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ニュース&トピックス

薬物乱用防止教室 「じぶんごと」として考える

 12月3日(火)、5年生と7年生を対象に「薬物乱用防止教室」を行いました。薬剤師の髙田弘子先生が、医薬品の正しい使い方、間違った使い方などについて丁寧に説明してくださいました。
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 酒やタバコ、違法薬物といったものが体内に入ると、脳が委縮したり(一度傷んだ脳は元に戻らない)、「それがないといられない・やめたくてもやめられない」依存症になったりします。髙田先生は、アルコール依存症を経験した方と話したことがあり、その方は「お酒の誘惑はとても身近で、毎日が禁酒との戦い」と言っていたそうです。

 また、若年層を中心に増えている「オーバードーズ(OD)」についても話がありました。手に入りやすい市販薬などを、決められた量を超えてたくさん服用するのがOD。異常行動や死亡事例もある深刻な問題です。一時的に辛い気持ちを紛らわしたいとか、SNS上の情報を目にしたなどを理由に気軽に摂取してしまう10代も多い、とうことです。
 SNSの問題については先日メディアリテラシー講話でも触れたところですが、同じ年代の子たちがそうした現状にいることを、生徒たちが自分事として考える機会になったのではないかと思います。

・薬は、正しく使ってこそ"薬"
・心身が辛いときに頼るべきは周囲の人たち。薬やSNSではない
・食事・睡眠・運動で体を健康に、自然治癒力を高めよう
・自分を大切にして、小さくても目標をもって前向きな生活を

 髙田先生には、薬物の危険性と、自分の心と体を守る方法を教えていただきました。ありがとうございました。

カプセルや錠剤は、成分や効果を考えての形状

濡らした指に簡単につくカプセル。服用時はのどに貼りつかないよう多めの水や白湯が◎