3月10日(月)、長野県が進めている高校再編計画の一端として、本校8年生に対する意見聴取の場が設けられました。
当日は県教委高校再編室の担当者4名がファシリテーターとなり、全体を4グループに分けてディスカッションを行いました。8年生は、自分たちの進路にも直結する大切な話だと、和やかな雰囲気でも真剣に取り組んでいました。
社会の変化に即して高校改革が必要であるということを主軸に、ICT活用を含め学び方が多様化していること、通信制高校を選択する生徒が増えていることなどをふまえ、「再編に関する基準は現行のままでいいのか」がテーマでした。
高校の規模に応じたメリットとデメリット、高校所在地が都市部なのか中山間地なのか、少子化が加速する中での学校規模や複数校の統合の可能性など難しい内容ではありましたが、8年生はワークシートに自分の意見を書き連ねていました。
授業の最後には、ファシリテーターとまとめた意見をグループの代表生徒が発表。
主事の井出先生からは「現役の生徒のみなさんから直接意見を聞く重要な機会を本当にありがとうございました。1年後に高校を受験するみなさんの選択に役立てたのなら嬉しく思います。1年後の高校受験を、ぜひ頑張って」との言葉をいただきました。
【生徒のワークシートより】
○大規模高校について ※
・行事の規模が大きく、部活動も充実している
・多くの人と関われてよいが、一方で広く浅い関係になりそう
・何かと準備が大変そう
○小規模高校について ※
・教員数が少なくても運営でき、生徒に目が届きやすそう
・都市部に住んでいない人も通いやすい
・大勢での生活に弱くなりそう
○高校選びで優先することは何か
・自宅からの距離や通学時間
・学校方針、偏差値、学校設備
・自分のやりたいことが実現できるかどうか
※大規模高校は1学年6クラス、小規模高校は1学年3クラスの設定