4月12日(金)の1時間目は、火災を想定した避難訓練でした。芳川消防署から3名の隊員のみなさんが来校され、教職員の誘導や生徒が避難する様子を見ていただきました。
理科室から出火したとの報せに、近くにいた先生たちが消火器を持ち寄って初期消火を試みました。もちろん実際に消火剤を噴射したわけではなく、自教室にいた生徒たちからは見えない場所でのことでしたが、理科室周辺は緊迫した状況でした
全員校庭に避難するようにとの放送が流れると、生徒たちはハンカチやタオルで口や鼻を覆い、身を低くして足早に移動。階段などやや狭いところを通過するときは、時折順番を譲り合いながらもできるだけ早く外へ...と逸る気持ちを隠せない様子でした。
避難完了後は、水消火器で初期消火のデモンストレーションを行いました。隊員の方に指導を受けながら、先生も生徒も真剣に消火器を扱いました。
年度内には複数回、「命を守るため」の訓練の機会があります。いざという時に誤った行動をとらないよう、真摯に取り組みたいと思います。
【講評:消防隊員の方から】
火災発生時、階段を含め建物内では煙で視野が無くなり、においも分からなくなりがち。口元にハンカチなどをあてていると片手でしかあたりを探れないこともあるし、行く先が柱や曲がるところで見えにくいと、他の人とぶつかってしまう。他にも、非常時には防火扉が閉まるなどして「普段はそこにないもの」が現れることもあるので、十分に気を付けて。また、放送がよく聞こえない、聞きづらいといったときは、階段に行ってみるとよく聞こえるはず。特に先生方に、伝達の際に意識してもらえたらと思う。