9月7日(土)、全校生徒および保護者の方に事前に通知をし、大地震の発生を想定した引き渡し訓練を実施しました。 訓練前には、校長と防災・危機回避担当の先生からお話がありました。 訓練は自分の命を自分で守るために行うもの(校長) 「最大震度7の北海道胆振東部地震から1年。この地震の影響で電力供給がストップし、北海道全域がブラックアウトに見舞われ、電力が復旧するまでに1週間以上かかったそうです。今も1000人以上が避難所での生活を続けています。大きな地震、災害はいつ起こるかわかりません。そういったことへの備えとして、今日の訓練があるということを忘れずに取り組んでください。」
続いて、防災・危機回避担当の先生は石巻市内の製紙工場での避難の様子について触れました。工場は海に近く、津波を想定した訓練を毎月行っていて、いざというときの避難場所を従業員がしっかり把握していたため、東日本大震災発生時にこの工場で働いていた1,000人以上の従業員の中で、亡くなった方はいなかったのだそうです。
その後、各教室では保存食の試食を行いました。災害時、いつ食事を摂れるかわからない中では、こうしたアルファ米(水を注いで戻すご飯)などが命を守る食糧であるという話を思い出しながら、生徒たちはご飯を口に運んでいました。
危機回避担当の先生のお話
地震発生、机の下に潜り込む生徒
非常食の試食
8月31日(土)の午前中、今年度2回目の校友会保護者会による環境整備作業がありました。約2時間かけて除草作業や樹木の剪定、トイレ掃除、窓ふきなどを行っていただきました。11時前からは7~9年生も加わり、保護者のみなさんが作業を進めるそばで、各所の草を集めたりグラウンドの草取りを行ったりしました。 ご協力いただいた校友会役員・保護者のみなさまには、お忙しい中多数ご参加くださいましてありがとうございました。普段の掃除で行き届かないころまできれいにすることができました。 整った環境の中での教育活動推進という面で、今後とも本校の活動へのご協力をよろしくお願いいたします。
8月27日(火)、今年もまつもと演劇工場のみなさんによる「風の劇場」を才教学園で鑑賞しました。 舞台の中心となるお話は「かしわばやしの夜」、宮沢賢治の童話作品です。 *** 畑仕事をしていた清作は、おかしな格好をして大声を出す男に気に入られ、かしわの木大王のもとへ一緒に行こうと誘われます。しかし、仕事でかしわの木を切り倒す清作を快く思わないかしわの木たちは、清作にいじわるな態度をとってばかり。 そんなとき、月が出て夏のおどりの第三夜がはじまり、絵描きも「一等賞から九等賞までのメダルをやろう」と言い出しました。 清作が再びかしわの木たちにからかわれだすと、そこにやってきたフクロウたちがおどりに参加。しかし、雨が降ってきて月も隠れ、夏のおどりはお開きになりました。 ひとりになった清作が林を出ると、林の奥の方から、あの絵描きの声が聞こえました。 *** ほんの数メートル、マイクを使わない距離で見るまつもと演劇工場のみなさんの舞台は、幻想的な雰囲気でした。アコーディオンの伴奏にのせ、実際にはありえない(はずの)かしわの木やふくろうの歌と踊りを、楽しく鑑賞しました。 役者のみなさんの熱量や体の動き、表情を間近で見ることができ、1時間の公演はあっという間でした。 まつもと演劇工場のみなさん、有意義なひとときを本当にありがとうございました。 【公演内容】 1.まつもと新喜劇『息子の結婚相談』 2.ソング・ポランの広場 3.語り『かしわばやしの夜』 4.ソング・月夜のでんしんばしら
8月26日(月)、およそ1カ月の夏休みを終え、生徒たちは晴れやかな顔で登校。友達や先生に元気に挨拶をする声が聞こえ、校舎に活気が戻ってきました。 【校長講話】「今すべきことを考え、充実した2学期を」 夏休みにしかできない、いろいろな経験、体験をして、今日ここにまた帰ってきたみなさん。先生方やお友達とたくさんの話をして、気持ちを切り替えて学校生活に臨んでください。 2学期は、自分の生活習慣を見直し、当たり前のことを徹底して行いましょう。 9年生のリーダーシップのもとに、これからさいきょう祭の練習も本格化していきますが、その練習などを言い訳に日頃の生活習慣、学習習慣を疎かにしては本末転倒です。才教生としての姿ではありません。つらい時期こそ、才教学園の生徒として「当たり前のことをしっかりやる」と肝に銘じましょう。 そのために必要なことは、”繰り返し“の一点です。 心と頭と体を鍛えるために一番大切なことは、日々の生活習慣の繰り返しにほかなりません。 すべてのことに意味があるということを理解し、今自分が何をしなければいけないかをしっかり考え、当たり前のことを当たり前にこなして、充実した4か月にしましょう。
7月23日(火)は1学期最後の登校日。校舎内の清掃、終業式を行いました。終業式後、1年生は教室で校長講話の内容をおさらいし、初めての通知表を笑顔で受け取りました。
【校長講話】「習慣を大切に、五感を鍛えて充実した夏休みに」
