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ニュース&トピックス

4年生 松本クリーンセンター見学

投稿日:2024.10.01

お知らせ 小学校 第Ⅰ期

 社会科でごみのゆくえを学んできた4年生が9月25日(水)、松本クリーンセンター(松本市島内)を見学しました。
 毎日約370台のゴミ収集車が到着するプラットホームを見下ろす場所に案内された4年生。事業系の収集車には「魔女」のイラスト、家庭系はリボンで「М」を模したマークが施されています。
プラットホーム - コピー.JPG
 いずれにしても、持ちこまれたごみはピット内で撹拌され焼却炉に投入されますが、クレーン撹拌によってほぐされたごみは安定して燃やせるというお話でした。この工程を目のあたりにした子どもたちは、「いっぱい持ち上げられていてすごい!」「いろいろなごみがあるね」と、迫力に驚嘆していました。
ごみクレーン - コピー.JPG

 次に潜入したのはクレーン操作室。操作に支障がないよう、部屋はブラインドや遮光窓で太陽光が入らないようになっていることや、作業の様子を見渡せるようにピット側の面は足下まで透明なガラス仕様にしているなどの工夫があることが分かりました。


 さて、ごみを燃やすときに出る熱。これは電気となりセンターの運転や併設の温水プール施設「ラーラ松本」で活用されています。その発電量は1時間に一般家庭2000件分相当! これだけの力を産み出すセンターを安全に稼働させるため、中央制御室では24時間体制でシステムを管理しているそうです。
 それから、製紙機「ペーパーラボ」の前では、ドライファイバーテクノロジーについて説明がありました。古紙や木材などの廃棄物から新たな価値を生み出す技術で、サステナブルな取り組みの実例にふれることができました。
ペパーラボ - コピー.JPG


 質疑応答では、子どもたちが「ごみは何月が一番多いのか?」「長野県はなぜごみが少ないのか?」などと質問。担当の方から解答を聞いて、みんな「へー、そうなんだ!」と、一驚、納得の表情でした。
 事前学習を重ねてきた4年生は、実際の見学で、粗大ごみとして捨てられていた素敵な家具や金属類など「燃えるごみ」にしてはいけない物も見てきました。ものを大切にすること、ごみはきちんと分別することなど、ごみ減量化の意識を醸成し実生活で生かせるよう、これからも子どもたちに指導していきます。
 松本クリーンセンターのみなさん、ありがとうございました。



ちなみに、文中の子どもたちの疑問に対する答えは・・・
A. ごみが多いのは8月。帰省や観光で長野県を訪れる人が多くなるため、ごみも増える。
A. 長野県のごみが少ないのは、県民性=適正な分別や資源化に対する理解と意識が高いから。
・・・だそうです。
みなさんはわかりましたか?

クレーン操作室から見る攪拌作業