第31回松本市小中学生平和ポスター展において、井口真里花さん(7年)が中学生の部で最優秀賞を受賞しました。受賞作品は、用紙全面に数々の国旗が隙間なく並び、「PEACE」の文字とピースマークが描かれた色鮮やかなポスターとなっています。 井口さんは、「“平和”をキーワードに考えて、隣り合う国旗の枠線は描かず、世界が一つになったらいいなとの思いを込めた。」と話したほか、「(授賞式会場で小松校長から)直接『おめでとう』と声をかけていただいたことがうれしかった。審査員講評でも自分が気をつけて描いた部分を評価していただき、頑張った甲斐がありました。」と10月に行われた授賞式を振り返りました。
井口さんの作品
8月22日(水)に岩手県盛岡市にて行われた、第41回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏期水泳競技大会アーティスティックスイミング(※)競技に、本校4年の小林祈織さんが出場しました。
小林さんは長野市のスイミングスクールに所属しており、週4回、松本から通っています。7月の北信越大会において、小林さんのスクールが小学校(4~6年)チームの部で優勝し、全国大会出場の切符を手に入れていました。
チームは惜しくも入賞には至りませんでしたが、4~6年というカテゴリーの中で最年少の小林さんは、自分のチームも他のチームも上級生ばかりの中、頑張りを見せました。
小林さんは「失敗してしまったところもあったけど、精いっぱいの演技ができた」と振り返っていました。松本市から長野市という遠方のスクール、しかも全国大会に出るほどのレベルのチームで競技を続けるのは並大抵のことではないと思いますが、これからも学業と両立しながら、更なる高みを目指していくということです。小林さんの今後の活躍が楽しみです。
※アーティスティックスイミング…最近まで、シンクロナイズドスイミングと呼ばれていた競技です。
河野統徳くん(9年)が、10月に神奈川県横浜市で開幕する第49回ジュニアオリンピック陸上競技大会(以下、「JO」)に出場することが決まり、目標のひとつであった同大会での決勝進出を狙います。 7月7日(日)に行われた県大会(第71回長野県陸上競技選手権大会)で、男子200メートルに出場した河野くん。予選で22秒55をマークしたのち、決勝ではさらに勢いのある走りで記録を縮め、22秒02を記録。JO参加標準記録である22秒40を上回る好タイムでのゴールでした。 中学生から一般までの選手が競う県大会。決勝に進んだ8選手のうち、中学生は1人だけという状況にも動じず、「走るときはいつでもチャレンジャーの気分。今回は風の力も借りて、いつも通り落ち着いて自分の走りができた」と言います。 河野くんは現在、県内登録選手ランキング(2018年7月7日現在)で男子100メートルと200メートルの2種目においてトップの選手。JO陸上競技大会に出場できるのは県から選考された者のみということもあり、「長野県代表としてジュニアオリンピックに参加できることをとても光栄に思います。JOでも代表として恥ずかしくない走りを見せたい。両親のサポートやコーチの指導に、記録で応えたい」と、強豪選手相手に力走を見せる覚悟です。 全日本中学校陸上競技選手権大会への出場も決まっている河野くん。 活躍をお祈りします! ◇大会情報・結果◇ 第71回長野県陸上競技選手権大会 7月7日、8日 松本平広域公園陸上競技場 男子200M決勝 第7位 22秒02 (予選および決勝はいずれも7日)
6月10日(日)に第22回ジュニア算数オリンピックの予選が行われ、中野竜くん(4年)が予選を突破しファイナリストに選ばれました。予選当日を振り返り、「難しかったけど、手ごたえはあった」そうで、本選の問題を解くのを今から楽しみにしています。 中野くんは「難問を考えていると時間が過ぎるのを忘れてしまう」ほどに算数が大好きで、中学生レベルの難問を毎日解くことを自らのノルマと課し、ほぼ毎日欠かさず行っているとのこと。 担任の先生によれば、「中野くんは、センスのみならず、算数への真摯な姿勢に加え、コツコツとした積み重ねもできる努力家」なのだそうです。 ジュニア算数オリンピックの本選は、7月22日(日)に東京で開催されます。 中野くんの活躍を期待しています!