学校全体として7月6日に行った体育祭は今年もとてもすばらしく、多くの感動をもらいました。ひとり一人の頑張りに敬意を表します。華やかなフィールドでのプレーや応援といったところに注目が集まりがちですが、私は体育祭を陰から支えてくれた人たちの活躍に大きな「あっぱれ」を送ります。
きびきびとした動きで競技をサポートした用具係。競技の最中に一生懸命言葉を紡いだ放送係。プレーの様子を写真に収めようと会場を走り回った報道係。入退場門などを作りこんだ装飾係。公平に点数をつけた得点係。係のみなさんが、本番までの2~3週間、放課後も遅くまで残って練習をしていたおかげで、体育祭が成功に導かれたということに感謝しましょう。後輩のみなさんは、そのような先輩の後ろ姿から、学ぶべきところを学んでください。
さて、夏休みの間には、普段はできない体験、経験もたくさんして五感を鍛えましょう。そして生活と学習の習慣を崩さないこと。「凡事を徹底する」というのは、大変難しく努力を要することですが、それなくして充実した生活を送ることはできません。
頭を動かし、体を動かし、心を動かし続けてください。きみたちがまた、2学期に元気な顔でここに戻ってくる日を楽しみにしています。
努力によって得られる習慣だけが善である。 ― イマヌエル・カント(ドイツの哲学者) 規則正しい生活習慣で知られたカントは、決まった道を決まった時間に散歩しており、周囲の人々はカントの姿を見て時計の狂いを直したというお話も…。
【賞状伝達式】
1学期に行われた模擬試験と定期試験の成績優秀者に校長から賞状が手渡されました。
【吹奏楽部のコンクール出場結果報告と演奏披露】
終業式に引き続き、吹奏楽部が7月20日(土)に行われたコンクール(結果:銀賞)で演奏した曲を披露しました。
部長コメント:「顧問の先生に加え、放課後の指導に当たって下さった副校長先生や外部の先生方、応援して下さった生徒のみなさんのお陰で、今年もコンクールの場で演奏することができました。ありがとうございました。」
終業式―校長講話
終業式―学校長賞
1年生のホームルーム
7月6日(土)、「一意奮闘(いちいふんとう)」のスローガンの下、第15回体育祭を開催しました。 会場のやまびこドームには、ご来賓と保護者のみなさん、それからたくさんのOB・OGも駆けつけてくれました。全生徒は多くの声援を浴びながら、各競技で激しい勝負を繰り広げました。自分の出番がないときにもベンチから精いっぱいの応援を行い、一切手を抜くことなく力を出し尽くした1日となりました。 学年の垣根を越えた赤白対抗の体育祭。今年の結果は、白組の優勝でした! 競技の様子は、今後、体育祭レポートにてお伝えしていく予定です。
体育祭を明後日に控え、午前中からリハーサルを行いました。信州スカイパーク内のやまびこドームでは、生徒が到着する前から、係の先生たちによるライン引きや入退場門の設置など一部準備が行われていました。
生徒達は学校で応援練習を行った後、バスで会場へ移動。
装飾・放送・用具など各係の活動も始まり、スローガンが掲示されると、いよいよ気分も高まってきます。
全体が揃い、入場行進を練習した後は競技の練習もありました。
赤組、白組の団結が深まり、思い出に残る体育祭になることを期待します。 保護者の皆様もぜひ生徒たちの活躍する姿をご覧ください。
6月29日(土)、全校で不審者侵入対応の訓練を行いました。校内、教室に侵入した不審者を発見し、職員は確保のための対応をすると同時に、生徒を安全に避難させるという訓練でした。 休み時間を想定し、教室のあるフロアを含め、校庭や体育館は「いつもの休み時間」と変わらない風景。しかし、不審者について第一報のアナウンスが流れると様子は一変し、校内に響いていた笑い声や足音はパッと聞こえなくなりました。生徒たちは近くの教室に駆け込んでドアの施錠をするなど、万が一の場合に備え、身を守ることの大切さを学びました。 訓練終了後の講評では、副校長より、防犯ブザーの使い方や鞄・リュック等を掴まれたときにはそれらを捨てて逃げることなど、具体的な対処法について話がありました。
また、校長からも「先生たちは全力できみたちの命を守る。みんなも、自分の命は自分で守ることを絶えず真剣に考えてほしい。」との話がありました。
第15回体育祭 ポスター決定 7月6日(土)に開催する第15回体育祭のポスター原画が決まりました。 全部で16作品の応募があり、実行委員、校長らによる審査の結果、9年生 關璃真さんと江津珠貴さんの作品が選ばれました。關さんと江津さんは、「心をひとつにして力を発揮しよう、ということをイメージした」そうで、中央に才教学園のシンボルである不死鳥を堂々と配しました。「この作品を見て、みんなが一丸となり、勝利に向かって一心不乱に頑張る気持ちになれたら」と、体育祭への期待を寄せています。 〈実行委員より〉 今年のポスターは、短い募集期間の中でたくさんの候補作品が提出されました。レベルの高いものが多く、その中で特に素晴らしいものが今年度の体育祭ポスターとなりました。体育祭の準備もいよいよ佳境に入っています。密度の濃い時間を過ごし、本番では全力を出し切ってほしいと思います。 *** 応募された作品は、体育祭当日、会場となるやまびこドームの正面入り口、ロビー付近に掲示されますので、ぜひご覧ください。