小学校の修了式に続けて、中学校卒業証書授与式が行われました。担任の先生からこうして名前を呼ばれることも今日まで・・・と思うと、心寂しくもあります。
才教学園での学びを終え巣立っていく卒業生に、小松校長は「勉強に限らず、あらゆることに全力を尽くすことの楽しさ、美しさ、充実感を知ったみなさん。これからも様々な経験を通じて五感を研ぎ澄まし、常に学び続け、努力し続けてほしい」と激励の言葉を贈りました。
在校生を代表し送辞を述べたのは、生徒会長の安藤さん(8年生)。
「さいきょう祭で、4年ぶりの全校合唱をリードしてくれた9年生。実施できなかった期間を乗り越え、手探り状態の中でも大成功へと導いた先輩方は、私の憧れ」と、笑顔で謝意を伝え、「この学び舎は"ふるさと"。校舎の至る所に先輩方が残した想いが溢れている。私たちは先輩方の背中を見習い、熱い想いを継承していく」と決意を語りました。
そして、答辞の大役を務めた国広さん(9年生)は、「何気なく過ごしてきた当たり前の日常の全てが、最高の宝物。学校生活において多くの人との関わり、その人達から多くのことを学んだ」と9年間を振り返り、「教科書に載っていない大切なことを教えてくれた先生方、才教学園に私たちを通わせてくれた保護者の方々に心から感謝している」と結びました。
今日をもって才教学園を卒業された生徒のみなさん。
全校で歌うことが叶った校歌「われら地球の子」の歌詞にあるように、才教生としての自信と誇りを持ち、志を胸に大きく羽ばたいてくれることをお祈りします。
3月15日、令和5年度の中学校卒業証書授与式および小学校課程修了式を挙行しました。昨年春に新型コロナが5類に移行したことを受け、今年は在校生全員が参加して晴れの日を祝いました。
会場に到着した6年生と9年生の胸元に花をつけるときのあたたかく賑やかな時間。「おめでとうございます」「ありがとう」の声が至る所から聞こえました。また、修了生と卒業生のための入退場の拍手や、巣立っていく生徒の優しい歌声がホールいっぱいに響きました。
修了式でスピーチを行った奥田くん(6年生)は、「在校生や先生方に温かい拍手で迎えられた6年前の入学式が懐かしい」、「納得するまで努力する習慣が身についたこと。それが、小学校生活での成長の基礎となった」と、はきはきとした声で話しました。
4年振りに対面での開催となった9年生を送る会(5~9年の生徒会行事)が、3月11日(月)に行われました。新生徒会を運営する8年生が主体となり、"学校を引っ張っていってくれた9年生に感謝と笑顔を届けよう!"という想いを胸に、およそ1ヶ月半をかけ準備を進めてきました。
生徒会行事のため、ほぼ全てを自分達の力だけで準備・運営をしてきましたが、本番は9年生への想いが溢れるかのように予定していた時間をオーバーして、ひやひやしてしまいましたが、9年生は当然、5~8年生や先生方も笑顔溢れ、目頭の熱くなる会となりました。
5・6年生は合唱。7年生はニュース番組風の演出のダンス・マジック・合唱。8年生からは、9年間を振り返られるようなビンゴ・イントロクイズと9年生の思い出の曲・歌...。どれも素敵な発表でした。
これらのほか、まだまだ不慣れな会の運営を必死にする8年生がいたり、サプライズとして9年生の教室で黒板アートに精を出す8年生がいたり・・・。
7年次までは会に参加するだけだったのですが、今年は運営側として、上に立つ者の大変さを身をもって知り、9年生の偉大さに気付くことにもなりました。
【8年生の生活ノートより(抜粋)】
●気持ちを込めて、紙で花束を作ったり、歌ったりした。9年生の笑顔や喜ぶ姿を見ることができて嬉しかった。9年生はあと数日もしたらみんな別々の道を進んで行く。それが、私達にとってもあと1年後であるという事実に、少し寂しさも感じた。才教学園での残り1年の生活では、行事や勉強、それだけではなく全ての日常生活に悔いの無いように充実させていく。
●9年生に感謝の気持ちを伝えられてよかった。5・6年生の「栄光の架橋」の合唱はとても壮大で感動した。同時に、歌は人の心を動かすことができると知った。7年生は面白い設定の中に色々な演目を入れていて、工夫が感じられた。自分達の発表もしっかりと気持ちを伝えることができ、とてもよかったと感じた。9年生には4月からの新たな学校生活もしっかりと楽しんで欲しい。
今までは9年生の背中を追いかけていれば何とかなった8年生。間もなく9年生は才教学園を卒業し、いよいよ8年生が最上級生となります。会が行われた日は奇しくも、長野県公立高等学校後期選抜の1年前(365日前)でした。生徒会や生活面は当然のこと、学習面においても、後輩に背中で語れる最上級生としてのスタートです。
さぁ、才教魂、見せつけようぜ!