6月30日(土)から2日間の日程で行われた第57回長野県中学校総合体育大会に9年生の河野くんが出場し、 男子100メートルで見事全国大会への切符を手にしました。全国大会参加への標準記録が11秒20のところ、1日目の予選の段階でこれを上回る好タイムを記録。今大会のこの種目では最速となる11秒15をマークしました。 今シーズンの大会で上位入賞を重ねている河野くんですが、「(松本平広域公園陸上競技場は)風が読めないので大変だった。それでも、落ち着いていつも通りの走りをすれば結果が出ると思って臨んだ。全国大会に進めることが決まり、素直に嬉しく思っています。」と話していました。決勝レースでは「スタートで出遅れたことが悔しい。力みすぎて後半にフォームが崩れてしまい、本来の走りができなかった」と優勝を逃したことに悔しさをにじませつつ、「全国レベルともなると自分より速い選手も多いけれど、あまり気負わずに自分らしい走りで結果を残したい。」と意気込みを語っていました。 全国大会(第45回全日本中学校陸上競技選手権大会)は、8月18日(土)から21日(火)に岡山県・総合グラウンド陸上競技場にて行われます。 河野くんが全国大会で自分らしい走りができることを心より願っています。 がんばれ! 河野くん! ◇大会情報・結果◇ 第68回中信地区中学校陸上競技大会 6月2日 松本平広域公園陸上競技場 男子3年 100M 第1位 11秒15 第7回長野県選抜陸上・長野市大会 6月16日、17日 長野市営陸上競技場 中学男子100M 第1位 11秒15 中学男子200M 第1位 23秒03 第57回長野県中学校総合体育大会 6月30日、7月1日 松本平広域公園陸上競技場 男子3年 100M 第2位 11秒23 ※予選時の記録11秒15で全国大会出場
第16回中部日本個人・重奏コンテスト長野県大会が1月27日(土)に行われました。本校の吹奏楽部からフルート独奏で出場した名和いろはさん(8年)が金賞を受賞し、3月24日に行われる本大会への進出を決めました。独奏で出場した65名中(予選エントリー数は約160)、7位以内の入賞です。 1月初め、音源による予選を通過した名和さんは、アンサンブルコンテストと並行して練習を重ねてきました。個人での練習は夏休み明けから始めていて、「フルートに触れなかった日はほとんどなかった。1日3時間の練習をしたときも、気づいたらあっという間にそれだけの時間が経っていたという感じ。」と、熱心に取り組んだ準備期間について話していました。 「県大会では、最後の一音までよく響かせることができたと思う。3月の本大会までにもっと練習をして、よりスムーズな運指で演奏できるようになりたい。ステージに立つのは自分一人でも、会場いっぱいに広がるような音を出せるように頑張りたい。」と ひたむきな姿勢を見せました。 本大会は3月24日(土)、三重県津市で行われます。 〈大会情報〉 第16回中部日本個人・重奏コンテスト長野県大会 中学校の部 (第30回中部日本個人・重奏コンテスト本大会予選) 平成30年1月27日(土) 飯田文化会館 フルート独奏 金賞 名和いろは(8年) 曲目:イベリカ 作曲:M.スターン
1月21日(日)に行われたアンサンブルコンテスト長野県大会。フルート五重奏で出場した本校グループは、審査の結果、銀賞をいただきました。
5人中3人が小学生というアンサンブルは前例のない快挙でしたが、本番前には肩を組んで気持ちを統一させ、スイッチを入れて臨んだと言います。本番の様子を「5人の音色がまとまり、悔いのない演奏ができた。」と話してくれたのは、6年生の波塲さん。他にも、「演奏する楽しさを知ることができた(6年・花岡さん)」、「自分たちらしい演奏ができた(同・川村さん)」と、初めての県大会を振り返りました。
後輩をリードしてきた8年生の名和さんと髙林さんも、「中信大会では、“もっとできたはず”という演奏になってしまい反省が残ったけれど、練習を重ねた曲を一番楽しく、程よい緊張とともにリラックスして吹けたのがこの県大会でした。」と話していました。
ぴったり息の合った演奏を作り上げるまでの大変さ、時間をかけ、環境を整えて練習することの大切さを、身をもって経験できたコンテスト。他校の様々な演奏を直接聴けたことは、フルートパートだけにとどまらず、楽器を演奏する生徒たちにとって大きな糧となることでしょう。
〈大会情報〉
第43回長野県アンサンブルコンテスト中学校の部 県大会
平成30年1月21日(日) キッセイ文化ホール
フルート五重奏 銀賞
名和いろは(8年) 髙林真白(8年)
花岡結咲(6年) 川村優花(6年) 波塲 和(6年)
曲目:5本のフルートのための協奏曲 ニ長調 作品15 第3番より
作曲:J.B.ボワモルティエ
1月13日(土)に塩尻レザンホールにて、第27回中信地区小・中学校重唱・合唱大会が行われ、本校の合唱部が中学校の部に出場、金賞をいただきました。
出場したメンバー4名は全員7年生。昨年、小学校の部で出場した経験があります。今大会に参加した学校数は12、出場チームは16チームありました。本校の編成は女声四重唱で、これは参加16チームの中では最も少ない人数です。雰囲気に押されてか、本番前には不安そうな表情を浮かべていた時間もありました。しかし、いざステージに立つと、そのようなことを微塵も感じさせることなく堂々と歌い、会場いっぱいに豊かなハーモニーを響かせることができました。
