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ニュース&トピックス

メディアリテラシー講話

投稿日:2022.11.26

お知らせ 中学校 第Ⅱ期 第Ⅲ期

 11月25日(金)、7~9年生を対象にしたメディアリテラシー講話がありました。
 本校では昨年度よりiPadを生徒がひとり1台持つようになってから、このようなインターネットの使い方やモラルに対する外部講師を招いての授業を複数回行っています。今年度、7~9年生がこうしてお話を聞くのは、6月の警察署の方による情報モラル講座に続き2回目となります。
 今回は「子どもとメディア信州」の関島良治さんをお招きし、電子メディアとの上手な付き合い方について講演いただきました。
 「子どもとメディア信州」は、県内の教育関係者や医師らを中心に構成される団体で、ICT化が一気に進んだ現在の問題や課題を生徒や保護者に啓蒙するための活動、講演等を行っています。
 講話は、「自分の情報がネットで広がっていないか」「自分の発言が誰かを傷つけていないか」「気付かないうちに心身に影響が出ていないか」の3つの観点から、本校生徒に実施したアンケート結果も交えてお話が進められました。


 ネット上の情報は「デジタルタトゥー」とも称され、半永久的に削除できないということ。軽い気持ちで書き込んだことが、勘違いされたり自分の意図しない受け止め方をされたりして、他者の誤解を招いたり誰かを追い込んでしまう可能性があるということ。学習にも欠かすことの出来なくなった便利な電子メディアですが、それに依存しすぎて心身に深刻な影響を及ぼす場合もあること。
 正しい使い方ができるよう心掛けてほしいこととして、関島先生は、次のようにまとめて下さいました。


・自宅の玄関に貼れないような情報をネット上に投稿しない
・相手が嫌がるようなこと、自分がされて嫌なことはしない
・20-20-20ルールを守り、セルフコントロールができるように


 「20-20-20ルール」とは、アメリカの眼科医らが推奨し、今日、日本でも定着しつつある「電子機器で目を悪くしないための指針」であり、画面を20分見続けたら、20フィート(約6m)先を20秒間見て目の緊張を緩めようというもの。電子メディアとの距離は、スマートフォンなら30cm、パソコンでは40cm程度が適切だそうです。タブレットを操作するとき(ノートを取ったりするときもでしょうか)には、集中からかついつい前傾姿勢になり、画面との距離が近くなりがちなので、良い姿勢でいることも意識すべきことの一つかもしれません。


 最後に、「心配や不安なことは、人で悩まず、できるだけ早く近くの信頼できる大人に相談してほしい。デジタル社会を支えていく世代のみなさんは、"ネットに使われる"のではなく、"ネットをうまく使いこなす"すべを身につけて」と結びました。


 この日の講話は収録の許可をいただきました。在校生保護者のみなさんにも限定公開されますので、ぜひご覧ください。