卒業する9年生が安心して任せられるように...熱く、熱く!
そして、前へ、前へ!
そして、卒業する9年生の皆さん、新しいステージでも...熱く、熱く!
そして、前へ、前へ!
才教魂で顔晴れ(頑張れ)!
9年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
8学年主任・生徒会担当
2月22日(木)、iML国際算数・数学能力検定協会が主催する「算数・数学思考力検定」が行われました。検定に挑戦したのは5年生から9年生の『数才クラス』の生徒で、1年間の活動の集大成として毎年受検しているものです。
数才クラスを担当している先生から、検定当日の様子や普段の取り組みについてお話を伺いました。
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「算数・数学思考力検定」とは、算数・数学の問題を解くことを通じ、身についている「思考力」の程度を知るための検定です。
日常のあらゆる場面で問題解決を求められますが、問題に直面したときには、解決に至るまでの筋道をいくつも考え、その中から最適な組み合わせは何かを判断しなければいけません。そのために必要となるのは、物事を論理的に考える力や、新しいものを発見したり創造したりする力となります。
数才クラスでは、日ごろからその「思考力」を鍛えるために活動しており、普段授業で使う教材とは違う、難易度の高い問題に触れることで、自分でじっくり考えたり、時には仲間と問題を解決したり、そういった時間を大切にしています。お互いに切磋琢磨しながら思考力を鍛えつつ、さらには、より算数・数学の奥深さや楽しさを実感している様子がうかがえ、いつも嬉しく思っています。
検定当日は、数才クラスのいつもの雰囲気とは違い、多くの生徒が緊張している様子でしたが、いざ検定が始まると、夢中で鉛筆を走らせていました。
検定後は皆清々しい表情をしており、集中して難問に立ち向かった達成感がにじみ出ていました。
数才クラス担当
検定中の小学生
同じく中学生
自己の表現力が磨かれるプレゼンテーションコンテスト。
才教学園3大イベントのひとつです。
調査から研究、そして発表する、という社会で行われるプレゼンテーションの一連のプロセス同様に行われ、毎年数々の「名プレゼン」が生まれています。
プレゼンテーションコンテスト(本選)
日時 2月21日(水) 10:00~12:30(予定)
場所 才教学園小学校・中学校 講堂
一般の方もご覧いただけます。ご希望の方は以下のページからお申し込みください。
1月29日から今日までの4日間、本校三大行事のひとつである「プレゼンテーションコンテスト」に向けて、5年生から8年生でクラスごとに予選が行われました。
生徒たちの表情には緊張の色も見えましたが、身ぶり手ぶりを交えたり、スライドを示したりしながらプレゼンをしていました。
保護者のみなさんには、例年のように審査をお願いしました。「聞く姿勢」を整え、ひとりひとりの発表に耳を傾けていただき、ありがとうございました。
審査により選ばれた代表者による本選は、2月21(水)に行われます。
あす2月2日から来週半ばまでは1~4年生の授業参観です。
「結果を示す、まとめの3学期」にふさわしい内容をお届けしますので、保護者のみなさんはどうぞ当日を楽しみにご来校ください。
●8年生の予選の様子(1月29日)
●5年生の予選。保護者のみなさんを元気な声でお迎え(2月1日)
1月20日(土)、塩尻文化会館レザンホールで行われた第33回中信地区小・中学校重唱大会に参加した合唱部は、小学校、中学校の各部で金賞をいただきました。
