小・中学生を対象に問題の作成や解決を通じて算数・数学への興味を持ってもらおうと開催されたコンテスト「S1グランプリ」の思考力チャレンジ部門で、小学生のチームが最優秀賞、優秀賞を受賞しました。(最優秀賞1校、優秀賞2校、優良賞2校選出)
「S1グランプリ」は、県教育委員会の主催で12月12日(土)に県総合教育センター(塩尻市)で行われました。コンテストは、思考力・判断力・表現力などが試される「思考力チャレンジ部門」、算数・数学の知識や技能を使いプレゼンテーションを行う「プレゼンテーション部門」、長野県にゆかりのある人物・建造物などを素材にして問題を作る「問題作成部門」があります。思考力チャレンジ部門は、個人戦と3人1組のチーム戦で獲得した得点の合計で競われます。当日は25チームが参加し、会場は大変活気のある雰囲気でした。
本校から参加した児童生徒は、全員が数才クラスに所属しています。週2回、放課後の時間を使い、難解な文章問題や図形問題にたくさん挑戦しています。数才クラスを担当する先生は、「子どもたちの柔軟な発想にいつも驚かされます。正解へたどりつくまであきらめることはほとんどなく、こちらが用意していた以上の解法を次々と見つけ出す。そうした才能にハッとさせられることや、成長を目の当たりにできることが醍醐味です。」と話していました。
優勝チームのメンバーである五十嵐稜くん(小6)は「コンテストの問題は解きがいがあって楽しかった。普段の数才クラスでは大学入試のレベルの問題もやっていて、先生が指導してくれることや自分たちで教え合ったりしていることがしっかり力になっていると思う。次回もぜひ参加したい。」と、感想を話してくれました。
S1グランプリの結果は次のとおりです。
【思考力チャレンジ部門】
最優秀賞 才教小Bチーム 五十嵐稜くん(小6)城谷一成くん(小6)花岡美咲さん(小5)
優秀賞 才教小Aチーム 茅野泰喜くん(小6)三好陸夫くん(小6)田邉凌くん(小6)
才教小Cチーム 横水アイさん(小5)福田岳大くん(小5)大塚琉翔くん(小5)
この秋の英語検定(実用英語技能検定/日本英語検定協会が主催)で、小学1年生の神農凌くんが、2級に初挑戦で合格しました。2級取得は高校卒業程度の英語力が必要とされていて、筆記とリスニング(合わせて100分ほど)の一次試験と、面接官と会話形式で行う二次試験があります。
神農くんは、英語の本を音読したり、朗読CDを聴いたりして、普段から英語に親しんでいるそうです。お父さんの「難しいことにチャレンジしてみる気持ちが大切」という言葉に一念発起し、英検2級を受検することに。今まで読んでいた物語とは違うカテゴリが試験にあるため、英語のニュースや新聞を読んで対策をしました。なかでも「科学技術についての話題が面白いと思った。」とのこと。
学校では、「EE(※)の時間は、いつも積極的に活動に取り組んでいます。ネイティブの先生が教室に来る日は、会話が弾んでとても楽しそうです。」と担任の先生。お母さんも、「検定の級に1つずつ合格するたび、次の目標を決めて努力するようになってきた。なんでもできる、という気持ちで大きく羽ばたく人に育ってほしい。」と話していました。
神農くんは、「英語もほかの科目ももっとたくさん勉強して、人の役に立つ発明ができる科学者になりたい。」と、将来の目標を話してくれました。
※EE=Everyday English…小学1年から4年までが毎日25分間行う英語の授業。本校では、楽しみながらヒアリングと発音の力をつけていくカリキュラムを導入しています。
「トービン先生と話すのが楽しいです。」
このときの話題は、新作が公開したばかりの「STAR WARS」
日本新聞協会が主催する「第6回いっしょに読もう!新聞コンクール」において、4年生の河西俊太朗くんが優秀賞を受賞しました。
このコンクールは、家族や友だちと新聞記事を読んで感じたこと・思ったことを感想文にして応募するもので、周りの人の意見も参考にしながら、子どもたちの考える力や表現する力を伸ばす機会にもなっています。
河西くんは、今年8月28日付の信濃毎日新聞に掲載された2つの記事に注目しました。記事はともに、2027年の開業を目指すリニア中央新幹線に関するものでした。一つは「リニア初の工事契約」という見出しで、山梨・静岡・長野の3県を通るトンネル工事が山梨県側で始まったことが書かれていました。もう一つは「リニア工事禁止求め 大鹿の住民団体仮処分申し立て」という記事で、トンネル建設による残土の処理(置き場)や工事車両の往来による環境悪化を考え、工事をやめるよう求める大鹿村のみなさんについてのものでした。
「いろいろな意見を持つ人がいるし、物事を広くとらえれば、良い面も悪い面も見えてくる。」というお父さんの意見も聞き、「リニア新幹線には、生活を豊かで便利にするために必要とされていることと、工事によるいろいろな悪影響が心配されていると分かった。」という河西くん。「リニア計画のこれからを、中立の立場で多くの人に広く知らせてほしい。」と、新聞などのメディアの役割についても感想をまとめました。
★入賞作、関連記事はNIEのページで見ることができます。
学校朝礼で行った表彰のようす
