投稿日:2023.08.05
8月3日から5日まで、夏期教職員研修を行いました。小松校長による基調講話、1学期の振り返り、本校で実践しているSTEAM教育、21世紀型スキルの育成に向けた実践内容報告など、内容は多岐に渡ります。教壇に立つ先生たちも、学びを深め、スキルアップを図る毎日です。
外部講師をお迎えしての時間もあり、4日午後には芳川消防署のご協力のもと、4年ぶりに救急救命講習を実施。心肺蘇生やAEDの使用方法などを教えていただきました。事故やケガの無いことが何よりですが、万が一のときに学校での安全を担保するために実りある講習でした。
また、校長の念願叶い、今年6月に行った特別教育講演会の講師である青砥瑞人先生が再度来校されました。研究者の知見から脳科学分野の専門的なお話を大変わかりやすく講演いただき、「苦悩や葛藤は、自身を成長させ自己肯定感を育むためのファクターになる」といった内容があり、校長は「青砥先生の話を興味深そうに聞いていた先生方の姿が印象的。いただいたたくさんのヒントと先生方のこれまでの実績を併せ、2学期に向かってほしい」と3日間の研修を締めくくりました。
今回の研修で行った講義や演習をベースに、課題を捉える意識や課題への対応力を高め、これからの教育活動をより充実したものにしていきたいと考えています。
◇◆◇ 救急救命講習の感想 ◇◆◇
定期的な受講から思うのは、「耳で聞くことと、実際に触れて声に出してやってみることの差は大きい」ということ。頭ではわかっていても、いざというときにはパニックになり、スムーズな処置ができません。また、AED設置場所を把握していても使い方に不安があったりするため、こうした講習を受けていることと受けていないことの差は大きいです。
救護が必要な人、倒れた人がいたとして、自分一人しかいないときに何ができるか、119番通報の手段やAEDがすぐそばにあるか、一緒に対応してくれる人が周りにいるかなど、状況は様々。それでも助かる・助けられる命ならば、見過ごすことなく、できる限りのことをして助けるのだという思いを一人ひとりが持てたらすばらしいです。傷病者の命を救い、元の生活を送れるようにするための「救命の連鎖」の中で自分たちができることを、日頃から積極的に学ぶことが大事だと思いました。
(養護教諭)
学校長による基調講話(8月3日)
AED訓練用の人形を使った救急救命講習(8月4日)
青砥先生による講演(8月5日)