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「ネットの危険知り、ルール守って使用を」 スクールサポーターによる出張講座(3・4年)

 学習ツールとしてすっかり使い慣れているタブレット端末や家族が持っているスマートフォン。とても便利なものですが、そこからネットの世界に入ることは実に簡単です。けれど、その一方で、このような状況だからこそ気をつけたいこと、ネット上にどのような危険があるかということを知るための特別講座が、6月15日(木)に行われました。
 ネット依存はれっきとした病気であること。使い方を誤れば、睡眠不足や栄養不良など子どもの成長に悪い影響を与えること。大人になって起こした犯罪とはいえ、それを詳しく調べていくと、子どもの頃にやっていたネットゲームに影響を受けていた、など・・・。
 生徒からは時々、「怖い」「自分がそうなったらいやだ」といったつぶやきが聞こえました。


 講師の吉田さんは、『ネットや端末を使ってはいけない』ということではなく、まずはネットに多くの危険が潜んでいると認識することが大切だと話し、「そのうえで、ネットゲーム等の年齢制限を確認したり使用時間やルールをしっかり守ったりして、正しく利用することが自分の身を守る」と教えてくださいました。
「みなさんの柔らかい脳には、毎日様々な情報が刻まれている。ネットからの良くない影響も、柔らかい脳には刻まれる。それらをなかったことにはできないし、もしかしたら、危険な情報がいつかどこかで誰かの命を奪うような事件を起こすきっかけになってしまうかも。私達警察は、みなさんにトラブルに巻き込まれてほしくない。今日の話を、お父さんやお母さんにみなさんから伝えて」と話していました。


 講座は3・4年生対象でしたが、学年・年齢関係なく、改めてご家庭でもネット環境や使い方についてお子さんと話し、ご指導いただけたらと思います。


・就寝の1時間前には、タブレット等の使用を切り上げる
・家族に嘘をついて使ったり、大人の目が届かないところで使ったりしない
・フィルタリング設定の重要性
・心配なこと、困ったことは、早く大人(親、学校の先生、警察)に相談する など
(以上、吉田さんのお話から)



●生徒の感想
・ネットの怖さについては今までにも話を聞いたが、今日はもっと深く考えさせられた。ネット上の知り合いは友達ではないと教えてもらったので、もし色々聞かれても自分のことを詳しく伝えないようにしたい。家庭では、ネットを使うときやアプリを入れようかなと思うときには親に相談し、見て確認してもらってからやるようにしている。
・吉田さんと校長先生が話していたように、自分の大切な脳を傷つけることがあってはいけないと思った。大人になって困ったことにならないように、タブレットやインターネットの使い方について今から気をつけたい。

ネット依存、年齢制限のあるゲームの利用などについて注意を促すスクールサポーター・吉田さん

生徒も先生も真剣に話を聞いていました

脳への影響については校長先生からもお話がありました