2月22日(土)、日々の授業とは異なるアプローチから数学を学ぶ特別授業が行われました。math channel代表で本校STEAMアドバイザーの横山明日希先生にご指導いただき、オンライングラフ計算機「Desmos」を使って、8年生が数式でアート作品づくりに挑戦しました。
まずは横山先生に倣って「棒人間」をつくりました。その後は、線分を区切ったり、好みの長さになるように範囲を調整したりしながら、個性的な作品を生み出していく8年生。モチーフは、漢字での氏名、人気スポーツゲームのアトラクションの一場面、有名キャラクターなど多岐に渡りました。
友達同士で「こうするといいよ」と教え合ったり、描きたいものを座標平面にあらわすために必要な式について横山先生にアドバイスを求めたりしていました。
授業が終わっても、「もっと作り込んで自分なりの完成を目指したい」と、色指定や微調整に奮闘する生徒もいました。
「数学は少し苦手だけれど、こうしてアートにできる楽しさがあるとわかった」
「知っている関数で係数を変えたり、スライダーでアニメーション機能を使ったりして、いろいろなことができて楽しかった」
「(横山先生が言っていた)″偶然から生まれる美しさや楽しさ″を、Desmosで体験できた」
「(描画された式が)イメージと違っても、何度でもやりなおせてよかった」
・・・と、このように感想を述べていた8年生。
横山先生、楽しい授業をありがとうございました。
◆◇ 横山先生より(授業を終えて)◇◆
学ぶ姿勢、先を見通す力、協働力がすばらしい学年だと感じました。偶然から生まれた式などもうまく生かし、試行錯誤の末にみんなすばらしい作品を提出してくれました。
まだ習っていないことがあっても、「できること」から何かをかたちづくっていくプロセスを楽しんでいた、そうした姿を見ることができて私もとても嬉しく思います。