12月中旬、授業時間を使いスポーツマッチを開催しました。これは生徒会企画のひとつで、Ⅱ・Ⅲ期生(5年生から9年生)がミニゲームなどをローテーション形式で楽しみました。
グラウンドではチーム対抗リレーで大盛り上がり。練習時間には、バトンの受け渡しに精を出したり、走順を確認したり・・・。実走では、後続チームが追い抜きに成功するたび、歓声があがっていました。
体育館でも、ドッジボール、大縄飛び、さいころピンポンリレーなど、いずれも男女混合で元気に体を動かしました。
生徒たちからは「思いっきりやれて楽しかった」「寒いグラウンドから体育館に入って、大きなヒーターに癒された」「みんなで大きな声を出して動いたら、気持ちがすっきり!」といった声が聞かれました。
運営は体育委員会と生徒会本部が担い、5・6年生は12日(木)、7~9年生は13日(金)に実施。日差しも弱く予想外の寒風の中、当初の予定を変更しての活動でしたが、大きなケガなく終えることができてよかったと思います。みなさん、おつかれさまでした!
◇スポーツマッチ=5・6年生(2024年12月12日)
★運営にあたる9年生
12月11日(水)、5~9年生が参集して生徒総会を行いました。
生徒会長をはじめとする本部役員や委員長(9年生)を中心に準備を進め、この1年間に実施したさまざまな活動を振り返りました。
議案書は事前に学級単位で読み合わせを行い、各委員会への質問を募っていました。寄せられた質問に対し、委員長らは丁寧に回答。すべての議案が承認され、この活動報告をもって現生徒会は任期満了となりました。ここまで、本当におつかれさまでした。
◇各委員会の報告に"承認"の挙手
総会の終わりには、小松校長から9年生に労いの言葉がかけられ、「スムーズな運営に必要な3つの力」についてお話がありました。
①傾聴力-- 人の話をよく聞く(聴く)
②判断力-- 議論、意見を交わし、物事を見極める
③実行力-- 計画したことをやり遂げる
これからは、活動を引き継いだ8年生がリーダーです。
才教の教育理念のもとに全校で取り組んでいること、培ってきた伝統を維持し、より良い学校にしていくための課題をはっきりさせ、生徒会活動に取り組んでくれることでしょう。
〖表彰〗
●令和6年度2学期 学校長賞特別賞
三澤桜來さん(5年)、佐藤くるみさん(6年)、上原実桜さん(7年)、新保芙佑香さん(8年)、伏見真人くん(9年)
※校内定期テスト成績優秀者
●第21回クイズ税金百科
第3位 才教学園中学校Bチーム=等々力円果さん、安永理沙さん
※「国税の窓特別番組"中学生対抗 クイズ税金百科"」
●第43回全国中学生人権作文コンテスト長野県大会
優秀賞 山田梨乃さん(9年)
奨励賞 比田井絢翔さん(9年)
※両名とも松本地区予選最優秀賞
●中学生税についての作文
長野県納税貯蓄連合会会長賞 渡邊了介くん(8年)
※昨年に続き入賞
●「小さな親切」運動作文コンクール/中学生の部
金賞 横山祐奈さん(7年)
銀賞 務台紗代さん(7年)
●第25回長野県こども新聞コンクール
奨励賞 湯淺創太くん(3年)
※昨年に続き入賞。今年は「松本タイムスリップ新聞2」として松本にあった『遊園地』にフォーカス
●第23回ドコモ未来ミュージアム
デジタル絵画部門小学校1~2年生の部
ドコモ未来大賞ゴールド 伊藤百音さん(2年)
※昨年(第22回)に続き入賞
◎みなさん、おめでとうございます!
◇ホームルーム
生徒に通知票など大切な書類が渡りました。廊下で短い面談をしながら、また、教室内にてみんなの前で・・・など形式はさまざまですが、先生たちは生徒一人ひとりの努力を認める声がけをして手渡しました。開いて見れば評定に目が行きがちですが、先生からかけられた言葉やコメントを大切にしてほしいと思います。
保護者の皆様も、通知票でここまでの経過を歩みをともに振り返り、3学期のスタートが良いものになるようサポートをお願いいたします。
ホームルームの時間は、学級・学年単位で冬休みを過ごす上での注意事項を確認したり、「2学期に一番印象的だったこと」「3学期に頑張りたいこと」などを発表したり、歌やダンスで楽しむ様子なども見られました。
◇18日のようす
12月18日(水)は令和6年度2学期の最終登校日でした。朝の会のあとは一斉清掃を行い、1時間ほどかけて校内をきれいにしました。
終業式、ホームルームを行い半日で下校となったこの午後から、年をまたぐ休みに入ります。規則正しい生活を心がけ、事件、事故などに遭わないよう気をつけて過ごしましょう。
保護者の皆様には、いつもご理解ご協力をいただきありがとうございます。充実した冬休みになるよう、ご家庭でもお子様方をしっかり見守っていただき、ご指導をお願いいたします。
◇終業式 〖校長講話〗
さまざまな行事、イベントが盛り沢山だった2学期を乗り切りました。冬期休業を経て迎える3学期は、みなさんが1年間学んできたことの結果を示すとき。それに向けて準備を進めて下さい。
さて、先日、本校を3年前に卒業した生徒が難関大に合格したことを報告に来てくれました。私が「将来どんな仕事に就きたい?」と聞くと、その答えの延長線上、「才教学園で学び続けた、"世のため、人のため"になる仕事がしたい」と言いました。本校での学びを礎に進学し、いずれ社会に飛び立っていくたくましさを感じ、とても嬉しくなりました。