12月18日から26日までの日程で台湾の嘉義市にて行われる「第18回諸羅山盃国際軟式野球大会」に、小学6年生の茅野泰喜くんが日本代表30人のうちのひとりとして推薦・召集されました。この大会は出場チームが100を超える大きな国際大会で、日本チームは過去に準優勝した経緯もあります(2011年大会)。日本、台湾のほか、オーストラリアやシンガポール、マレーシアなどが出場し、予選リーグ・決勝トーナメント以外での親善試合もあり、各国の選手との国際交流の場にもなっています。
茅野くんは、国内で今年行われた測定会、全国大会において活躍が認められ、今回の日本代表に選出されました。いとこの影響を受けて野球を始めたといい、「希望はキャッチャ―ですが、どのポジションになっても真剣に取組む」覚悟なのだそう。
試合に向けての抱負をたずねると、「日の丸がついたユニフォームを着ることができてうれしい。台湾ではひとつひとつの試合で全力を尽くし、チームの優勝を目指していいプレーで貢献したいです。」と笑顔で話ししてくれました。
第8回私の「ふる里自慢」絵画コンクール(主催:綿半グループ)の入賞者および作品(一部)を紹介します。
◆小学校低学年の部
【最優秀賞】 3年 赤間 幹太くん 「信州味噌藏」
◆小学校高学年の部
【最優秀賞】 6年 中村 泰大くん 「精密工場のプレスマシン」
【努力賞】 5年 梨本 紗菜さん 「丘の上から見た諏訪湖」
4年 木村 優心くん 「国宝 松本城」
4年 中村 美香子さん「いずみ湖のさんぽ道」
◆中学校の部
【優秀賞】 1年 荒木 笑加さん 「松本城の白鳥」
◆特別賞
【信越放送賞】 中学2年 中村 耕士くん「霧ヶ峰の秘密基地」
最優秀賞(小学皇帝学年の部) 赤間幹太くん 「信州味噌蔵」
最優秀賞(小学校高学年の部) 中村泰大くん 「精密工場のプレスマシン」
第11回メリット「みんなの夢」こども絵画コンクール(主催:花王株式会社)の入賞者および作品を紹介します。
【優秀賞】 小学6年 五十嵐 稜くん 「宇宙旅行」
10月3日と4日、第30回長野県ピアノコンクールがまつもと市民芸術館で行われ、山崎航大くん(小学6年生)が小学校5・6年生の部で入選、優秀賞を受賞しました。
山崎くんは、7月の予選に向けて今年3月の終わりごろから準備を始めました。日程が近くなると1日の練習時間を3時間程に増やしていったそうです。グリーグ作曲「春に寄す」はメロディーのきれいな響きを大切にし、もう一曲の「ハリング(ノルウェー舞曲)」では楽しい雰囲気を出せるように、それぞれ気持ちを込めて本番の演奏に臨みました。
「演奏中は緊張したけれど、とにかく先のことを意識して弾いていました。弾き終わった後は達成感があり、ミスはあったけれど全体的な表現はよくできたと思いました。結果発表を聞いて、“本当に?“とびっくりしました。日頃の練習の成果を出せたことが嬉しいし、表現やテクニックをていねいに教えてくれた先生にも感謝しています。」と、コンクールを振り返りました。
31日に行われるさいきょう祭では、6年生の演目であるミュージカルの伴奏を務める山崎くん。「全員で作るミュージカルがいい作品になるように、僕は伴奏を頑張りたい。」と、張り切って練習に取り組んでいます。
女子テニス部が健闘、北信越大会出場を決める
9月19日に行われた第4回全国選抜中学校テニス大会(松本市、信州スカイパークテニスコート)において、女子テニス部が団体で準優勝の成果を収めました。どの試合も決して楽なものではありませんでしたが、一人ひとりが役割をしっかりと果たし、全員で掴み取った勝利でした。
試合後のほっとした笑顔がとても印象的でした。
現在の部員は9名。中学2年生を中心に、自分たちで日々のトレーニングメニューを考え、連携を大切にし、お互いのプレーのいいところや注意すべきところを教え合って、信頼を高めながら練習に励んでいます。試合のときの応援も、学年の区別なく一致団結して戦っています。
今回の結果を受けて、女子テニス部は11月7日(土)に富山市岩瀬スポーツ公園で行われる同大会北信越予選大会の出場が決定しました。強豪チームが揃う中、ここで上位2校に入れば全国大会への切符を手にすることになります。
みなさんの更なる健闘と躍進をお祈りします!
中学3年の御子柴彩菜さんが、9月19日(土)に行われた第29回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会の弦楽器部門・中学生の部にヴァイオリンで出場し、ヴィターリ作曲の「シャコンヌ」を演奏し、見事入選を果たしました。
「毎日の練習は欠かさず行いました。コンクールでは、演奏前は緊張しなかったけれど、本番中になぜか頭が真っ白になってしまいました。練習の時のように弾けず悔しい思いもあるけれど、結果を残すことができてよかった。」と入選の喜びを話してくれました。
有名な先生に「あなたのことを応援したい!」と声をかけてもらいアドバイスをしていただいたことや、大きな舞台で自分を見つめ直せたことがとても貴重な経験となり、「音楽の道で最前線を行く人になりたい」という自分の夢に一歩近づいたと言えます。
御子柴さんは、これからもいろいろなジャンルにおいて、どんなことでもチャンスがあれば挑戦したいと意欲的で、12月に行われる入賞者披露演奏会では「200%の力を出して気持ちよく演奏したい。」と笑顔で話していました。
入賞者披露演奏会は、12月26日(土)・27日(日)に東京・サントリーホールで開催されます。