、楽しく素敵な思い出もたくさんできたはずです。ぜひご家庭でゆっくり、今回のさいきょう祭を振り返っていただけたらと思います。
10月24日(木)、本校8年生3名が松商学園高校に出向き、ポスターセッションの発表者として参加してきました。同校は今年度(令和6年度)から、文部科学省の指定するSSH(スーパーサイエンスハイスクール)になっています。指定初年度、半年の区切りに、生徒やグループのここまでの取り組みを紹介する中間発表会が企画され、そこに才教学園中学校が、地域の中学校の1つとしてゲストとして招待いただいたことによるものです。
さいきょう祭前の忙しい時期ではありましたが、9月の生徒会選挙で新三役に選ばれた新保芙佑香さん、永江仁くん、辛祐輝くんに「才教学園でのSTEAM教育の取り組み」を発表してもらうこととしました。
ポスターセッションは、10分(発表約5分、質疑応答約5分)を2回行いました。いずれの回も、松商学園の生徒のみなさんだけでなく、来賓の方、松商学園の先生方など多くのみなさんが、才教生の発表に足を止めて聞いてくださいました。温かい励ましの言葉や貴重なご意見をいただき、とても有意義な時間でした。
松本市教育委員会 伊佐治教育長(写真右)の質問に答える3人
新保さんは、「いただいた質問に即座に応えることはとても難しかったが、温かく耳を傾けていただき、安心して答えることができた。高校生の発表を通じて、調査や検証に向けた行動力に圧倒された」と語っていました。
《引率した巣山教頭より》
松商学園高校は長い歴史を持つ伝統校。発表会場は、創立時に建造された格式ある旧講堂で、荘厳な雰囲気にたいへん気持ちが引き締まりました。
後半は聞く側として参加し、本校から同校に進学した先輩の発表や、同じ中学生ゲストで来ていた清水中学校のみなさんの発表に刺激を受けました。
新三役のみなさんは今後、学校の内外で多くの人の前に立つ機会が増えます。今回はこれからに向けての良い経験になったことでしょう。このたびの大役、おつかれさまでした。
(左から)松商学園SSH中間発表会に参加した新保さん、永江くん、辛くん
10月11日(金)はさいきょう祭の校内リハーサル日でした。綿密なスケジュールに沿って演目を通し、タイム計測を行いました。ここまでの成果を観た校長や教頭からのレビューを受け、今週からはどの演目も一層練習に励むことになります。
保護者の皆様におかれましては、寒暖差の大きい時期、生徒の体調管理などにご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
第20回さいきょう祭は10月31日に開催。生徒たちは会場リハーサルとゲネプロ、本番まで駆け抜けていきます。自信を持って各演目を披露できるよう、学校一丸となって取り組んでまいります。
みなさまのご来場をお待ちしております。
☆校内リハ(学年演目)
☆さいきょう祭カウントダウンボード(10/15現在)
6年生が10月1日、校外での理科実習を行いました。
学校を9時に出発し、向かうは信州新町化石博物館です。河岸段丘や河川による浸食などを見ながら、犀川沿いの国道19号線を長野市方面に向かって車を進めました。
道の駅・長野市大岡特産センターで一旦バスを降り、犀川対岸の崖を観察。ここでは、化石博物館から来ていただいた学芸員の畠山さんが、地層の広がりと大地の隆起について説明してくださいました。約400万年前に海底で堆積した砂岩泥岩互層の綺麗な地層は、長野方面に傾斜している様子が見えました。暑い中でも生徒たちは熱心に耳を傾け、メモをとっていました。
その後、黄色いディプロドクスの模型が目を引く信州新町化石博物館に移動し、館内を見学。日本列島の成り立ちや古生代から新生代への化石の移り変わりや、長野県がまだ海底だったころに生息していた海生生物の化石を実際に見ることができました。
化石のレプリカ作りでは、型に石膏を慎重に流し込んでいた6年生。型は本物の三葉虫とアンモナイトからとったもので、生徒はどちらかを選んで作りました。30分ほどで石膏は固まり、真っ白なレプリカができました。これは学校に持ち帰ってしっかり乾燥させ、着色して完成させます。
天候に恵まれ過ぎたとも思える1日でしたが、化石館のみなさんのおかげで充実した学習ができました。ありがとうございました。
6年担任・理科教諭
第20回 さいきょう祭
スローガン 輝(きらり) ~最高の瞬間を~
さいきょう祭は才教学園の三大行事の一つです。
合唱、合奏、ミュージカル等、感動のステージをお届けします。
今回のさいきょう祭も子ども達にとってより良い成長の機会になることを願っております。
日時:令和6年10月31日(木)
開場: 9:30
開演:10:00
場所:キッセイ文化ホール(大ホール)
演目順については、PDFファイル(第20回 さいきょう祭プログラム(簡易版))をご参照ください。
ご来場の皆様へ ―お願いとご注意―
さいきょう祭の成功に向け、生徒およびご家族、ご来場予定の皆様には体調管理に努めていただきますようお願いいたします。
◆入場にはチケット(無料)が必要です。
◆途中入場、途中退場をされる際は、受付にチケットを掲示してください。
◆1、2階席は演目中の入退場はできません。小さなお子様をお連れの方は3、4階席(演目途中での出入り可能)をご利用ください。お子様の泣き声や大きな声で演目を妨げることがないよう、周囲への十分なご配慮をお願いいたします。
◆会場内での撮影の際は、後ろの観客の皆様にも配慮し、フラッシュ撮影は禁止といたします。連写のシャッター音等で周囲の観覧の妨げにならないようご配慮願います。
◆会場内は飲食禁止です。ゴミは各ご家庭でお持ち帰りいただくようお願いいたします。
ご不明な点は学校(電話0263-58-0311)までお問い合わせください。
第52回松本市中学校秋の吹奏楽祭が、9月15日(日)に行われました。才教学園吹奏楽部は今回も、お隣の筑摩野中学校と合同バンドを組み、総勢40名でまつもと市民芸術館のステージに立ちました。
演奏したのは「祝福」と「ちゅ、多様性。」の2曲。「ちゅ、多様性。」は、演奏に加えて男子だけのダンスもあり、楽しさをいっぱいに膨らませて音楽を届けることができました。
演奏会前の合同練習の段階から、たくさんの仲間と共に奏でるハーモニー、金管楽器の豊かな響き、顧問の先生の楽しくワクワクする指導、厚みのあるアンサンブルなどの中に身を置き、普段は経験することが難しい貴重な機会をいただけたことに感謝しています。
音楽の面白さを改めて感じつつ、自分たちの課題も知る好機をくださった筑摩野中学校吹奏楽部のみなさんと顧問の猿田先生、今回もありがとうございました。
(吹奏楽部顧問)
◆ 部員のことば ◆
日常的に経験のない大人数、金管楽器の音がある合奏が楽しかったです。短い練習時間ではありましたが、打楽器の演奏の方法などを学べました。本番で初めて務めたMCは、緊張したしハプニングもありましたが、いい経験になり自信もつきました。今回のことを今後の活動に活かし、吹奏楽を楽しみたいです。
(打楽器担当 須藤くん)
ステージ裏、合同バンドの全員で(才教生は最前列)
みんな笑顔で「楽しかった!」