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ニュース&トピックス

1学期終業式

 7月19日(金)は1学期終業式でした。この日は全校を挙げて念入りに大掃除をした後、配信形式で終業式を行いました。


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 直後のホームルームでは、担任が校長講話の振り返りや、休み中の過ごし方について改めて言及。初めて通知票を手にした1年生は、中を見たくて少しそわそわ・・・。先生から、今学期のがんばりを称える賞状なども笑顔で受け取り、約1か月の夏休みに入りました。


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【終業式・校長講話】
  1年生は初めての夏休みにわくわくドキドキでしょうか。9年生はいよいよ勝負の夏休み。自分史上最高に自身を見つめ、勉強に取り組む夏になることを願います。
 1学期始業式で伝えたこと―「自分に厳しく、他人に優しく」を徹底しよう―は実践できたでしょうか。学年や立場が違えば計画も様々ですが、生活習慣を崩さず、感染症や熱中症などにならないよう努めましょう。
 この夏の私の楽しみは、パリオリンピック。3年前の東京大会で日本人選手団のメダルラッシュに沸いたように、今回も多くの選手の活躍に期待しています。
 そのオリンピックのマークを考案し、「近代オリンピックの父」と呼ばれるクーベルタンという人がいます。彼が、少しずつ重なるあの五つの輪に込めた思いは何か。それは、スポーツの祭典を通じて人々が集まり、人種や文化の壁を超えた理解をもってつながり合い、平和に貢献しようというオリンピックの理想です。また、五輪と下地に使われている6色で世界のほとんど国旗が描けるのだということも、クーベルタン自身が話しています。
 また、オリンピックにまつわる発言で、「重要なのは、勝つことではなく参加すること」というものがあります。クーベルタンはここに、ふたつのメッセージを込めたそうです。ひとつは、参加者に対して「五輪の理想を決して忘れるな」という思い。もうひとつは、すべての人に向かって「人生で大切なことは、成功はなく努力し続けることである」ということ。
 世界中で様々な問題が起きている今、本来の目的と理想を胸に参加する選手がどんな努力をして、どんな苦難を乗り越えてあの場に立つのか。そういったことを知り、想像することは、みなさんがいろいろなことを学ぶ機会であり、オリンピックの見方を変えるかもしれません。競技に向かう選手の真摯な姿、ひたむきさから、人が人を感動させることができる姿というのはどういうものか―それを、みなさんに感じ取ってほしいです。
 夏休みならではの経験を積んで、2学期始業式の日に元気な姿で戻ってきてください。成長したみなさんの姿を楽しみに待っています。