審査員の先生方からは、たくさんのお褒めの言葉をいただき、3年連続の金賞受賞という快挙を遂げることができました。才教の合唱部らしく、体をいっぱいに使い声を前に出すことを意識した表現を認められたことは、とても嬉しいことでした。この大会の経験が今後の更なる活動につながることを願っています。
<大会情報>
平成30年1月13日(土)
第27回中信地区小・中学校 重唱・合唱大会 中学校・重唱の部
女声四部重唱 「鉾をおさめて」「赤とんぼ」 金賞
放課後の練習
1月7日(日)の地区大会予選を抜け、14日(日)の吹奏楽アンサンブルコンテストの中信ブロック大会において、フルート五重奏が金賞をいただきました。145団体中9位内の入賞です。前身のフルートアンサンブル部として創部してから、県大会へ進むのは今回が初めてとなります。
リーダーの名和いろはさん(8年生)は、「曲が決まって練習を始めた頃は、出だしを合わせるところでよく失敗していました。しかし、今は暗譜もできて、タイミングも息もしっかり合わせられるようになりました。先生から指導を受けたところはすぐ直し、前の日よりも良い演奏ができるように心がけて練習しています。」と話していました。
ボワモルティエ作曲「5本のフルートのための協奏曲」は、彩り豊かなアンサンブルの中にもソロパートがあり、とてもやり甲斐のある楽曲。5人とも「ソロの部分は全員で演奏している時とは違う緊張感がある。」と声を揃えます。
審査の結果、県大会への推薦をいただいた5人が目指すのは、『音楽的にも豊かで、細かいミスのない演奏』とのこと。次の本番に向けさらにモチベーションが上がっているそうで、意気込みを聞くと、「コンテストとはいえ硬くなりすぎず、一音一音を丁寧に吹き楽しく演奏したい。」と名和さんが元気に答えてくれました。
小学生3名の入ったアンサンブルが県大会に出場するのは、長野県初の快挙となります。
県大会は、21日(日)にキッセイ文化ホールで行われます。
〈大会情報〉
平成30年1月14日(日)
第43回長野県アンサンブルコンテスト中信大会 中学校の部
フルート五重奏 金賞
「小さな親切」運動長野県本部などが主催する作文コンクールの入賞作品が決まり、2年生の中島麟香さんが長野県知事賞に選ばれました。「ことばが出なくても」という題名で、地域の活動を通じて友達になったお兄さんと一緒に電車通学をしていたことを紹介し、会話が少なくても中島さんの通学を見守り、サポートしてくれていたお兄さんのやさしさについて綴っています。
なお、この作文は全国大会(小学生の部)でも入選しています。
ことばが出なくても
才教学園小学校 二年 中島 麟香
わたしは、小学校一年生の時から、一人で電車をのりかえながら学校にかよっています。初めて電車にのった時は、のりかえ方がよく分からず、ドキドキしていました。
ある日の夕がた、とよはし行の電車にのりかえようとすると、駅のホームで、○○君に出会いました。○○君は、○○ようご学校にかよっていてダウンしょうと言うびょう気なのだそうです。わたしがすんでいる岡谷市には、ともだちプラネットと言うかつどうがあり、そこはしょうがいがある子どもと、しょうがいのない子どもがいっしょに工作をしたり、えん足に出かけたりする場しょです。わたしは、休みの日になると、いつもお兄ちゃんにつきそって、その場しょに行き、そこで○○君と友だちになりました。○○君は、ダウンしょうなのでほとんどしゃべることができません。でも○○君はそれからまい日、わたしが電車をのりまちがえたり、電車をおりそこねることがないように、いつも駅のホームでわたしをまってくれていて、いっしょに電車にのり、おりるときは電車のドアボタンをおしてくれたりしました。わたしと○○君は、電車をおりてからは、いつも駅のホームのかいだんを二人できょうそうしながらかけおりてあそびました。
二年生になってじゅぎょうの時間が長くなってしまったため電車にのる時間がかわり、今はもう○○君に会うことはなくなってしまいましたが、今ふりかえって見ると、一人で電車をのりかえるよりは、そこに○○君がいてくれただけで、わたしは一日の疲れも一気にふっとびとても楽しかったです。学年がかわって電車にのる時間がかわってしまったことを、わたしは○○君につたえることができませんでした。○○君も高校生になったので、ともだちプラネットのかつどうにほとんどこなくなってしまいました。
雨がふると、わたしは駅のホームでまっていてくれた○○君を思い出します。○○君はきっと学年がかわってわたしがのる電車がかわったことをしらずに、きっとあの場しょでしばらくまっていたにちがいない。ことばが話せなくても、わたしは○○君と会えていっしょに電車でつう学できたことがとてもうれしかったし、○○君はとてもしんせつなお兄さんであると思います。高校を出たら○○君はどこかではたらくのだと思いますが、わたしは、○○君にこれからもまわりのみんなにやさしい大人になってほしいと思います。わたしも、○○君のことをわすれません。わたしもまわりのみんなにやさしい大人になりたいです。
※作文の掲載にあたり、表記を一部変更しております。