「令和2・3年度はコロナ禍のため中止。昨年度は観客のいない会場で歌って帰っただけ。今年度はやっと他校の演奏も聴くことができたうえに、保護者の皆さんにも聴いて頂けるとあって、やっと「歌える日常」が戻ったと思える大会でした」
そう話す顧問の先生に、当日の様子と今年度の活動について、もう少しお話を伺いました。
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重唱大会は、午前中が中学校の部でした。
部員4名と8年生から頼もしい助っ人2名の計6人で、アカペラ女声4部合唱「アナと雪の女王」より「レット イット ゴー~ありのままで~」に挑戦しました。
練習開始が少し遅くなってしまったこともあり、曲の完成まで時間がかかりましたが、それがかえってメンバーの気持ちをまとめることにつながりました。技術的なことも互いに言えるようになり、最後は笑顔でノリ良く楽しく歌えました。"胸を張って自分を力強く肯定し、前に進もう!"という応援歌を、高らかに表現できたと思います。
コンクールでは正統派の演奏がほとんどで、ポピュラー曲であることが審査にどう影響するか、少し懸念がありました。しかし、本来の曲の前奏、間奏部や伴奏、リズム等をすべてアカペラで奏でることに加え、その伴奏部分と主旋律を歌うパートも次々に入れ替わるという難易度の高さを認めていただけることを期待して、選曲しました。
午後、小学校の部は7名で中山晋平作曲の「蛙の夜まわり」「しゃぼん玉」をアカペラで歌いました。男子2名が変声期に入り声が出しにくかったのですが、それぞれ工夫し、パートで助け合いながら練習を進めてきました。
音程を取るのはスムーズでしたが、「歌に表情をつける」ところで戸惑いを見せたメンバー。顧問の目から見ると、みんなひたむきで、普段ハメを外して騒ぐこともなく、歌もキッチリ真面目に仕上がります。それはそれで素晴らしいけれど、もう一歩進めてユーモラスな楽しさなども生み出せればと思いました。そのことを伝えると、メンバーはそれを受けてまた真面目に取り組み、楽しい歌に仕上げることができました。審査員からもとても高い評価をいただくことができました。
小、中各部での金賞もさることながら、後日学校で行った振り返りの会で、ほとんどの生徒が仲間への感謝を口にしていたこと・・・そこに、何より成長を感じています。
重唱、合唱は一人では成立しない芸術です。補い合い、また切磋琢磨しながら技術を高めて作り上げるものだと実感できた、今年度の活動でした。
最後になりますが、雪が降る中、生徒たちを送迎して下さった保護者のみなさん、誠にありがとうございました。
合唱部顧問
本番直前の練習(中学生)
歌い終わった後の中学生。雪が降る中でもこの笑顔
小学校の部でも金賞、おめでとう!
1月23日(火)、4年生から8年生が参加するスキー・スノーボード教室を開催しました。
晴天の木祖村・やぶはら高原スキー場では、初級コースで慎重に講習を受ける生徒、リフトを乗り継いで上級者コースへ向かう生徒・・・レベルも様々でしたが、終日楽しそうに滑走する姿が見られました。
リフトに乗ると、雪上のあちこちに連なる足跡が見つかります。そこで何の動物のものかを当てるクイズが始まったり、樹上に大きな枝のかたまりを見つけて空想を広げたりと、会話に花が咲きました。
午前の時間いっぱいまで滑り、昼食には美味しいカレーをいただきました。大半の生徒がおかわりをして、午後の講習へ向かいました。
最後には、「もう一回だけ滑りたい!」と、終わりを惜しむ声。限られた時間の中ではありましたが、冬の信州を満喫し無事に帰校することができました。
ご指導いただいたインストラクターの皆様、昼食会場の鉱泉ヒュッテとやまびこ食堂ほかゲレンデ関係者の皆様、バスドライバーの皆様、ありがとうございました。