11月16日(木)、道の駅「今井恵みの里」で6年生がリンゴの収穫体験を行いました。
道の駅に併設されたリンゴ畑では、晩成種の「サンふじ」が赤く色づいていました。担当者の方から、このリンゴは近くの小学校の生徒のみなさんが摘心をしたりして育ててきたものであるというお話を聞きました。今年は夏の異常高温や霜などによる被害も重なり、贈答用となる見た目のいい果実は少ないのだそうです。
厳しい自然条件の中での管理、手入れは大変だったと思いますが、丁寧に育てられた実を、6年生は「どれにしようかな・・・」とじっくり見定め、1人1個ずつ収穫しました。このような機会をいただき、とてもありがたく思います。
畑をあとにした生徒たちは、加工場へ向かいました。ここでは、何よりも地域の農家の人たちの「もったいない」の声を活かした商品開発を行っているそうです。主な商品はジュースやジャム、ゼリーや乾燥チップ。最近は、急速冷凍技術を利用してピューレなども作っているとのこと。そして、加工品の中でも大人気のアップルパイは、製造途中のものを見せていただきました。
リンゴ収穫体験を含むこの活動は、災害等について学んでいる6年生のSTEAM授業の一環として行われました。県の特産品のひとつであるリンゴを例にとり、贈答用にならない規格の物であっても簡単に廃棄するのではなく、「保存食」として有効活用できる道があることへの理解が深まりました。
「今井恵みの里」のみなさん、ありがとうございました。
【生徒の感想】
・収穫した大きなりんごを、家族みんなでおいしく食べることができた。食品ロスの観点からも、食べ物を保存食として有効活用していける方法を見つけてみたい。
・りんごは、芯に近い部分が黄色い方が甘くておいしいそうです。加工用のいろいろなレシピがあるので、私はいつか甘酸っぱいジャムを作りたいです。
・工場では、りんごのいたんだ部分を除いてたくさんの加工食品を作っていた。むだがなくすごいと思った。
リンゴがたわわに実る畑で説明を聞く6年生
農産物は、生食以外にも一定期間の保存がきく方法がたくさん