元気に学校生活を送るかたわら、スノーボードに打ち込んでいる武田理暉くん(3年)が、2022-2023シーズンの活動について校長先生に報告を行いました。武田くんは、出場した全試合で表彰台に上る快挙を成し遂げ、JSBA公認競技会(12歳以下・ハーフパイプ)のランキングで1位に輝きました。
4月26日午後。報告会で賞状やトロフィーを見ながら、どの大会が一番印象に残っているかを巣山教頭から問われた武田くんの答えは、「全日本!」とのこと。これは第41回全日本スノーボード選手権大会のことで、小学生以下の選手が出場するハーフパイプ競技において、中部地区を含む最初の地区予選で3位、続く東北・関東地区予選では年上の選手を抑えて優勝。3月8日に新潟県で行われた決勝大会でも堂々3位に入りました。
同席されたお母さんからは、「早い春の訪れで気温が高く、コースのコンディションが非常に悪い中、どの選手も着地が決まらないなど苦しんだようです。その中でいかに合わせていけるか、また小学2年生(出場当時)ということで体形やボードサイズも決して有利なものではなかったのですが、結果を残すことができて嬉しく思います」とのお話がありました。
小松校長は、「大きな事を成すために、体と技に磨きをかけつつ、緊張を押しのける強い心を育ててほしい。才教生として、学業にも取り組み、ぜひ世界に羽ばたく姿を見せてください」と激励しました。
2歳ごろからはスノーボードに親しんでいたという武田くん。「高校生以下の広い出場枠でも準優勝できた大会があって嬉しかった。オフ期のトレーニングにもしっかり取り組んで、次のシーズンに向かいたい」と、意欲満々です。
武田くんのこれからの活躍に期待しています!
2022-2023シーズン 武田くんの成績(主なもの)
●JSBA第41回全日本スノーボード選手権大会
3位 ハーフパイプ U12男子
●Burton Mystery Series
準優勝 バンクドスラローム 小学生の部
●SAJ公認SAN・NSA主催ビューティスキンクリニックカップ2023
優勝(第1戦および第2戦) ハーフパイプ1・2年生の部
★スノーボード専門誌「FREERUN」(フリーラン)のウェブマガジンでは、武田くんを含む若いボーダーのみなさんの様子が紹介されています。ぜひご覧ください。
連載企画『We Are The Future.』~日本とアメリカをつなぐ子供たち〜
第1章 From Japan. 日本の選手が強くなったワケと子供たちの練習環境
第3章 From Japan. 日本の雪山、ニセコ(前編)
第3章 From Japan. 日本の雪山、ニセコ(後編)
第4章 From Japan. 日本のパーク環境、白馬47
シーズンを振り返り感想を話す武田くん(4/26学校にて)
すばらしい記録の数々を象徴する賞状が並びました。武田くん、おめでとう
既に立派なアスリートです!(写真2点はご家族提供)