そこでみなさんに問います。才教の教育理念にある、『気高い志』とは何でしょうか。世のため、人のため。世の中を正しい方向に導くため。人を笑顔にするため。そのために学びを深める場所が、ここ才教学園です。今日も歌った校歌にあるとおり、みなさんは大地の子であり、光の子であり、希望の子。私は、そんなみなさんが他者の心を大切にし、他者を労わり、将来、世の一隅を照らす人になってくれることを願っています。
そして、受験を控えた9年生のみなさんに伝えたいこと、それは、「絶対に悔いを残すな」ということです。
「一年の計は元旦にあり」といいますが、才教学園で学ぶことの意味、いま自分がすべきことをしっかり考えましょう。
9年生の校歌伴奏も今回が最後。3学期からは8年生が引き継ぎます
12月6日(金)、生徒会ディベートが行われました。
ディベートは5~8年で学級ごとに開催され、9年生がファシリテーター(進行やサポートをする役)を務めました。
『リモート授業は学校での対面授業よりも、学力向上に効果的である』をテーマに、肯定派と否定派に分かれて活発に意見を戦わせました。
◎肯定派(リモート授業が効果的)の意見
・自分のいる場所で集中して取り組める
・通学その他にかける時間を短縮し、学習時間が確保できる
・スライドや画像の共有ができて便利
・先生や黒板が見やすい位置にカメラなどの配信機器を設置できる
◎否定派(対面授業が効果的)の意見
・実験や実技教科はやはり対面で行われるべき
・直接登校することで生活リズムが整うし、対面で集中した方が知識の定着のためによい
・家など学校ではないところでは、集中を妨げるものが多い
・リモートでは疎外感を感じたり、画面の画像を保存(スクリーンショット)して満足したりしそう
それぞれの主張を発表したあとは、質疑応答、自由発言の時間があり、肯定派も否定派も熟慮して自分たちの主張を述べていました。記録係もグループ内での意見を速やかにまとめるなど、それぞれの役割をしっかり果たしていました。
各教室を巡回してディベートの様子を見た現生徒会役員は、「コロナでリモートと対面(の授業)を両方経験したからこそ、どちらの意見も持っていると思う。無作為に肯定派、否定派に分けられた中で一人ひとりが発言の機会を持ち、論破ではなく相手を納得させられる話し合いのスキルが高くなると思う」と話していました。
◆8年生の話し合いを見守る現会長の安藤さん(後列)
12月3日(火)、5年生と7年生を対象に「薬物乱用防止教室」を行いました。薬剤師の髙田弘子先生が、医薬品の正しい使い方、間違った使い方などについて丁寧に説明してくださいました。
酒やタバコ、違法薬物といったものが体内に入ると、脳が委縮したり(一度傷んだ脳は元に戻らない)、「それがないといられない・やめたくてもやめられない」依存症になったりします。髙田先生は、アルコール依存症を経験した方と話したことがあり、その方は「お酒の誘惑はとても身近で、毎日が禁酒との戦い」と言っていたそうです。
また、若年層を中心に増えている「オーバードーズ(OD)」についても話がありました。手に入りやすい市販薬などを、決められた量を超えてたくさん服用するのがOD。異常行動や死亡事例もある深刻な問題です。一時的に辛い気持ちを紛らわしたいとか、SNS上の情報を目にしたなどを理由に気軽に摂取してしまう10代も多い、とうことです。
SNSの問題については先日メディアリテラシー講話でも触れたところですが、同じ年代の子たちがそうした現状にいることを、生徒たちが自分事として考える機会になったのではないかと思います。
・薬は、正しく使ってこそ"薬"
・心身が辛いときに頼るべきは周囲の人たち。薬やSNSではない
・食事・睡眠・運動で体を健康に、自然治癒力を高めよう
・自分を大切にして、小さくても目標をもって前向きな生活を
髙田先生には、薬物の危険性と、自分の心と体を守る方法を教えていただきました。ありがとうございました。
カプセルや錠剤は、成分や効果を考えての形状
濡らした指に簡単につくカプセル。服用時はのどに貼りつかないよう多めの水や白湯が◎
家庭科の授業の一環で11月19日(火)、8年生が実習を行いました。
松本南幼稚園に到着するなり園庭で大歓迎を受け、緊張がほぐれて笑顔になる8年生。幼稚園主任の先生から、「園児たちは、才教のみなさんが来ることを楽しみにしていました。一緒に楽しんで」とおっしゃっていただきました。
教室ではまず、将来の夢を発表しつつ自己紹介。それから、持参した手作りおもちゃの説明をして、一緒に遊び始めました。園児の笑顔と歓声に応えながら、笑顔で声をかけ、自分達よりずっと小さい子ども達に気を配りながら頑張る8年生の姿が見られました。よく考えて作ったおもちゃでしたが、予想外の反応に多くのことを学ぶことができました。
ときに喧嘩をしたり泣き出したりする園児の対応に苦慮していると、担任の先生が助けてくれ、「優しくゆっくり話すと、みんな落ち着いて遊びに戻っていった。幼稚園の先生はすごい」と話す8年生でした。
お別れの会では、幼稚園のみなさんが「とんぼのめがね」「やきいもグーチーパー」、8年生はさいきょう祭で披露した「Tomorrow」を贈り合い、最後に大きな輪を作って「さんぽ」を歌いました。
園長先生から、「楽しく遊べましたか。先日のさいきょう祭で見た『アニー』がすばらしかったことを、今日の歌声で思い出しました。また遊びに来てください」とお話しいただき、8年生は「楽しかった」「また行きたい」と話しながら、ほっとした面持ちで帰校しました。
授業で「幼児の生活と家族」を学習し、7月には学校で「赤ちゃん先生クラス」を実施。これに続く施設訪問として本校生徒の実習を快く受け入れ、貴重な体験をさせてくださった松本南幼稚園のみなさん、ありがとうございました。